平成27年度 第4回 審議結果

掲載日:2018年4月6日

様式3

審 議 結 果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

神奈川県観光審議会

開催日時

平成28年2月23日(火曜日)18時30分から19時30分

開催場所

万国橋会議センター402号室

出席者

会長に◎、副会長に○

(順不同)
相京 俊二 (公社)日本観光振興協会旅行振興部長

兼観光地域づくり・人材育成部長

青木 利行 (公財)横浜観光コンベンション・ビューロー専務理事
○井手 太一 (公社)神奈川県観光協会副会長

近藤 亜子  KNT-CTホールディングス(株)訪日旅行部課長
高野 陽子  日本政府観光局(JNTO)経営管理部経営計画グループマネージャー

○高橋 始 (一財)箱根町観光協会専務理事

久保田 美穂子 (公財)日本交通公社 観光研究情報室長

千葉 千枝子 観光ジャーナリスト 

◎山口 一美 文教大学国際学部国際観光学科教授

小野寺 慎一郎 県議会議員

国松 誠 県議会議員

杉本 透 県議会議員

松本 清 県議会議員 

荷見 雄二 国土交通省関東運輸局観光部観光地域振興課長

次回開催予定日

平成28年6月

問い合わせ先

観光企画課観光戦略グループ

電話番号 045-210-5765

ファックス番号 045-210-8870

フォームメール(以下をクリックすると、問い合わせフォームがご利用いただけます。)

産業労働局観光部観光企画課のページ

下欄に掲載するもの

議事録

議事概要とした理由

 

審議経過

1.開会

山田観光企画課副課長が委員数20名に対し、2分の1を超える12名の出席を確認し、審議会が成立することを報告(開会後、2名が追加で出席し、最終的には14名出席)

 

2.会長及び副会長の選任

出席委員の互選により、山口委員が会長に、井手委員及び高橋委員が副会長に、それぞれ選任された。

 

3.議題

(1)神奈川県観光振興計画の改定案について

 

-事務局説明(資料1及び2)-

 

(山口会長)

ただいまの説明について、何か意見や質問はありますか。

 

(国松委員)

DMOの支援は具体的にどのようなイメージを持っているのでしょうか。

 

(金子観光部長)

DMOに関しての県内の先行事例は、三浦半島地域の取組で、地域政策課が支援に取り組んでいます。また、県西地域でも国の交付金を使いながら、小田原市、箱根町などの2市8町がDMOの計画を立てているという情報は入ってきております。

 

(国松委員)

DMOの設立は、行政がやるということでしょうか。

 

(金子観光部長)

本来は地元の企業等で先導することが理想ですが、それぞれの市町村が持っている計画との関係もあり、行政と地元の事業者と観光協会が一緒になって立ち上げようと検討しているのが実情です。

 

(国松委員)

新しい組織を作るという考えになるのでしょうが、観光協会とは別物になるのでしょうか。

 

(金子観光部長)

先行事例によりますと、観光協会が発展的に解消しているところもあれば、観光協会と役割分担をした上で、別に組織されているところもあります。

 

(国松委員)

次に、改定案の18ページのスポーツツーリズムについてです。

県議会でラグビーワールドカップ2019日本大会を支援する議連が、今期の議会中に立ち上がる見込みですが、横浜市では先行して立ち上がっています。全国には試合が開催される場所が12都市あるそうで、他県でも議連が立ち上がって、大会を盛り上げようとしています。北海道から九州までにわたる関係自治体が連携すれば、新しいツーリズムになっていくのではないかと思います。

2019年のワールドカップの際は、海外から19カ国のチームがやってくると思いますが、ラグビー関係者である私が知る限り、日本チームが出場する試合以外に観戦客が入るか入らないかについて不安視されています。そこで、スポーツツーリズムの観点からツアーを組めば、お客様に来てもらえると思うので、先ではありますが、提案いたしますのでよろしくお願いします。

別件ですが、デスティネーションキャンペーンについて、その後の動きが少しあったように聞いていますので、説明をお願いします。

 

(金子観光部長)

