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更新日:2026年4月10日

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障害者雇用優良企業インタビュー (株式会社横浜リテラ)

かながわ障害者雇用優良企業へのインタビュー記事です

個性を生かす就労の場 就労継続支援型と雇用を併設

株式会社横浜リテラの星野取締役に聞きました

取締役 コーポレート推進部 部長

星野 千晴さん

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障がい者雇用のきっかけを教えてください

当社は、大きな印刷機を稼働させるパッケージ製造会社のため、安全面からも、障がいがある方を雇うことは難しいと懸念していました。そこで、障がい者雇用について積極的に取り組まれている地元企業や福祉の専門家などからお知恵を頂き、父でもある代表取締役社長の星野匡が、2011年に就労継続支援B型事業所「ハートフルリテラ」を開所しました。

「ハートフルリテラ」では、利用者(障がい者)は、箱の組み立て、お菓子の箱詰め、梱包作業を行うアッセンブリ業務の中でも、納期や難易度などに負担が少ないものを担当しています。集中力と丁寧さが必要な業務ですが、利用者の特性を活かした作業の場を創出することができました。2017年には、横浜市福祉のまちづくり条例に基づいて、全館バリアフリーの新社屋を竣工し、利用者が安全に利用しやすいよう配慮しています。2023年からは、私がハートフルリテラの代表を務めています。現在は、40名弱の利用者がおります。

また、ハートフルリテラの開所をきっかけに、特別支援学校とのつながりが生まれ、「横浜リテラ」での一般就労を志望する方がいらっしゃることから、当社でも障がい者の新卒者の受入れを始めました。

障がい者雇用を、どのように進めていますか

横浜市周辺にある特別支援学校高等部の新卒採用やハローワーク採用に加え、現在は就労継続支援B型事業所「ハートフルリテラ」からの雇用も目指しています。一般的には、就労継続支援B型事業所での就労から、一般企業の就労に近い就労継続支援A型事業所に働く場を移行するケースが多いですが、環境の変化などに負担を感じる障がい者の方が多いようです。そこで、「ハートフルリテラ」の業務に慣れていただき、ご本人の就労意欲があれば、「横浜リテラ」で雇用することも可能と考えています。

障がい者と共に働く上で、配慮していることはありますか

障がいのあるスタッフの業務内容は、基本的に、採用前の実習で経験していただくアッセンブリ業務で、他のパート従業員の方たちと同じ内容ですが、個々の特性などに配慮した配置になるよう調整しています。

また、一部の特別支援学校へは、当社の資材を教材として提供したり、雇用を視野に入れた実習を受け入れたり、新たな採用を見据えて、実際の働き方がイメージしやすいようサポートしています。

障がい者雇用を検討している企業に向けて、メッセージをお願いします

「会社は社会の公器だ」という意識が必要だと思います。使命感といったら大げさですが、適材適所を心掛けることで、会社と障がい者は、ウィン・ウィンの関係を築くことができます。以前は、安全面から、障がい者雇用は難しいという先入観がありましたが、業務を見つめ直すことで、活躍できる場があることを実感しています。

また、アッセンブリ係に所属する、業務経験が豊富なパート従業員の理解や力添えもあり、従業員同士が和やかで、メリハリのある環境が保たれています。これらは、企業のダイバーシティを促進し、企業価値の向上や業務の見直しに加えて、当社に関わる方々からの信頼につながっていると思います。

株式会社横浜リテラで活躍する障がいのある従業員(2人)に聞きました

  • アッセンブリ係 K.Yさん

入社のきっかけや、現在、担当している業務について教えてください

私が通っていた特別支援学校を通じて、いくつかの企業で実習を経験しましたが、スタッフの方が親切で居心地がよかった当社に入社を決めました。

現在は、お菓子のパッケージを折ったり、お菓子を入れて梱包をしたり、検品作業をしたりしています。私が主に行っているのは、ベルトコンベアで流れてくる商品の検品作業です。

困ったとき、どのように対応していますか

検品作業で、パッケージなどに異変を感じた場合など、自分で判断をすることが難しい部分は、周囲の方に確認しています。日によって異なる作業を行うので、大変な部分も多いですが、皆さん親切なので相談しやすい環境です。

これからの目標を教えてください

自発的にさまざまな仕事ができるよう、経験を重ねていきたいです。

 

  • アッセンブリ係 K.Hさん

入社のきっかけや、現在、担当している業務について教えてください

特別支援学校に通っていたときに、当社での実習があり、2年生では2週間を1回、3年生では3週間を2回、体験しました。実習を通じて、人の温かさや、商品に対する強い思いにひかれて入社を決めました。

2025年4月に入社して、最初の2か月は、パッケージを折るなどの基礎的な作業を行いました。最近では、お菓子を箱に詰めるなどのライン作業にも関わっています。

困ったとき、どのように対応していますか

一緒に働くスタッフの方たちは優しい方が多いので、相談しやすく、休憩時間には業務以外の話をすることも楽しいです。

これからの目標を教えてください

不慣れな作業でもコツをつかんだ感覚があるときには、すごく達成感があって、楽しい気持ちになります。今年で19歳になるので、あまり偉そうなことは言えませんが、しっかり、自分の役目を果たしていけたらと思います。

 

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(令和7年10月14日取材)

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