花粉発生源対策について

花粉症対策苗木の開発「教えて!黒岩さん」

掲載日:2018年11月5日

神奈川の花粉発生源対策について

花粉症は、植物の花粉によって引き起こされるアレルギー症状ですが、日本ではスギ花粉症が最も多くの患者数を占めています。また、スギよりもやや遅れて花粉の飛散が始まるヒノキについても、造林地が多い地域などでは花粉症の原因となっています。

神奈川県でも、スギやヒノキなどの人工林が森林面積の4割を占めており、広範囲に飛散する花粉の発生源となっていることから、本県では次の取組を進めています。

○ 花粉症対策苗木の生産

○ スギ林の針広混交林化と植え替え

 

樹種別森林面積割合(民有林) 

 樹種別面積割合 スギ林の植えかえ(花粉症対策苗木)

 伐採後、花粉症対策苗木を植えたスギ林

(小田原市久野地内) 

 

花粉症対策苗木とは

花粉症対策苗木とは、一般的なスギやヒノキの品種と比べ、花粉生産量が少ない、あるいは全く生産しない品種の苗木です。本県ではこうした花粉症対策苗木に関する研究や生産の取組みを推進しています。(現在県内で生産しているスギ・ヒノキの苗木は、すべて花粉症対策苗木となっています)

本県で生産している花粉症対策苗木

無花粉スギ

花粉を全く生産しないスギです。

平成16年度に県内で1本発見され(国内の太平洋側で初めて)、平成21年度から苗木の生産を開始しました。

少花粉スギ

花粉生産量が一般的なものに比べ約1%以下のスギです。

平成12年度に選抜され、苗木の生産を開始しました。

少花粉ヒノキ

通常より雄花がつきにくいヒノキです。

平成16年に全国に先駆けて花粉症対策品種として選抜を行い、平成17年春から苗木の生産を開始しました。

神奈川県で生産に向けて取り組んでいる花粉症対策苗木

無花粉ヒノキ

花粉を全く生産しないヒノキです。

平成25年秋に全国で初めて無花粉ヒノキを選抜しました。現在は、品種登録を出願し、苗木生産に向けて準備中です。

無花粉スギ苗畑 無花粉スギの雄花着花状況 無花粉スギ雄花葯内 有花粉スギ雄花葯内

 無花粉スギの苗木  無花粉スギの雄花着花状況 無花粉スギの雄花の内部   有花粉スギの雄花の内部

(花粉が見られない)  (花粉(小さな粒)が見られる)

花粉症対策苗木の生産量について

  • スギ

ア スギ(少花粉スギ+無花粉スギ)

年度産 H25 H26 H27 H28 H29
生産量(千本) 22 19 21 42 48

※無花粉スギ生産の過程で生じる低花粉スギ(通常よりも雄花がつきにくいスギ)の生産量を含む

イ 無花粉スギ(実生+さし木)

年度産 H25 H26 H27 H28 H29
生産量(本) 960  1,592 2,930 3,887 8,473

 

  • ヒノキ

年度産 H25 H26 H27 H28 H29
生産量(千本) 少花粉 38 37 30 35 47
一 般 6 6 0 0 0
合 計 44 43 30 35 47
 

スギ林の針広混交林化と植え替えの取組みについて

広域的な取組みとして、平成20年度より「九都県市※花粉発生源対策10カ年計画」により、広範囲に飛散する花粉を発生させるスギ林を減少させるなど花粉発生源対策を九都県市共同で進めています。

※埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市(H22から加入)

神奈川県の10カ年計画における取組状況

・スギ林の混交林化と植え替え目標面積
 混交林化する面積 2,295ha
 植え替えする面積  133ha

・これまでの取組み実績
 ○混交林化面積(ha)

H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29
256.00 308.71 437.78 267.06 398.78 355.50 408.23 312.35 227.89 287.59 3,259.89

 ○植え替え面積(ha)

H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29
3.05 4.35 4.30 5.02 1.82 3.42 15.74 11.46  2.98 27.42 79.56

植え替え状況

無花粉スギの植栽状況(平成28年4月現在)

無花粉スギ(秦野市堀山下)

 【秦野市堀山下地内(全国植樹祭秦野会場植樹地)】

 平成22年5月に開催された全国植樹祭で植栽されました。

 本県の無花粉スギはこの年に初めて出荷されました。

無花粉スギ植栽地(箱根町二子山県有林)

 【箱根町畑宿地内(箱根町二子山県有林)】

 平成23年度に県有林事業で植栽されました。

 

 

 

雄花量から見た削減量の推移<参考>

自然環境保全センターで実施しているスギ雄花の着花量調査結果から、スギ林の混交林化と植え替えの取組みによって削減された雄花量を推計しています。(単位:億個)

H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29
49.04 59.55 83.30 52.29 74.59 67.60 84.88 64.59 43.82 73.98 653.64

雄花量とは、花粉を飛ばすスギの雄花の数であり、スギの雄花1個あたりに花粉が約40万粒含まれています。

花粉発生源対策の計画について

神奈川県の花粉発生源対策の計画について

神奈川県花粉発生源対策10か年計画(PDF:3,249KB)

九都県市の花粉発生源対策の計画について

九都県市花粉発生源対策10カ年計画(PDF:6KB)

第2期九都県市花粉発生源対策10か年計画(PDF:7KB)

花粉関係リンク先

自然環境保全センター研究連携課(スギおよびヒノキの花粉飛散情報)

環境省花粉観測システム(はなこさん) 

保健福祉局健康増進課(花粉症について)

平成30年春のスギ花粉飛散量予測(記者発表資料)

平成30年春のヒノキ花粉飛散量予測(記者発表資料)

Adobe Readerのダウンロードページへ

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa