平塚保健福祉事務所 結核について

掲載日:2018年5月11日

あなたがもし発熱や長引く咳が気になり病院を受診して、「結核です。」と診断されれば、「いまどき結核!」と大変驚くのではありませんか?
でもまだまだ結核は過去の病気ではありません。 このページは結核と診断され驚いた方や、結核について基本的なことを知りたい方のために基本的な事項をお知らせするものです。
参考にしていただくと嬉しいです。

1.結核の基礎知識

結核を知るためのQ&A

A1-1 
結核菌によって、主に肺に炎症を起こす病気です。

A1-2 
その他に骨・関節・腎臓・泌尿器にも病巣をつくります。

A1-3 
結核菌は日光の紫外線や熱に弱い性質があります。

A1-4 
他の感染症に比べ感染から発病までの期間が長く、長期の治療が必要です。

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A2
多くの結核菌は体内に入っても鼻や気管の粘膜に引っかかり外に追い出されてしまいます。肺までたどり着いた場合に感染が起こります。

  • 飛沫感染:病気がすすみ痰の中に結核菌がでるようになった患者の咳やくしゃみから吐き出された結核菌を直接吸い込むことで感染します。
  • 空気感染:空気中に放出されたしぶきの中の結核菌は急速に水分を失い、とても軽い飛沫核になり長時間空気中に漂っています。この飛沫核を吸い込むことでも感染します。

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A3-1
感染しても9割近くの人は免疫の働きで結核菌を抑え込むので発病しないで済みます。発病の経過は、大別すると次のようなタイプがあります。

  • 初感染発病:感染してから早い時期に病気が進む。子供や若い人に多い。
  • 既感染発病:昔感染した結核菌が何十年もして老化や病気で免疫力が落ちた時に活動を始める。高齢者に多い。

A3-2
2週間以上続く咳や痰などの呼吸器症状、発熱・倦怠感・寝汗・食欲不振などの全身症状、胸痛、血痰などの症状があるときは医療機関を受診しましょう。

A3-3
高齢者は特に要注意です。なんとなく体調が悪い、食欲がなくなってきた等で、咳や発熱のような症状がめだたないことが少なくありません。

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A4

  • 胸部X線検査:病巣を見つけます。
  • 結核菌検査:痰の中の結核菌を調べます。結核菌を証明するために、塗抹検査・培養検査・菌の同定検査をおこないます。
  • QFT検査:血液検査で結核感染の有無を判断します。
  • ツベルクリン反応検査:陰性は、発赤の長径9mm以下のもの。陽性は、発赤の長径10mm以上のもの。ツベルクリン反応陰性例では結核菌の感染が否定されます。ただし感染後4~8週間での免疫不全の状態、高齢者などでは陰性例もみられます。ツベルクリン反応陽性(発赤径10mm以上)でも必ずしも結核菌感染を意味しません。

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A5-1
痰の中に結核菌が出て、他の人に感染させる可能性のある方は、結核病床のある病院に入院して加療を行います。排菌がない方は通院の治療になります。

A5-2
糖尿病等の合併症や症状により異なりますが、結核の治療は、複数の薬剤を組み合わせて6~12ヶ月服用して治療します。

A5-3
服薬を開始すると症状が軽快したりして、服薬を中断したくなりますが、症状の有無に関わらず、指示があるまで確実に服薬することが回復の決め手です。医師の指示通り服薬しましょう。

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A6-1
感染が疑われる事例の場合は、保健福祉事務所が接触者健診を行います。保健福祉事務所と相談してから、健診の必要性や時期、内容を判断しましょう。軽症で、痰の中に結核菌がでていない患者からは感染しませんし、患者の使った食器、衣類、布団などからは感染しません。

A6-2
接触者健診は、患者さんの咳や痰症状と期間、結核菌の量、接触の状況などから感染の危険性のある人を判断し健診の内容と時期を決めます。

A6-3
感染から発病までの期間は、早くても数ヶ月です。(成人の場合)

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A7
感染と発病は違います。結核患者で、かつ痰に結核菌が出ている患者以外からの感染はありません!

