日本国神奈川県とマレーシア・ペナン州との 友好交流の一層の発展に関する共同声明  日本国神奈川県とマレーシア・ペナン州の交流は、1980年11月の神奈川県長洲知事の ペナン州訪問に始まり、その後当時のペナン州首席大臣リム・チョン・ユー氏が、 1982年9月に神奈川県を訪問し、相互に深い友情を確信するところとなった。  以来、神奈川県とペナン州との間では、ペナン州政府職員の調査研究プログラムなど交流が活発に行われた。  神奈川県とペナン州とのこのような交流は、両地域の政府及び県州民相互の理解の促進に貢献してきたことはもちろん、 日本とマレーシアの友好関係の発展にも大きく寄与してきたところである。 さらに、この友好の絆は、アジアの国々の”友好ネットワーク”促進の契機となり、アジア及び全世界の調和・安定・繁栄に貢献するものである。  アジア及び世界の平和と発展のために、多年にわたる友好交流の積み重ねの上に、 お互いの理解とお互いの関係を一層強化しなければならないことを両政府は確信するものである。  この共同声明は、1991年10月3日、トゥン・ダト・セリ・ドクター・ハムダン・ビン・シェイク・タヒール・ペナン州長を 始めとした代表団の神奈川県公式訪問を機に、経済・教育・科学技術・環境・地方自治・文化・青少年・スポーツ・福祉・ 女性問題等の様々な分野において、より効果的で意義深い交流を一層進めるため、両県州の相互の決意を再確認するものである。 1991年10月3日 (署名)長洲一二 日本国神奈川県知事 (署名)コー・ツー・クーン マレーシア・ペナン州首席大臣