更新日:2023年10月12日

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林道とは?

林道の役割

林道の役割

森林は、木材を供給するとともに、水源のかん養や山地災害の防止など様々な公益的機能を持っています。

そして、林道は、森林から伐り出した木の効率的な搬出や間伐等の適切な森林整備を行う人や資材の運搬など、林業活動のための道として設置されています。

森林からの木の搬出は、古くは河川を利用した流送や牛馬を用いた陸送などで行われていました。陸送を担う林道は、昭和30年代からトラック輸送が主流となったことと並行し自動車道としての整備が進みました。

林道の整備により、自動車で搬出現場近くまで移動することが可能となり、荷物運搬の労力軽減や移動時間の短縮など、林業の作業効率が向上し、水源かん養機能の維持・強化、より高品質な木材生産を可能としました。

また、林道は、山村の生活環境の改善や地域振興等の役割も担っています。

神奈川県の林道路線数等

本県の林道は、令和4年度末現在、林道総延長約591km、路線数は213路線となっています。このうち、神奈川県が管理している路線を県営林道、市町村が管理している路線を市町村営林道、森林組合や生産森林組合が管理している路線をそれぞれ、森林組合営林道、生産森林組合営林道といいます。管理主体別の内訳は、以下のとおりです。

管理主体別内訳
管理主体 路線数 延長(km) 備考
66 375  
市町村 116 169 一部事務組合を含む
森林組合 29 43  
生産森林組合 2 4  
合計 213

591

 

神奈川県営林道の性質

神奈川県営林道は、原則として、用地買収を行わず、森林所有者からの「土地使用承諾」によっており、基本的には、森林所有者の「共同利用施設」です。

そのため、一般道路とは違い、基本的には「道路法」の適用を受けない「私道」ではありますが、安全な通行を図る目的から「道路交通法」の適用は受けます。

神奈川県営林道では、その利用の形態から、専ら林業活動に利用される路線や区間を『林業振興型林道』、生活用・レク用として市町村道的役割を担う路線や区間を『地域振興型林道』、両方を兼ね備えている路線・区間を『併用型林道』として性格区分し、それぞれの性格を考慮した管理・整備を行っています。

このページに関するお問い合わせ先

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