バスケットボール(オリンピック)

掲載日:2018年6月20日

競技会場

さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)、青梅アーバンスポーツ会場(東京都)

競技概要

1チーム5人ずつで、手を使ってパス、ドリブルなどでボールをつなぎ、相手コートのリングに投げ入れる競技。男子では平均身長が2メートルに迫る体格の良い選手たちが10人、屋内28メートル×15メートルのコートの中で、まるで火花が散るようにスピーディーな接近戦を繰り広げ、また不可能とも思える体勢からここしかないと思うポイントに打つ針の穴を通すようなショット。相手を翻弄するようなトリックプレーがゴールに結びつくシーンは痛快そのものだ。

1891年に、アメリカ・マサチューセッツ州の国際YMCAトレーニングスクールに在籍していたカナダ出身のジェームズ・ネイスミス博士が考案し、体育の授業に取り入れたことから広がったバスケットボール。オリンピックでは、セントルイス1904大会でデモンストレーション競技として実施され、ベルリン1936大会より正式競技となっている。

アマチュア規定撤廃後のバルセロナ1992大会では、NBAのスター選手たちが集結した「ドリームチーム」と呼ばれるアメリカ代表が格の違いを見せつけて金メダルを獲得し、大会に大きな華を添えた。以来、アメリカ代表チームは歴代NBAの花形選手を集め世界中のスポーツファンの注目の的になっている。

なお、女子種目はモントリオール1976大会からオリンピック正式種目となった。また東京2020大会では、新たに1チーム3人同士で得点を競う「3x3(スリー・バイ・スリー)」が正式種目に採用され、5人制、3人制、それぞれ男女合わせて4種目が実施される。

種目

  • 3x3(男子/女子)
  • バスケットボール(男子/女子)

競技の魅力・見どころ

5x5バスケットボールの攻防は全員攻撃・全員守備。プロスポーツとして発展してきただけあって、観客を楽しませるためのルールが多く存在する。ボールの扱いや接触プレーには細かく反則が設けられており、反則を避けながらオフェンス(攻撃)側はいかに相手ディフェンス(守備)をかいくぐって相手ゴールにたどりつくか、またディフェンス側はいかに相手の攻撃にプレッシャーをかけてオフェンスからボールを奪い取ったり、シュートミスを誘って自分たちの攻撃に転じるか、という攻防が展開される。オフェンスになったチームは一定時間以内にショットを放たなければならないというルールも試合をスピーディーで魅力的なものとしている。

ポイント数は、ショットのやり方によって違う。3ポイントラインよりも外側からショットすれば3ポイント、それよりも内側からショットすれば2ポイント、反則などで一度プレーが切られ、ディフェンスのない状態で決められた場所からショットする「フリースロー」は1ポイント。4ピリオド、合計40分間で2桁、3桁まで得点が争われるが、接戦の終盤にはショットの一つ一つが、打つ手の指が震えるほどプレッシャーのかかるものとなる。特にそれが見えやすいのは、ショットを打つ選手以外の動きがないフリースローの場面だ。ショットが得意とされている選手がプレッシャーからショットミスをしたり、逆に1つのショットをきっかけに勢いづいた選手が神がかったように連続ポイントをしたりと、アスリートの精神状態が手に取るように伝わってくる。

攻撃のカギを握るポジションの一つは、技術と俊敏性と戦術眼を高レベルで必要とされる「ポイントガード」。一見目立たないが、実際チームの強さはポイントガードの質によって左右されるといっても過言ではない。華々しいショットを決めるセンターやフォワードの選手も魅力的だが、このポイントガードの選手に注目してみると、いかに広い視野で戦況を見極め、コートの至るところに顔を出し、指示を飛ばし、攻守の切り替えや鋭いアシストなどでゲームメイクしているかがわかるはずだ。ただ、世界のトップには多くのポジションをカバーするハイレベルな選手が多い。

3x3バスケットボールは主にストリートシーンで発展してきたスポーツ。バスケットボールの歴史のなかでは新しい形式だが、全世界での競技人口はすでに40万人を超え、世界大会には180以上の国と地域が参加する人気スポーツだ。通常のバスケットボールコート(縦28メートル×横15メートル)の約半分(縦11メートル×横15メートル)を使用し、3人で試合に臨む。コイントスで攻撃側・守備側を決め、ゲーム開始。10分一本勝負で、通常のバスケットボールの3ポイントラインが2ポイントラインとなり、その外側からであれば2点、内側が1点(フリースローも1点)となる。どちらかのチームが21点先取した場合はその時点でゲームが終了。5人制よりもさらにスピーディーな攻防が繰り広げられるため、スリリングで目の離せない観戦体験になる。

2020に向けた競技の展望

アトランタ1996大会以降、男女ともにアメリカが強さを誇り、2004アテネ大会での男子を除いて金メダルを独占中。リオデジャネイロ2016大会の男子は予選から全勝で金メダルに輝いており、「1強」時代は今後もしばらく続きそうだ。東京2020大会では、NBAの選手たちと各クラブのベテラン・若手の個人技をミックスしたチームが新たな世界を見せてくれるだろう。功労者レブロン・ジェームズが4度目のオリンピックの舞台を踏むかどうかも注目される。

銀メダル争いはスペイン、イタリア、フランスなどヨーロッパ勢が中心だが、オーストラリアも女子でシドニー2000大会から3大会連続で銀メダルを獲得するなど強さを見せている。NBAのインターナショナルプレイヤーとして活躍する各国選手は2017-18シーズン初戦時点で42か国108名と増加傾向にあり、今後より多彩な勢力図が描かれていくだろう。

3x3の世界ランキング上位国は、男子ではセルビア、ロシア、スロベニア、ラトビア、女子ではロシア、ハンガリー、チェコ共和国、オランダと東欧・中欧勢の姿が目立っており、意外にもアメリカの順位は低い。ただしこの種目は世界ランキングの順位変動が激しい。さまざまなチームにメダルの可能性が開かれているのだ。

<日本>
代表チーム(5人制)の愛称は男女ともに「AKATSUKI FIVE(アカツキファイブ)」。
男子は初めて正式種目となったベルリン1936大会から出場している。モントリオール1976大会を最後にオリンピックから遠ざかっているが、2016年にBリーグ(ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ)が開幕したことで、日本のバスケットボールは盛り上がっている。2017年10月中旬時点での世界ランキングは50位。
女子はモントリオール1976大会で5位入賞、アトランタ1996大会で7位入賞。3大会ぶりの出場となったリオデジャネイロ2016大会では準々決勝で女王アメリカに敗れたものの、アトランタ1996大会以来のベスト8進出を果たした。アジアでは、2017年までアジアカップ3大会連続優勝(前身のアジア選手権時代を含む)を遂げるなど頭抜けた実力を誇っている。リオデジャネイロ2016大会でポイントガード吉田亜沙美(主将)との名コンビで得点を量産した渡嘉敷来夢は、東京2020大会においても筆頭の注目選手だ。新種目「3x3バスケットボール」含め、日本バスケットボールチームの活躍を期待したい。

 
(公益財団法人)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会公式サイトより転載
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