デスティネーションキャンペーンについては、あくまでJRグループの中でプレゼンテーションを行って決めるものということですが、地方自治体から要請・要望を受け、JRグループ内で協議するとのことです。2019年の第1四半期に実施する場合、今年の秋がエントリーの期限となります。その期限に向けて要請するために、県内すべての市町村がいきなり足並みを揃えることは困難なため、まずJRが通っている所を中心とした県内の主な観光地である横浜、鎌倉、藤沢、小田原、箱根というコアメンバーでしっかりと議論し、エントリーまでには全市町村に浸透させる予定で進めているところです。

 

(国松委員)

コアメンバーの反応はどんな感じでしょうか。

 

(金子観光部長)

コアメンバーには自治体と商工会議所が入っており、次からは観光協会にも加わっていただいて議論を進めてまいります。商工会議所の方は、前向きに御検討いただいておりますし、自治体は少し温度差がありますが、県に音頭を取ってやっていただけるならば、一緒に進めていこうというところまでたどり着いています。

 

(国松委員)

次はインバウンドについて、まず34ページの海外での観光プロモーションの実施からお伺いします。

過日、タイでITFがあったと新聞で見たのですが、出展者の約3分の2か1が日本のブースだったそうです。神奈川県は参加したのでしょうか。

 

(金子観光部長)

タイへは山梨県と静岡県と連携して観光展への出展などのプロモーションを実施しています。

改定案の34ページの最上段に「1ターゲットの設定による戦略的なプロモーションの推進」がありますが、これまでは押しなべて対象を広く実施していましたが、効果が薄いと感じられましたので、今後はターゲットを絞ってプロモーションを展開していくこととしています。

ラグビーワールドカップ2019日本大会の際は、欧米の英語圏の国がターゲットの主流になりますし、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は全世界を視野に入れます。また、最近の状況としては、ビザの発給要件緩和や円安の定着、自国の景気などの諸条件により、東南アジアからの観光客が増加していますので、中国、台湾、ベトナム、インドネシア、マレーシアをターゲットに設定しています。

タイは確かに日本にいらしているお客様が多くなっているのですが、他県とかなり競合しており、神奈川としてはターゲット国からはずしています。本県の戦略としては、ターゲットをある程度グルーピングして、例えば中国、韓国、台湾といった、既に多くの観光客が訪れている国と、これから発展的に上がってくると考えられる国、タイのようにそこそこ観光客が訪れている国としています。本県としては、他県が先行している国よりは、まだ周りが食い入っていない所をターゲットとして取り組んでいこうと考えています。

 

(国松委員)

なぜタイと申し上げたかというと、小田急さんがタイに少し力を入れていることと、鎌倉の大仏の脇にタイの有名な物があるということで、是非考慮に入れていただきたいと思ったからです。

次に忍者を活用したプロモーションについてです。

本日、守屋てるひこ議員が議会で質問しましたが、その質問の中で、伊賀、甲賀が出てきましたが、小田原と結び付けるとこれも一つの広域観光ルートになって面白いのではないかと思います。

 

(金子観光部長)

忍者に関しては、日本忍者協議会の構成メンバーが増えてきているところです。

小田原では北條五代祭り、風魔まつりという、忍者と直結したお祭りがありますし、伊賀、甲賀と連携して日本のクールコンテンツとして世界に発信すると、小田原を訪れた後に三重、滋賀へ足を運ぶ広域ルートも考えられ、集客に効果があると思いますので、そのよう視点で取り組んでまいります。

 

(国松委員)

江の島の弁才天は、広島の厳島神社、琵琶湖の竹生島、さらに奈良県の天川村の弁財天も含む説もあるそうですが、併せて日本三大弁財天になっていますので、こちらもよろしくお願いします。

もう一点、通訳案内士について質問します。新年度から県版通訳案内士の試験制度を始めるのでしょうか。

 

(金子観光部長)

特区制度を活用して、特例ガイド制度を整備したいと考えていますが、ただ通訳するだけでなく、観光案内ができないと意味がありません。現在、ご当地の検定が各種ありますので、それと兼ね合わせて通訳もする形で県内を案内していただけると、大変良いと思っています。