  • 感染:菌が身体に進入した状態で、結核を発病していません。ですから接触しても2次感染することはありません。
  • 発病:症状が出現し、結核と診断された状態。患者でも結核菌が出ていない人から感染することはありません。

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2.保健福祉事務所の役割

保健福祉事務所の本領発揮!あなたがもし結核にかかったら、保健福祉事務所は病気が治るまでお手伝いします

その1入院した結核患者さんを保健師が訪問します

医療機関で結核と診断されると、その患者さんについて、医師は、直ちに最寄りの保健福祉事務所に届出の義務があります。保健福祉事務所では届出に基づき、結核登録を行い、患者支援を開始します。
具体的には、入院した患者さんを病院に訪問する、通院の患者さんに電話をするなどにより、結核発病までの生活等についての聞き取りや今後の療養生活の支援、医療費の公費負担制度、家族等接触の多い方への感染予防のための健診等についてご案内をします。

その2療養費については、医療費公費負担申請制度があります

結核の患者さん本人又は保護者(家族等)の申請により、結核の適正な医療を受けるための費用について公費負担制度があります。入院や通院、年齢等、個人の事情により、自己負担額は無料から一部負担までありますので、詳しくは、受診した医療機関にお尋ねになるか、または最寄りの保健福祉事務所にお問い合わせください。
申請書は、結核に関する医療を専門とする委員による感染症診査協議会による診査を行い、公費負担が決定されます。

その3治るまでの服薬確認を行います 

結核は、適正な医療と服薬で治る病気です。入院して退院した患者さんの医療機関受診の中断や、通院患者さんの服薬の中断を、保健福祉事務所は把握していますので、服薬中断者にはお電話などで連絡をします。結核を発病しても、服薬により症状が緩和したり軽快すると、服薬を中断しがちですが、薬によって結核菌が完全に殺菌されたわけではありません。医師による処方がある間は必ず薬を飲まないと完全には治らないで、再発することがあります。結核は適正な服薬により治る病気ですので医師の指示に必ず従うようにしてください。

その4感染拡大を防ぎます

感染拡大を防ぐために、感染源の発見のためと発病の早期発見のために結核患者に接触した人を対象に接触者健診を行います。

その5保健福祉事務所の取組み

保健福祉事務所は患者さんの支援をするとともに、皆さんに結核に関心をもってもらい、感染を蔓延させないための取り組みをしています。

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接触者健診のQ&A

A1
接触者健診には2つの目的があります。その1は感染源の発見のため、患者さんの周囲に結核の人がいて、そのひとから感染した可能性が考えられるので、結核患者さんに結核を感染させた感染源を見つけるために行います。その2は、発病の早期発見のため、痰の中に結核菌がでるようになった患者さんは、家族や接触の多かった人に結核を感染させている可能性があるので、感染や発病を早期発見するために行います。

A2-1
2ヵ月後・半年後・1年後・2年後を目安におこないます。健診の時期や内容は患者さんの痰に含まれる結核菌の量や、病気の症状、健診を受ける人の年齢や接触状況等によって違います。健診の内容は、胸部X線検査・QFT検査・ツベルクリン反応検査です。

A2-2
結核菌が体の中に入ってから病気になるまでは、大人では4~5ヶ月から2年以上かかります。2年間は指示どおりに必ず健診を受けましょう。健診の時期でなくても長引く咳等の結核を疑う症状があったら医療機関の診察を受けましょう。

A2-3
健診を行う場所は、連絡をした保健福祉事務所や指定された最寄りの医療機関です。費用は無料です。

A3-1
体の抵抗力を低下させない。そのために食事をしっかりとる。夜型の生活リズムをさける。

A3-2
結核の発病を合併する基礎疾患の管理をする。高血糖などで要精密検査の指示があった場合は、放置しないで受診する。特に感染に対する抵抗力の弱い糖尿病等の治療中は、受診及び治療を中断しない。

A3-3
咳があるときのエチケットを守る。マスクやハンカチで、しぶきが周囲の人に飛ばないようにする。換気に気をつける。

A3-4
早期に発見するために、年1回は、職場健診や住民健診等の健康診断を受ける。2週間以上続く咳や発熱があったら、すぐに受診し胸部のX線検査を受ける。一般的な感染症の予防方法として、外出後のうがい、手洗い、換気などが有効です。

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本文ここまで
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