腸管出血性大腸菌感染症の予防対策について

掲載日:2018年4月4日

近年、腸管出血性大腸菌による小児の感染重症事例の発生や食中毒の発生が全国的に問題となっています。
生肉や加熱不十分な肉を食べることは、腸管出血性大腸菌による食中毒のリスクがあります。
県民の皆様には、食肉やレバーを調理する際は中心部まで十分な加熱調理をお願いします。特に子供や高齢者などの抵抗力が弱い方は重症化することがありますので、生肉や加熱不十分な肉料理を食べないようにお願いします。また、血便等の腸管出血性大腸菌感染が疑われる症状が出た場合には、速やかに医療機関を受診してください。 

O157の電子顕微鏡画像

【腸管出血性大腸菌O157電子顕微鏡画像 撮影:神奈川県衛生研究所】

腸管出血性大腸菌感染症について

腸管出血性大腸菌感染症の厚生労働省への年間累積報告数(以下報告数)は、2000年以降は、概ね3,000~4,000例で推移していましたが、2010年、2011年はそれぞれ約4,000例の報告があり、一向に減少傾向は見られません。うち約40%は、10歳未満の症例が占めています。
腸管出血性大腸菌感染症の合併症の中でも、重篤なものである溶血性尿毒症症候群(HUS)は、15歳未満の小児、65歳以上の高齢者で発症率が高くなっています。
感染源として肉類を喫食した者の情報のうち、40%以上は生肉を食しており、生肉・生レバー喫食による3歳以下の小児でのHUS症例も報告されています。
腸管出血性大腸菌食中毒の原因食品は肉類及びその加工品が多く、過去10年間の患者発生動向においては、10歳未満の小児患者が患者数全体の約20%を占めています。【参考 厚生労働省資料】

O157(腸管出血性大腸菌)

腸管出血性大腸菌のメージ本来、動物の腸管内にすむO157は、ノロウイルス同様に感染力が強く、少量でも発症します。家畜や感染者の糞便を通じて汚染された食品や水(井戸水など)の飲食で感染します。潜伏期間が2日から7日と長く、感染源の特定が難しいことも特徴です。大腸で増殖する際に毒性の強い「ベロ毒素」をつくり、ベロ毒素が大腸の粘膜を壊し、血球、血管壁を破壊しながら全身をまわり、腎臓に障害を与え、脳や神経にも影響を及ぼします。
O157は熱に弱く、75℃以上で1分以上加熱すれば死滅します。食材は洗い、十分な加熱調理が必要です。

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