そのために、これから特例ガイド養成のためのテキストも検討しなければなりませんので、新年度に入ってから進めてまいります。

 

(国松委員)

特例ガイドは、人数で切るのではなく、一定のレベルを基準として決めていくということになるのでしょうか。

 

(金子観光部長)

その通りです。

また、特区の適用ということで、神奈川限定となりますと、県外へは出られないことになります。ただ、送迎や東京から県内へ外国人観光客に足を運んでいただくということになりますと、東京のホテルや羽田と成田の空港へ迎えに行くケースも十分考えられます。特区で申請した場合は、東京圏が国家戦略特区に入っていますので、成田も羽田も東京のホテルも活動の範囲内になります。この点も考えて、県版通訳案内士の育成に取り組みたいと考えています。

 

(国松委員)

40ページにある「新たな企業誘致施策(セレクト神奈川100)」についてです。

これはホテルの誘致を言っていると思いますが、新しく入ってきたものに優位に働くことはあってはならないと考えますので、既存の宿泊施設を圧迫しないような制度にしていただきたいと思います。

 

(金子観光部長)

「セレクト神奈川100」は、100件という目標に向かって誘致を進めるものです。2020年のオリンピック等を考えると、宿泊施設は課題の1つとなりますが、ホテルならば何でもいいから誘致するというのではなく、国際観光ホテルの要件に合致するもので、なおかつ部屋数もそれ以上に多く、さらに観光案内所の機能を兼ね備えたり、空港からのリムジンバスが離発着できたりといった限定的、ラグジュアリー的なホテルを想定しています。

当然、近隣の宿泊施設との競合は出てくると思いますので、周辺の御意見も伺いながら、誘致してまいります。

 

(青木委員)

28ページには大学との連携による人材育成、43ページにも大学等との連携による中核人材の育成がありますが、これらは県内4大学を中心に取り組んでいくのか、また、ターゲットが異なるかもしれませんが、相互に関わる部分があると思いますので、その調整をどうしていくのか教えてください。

もう1点は、15ページに「かながわ観光大賞」のコラムがありますが、平成27年度の審査員特別賞が掲載されていません。審査委員長はこちらの受賞者にこだわりがありましたので、入るスペースがありましたら、是非入れていただきたいと思います。

 

(金子観光部長)

審査員特別賞も掲載いたします。

 

(諸星観光戦略グループリーダー)

29ページのコラムの記載にある「かながわ観光大学推進協議会」の会長は、当審議会の会長でもある山口先生です。

今年度は、この協議会の事業として、コラムの中にある「高校生外国人「おもてなしアイデア」コンテスト」に初めて取り組み、高校生にも評判が良く、予想以上の反響がありました。今後、基本的には、ここに記載のある4大学と県との枠組みの中で取組を進める中で、大学の先生方とどんなことができるのかについて協議しながら、様々なことにチャレンジしていきたいと考えています。

 

(高橋副会長)

Wi-Fiの環境整備促進についてですが、3、4年前に県の御指導で、箱根町もFreeWi-Fiの整備を進めました。初期費用で最初の年に800万円くらいかかり、2年目以降のランニングコストも年300万円程度となっています。他の市町でも、整備はしたいけれども、足踏みしているところもあると聞いていますので、補助を含めて促進しないと、広がらないと思います。

 

(金子観光部長)

Wi-Fiの整備は民間主導で動いていただいている部分も大きく、特に都市部は民間企業が自ら整備しているという現状です。行政がやらなくてはならないのは、空白地域を補うことだと思います。

来年度予算では、観光案内所及び観光案内機能を持つ施設がFreeWi-Fiを導入する際の補助を新しく設けました。それ以外の場所への補助は、毎年の予算の中の議論とはなりますが、できるだけ広げたいと考える一方、民間に対しても働きかけてまいります。

 

(杉本委員)

先ほどインバウンドでのターゲットの話がありましたが、観光振興計画を作る中で、ニーズについて、例えばアンケートなど、意見の集約はしているのでしょうか。

 

(金子観光部長)

