水に親しむ

掲載日:2018年2月7日

私たちの身近なところ、また少し足を伸ばせば、魅力的な水に親しめるスポットがたくさんあります。貴重な自然を感じられる場所もあれば、県民が時間をかけて清掃や植栽に取り組んで魅力的な景観となっている場所もあります。
日々の喧噪を離れてお出かけし、せせらぎの音や美しい花に身を包まれてみませんか。

前田川遊歩道(横須賀市)

前田川は、大楠山のきれいな沢の水や湧水などが集まってできた清流です。遊歩道の入り口から上流に向かうと、石のだんだん(魚道)があり、まぶしい日の光が木々にさえぎられ、木漏れ日が揺らぐ緑のトンネルの空間を川沿いに歩くことができます。川瀬では小さな魚やカニなどの水辺の生き物を見ることができ、大楠山ハイキングコースに続く道もあります。

前田川遊歩道

 

馬入・光と風の花づつみ/馬入水辺の楽校(平塚市)

平塚市馬入地内の相模川河川敷は、以前は粗大ごみの不法投棄の多い場所でしたが、平成9年の堤防整備をきっかけに環境対策の一環として花畑を整備しました。
多くのボランティアの協力に支えられ、5月にはポピー、10月にはコスモスが一面に咲き誇る美しい河川敷に生まれ変わり、毎年訪れる人の目を楽しませています。

また、隣接した馬入水辺の楽校では、子どもたちを中心に、トンボのくる池づくりや外来生物の除去など、自然観察活動・体験活動をしています。平成24年6月には、楽校の開設・運営に尽力した故・浜口哲一さんの名を冠した「浜口哲一自然観察の路」がオープンしました。

馬入光と風の花づつみ

馬入光と風の花づつみ2

湧水を活かした街並み(座間市)

旧市街地の面影を残す鈴鹿・長宿地区では、湧水など自然環境と歴史・伝統・文化が息づき、地元の人たちがそれを生かした景観づくりに取組み、趣のある街並みをつくり出しています。夏の夜になると美しい神秘的な光を放ち飛び交うホタルの姿を見ることができます。

鈴鹿・長宿地区
鈴鹿・長宿の街並み

番神水公園
番神水公園

龍源水のホタルの公園
龍源水ホタルの公園
(写真提供:「水のさと かながわ」発見アドバイザー山口遼氏)

厳島湿生公園(中井町)

湧き水が作り出した県下でも数少ない湿地を保全した公園で、相模湾に注ぐ葛川の源流ともなっています。湿地にはホタル、カワセミ、ホトケドジョウなど水辺に集まる希少な生き物が生息しており、園内を巡る木道や散策路が整備され、葛川の河川敷に整備された散策路とともに四季折々の草花などを楽しむことができます。
毎年5月には「竹灯篭の夕べ」が開催され、園内に立てた約3000本の竹灯篭に火が灯され幽玄な光が水面に映し出され公園を美しく照らし、公園北側では源氏ボタルが淡い光を放ち訪れる人の目を楽しませています。

厳島湿性公園の桜

厳島湿性公園の竹灯籠

あじさいの里(開成町)

毎年6月に開催される開成あじさい祭では、17haの水田地帯の農道・水路沿いに約5,000株のアジサイが植栽されています。
碁盤の目のように張り巡らされた水路や農道、田植え直後の緑一色に染まった田園風景とあじさいの色彩が、美しいコントラストを演出しています。

あじさいの里

宮ヶ瀬湖畔園地(清川村)

宮ヶ瀬ダムの建設にあたって、森や草花の再生、ビオトープ(生物生息空間)の整備など、自然の復元と創造を計画的に行うことによって生まれた、水と自然に親しめる園地です。
緑の山に囲まれた、湖の畔の広大な敷地には、カヌーを楽しめる親水池や、大噴水「虹の妖精」、親子で遊べる「じゃぶじゃぶ池」、様々な生き物に会えるビオトープ、湖と園地を見渡せる「水の郷大吊り橋」など、自然にふれあえる施設がそろっています。
また、年間を通じて、たくさんのイベントや体験教室が開催されています。中でも、高さ約30メートルのもみの木がイルミネーションで彩られるクリスマスイベントには、たくさんの人が訪れます。

宮ヶ瀬湖畔園地親水池

宮ヶ瀬クリスマス

泉の森(大和市)

泉の森は、引地川の源である大和水源地を中心に広がる約42ヘクタールの緑地で、自然環境を極力残す手法により、野外教室広場、散策道、野鳥観察デッキなどの整備を行い、一般に公開されています。汲み上げられた地下水が、子どもたちが水遊びのできる「遊びの小川」とホタルが生息できる「ホタルの小川」の2本の流れとなり、訪れた人の気持ちを潤わせた後、引地川へと流れ出ていきます。

アオサギ(泉の森)

道保川公園(相模原市)

道保川の水源と横山丘陵の自然を都市緑地として保全しながら、水と緑が一体となった自然とのふれあいの場として活用しています。野鳥、山野草、水生動植物、森林生態の観察ゾーンでは、身近に野鳥や植物の観察をすることができ、自然への認識を深め、生きた環境学習、野外教育を実践する場として利用されています。

道保川公園

厚木の水辺(厚木市)

三田せせらぎの小道、地蔵橋親水広場、高坪橋親水広場、山際親水広場、長坂山ノ根水辺の広場。これらの施設は、丹沢水系の恵みを受けた水辺を活かした人と水がふれ合える親水広場として整備されています。様々な草木が植えられ季節を通じて色合いを変える風景が楽しめる散策の拠点、川のせせらぎを聞きながら安らぎを感じられる休憩場所などとして、親しまれています。また、地蔵橋親水広場、高坪橋親水広場、長坂山ノ根水辺の広場の周辺は、近隣の小学校の校外学習と併せた環境学習の場として活用され、川に対する正しい知識と川や自然を大切にする心を育んでいます。

地蔵橋親水広場

せせらぎ公園(二宮町)

水路のせせらぎと散策路が自然の中に組み合わされた水の公園です。アヤメ、ハナショウブ、スイレン、ハス等水辺の植物を中心に四季折々の花を楽しめ、かながわ花の名所100選に選ばれています。
また、年に1回(6月上旬に1週間程度)ホタルの観賞会を実施しています。

せせらぎ公園

散在ケ池(鎌倉市)

鎌倉湖とも呼ばれ、散在ガ池森林公園の中にあります。明治2年当時この地域を統轄していた小菅谷(現在の横浜市栄区)の代官梅澤与次右エ門が、鎌倉市岩瀬・今泉の有志を集め灌漑用水池を築造し、『散在池(サンザイケ)』と称されました。昭和32年に大船土地改良区が結成され『散在ケ池』の改修を行い、昭和34年に完成しました。その後、昭和42年から43年にかけて宅地造成があり、調整池としての機能が整備され、現在に至っています。
周辺には2.4キロメートルの散策路があり、見晴台やトイレ、ベンチもあります。

(池の名前は「散在ガ池」、周辺の公園は「散在ガ池森林公園」といいます。)

散在ケ池