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更新日:2026年4月10日
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かながわ障害者雇用優良企業へのインタビュー記事です
横浜日吉支店長 畠山 瑛司さん

全国に29拠点を展開する当社は「you happy, we happy!」を経営理念に、顧客や社員、地域の幸せを大切にする「三方良し」の経営を進めています。そして、「多様性(ダイバーシティ)」を共通の価値観(コアバリュー)の一つとして掲げ、2015年に、本社がある奈良県内の葛城センターで障がい者雇用を開始しました。さらに、東日本エリアでも障がい者雇用を拡大したことをきっかけに、当支店では2019年に精神障がいのある方を採用しました。
東日本エリアで初めての障がい者雇用だったこともあり、当時の支店長が近隣にある障害者就労移行支援事業所のサポートを受けていました。支援員の方を交えた採用面談では、障がい者ご自身の得意な作業や苦手な作業、集中しやすい環境や不安を感じる場面、働く目的や希望する仕事をヒアリングしました。さらに、採用後のミスマッチを防ぐため、実際の職場環境や仕事内容を体験するトライアル雇用を実施しました。この期間があることで、私たちスタッフは障がいの特性や、配慮が必要なシーンを具体化することができ、障がいのあるスタッフは、一日の働き方をイメージしやすくなったと思います。正式採用後も、業務の困りごとや体調などを確認するため、障害者就労移行支援事業所の支援員を交えて面談することもありました。現在では、このスタッフも日々の業務内容に慣れ、率先して作業を進めています。
当社は、イベント用品のレンタルや設営、運営、企画、看板製作など幅広い業務を展開していますが、当支店では、イベントの運営に直接関わるため、お客様はもちろん、スタッフ一人ひとりの連携が必要です。若い同年代のスタッフが多いこともあり、以前からコミュニケーションは活発にありましたが、多様な仲間が加わることで、相手の目線に寄り添って「伝わるように伝える」「分解して伝える」ことを全員が意識するようになりました。
また、視覚的にも分かりやすくなるよう、倉庫内の商品や備品の収納場所に、名称を記載したラベルを掲示する工夫を取り入れました。さらに、メンテナンス業務のマニュアルを新たに作成し、作業手順や完成図などの写真を添えて、分かりやすく整えることで、スタッフ全体の作業のばらつきも統一することができました。
これらの取組から、当支店に一般のアルバイト枠で入社していたスタッフの一人が、当社の社風に共感して、ご自身の障がいを打ち明けてくれたケースがあります。現在、このスタッフは、社員として仕事の幅を広げ、障がいのあるスタッフのサポートも行っています。一緒に働く私たちも、彼の障がいの特性を知ることで、日々の体調管理などの配慮がしやすくなりました。
当社では、社長自らが障がい者雇用の方針や理解促進のための発信も行っています。例えば、社長が推薦する、障がい者雇用の実態と課題について書かれたコミック本を全支店で揃え、全社員が感想文を書いて、理解を深めるという試みを行いました。また、よりよい会社環境を目指すため、全社員が参加する委員会活動の一つとして結成された「ダイバーシティ委員会」では、障がい者雇用の促進などに取り組んでいます。
これらの当社の取組が評価され、2025年には、厚生労働省による障がい者雇用に関する優良な中小事業主に対する認定制度「もにす認定」を取得することができました。
職場におけるダイバーシティの向上について勉強中ではありますが、「相手を思いやり、相手の人生がより良くなるためにどう関わるか」という姿勢を根底に持つことを大切にしています。そして、多様な仲間とコミュニケーションを取りながら力を合わせることで、職場に新しい視点と気付きが生まれ、結束力が高まると思います。これからも一人ひとりの可能性を信じて、それぞれの能力を生かすための挑戦を続けてまいります。

栗原 和将さん
私自身の障がいについて、面接時には伝えずに、一般の採用枠でアルバイトとして入社しました。その後、当社が、障がい者に対するサポートを行っていることを知り、皆さんに伝える勇気を持てるようになりました。現在は、正社員として、イベント運営に関する幅広い業務を担当しています。
問題が大きくなる前に、早期発見・早期改善ができるよう、上司や一緒に働くスタッフに相談しています。体調不良によって休暇を頂くことがありましたが、その後は、出勤時間を遅くするなどの配慮をしてくださっています。
ご依頼を受けたイベントの開催に向けて、私たちが頑張った分だけ、お客様や地域の皆さんに喜んでいただけることです。そして、この達成感を後輩に伝えていけることも、やりがいに感じています。
また、私が所属する「ダイバーシティ委員会」では、障がい者への理解が深まるよう、私自身の思いなども発信していければと思っています。
当社には、相手の成長を考えて本気・本音で関わることができる環境があり、スタッフ同士の信頼感があります。これからもステップアップして、後輩から憧れてもらえる先輩になりたいです。
仁科 健人さん
障害者就労移行支援事業所のサポートを受けて、アルバイトスタッフとして入社しました。現在は、レンタル用品のメンテナンス、商品の準備、トラックへの積み込みや荷下ろし作業などを行っています。
業務内容で分からないことがあれば、周囲のスタッフに確認しています。そして、スタッフの皆さんと力を合わせて、全力で取り組むことを大切にしています。
アメリカ映画が好きなことから、英語に興味があるので、海外のお客様と会話する際は、通訳として会社に貢献できるよう、英会話の勉強を続けていきたいです。
そして、これからもずっと当社で働き、経営理念の「you happy, we happy!」を社会全体で分かち合っていきたいです。

(令和7年12月2日取材)
このページの所管所属は産業労働局 労働部雇用労政課です。