平成28年入込観光客調査

掲載日:2018年5月11日

平成28年神奈川県入込観光客調査結果の概要

1県全体の入込観光客の状況

(1)延観光客数

平成28年中に神奈川県を訪れた観光客(入込観光客)の推計延人数(以下「延観光客数」という。)は1億9,027万人で、平成27年の延観光客数(1億9,297万人)に比べ270万人の減少(前年比▲1.4%)となった。

 延観光客数は、横浜博覧会が開催された平成元年の1億6,065万人をピークに減少傾向を示し、平成10年には1億4千万人台前半まで減少した。しかし、その後回復傾向に転じ、平成15年に1億5千万人台に、平成16年にはみなとみらい線の開通等により1億5,900万人に達した。

 その後も順調に増加し、平成21年には開港博Y150に伴う集客効果等により過去最高の1億8,357万人を記録したものの、平成23年は東日本大震災の影響を受けて平成15年の水準まで大幅に減少した。平成24年は、震災前の平成22年並みに回復し、平成25年はさらに伸びて1億8,459万人を記録した。平成26年は微減となったが、平成27年は2年ぶりに過去最高記録を更新し、初めて1億9,000万人を突破した。平成28年は微減となったものの、平成27年に次ぐ過去2番目を記録しており、増加傾向を維持している。

(2)日帰り客数

日帰り観光客の推計延人数(以下「日帰り客数」という。)は1億7,424万人で、延観光客数の91.6%を占めており、前年に比べ272万人の減少(前年比▲1.5%)となった。

日帰り客数は平成元年の1億4,894万人をピークに減少傾向を示し、平成10年に1億2千万人台となったが、平成11年以降は概ね回復傾向で推移し、平成16年には1億4千万人台に、平成18年には1億5千万人台に達した。

その後3年連続で過去最高を更新し、平成21年には1億7,016万人となったが、平成23年は東日本大震災発生の影響を受けて大きく減少した。平成24年は震災の前年並に回復し、その後は増加傾向にあり、平成27年は過去最高の1億7,695万人の日帰り客数となった。平成28年は微減となったものの、平成27年に次ぐ過去2番目の日帰り客数となり、増加傾向を維持している。

(3)宿泊客数

 宿泊観光客の延人数(以下「宿泊客数」という。)は、1,603万人で、前年に比べ1万人の増加(前年比+0.1%)となり、過去最高を更新した。

 宿泊客数は、平成3年の1,292万人をピークに減少傾向を示し、平成11年には1,100万人台となったが、平成12年以降は回復傾向で推移し、平成18年には1,300万人台に達し、その後2年連続で記録を更新した。平成21年から平成23年までは伸び悩んだが、平成24年以降は、毎年最高記録を更新している。

2地域別に見た観光客の状況

(1)横浜・川崎地域

横浜・川崎地域の延観光客数は6,150万人で、前年に比べ329万人の減少(前年比▲5.1%)となった。

市別にみると、横浜市は257万人の減少(前年比▲5.3%)、川崎市は72万人の減少(前年比▲4.4%)であった。

 8月に開催された「ピカチュウ大量発生チュウ」に179万人、3年に1度開催される「横浜音祭り2016」に106万人が訪れたことなどにより、各種イベントを訪れた日帰り客数は、前年に比べ106万人増加したものの、横浜アリーナや地域内の複数ホテルで改修工事が行われた影響などにより、宿泊者数が69万人減少した。これらに加え、一部観光施設における観光客数の算出方法の変更もあり、地域全体では減少となった。

(2)三浦半島地域

三浦半島地域の延観光客数は1,594万人で、前年に比べ20万人の減少(前年比▲1.2%)となった。

市町別にみると、横須賀市は47万人の減少(前年比▲5.4%)、逗子市は13万人の増加(前年比+14.1%)、三浦市は10万人の増加(前年比+1.7%)、葉山町は5万人の増加(前年比+8.4%)であった。