インバウンドに関しては、これまでの神奈川への訪問者数を勘案するとともに、経済成長がどの程度見込めるかについて、選定の際に議論しています。さらに、富裕層をターゲットとするのか、若者や女性が適当か、なども考えて設定しています。その上で、先ほども申し上げたとおり、同じような条件の国をグルーピングした中で、ターゲットを選定しました。

今後はICTを使ったり、統計分析を行ったりして、その結果によって、見直しをしたり、プロモーションの仕方を変えたりしてまいります。

 

(杉本委員)

こういうものを求めるであろうと考える私達日本人の感覚と、真に現地の国の方が求めるものが異なることはいくらでもあると思います。ニーズを的確に把握して、その情報を集約して対応していただきたいと思います。

 

(荷見委員)

37ページに飲食店のメニューの多言語化店数が取組目標として掲げられ、また38ページにはムスリム観光客の受入促進のための環境整備があります。メニューの多言語化やメニュー作成の際には、ムスリムの方に対する観点も盛り込んでいただきたいと思います。

 

(金子観光部長)

メニューの多言語化は、民間のツールを使うと、月当たりの使用料がかなり高いと伺っており、大手のチェーン店では対応できても、中小の店舗では困難であるため、そのような事業者に対して県がバックアップしていきたいと考えています。

また、様々な国の方がいらっしゃいますので、使っている食材を言語だけでなく、ピクトグラムで表示します。ムスリムの方にとっては、自分が食べてよいかどうか判断できる形にしてまいります。

 

(小野寺委員)

今回は、敢えて日本遺産に触れないのでしょうか。

 

(金子観光部長)

日本遺産は、まだ定義付けが難しかったため、計画に盛り込んでいませんが、施策としては視野に入れています。

 

(小野寺委員)

今後の対応はどうするのでしょうか。

 

(金子観光部長)

県内や国の動きを見定めた中で、検討してまいります。

 

(小野寺委員)

先ほどの忍者の話のように、日本遺産は県をまたがっての広がりがあるので、是非御検討ください。

 

 

(2)平成28年度観光関連主要事業の概要

 

-事務局説明(資料3)-

 

(山口会長)

ただいまの事務局からの説明に対して、ご質問やご意見はありますでしょうか。

 

(杉本委員)

ラグビーワールドカップ2019決勝戦の海外観戦者が約4万人とのことですが、どういう根拠なのでしょうか。

 

(金子観光部長)

決勝戦を行う日産スタジアムは約8万人のお客様が入ります。チケットのうち、海外分が50%となっていますので、約4万人が外国人ということになります。

海外からの4万人の方々が20日間以上の長期で滞在されますので、空きの時間ができます。仮に、全員が空いた場合、バス1台40人として、1,000本のツアーがあれば、4万人の皆さんに神奈川を堪能いただけるということで、インバウンドツアー商品の認定の最終目標を1,000本としています。

 

(3)その他

 

(高橋副会長)

「火山温泉観光サミット2016in箱根」についてです。

昨年11月20日に箱根山の噴火警戒レベルが1に下がりましたが、半年以上、経済的に大きなダメージがありました。自然現象ですので、人間の力で終結はできませんが、箱根から元気を発信するため、国の地方創生交付金を5,000万円いただき、今年度、各種事業を進めています。

その1つの大きな目玉が「火山温泉観光サミット2016in箱根」です。全国からだけでなく、ニュージーランドやハワイも含めて火山と共生する地域から関係者をお招きして、減災や防災など、共生の課題を学ぶ場として開催します。

現在、参加者募集中で、参加費は無料で食事も付きます。是非、箱根まで足を運んでいただき、御参加ください。

 

(山口会長)

ありがとうございました。本日の議事はこれで終了いたします。

 

4.閉会

以上

 

 

資料1 神奈川県観光振興計画(改定案)の概要について[PDFファイル/27KB]

資料2 神奈川県観光振興計画(改定案)[PDFファイル/1.86MB]

資料3 平成28年度観光関連主要事業の概要[PDFファイル/641KB]

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本文ここまで
県の重点施策
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  • 未病の改善
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
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  • ラグビーワールドカップ2019
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