サッカー(オリンピック)

掲載日:2018年6月20日

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横浜市オリンピック・パラリンピック推進課

競技会場

横浜国際総合競技場(横浜市)

県外:新国立競技場(オリンピックスタジアム)(東京都)、東京スタジアム(東京都)、札幌ドーム(北海道)、宮城スタジアム(宮城県)、茨城カシマスタジアム(茨城県)、埼玉スタジアム2002(埼玉県)

競技概要

1チーム11人ずつで、ボールを相手ゴールに入れて点数を競うサッカー。ボール1つあればプレーできるため、ヨーロッパ、南米、アジア、アフリカなど大陸を問わず、世界中で広く楽しまれている。1863年に設立されたフットボール・アソシエーション(イングランドサッカー協会)によってルールが整備され、1930年から4年ごとに開催されるFIFAワールドカップは世界中で高いテレビ視聴率を誇る大イベントとなっている。

オリンピックの男子サッカーは、FIFAワールドカップよりも歴史が長く、ロサンゼルス1932大会を除いてパリ1900大会から毎大会で実施されている。モスクワ1980大会まではオリンピック憲章のアマチュア規定のためプロ選手が出場できず、注目度は低かったが、現在は世界の若手スター選手のお披露目・活躍の場となっており、毎回大きな盛り上がりを見せている。バルセロナ1992大会からは出場資格が23歳以下となり、アトランタ1996大会からは23歳以下のチームに3名のオーバーエイジ選手を加えることができるようになり、FIFAワールドカップでは実現しない若い顔ぶれの活躍が見られる。

女子はアトランタ1996大会から加わった。こちらは年齢制限がなく、金メダルはワールドカップと同等のステータスを持つ。オリンピックの女子サッカーは男子と比べて歴史は浅いが、世界における女子サッカーの普及・発展に大きく寄与している。野球と共に追加種目として実施される。

種目

  • サッカー(男子/女子)

競技の魅力・見どころ

ゴールキーパー以外は手でボールを扱うことができないため、ボールを操る足技、相手ディフェンスをかわして相手ゴールへとボールを運ぶチームワーク、相手チームの攻めを防ぐ戦術などが見どころとなる。得点はバスケットボールやラグビーなどと比べて少ない。だがそれだけに1得点には重みがあり、得点シーンのドラマティックさは観る者の目をくぎ付けにし、熱狂させるのである。

ポジションは大きく分けて、ゴールキーパー、ディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワード。ゴールキーパーはゴールエリア内でほぼすべての時間を過ごし、役割は相手チームのシュートを防ぐことに特化しているが、最も後方から全体を見渡し、味方に大声で指示を与えて陣形をまとめる重要な役割も持っている。ディフェンダーは、相手チームの攻撃をゴール前で食い止めるために仲間と連携して動く。プレーエリアが自陣ゴールから近いため、一つのミスが失点につながることもあり、冷静沈着な判断と勇気あるプレーを常に必要とされるポジションだ。また戦術によっては、ディフェンダーがピッチをダイナミックに駆けあがって攻撃に参加し、得点につながるプレーをすることがあり、こちらは豊富なスタミナと俊足とを兼ね備えた選手が務める。ミッドフィルダーは主にピッチのハーフウェイライン付近にポジションをとり、守備と攻撃の両方に関わってゲームメイクをする。守備的な動きが多く、相手の攻撃の芽を事前につぶすボランチ(守備的ミッドフィルダー)の働きは一見目立たないが重要だ。より相手ゴールに近いエリアでプレーする攻撃的ミッドフィルダーは、前のスペースを見つけて一発で通すスルーパスなど、華やかなプレーで観客を沸かせる。フォワードは、自陣から仲間たちが運んで来たボールを相手ゴールに入れる「得点」を至上命題としているポジション。ゴール前での攻防は視聴者の目を集めるだけに、点が入れば大スターになるとともに、ここぞというときのシュートミスも観る者に大きな印象を与え、良くも悪くも目立つポジションといえる。

競技は1グループ4チーム総当たりのグループリーグを経て上位2チームが決勝トーナメントに進み、メダルを争う。日中の屋外でハーフタイムを挟んで90分間走りっぱなしという競技の過酷さながら、アトランタ1996大会までは、競技をオリンピック期間に収めるために中1日で試合をこなしていた。シドニー2000大会からは特例としてサッカーのみ開会式の前に競技開始することで選手の健康面に配慮しているが、それでも厳しい日程には変わりなく、交代選手の起用なども含め、いかにチームのコンディションを落とさずに連戦を戦い抜けるかについても、メダルを目指すためには大きな課題となる。

 

2020に向けた競技の展望

男子で強豪国とされているのは、ブラジル、アルゼンチンなどの南米の国々と、イングランドやドイツなどの西欧諸国。だがオリンピックにおいては近年までのアマチュア規定でプロ選手の出場がなかったことから、旧ソ連やハンガリーなどの東欧諸国やカナダ、アフリカ諸国など、ワールドカップとは違う顔ぶれの国々が金メダルを手にしている。ワールドカップ最多優勝を誇るブラジルも、オリンピックではリオデジャネイロ2016大会で獲得したのがこれまでで唯一の金メダル。近年は、アテネ2004大会、北京2008大会でアルゼンチンが2連覇、ロンドン2012大会ではメキシコが金メダルを獲得し、ヨーロッパ諸国の栄冠はバルセロナ1992大会のスペインを最後に遠ざかっている。
ただし、アジアからの金メダルは全大会を通してまだ出ていない。

女子では、スウェーデンやドイツ、ノルウェーといった中欧・北欧諸国と北米、そして日本が強さを見せている。だが、今後多くの国・地域で女子サッカーが普及していくにつれこの勢力図もより複雑化していくことが予想される。

持久力、瞬発力、視野の広さとさまざまな能力が必要とされるこの競技においては、どのような環境においてもより高いパフォーマンスを維持できるかが金メダル獲得のカギとなりそうである。

<日本>
日本男子は、オリンピックのサッカー初出場となったベルリン1936大会の初戦で優勝候補スウェーデンに勝利した「ベルリンの奇跡」や、メキシコ1968大会での銅メダル、アトランタ1996大会でブラジルを破った「マイアミの奇跡」などの華々しい実績から、古くから多くの国民の注目を浴びてきた。メキシコ1968大会以来のメダルを望まれて久しいが、最近ではロンドン2012大会のベスト4が最高順位となっている。
女子はロンドン2012大会で銀メダルを獲得。ワールドカップでは優勝経験をもち、強豪国として毎大会優勝候補に挙げられるが、他の国が力を伸ばしてきている今後もメダル圏内にとどまり続けられるかどうかは、日本女子サッカーの今後の普及・強化次第だ。

 
(公益財団法人)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会公式サイトより転載
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