資料2 障がい当事者の視点から「働くこと」を考える (前回当事者部会の主な意見) 【「働くこと」とは】 ○ 「働く」というのは、自治会活動などお金がなくてやれることもある。地域の中に関わることが、「働くこと」なのではないか。 ○ 「働く」とは、社会と関係を持ち続けることではないか。給料があったほうがよいが、社会から評価されていることが大切。その人が自分として頑張っていることを、時々褒めて欲しい。 ○ 働いてきたことが、自分の生きがいになったり、社会とつながっていられたり、いろいろな面で自信になっている。 【働くに当たって困っていること】 ○ 職場で、「なぜ障がい者と一緒に働くのか。障がい者は障がい者のところで働いた方がいいんじゃないか」と言われたことがある。 ○ 差別を排除しなければならないが、それについて知っている会社も知らない会社もある。 ○ 体調の変化があり、決まった時間に仕事をすることが難しく、理解してもらえるところでないと働けない。 【働くために必要なこと・変えてほしいこと】 ○ B型やA型に通っている人が、一般就労も自由にできて、両方を組み合わせながら、少しずつ一般就労を増やしていくシステムにできないか。 ○ 1人で外出ができないため、家で内職などの仕事ができるようなシステムがあるとよい。 ○ 「楽しく働ける」ということが大切。 ○ 仕事上のつき合いが大切なので、周りとのコミュニケーションを広げることが大事。 ○ 1日8時間の仕事が難しい人に、毎日1時間働いて、その分の給料をあげるといった働き方の改革もできるのではないか。 ○ 重度訪問介護を、仕事上でも使えるようにしてほしい。 ○ 働けなくなったときの保障が欲しい。 【その他】 ○ 障害年金が少ないため、無理してでも働かないといけない。 ○ 役所には、「もっと障がい者も働け」というようなものがあり、そうしたプレッシャーをかけるほど、「働くこと」から遠ざかってしまうのではないか。 <今回皆さんにお聞きしたいこと> 「働くこと」に対する考えは、それぞれ違いますが、皆さんの「働くこと」を実現するために、どのような支援があったらよいと思いますか?