京浜急行電鉄株式会社で販売している「葉山女子旅きっぷ」の売上げが好調なことなどにより、前年に比べ、県立近代美術館葉山館で7千人、葉山しおさい公園で6千人の増加が見られたものの、横須賀市の観音崎で40万人減少した。一方、三浦海岸では16万人、逗子海岸では「NIGHTWAVE」等の実施により8万人、葉山町の海岸では3万人増加した。

(3)湘南地域

湘南地域の延観光客数は5,346万人で、前年に比べ104万人の減少(前年比▲1.9%)となった。

市町別にみると、平塚市が37万人の増加(前年比+5.4%)、鎌倉市が164万人の減少(前年比▲7.2%)、藤沢市が31万人の増加(前年比+1.7%)、茅ヶ崎市が16万人の減少(前年比▲5.4%)、寒川町が6万人の増加(前年比+3.1%)、大磯町が4千人の増加(前年比+0.4%)、二宮町が1万人の増加(前年比+1.9%)であった。

藤沢市の江の島サムエル・コッキング苑等の江の島周辺の観光施設で40万人増加したものの、鎌倉地域を舞台とした映画の公開等により増加した前年に比べ、鶴岡八幡宮や銭洗弁財天で合計151万人の減少が見られた。また、台風・多雨等天候不順の影響等により、茅ヶ崎海岸で16万人減少した。

(4)箱根・湯河原地域

箱根・湯河原地域の延観光客数は3,118万人で、前年に比べ399万人の増加(前年比+14.7%)となった。

市町別にみると、小田原市が141万人の増加(前年比+31.0%)、南足柄市が11万人の増加(前年比+14.9%)、開成町が2万人の減少(前年比▲5.4%)、箱根町が219万人の増加(前年比+12.6%)、真鶴町が1万人の減少(前年比▲1.0%)、湯河原町が31万人の増加(前年比+10.0%)であった。

大涌谷周辺の噴火警戒レベルが引き下げられたことにより、前年に比べ、箱根関所・資料館で4万人、大雄山最乗寺で7万人増加した。また、宿泊者数についても地域全体で、65万人増加し、火山活動活発化以前の水準まで回復しつつある。さらに、小田原城が5月にリニューアルオープンしたことから、前年に比べ、小田原城址公園で107万人増加した。

(5)丹沢・大山地域

丹沢・大山地域の延観光客数は1,367万人で、前年に比べ19万人の減少(前年比▲1.4%)となった。

市町村別にみると、秦野市が12万人の減少(前年比▲4.6%)、厚木市が1万人の減少(前年比▲0.4%)、伊勢原市が6万人の減少(前年比▲2.9%)、中井町が7千人の増加(前年比+4.3%)、大井町が2千人の減少(前年比▲1.0%)、松田町が7万人の増加(前年比+11.9%)、山北町が10万人の減少(前年比▲5.9%)、愛川町が3万人の減少(前年比▲2.3%)、清川村が6万人の増加(前年比+3.1%)であった。

前年に比べ、伊勢原市の大山ケーブルカーの利用者が5万人増加した。一方、台風・多雨等天候不順の影響等により、厚木市の森林公園で18万人、秦野市の戸川公園で6万人ハイキング客等の減少が見られた。また、「まつだ桜まつり」で4万人増加したものの、「秦野たばこ祭」で5万人減少した。

(6)相模湖・相模川流域

相模湖・相模川地域の延観光客数は1,452万人で、前年に比べ198万人の減少(前年比▲12.0%)となった。

市町別にみると、相模原市が118万人の減少(前年比▲8.6%)、大和市が94万人の減少(前年比▲47.9%)、海老名市が4千人の増加(前年比+1.8%)、座間市が6万人の増加(前年比+14.2%)、綾瀬市が7万人の増加(前年比+67.1%)であった。

台風・多雨等天候不順の影響等により、相模湖周辺(相模湖公園等)で68万人、津久井湖・城山湖周辺(津久井湖城山公園等)で12万人減少した。一方、座間市の「ひまわりまつり」では5万人、綾瀬市の「光・食・文化の祭典-AyaseBasesideFestival-」では1万人増加した。

統計データ

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