ページ47 かながわ障がい者計画 点検評価シート 4憲章の実現に向けた県民総ぐるみの取組み (2)教育や文化芸術・スポーツにおける取組み 基本的な考え方 ともに生きる社会の実現に向け、すべての子どもができるだけ同じ場でともに学び、ともに育つことで相互理解を深め、個性を尊重し支え合う力や協働する力を育む、インクルーシブ教育の推進を図るとともに、障がい者が、地域の一員として、生活を楽しめるよう、文化芸術活動やスポーツ等に触れる機会の提供、充実を図ります。 1 取組実績 <成果目標の達成状況> 把握すべき状況@ 多様な学び場のしくみづくり 成果目標 幼・小・中・高等学校等において、個別の指導計画の作成を必要とする児童等のうち、実際に個別の指導計画が作成されている学校の割合(%)※公立学校対象 年度、目標値、実績値、達成率の順に記載 H30、、95.5、 R1、95.0、-、- R2、96.7、、 R3、98.3、、 R4、100、、 R5、100、、 ※文科省の調査に基づくため、令和4年度実績は今後把握予定 成果目標 幼・小・中・高等学校等において、個別の教育支援計画の作成を必要とする児童等のうち、実際に個別の教育支援計画が作成されている学校の割合(%)※公立学校対象 年度、目標値、実績値、達成率の順に記載 H30、、77.7、 R1、89.9、-、- R2、93.3、、 R3、96.6、、 R4、100、、 R5、100、、 ※文科省の調査に基づくため、令和4年度実績は今後把握予定 主な取組による成果 ○個別教育計画に基づき、通学による教育が困難な児童・生徒の教育の機会均等を保障するため、担当教員等による家庭や施設等への訪問教育を実施した。 ○早期のうちに障がいに気づき、早い段階から適切な支援を受けることの促進を図るため、精神科医、眼科医による医療相談を実施した。 ・精神科医への相談【31件】 ・眼科医への相談【5件】 ・相談者数(延べ)【71名】 (成果目標の状況) ○ 小・中・高等学校等において、個別の指導計画等の作成を必要とする児童等のうち、実際に個別の指導計画が作成されている学校の割合と、個別の教育支援計画が作成されている学校の割合は、令和3年度の目標をそれぞれ98.3%、96.6%としているが、文部科学省の調査結果に基づく数値のため、実績は今後把握予定(時期未定)である。 ページ48 把握すべき状況A 特別支援教育に関する専門性の向上 成果目標 特別支援学校の教師の特別支援学校教諭免許状保有率(%) 年度、目標値、実績値、達成率の順に記載 H30、、70.7、 R1、89.2、79.5、89.1% R2、100、85.1、85.1% R3、100、86.5、86.5% R4、-、、 R5、-、、 主な取組による成果 ○特別支援学校等の教員で基礎免許状のみを有する者に対し、特別支援学校教諭普通免許状の取得に必要な免許法認定講習会を開催した。 ・講座開設数【12講座】 ・受講者数(延人数)【1,283名】 (成果目標の状況) ○ 特別支援学校の教師の特別支援学校教諭免許状保有率は、令和3年度の目標100.0%に対し、実績は86.5%で、達成率は86.5%となった。 把握すべき状況B 特別支援学校への音楽家の派遣 成果目標 音楽堂による特別支援学校へのアウトリーチ実施校数(校) 年度、目標値、実績値、達成率の順に記載 H30、、3、 R1、2、2、100% R2、2、1、50.0% R3、-、-、- R4、-、、 R5、-、、 主な取組による成果 令和2年度事業廃止 (成果目標の状況) ○ 令和2年度に本成果目標に関する事業が廃止されたが、県民ホール、神奈川芸術劇場、音楽堂の主催事業において、鑑賞サポート、多言語化による情報保障、及びユニバーサルデザイン化によるインクルーシブへの取組を行った。 把握すべき状況C 障がい者等の文化芸術活動の普及 成果目標 共生共創事業の公演等の参加者数(人) 年度、目標値、実績値、達成率の順に記載 H30、、2,532、 R1、5,000、6,947、138.9% R2、5,400、4,267、79.0% R3、5,700、4,764、83.5% R4、6,000、、 R5、6,000、、 主な取組による成果 ○共生共創事業として障がい者や高齢者が参加する舞台公演等を実施した。 【開催回数:48回、参加者数:4,764人、配信動画の再生回数:58,210回】 (成果目標の状況) ページ49 ○ 共生共創事業の公演等の参加者数は、令和3年度の目標5,700人に対し、実績は4,764人で、達成率は83.5%、最終目標(6,000人)に対する進捗率は、79.4%だった。 成果目標 神奈川県障害者文化・芸術祭の参加団体数(団体) 年度、目標値、実績値、達成率の順に記載 H30、、20、 R1、前年度以上、22、110.0% R2、前年度以上、15、68.1% R3、前年度以上、9、60.0% R4、前年度以上、、 R5、前年度以上、、 主な取組による成果 ○神奈川県障害者文化・芸術祭を2日間開催した。 ・参加者【70名】 ・出展作品数【121点】 (成果目標の状況) ○ 毎年度前年度以上の参加団体数を確保することが目標であるが、令和3年度は9団体と、前年度の15団体を下回り、令和3年度目標の達成率は、60.0%となった。 把握すべき状況D 障がい者スポーツを支える人材の養成等 成果目標 県内の障がい者スポーツの指導者数(人) 年度、目標値、実績値、達成率の順に記載 H27、、1,346、 R1、1,616、1,608、99.5% R2、1,726、1,584、91.7% R3、1,836、1,612、87.8% R4、、、 R5、、、 主な取組による成果 ○初級障がい者スポーツ指導員養成講習会を実施した。【1回、養成者数42名】 〇神奈川県障がい者スポーツ協会が実施するゆうあいピック大会開催等に対する補助を行った。 (成果目標の状況) ○ 県内の障がい者スポーツの指導者数は、令和3年度の目標1,836人に対し、実績は1,612人で、達成率は87.8%であった。 <その他の取組による成果> 教育の振興 〇 「インクルーシブ教育推進フォーラム」を海老名市で開催した。【参加者数150人】 ○ 県内特別支援学校等の知的障がいのある高等部等の生徒を対象に清掃技能検定を実施した。【年2回、396名の生徒が受検(受検校は29校) ○ 県立特別支援学校において、特別支援教育等に関する相談・情報提供、障がいのある幼児・児童・生徒への指導・支援等を実施した。【来校・電話相談2,583件、巡回相談1,685件】 ページ50 文化・芸術活動・スポーツ等の振興 ○ 県民ホール、神奈川芸術劇場、音楽堂の主催事業において、鑑賞サポート、多言語化による情報保障及びユニバーサルデザイン化によるインクルーシブへの取組を行った。 ○ 特別支援学校の施設等を活用して、新型コロナウィルスの影響より、11月から定期的にスポーツ教室等を開催した。(19回) 2 一次評価 <点検・評価の結果>遅れている (評価の理由) ○ 成果目標については、7項目のうち、実績値を把握できた5項目すべて、令和3年度の目標を達成できなかった。 ○ 本分野では、インクルーシブ教育の推進、障がい者が文化芸術活動やスポーツに触れる機会の提供、充実等に取り組むこととしている。 ○ インクルーシブ教育の推進について、成果目標としている「個別の指導計画が作成されている学校の割合」及び「個別の教育支援計画が作成されている学校の割合」は、評価時点で把握できていない。一方、「特別支援学校の教師の特別支援学校教諭免許状保有率」は、令和3年度の目標を達成できていない。 ○ 障がい者が文化芸術活動に触れる機会の提供等について、成果目標としている「音楽堂による特別支援学校へのアウトリーチ実施校数」は、令和2年度で事業が廃止となった。また、「共生共創事業の公演等の参加者数」及び「神奈川県障害者文化・芸術祭の参加団体数」は、令和3年度の目標を達成できていない。 ○ 障がい者がスポーツに触れる機会の提供等について、成果目標としている「県内の障がい者スポーツ指導者数」は、令和3年度の目標を達成せできていない ○ これらを総合的に判断し、令和3年度については、「遅れている」と評価した。 <今後の課題と対応> 文化・芸術活動・スポーツ等の振興 ○ 特別支援学校の施設等を活用して、定期的にスポーツ教室等を開催しているが、安定的な開催に必要な体制検証ができていないため、会場となる学校と必要な体制について協議を重ねる。 ○ 新型コロナウイルス感染症の影響により、文化芸術活動やスポーツに取り組むことが難しくなっている状況があるが、感染予防策の徹底や、オンラインの活用など代替手法を検討し、障がい者の文化芸術活動や、スポーツ等に触れる機会の充実に努める必要がある。 ページ51 3 最終評価 <最終評価> 遅れている (評価の理由) ○ 成果目標については、7項目のうち、実績値を把握できた5項目すべて、令和3年度の目標を達成できなかった。 ○ 本分野では、インクルーシブ教育の推進、障がい者が文化芸術活動やスポーツに触れる機会の提供、充実等に取り組むこととしている。 ○ インクルーシブ教育の推進について、成果目標としている「個別の指導計画が作成されている学校の割合」及び「個別の教育支援計画が作成されている学校の割合」は、評価時点で把握できていない。一方、「特別支援学校の教師の特別支援学校教諭免許状保有率」は、令和3年度の目標を達成できていない。 ○ 障がい者が文化芸術活動に触れる機会の提供等について、成果目標としている「音楽堂による特別支援学校へのアウトリーチ実施校数」は、令和2年度で事業が廃止となった。また、「共生共創事業の公演等の参加者数」及び「神奈川県障害者文化・芸術祭の参加団体数」は、令和3年度の目標を達成できていない。 ○ 障がい者がスポーツに触れる機会の提供等について、成果目標としている「県内の障がい者スポーツ指導者数」は、令和3年度の目標を達成できていない。 ○ これらを総合的に判断し、令和3年度については、「遅れている」と評価した ページ52 空白