資料2 (1ページ目) 発行 神奈川県福祉子どもみらい局福祉部障害福祉課 タイトル かながわ障がい者計画(2019年度〜2023年度)わかりやすい版(案) イラスト 様々な年齢層や盲導犬ベビーカーに乗っている幼児、車椅子に乗車している人を押している職員などが1列にならんで微笑んでいるもの 害の字についての説明 神奈川県では、「害」の字を法律などで決まっているものや、場所・団体の名前で漢字が使われているもの以外は「がい」とひらがなで表すようにしています。 この資料の墨字版では、漢字にルビを振り提供しています。 (2ページ目) 1 かながわ障がい者計画とは           〇「かながわ障がい者計画」とは、障がいのある人の役に立ついろいろな制度(仕組み)やサービスを良くするために、神奈川県が作っている計画です。 〇 この計画には、2019年度(ねんど)から2023年度までの、5年間に取り組むことが書かれています。 神奈川県の障がい者の数  神奈川県の障がいのある人(障がい者手帳をもっている人)の人数)を、5年ごとにまとめました。  2018年の3月31日の時点で、障がいのある人は、41万5,858人います。2023年3月には、46万6千人に増え続けていくと予想しています。   図 神奈川県の障がい者の人数 以下、年度、時点、身体障がい者の人数、知的障がい者の人数、精神障がい者の人数、軽合計人数の順に記載。 2008年 3月31日  235,620人 43,815人 35,490人 314,925人 2013年 3月31日 261,835人 56,010人 56,392人 374,237人 2018年 3年31日 267,567人 68,923人 79,359人 415,858人 2023年 3月(予想) 271,000人 84,000人 111,000人 466,000人  右肩上がりの三角形に増え続けていますと記載し状況を説明。 (3ページ目) 2 この計画の大切な目標 @ ひとりひとりを大切にする ○「かながわ障がい者計画」は、「ひとりひとりを大切にする」ということを大事な考え方としています。 ○「ひとりひとりを大切にする」というのは、だれでもが、自分の生き方を自分で決めることができて、自分らしく暮らしていけることです。 図 「ひとりひとりを大切にする」とは・・・ 土台(最下層)ノーマライゼーションの考え その上に4つの項目をひとつづつ枠で囲い、2列2段で表現。以下4つの項目の内容 @自分で家族のことを守る(自助) A近くやまわりの人と助け合う(互助) B保険や年金などみんなで負担して支えあう(共助) C役所などが支えてまもる(公助) 上向きの2つのやじるしと注釈 いろいろな生活を支える その上にその人らしく暮らすイメージとして四角で囲い、その中にじぶんでえらぶ、じぶんできめるをそれぞれまるで囲い階層的な枠組みを説明。 (4ページ目) A「ともに生きる社会かながわ」をつくる ○神奈川県は、2018年10月に、みんなが自分らしく暮らすことができる「ともに生きる社会かながわ」をつくることをめざして、神奈川県議会と一緒に「ともに生きる社会かながわ憲章」(かながわ憲章)を作りました。 ○この計画のいろいろな取組みは、かながわ憲章に沿って並べられています。  この計画の取組みをすることで、「ともに生きる社会かながわ」の実現につながっていきます。   図 かながわ憲章の説明 かながわ憲章の文字記載を柱のように中央に配置し、その周りを4つ宣言内容を丸で囲い、12時、3時、6時、9時の位置に配置した。宣言内容は以下。 あたたかい心ですべての人の命を大切にします みんなが自分らしく社会をつくります 神奈川県のすべての人と一緒に実現していきます 障がい者への偏見や差別をなくします ページ右端に背が高く幹が太い木のイラストを掲載 (5ページ目) かながわ憲章って何? ○2018年7月26日に、重い障がいのある人たちが暮らす神奈川県の施設「津久井やまゆり園」で、「障がい者はいなくなったほうがいい」という考えを持っていた施設の元職員によって、そこで暮らしていた19人の障がい者が殺されるという、とても悲しい事件が起こりました。 ○そこで、その年)の10月に、神奈川県と県議会が一緒に作った「大事な約束」が「かながわ憲章」です。 ○どんなに重い障がいがあっても、みんな生きる権利があります。「かながわ憲章」は、神奈川県民の全員がこの思いを持って、一緒に「ともに生きる社会かながわ」を作っていくという約束です。 ともに生きる社会かながわ憲章の新しいロゴを掲載 SNSなどで発信するを意味するハッシュタグを斜め標記ではなく、垂直に四本糸をつむぐイメージで交差させたロゴの下にともに生きる社会かながわ憲章の文字都その下にKANAGAWA CHARTER for an Inclusive Society と英語表記 (6ページ目) 3 この計画の主な内容 1「すべての人のいのちを大切にする」制度や仕組み 以下内容 ◆ 障がいのある人が、差別(他の人と区別して望まない取り扱いを受けること)や虐待(身体や心を傷つけられたりすること)されないようにしていきます。 ◆ 成年後見制度(お金の管理など難しいことを決めたりするときに一緒に考えたり、代わりにしてくれる人を成年後見人といいます。こうした人の支援が受けられる制度が、成年後見制度です。)を、今より使いやすく、もっと使ってもらえるような制度にしていきます。                                 ◆ 障がいのある人が利用する病院で働く医師や看護師、福祉サービスを受けるところで働くケースワーカーやヘルパーなどを増やしていきます。 ◆ 「発達障がい」のある人の診療ができる医師や、相談を受けたり、さまざまな手助けができる人を増やしていきます。 (7ページ目) 2 みんながその人らしく暮らせる社会づくり 以下内容 ◆ 障がいのある人が、自分のことを自分で考えて決めたり、自分の考えをうまく伝えられるように手助けをしていきます。 ◆ 障がいのある人の家族や施設の職員にも、「自分のことは自分で決める」ことの大切さを広めていきます。 ◆ 障がいのある人やその家族同士が、相談し合い、助け合うことができるように支えていきます。 ◆ 相談支援専門員(障がいのある人やその家族から相談を受けて福祉サービスの利用についてアドバイスする人)の数を増やしたり、質を上げたりしていきます。 ◆ 重い障がいのある人でも、本人が希望すれば、病院や施設に入るのではなく、住み慣れた地域で生活していくことができるように手助けしていきます。 ◆ 障がいのある人が、一人でも地域で生活していけるように、自宅で受けられる福祉サービスの量を増やしたり、質を上げたりしていきます。 ◆ 障がいのある子どもが、身近な地域で必要な福祉サービスを受けられるようにします。 (8ページ目) ◆ 車いすや補聴器などの補装具を買ったり、借りたりする費用を補助します。 ◆ 障がいのある人の介護などを手助けするロボットの開発が進むように後押ししたり、多くの人が使えるように広めていきます。 ◆ 障がいのある人が、生活を支える「盲導犬」などの「ほじょ犬」を利用できるように支援します。 ◆ 心の病気を予防したり、早めに見つけて治療につなげていける仕組みをつくっていきます。 ◆ 心の病気などで長い間病院に入っている人が、退院して地域で安心して暮らせるように、地域で支える人を育てていきます。 ◆ 障がいのある人の生活を支える人工知能やロボットなどの開発を支援します。 ◆ 難病(治すことが難しい病気)の人からの相談を受けたり、病院などでよりよい治療が受けられるように支援したり、家族の暮らしの質を高めたりします。 ◆ 健康診断などにより、障がいや病気などを早めに見つけて、早めに治療を受けられるように手助けします。 (9ページ目) 3 いろいろな人のことを考えたまちづくり  以下内容 ◆ がいのある人が住みやすい家を増やしたり、家を貸す人に障がいのことをよく知ってもらうようにしていきます。 ◆ 駅での段差をなくしたり、ホームドアをつけたりして、障がいのある人が電車に乗りやすくします。 ◆ 幅の広くしたり電柱をなくしたりして、みんなが歩きやすい道をつくります。 ◆ 障がいのある人が、パソコンなどが使えるように手助けしていきます。 ◆ ライトセンターや聴覚障害者福祉センターなどで、見えない人や聞こえない人にいろいろな情報を提供します。 ◆ 聞こえない人が暮らしやすくなるように手話を広めていきます。 ◆ 見えない人や聞こえない人のために、県からのお知らせ「県のたより」を点字で作ったり、音声で録音したものをつくったりします。 ◆ 消防や警察と協力して、災害が起こったときに、障がいをもつ人にきちんと情報が伝わるようにしていきます。 ◆ 障がいのある人が、悪い人にだまされて物を買ったりしないように、地域で見守る仕組みを作ります。 (10ページ目) ◆ 選挙のときに、障がいのある人が投票しやすい投票所をつくります。 ◆ 県の窓口では、手話や筆談で相談することができるようにします。 ◆ 資格を取るための試験では、障がいのある人が不利にならないようにします。 ◆ 障がいのある人が仕事について、その仕事を続けていけるように支えていきます。 ◆ 障がいのある人を雇う会社に補助金を払って支援します。 ◆ 職場で、障がいのある人が虐待(身体や心を傷つけられたりすること)されないようにしていきます。 ◆ 県は、障がいのある人を雇う会社から優先して物を買うようにします。 (11ページ目) 4 かながわ憲章を実現するために ◆ いろいろなイベントなどを開催して、「かながわ憲章」を広めていきます。 ◆ 見た目ではわからない障がいのある人などが、手助けが必要なことを知らせることができる「ヘルプマーク」を広めていきます。 ◆ 障がいのあることを理由として、差別(他の人と区別して望まない取り扱いを受けること)を受けたときに相談できる窓口を、県に設置します。 ◆ 障がいのある子どもを含めて、すべての子どもが同じ場所で一緒に勉強することができる教育を進めます。 ◆ 障がいのある子ども一人ひとりに合った教科書や教材を使うようにします。 ◆ 県立の博物館や美術館の展示で、障がいのある人の希望に沿った工夫ができるようにしていきます。 ◆ 「神奈川県障害者文化・芸術祭」を開催して、障がいのある人の文化・芸術活動を広めていきます。 ◆ 障がいのある人が、地域でスポーツを楽しめる施設や設備をつくります。   (12ページ目) 6 この計画の進め方 ○計画に書かれている内容を実現するために、目標を定めて、その目標に向かってしっかりと取り組みます。 ○毎年、目標にどのくらい近づいたかを点検して、必要があれば、計画を見直していきます。 図 計画の見直しを説明 円を十字で4分割し、進行管理の各項目を四半円内に記載し、中央に矢印での流れを時計周りに配置。各四半円横には四角の枠内に四半円内の内容を単語で標記。 以下、四半円内の表現を英語、内容、枠外単語標記の順で説明 Plan! 目標やゴールをきめます! ・計画 ・策定、改定 Do! みんなでやります! ・実施 Check! 取組みの確認や点検をします! ・評価 ・調査 Act! 計画をよりよく直します! ・改善 ・意見募集 イラスト  3時の方向延長線上に大勢の人が円陣を組んでいるもの、9時の方向延長線上に3人の人が意見交換をしているイラストを掲載 (13ページ目) 7 この計画の目標 <主な目標> 以下、4つの柱の項目、目標の内容、最近の様子(年度)、2023年の予定(目標値)の順に記載 1 すべての人のいのちを大切にする取組み 障がい者虐待を防ぐための研修を受けた人の数 477人(2017年度) 1,077人 相談支援専門員になるための研修を受けた人の数 6,971人(2017年度) 13,071人 2 みんながその人らしく暮らせる社会づくり 入所の施設から地域での暮らしに戻った人の数 210人(2017年度) 470人 グループホームを利用している人の数 8,148人(2017年度) 11,448人 (14ページ目) 訪問診療を行っている病院などの数 1,455機関(2015年度) 2,139機関 3 いろいろな人のことを考えたまちづくり 手話講習会を行った会社などの数 90事業所(2017年度) 270事業所 職員が43.5人以上いる会社で働いている障がい者の割合 1.92%(2017年度) 2.3%以上 4 かながわ憲章を実現するために 「かながわ憲章」を知っているか、聞いたことがある人の割合 17%(2018年度) 50% 企業などでの「心のバリアフリー推進員」の養成者数 52人(2017年度) 350人 (15ページ目) 空白 (16ページ目) 裏表紙  県マーク、神奈川県 横浜市中区日本大通1 郵便番号記号231-8588電話(045)-210-4703(直通) 以上