基地問題 都市化・過密化の進む神奈川県では、米軍基地の多くが人口の密集した地域に存在しており、県民生活の安全、生活環境や、まちづくりに大きな影響を与えています。 なかでも、横須賀海軍施設をいわゆる母港としている空母の艦載機による航空機騒音は依然として深刻で、厚木海軍飛行場周辺住民に航空機の事故の不安と、受忍限度を超える騒音被害をもたらしています。 また、横須賀海軍施設は、佐世保(長崎県)、ホワイトビーチ(沖縄県)とともに米国の原子力軍艦の寄港地となっており、平成20(2008)年9月には原子力空母ジョージ・ワシントンが横須賀港へ配備されたことから、原子力安全対策の確立が求められています。 そのほか、環境問題、米軍人による事件の発生など米軍基地に起因する問題は多岐にわたっており、市民生活に不安をもたらしています。 このようなことから、神奈川県と関係市は一体となって「神奈川県基地関係県市連絡協議会」等を通じて「基地の整理・縮小・返還の促進」を基本として取り組んでいます。