(資料1) 1ページ タイトル 神奈川県障がい福祉計画の改定について 2ページ 第6期障がい福祉計画について 障害者総合支援法において、都道府県は、国の「障害福祉サービス等及び障害児通所支援等の円滑な実施を確保するための基本的な指針」(基本指針)に即して障害福祉計画を策定することとされている。 第6期計画は、令和2年5月19日付で改定された基本指針に基づいて策定する。 計画期間は、令和3年度から令和5年度まで 3ページ 第6期計画に規定する内容について 基本指針において、計画で定めなければならないとされている事項は、障害福祉サービス等の提供体制の確保に係る目標(成果目標)、各年度における障害福祉サービス等の必要量の見込み、地域生活支援事業の実施に関する事項、各年度の障害福者支援施設等の必要入所定員 定めるよう努めなければならないとされている事項は、障害福祉サービス等従事者の確保・資質向上のための措置、障害福祉サービス等の見込量確保のための方策、関係機関との連携に関する事項 盛り込むことが望ましいとされている事項は、障害福祉サービス等の見通し・計画的な基盤整備の方策、計画の点検・評価、基本理念等、計画期間、区域の設定 4ページ 主な成果目標と本県の状況 施設入所者の地域生活への移行 地域生活移行者数 第6期基本指針の目標は、令和元年度末施設入所者の6%以上が地域生活へ移行。ただし、第5期計画の未達成割合を上乗せすることとされている。 本県の状況は、平成28年度末施設入所者数のうち177人(3.61%)が移行(令和2年度末) 第5期計画の目標は、平成28年度末施設入所者数4899人のうち470人(10%)が移行 施設入所者数 第6期基本指針の目標は、令和元年度末施設入所者の1.6%以上削減。ただし、第5期計画の未達成割合を上乗せすることとされている。 本県の状況は、平成28年度末施設入所者から154人(3.14%)削減(令和2年度末) 第5期計画の目標は、平成28年度末施設入所者数から74人(1.5%)削減 5ページ 精神障がいにも対応した地域包括ケアシステムの構築 退院1年以内の平均地域生活日数(新規の目標) 第6期基本指針の目標は、316日以上 本県の状況は、322日(平成28年3月退院者) 第5期計画の目標は、なし 1年以上の長期入院患者数 第6期基本指針の目標は、5524人(暫定値) 本県の状況は、6417人(令和元年6月末時点) 第5期計画の目標は、5594人 退院率 第6期基本指針の目標は、3か月後69%以上、6か月後86%以上、1年後92%以上 本県の状況は、3か月後58%、6か月後82%、1年後90%(令和元年6月末時点) 第5期計画の目標は、3か月後69%、6か月後84%、1年後90% 6ページ 地域生活支援拠点等が有する機能の充実 第6期基本指針の目標は、各市町村又は圏域に少なくとも1つ以上確保しつつ、年1回以上運用状況の検証・検討を実施(運用状況の検証・検討の実施は新規の目標) 本県の状況は、地域生活支援拠点等設置市町村13市(令和2年度末)、運用状況の検証等実施市町村7市(令和2年度末) 第5期計画の目標は、各市町村に地域生活支援拠点等を整備 7ページ 福祉施設から一般就労への移行等 一般就労移行者数 第6期基本指針の目標は、令和元年度の1.27倍。ただし、第5期計画の未達成割合を上乗せすることとされている。 本県の状況は、平成28年度の1.21倍(令和元年度末時点) 第5期計画の目標は、平成28年度の1.6倍 就労定着支援利用者(新規の目標) 第6期基本指針の目標は、一般就労移行者の7割以上が利用 本県の状況は、現在調査中 第5期計画の目標は、なし 就労定着率 第6期基本指針の目標は、就労定着率8割以上の就労定着支援事業所7割以上 本県の状況は、現在調査中 第5期計画の目標は、なし 8ページ 障がい児支援の提供体制の整備等 第6期基本指針の目標は、児童発達支援センターを各市町村に1か所以上設置 本県の状況は、児童発達支援センター設置市町村22市町(令和2年度末時点) 第5期計画の目標は、なし 第6期基本指針の目標は、難聴児支援のための中核的機能を果たす体制の確保(新規の目標) 本県の状況は、未対応 第5期計画の目標は、なし 第6期基本指針の目標は、主に重症心身障害児を支援する児童発達支援事業所を各市町村に1か所以上確保 本県の状況は、主に重症心身障害児を支援する児童発達支援事業所設置市町村18市町(令和2年度末時点) 第5期計画の目標は、なし 9ページ 障がい児支援の提供体制の整備等 第6期基本指針の目標は、主に重症心身障害児を支援する放課後等デイサービス事業所を各市町村に1か所以上確保 本県の状況は、主に重症心身障害児を支援する放課後等デイサービス事業所設置市町村 22市町(令和2年度末) 第5期計画の目標は、なし 第6期基本指針の目標は、各圏域及び市町村に医療的ケア児支援のための協議の場の設置 本県の状況は、協議の場設置状況23市町(令和2年度末) 第5期計画の目標は、各圏域及び各市町村に協議の場を設置 第6期基本指針の目標は、各圏域及び市町村に医療的ケア児等に関するコーディネーターを配置(新規の目標) 本県の状況は、コーディネーター配置状況10市町(19人)(令和2年度末) 第5期計画の目標は、なし 10ページ 相談支援体制の充実強化等 第6期基本指針の目標は、各市町村又は圏域で相談支援体制の充実・強化に向けた体制を確保(新規の目標) 本県の状況は、基幹相談支援センター設置市町村24市町(令和2年度末時点) 第5期計画の目標は、なし 11ページ 障害福祉サービス等の質の向上の取組に係る体制の確保 第6期基本指針の目標は、障害福祉サービス等の質の向上の取組に係る体制の構築(新規の目標) 具体的な目標 障害福祉サービス等に係る各種研修の活用、障害者自立支援審査支払等システムによる審 査結果の共有、指導監査結果の関係市町村との共有 本県の状況は、 障害福祉サービス等に係る各種研修の活用は、実施済 障害者自立支援審査支払等システムによる審査結果の共有は、未実施 指導監査結果の関係市町村との共有は、一部実施 第5期計画の目標は、なし 12ページ 第6期計画の課題と対応の方向(イメージ) 第6期計画策定に当たっての主な課題は、「利用者目線の新しい障がい福祉のあり方」の反映、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた対応、最新動向の反映(例:医ケア児支援法など) 対応の方向(イメージ)は、計画の「基本的な視点」等に次の項目を追加・目標設定にも反映 (追加する項目の例) 利用者目線の新しい福祉の実践、意思決定支援の全県展開・地域生活を支える社会資源の充実等 災害や感染症まん延等にも対応した持続可能なサービスの提供 医療的ケア児支援のさらなる充実  13ページ 今後の議論のポイント 「利用者目線の新しい障がい福祉のあり方」など本県が独自に推進する施策をどのように計画に盛り込んでいくか、第5期計画の取組結果を踏まえ、第6期計画で設定する成果目標は適切か、成果目標を達成するためにどのような方策が必要かなど 14ページ 令和3年度の審議会開催予定 令和3年9月頃 第2回審議会開催 令和2年度取組実績の報告(第5期計画の総括)、第6期計画骨子案を報告 令和3年11月頃 第3回審議会開催 第6期計画素案を報告 令和4年2月頃 第4回審議会開催  第6期計画案を報告 以上