バンコマイシン耐性腸球菌について

掲載日:2018年4月25日

バンコマイシン耐性腸球菌のご説明と対応について、ご案内します。

バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)とは

バンコマイシン耐性腸球菌(VancomycinResistantEnterococci、略称VRE)とは、バンコマイシンという抗生物質に耐性がある(=薬が効かない)腸球菌です。

腸球菌は、人の腸内で消化吸収を助けてくれる細菌です。

 健康な人の腸内にVREがいても、病気を起こす力(病原性)が弱いので、問題なく日常生活を普通におくることができます。

注意が必要なのは、免疫が落ちている高齢者やガンや心臓などの大きな手術をされたばかりの方、重篤な基礎疾患をお持ちの方々で、VREによる感染症を発症することがあります。

VREはヒトとヒトの接触、ヒトとモノの接触で広がるので、広がりを防ぐ対策が必要です。細菌は目に見えないので、いつ接触しているか分かりません。

手洗い、アルコール消毒の徹底をお願いします。

 

気をつけること

ご家族やお知り合いの方

ご自身のトイレの後や、患者様のケアやお見舞いの前後にしっかりと手洗い、アルコール消毒をしてください。

前の手洗いは、ご家族やお知り合いの方自身がVREの菌を持っている可能性がゼロではないためです。

後の手洗いは、患者様からのVREの菌に接触した場合、他の人に移さないよう用心するためです。

施設等

通常から手洗いの徹底や衛生管理はしていると思いますが、何人もケアする場合には、ケアの最初と最後だけ手洗いするのでは、感染症の予防ができません。その中にお一人でもVREをお持ちの方がいたら、他の方に移してしまいます。

一人ケアをしたら、使い捨て手袋を変えたり、手をアルコール消毒したりしてから、次の人のケアを始めてください。使い捨て手袋を捨てるゴミ箱の場所やアルコール消毒液を持ち運ぶ方法について、職場の皆様で話し合って工夫してください。

参考:高齢者介護施設における感染対策マニュアルは次のリンクからご覧いただけます。

http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/tp0628-1/