平塚保健福祉事務所 蚊媒介感染症について

掲載日:2018年5月11日

蚊媒介感染症について

蚊媒介感染症とは、病原体を保有した蚊に刺されることで感染する感染症の総称です。世界的に蚊を媒介とした感染症は多く発生しています。近年、海外で流行し、日本国内で発生する可能性がある感染症としては、デング熱、ジカウイルス感染症、チクングニア熱、マラリアなどがあります。

(1)代表的な蚊媒介感染症について

疾患ごとに、原因となる病原体や媒介蚊は異なります。近年、日本に広く分布しているヒトスジシマカ*を媒介蚊とした感染症が多く発生しているため、注意が必要です。

疾患名

病原体

媒介蚊

デング熱

デングウイルス

ヒトスジシマカ、ネッタイシマカ

ジカウイルス感染症

ジカウイルス

ヒトスジシマカ、ネッタイシマカ

チクングニア熱

チクングニアウイルス

ヒトスジシマカ、ネッタイシマカ

日本脳炎

日本脳炎ウイルス

コガタアカイエカ

マラリア

マラリア原虫

ハマダラカ

ウエストナイル熱

ウエストナイルウイルス

アカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカ

黄熱

黄熱ウイルス

ネッタイシマカ

ヒトスジシマカとは
日本のほとんどの地域(秋田県及び岩手県以南)に分布し、5月中旬から10月下旬に活動します。ヒトスジシマカの幼虫は、例えば、ベランダにある植木鉢の受け皿や空き缶・ペットボトルに溜まった水、放置されたブルーシートや古タイヤに溜まった水などによく発生します。ヒトがよく刺されるのは、墓地、竹林の周辺、茂みのある公園や庭の木陰などとされています

ヒトスジシマカの写真(国立感染症研究所昆虫医科学部ホームページ)
http://www.nih.go.jp/niid/ja/lab/478-ent/6243-albopictus.html

(2)特に注意が必要な疾患の特徴

(3)予防するためには

蚊媒介感染症を予防するためには、蚊に刺されないようにすること(防蚊対策)と蚊を発生させないようにすること、が大切です。また、国内での流行を防ぐために、流行地からの入国者は症状の有無に関わらず、少なくとも帰国日から10日間程度は特に注意を払って蚊に刺されないようにしましょう。海外から帰国された方は、帰国日から4週間は献血ができません。

1. 蚊に刺されないようにするには
皮膚が露出しないように、長袖・長ズボンを着用しましょう
裸足でのサンダル履きを避けましょう
虫除け剤(忌避剤)を適切に使用し、定期的に塗りなおしましょう

2. 蚊を発生させないようにするには
雨水がたまった容器は、水がたまらないように片付けましょう
庭木の剪定や藪・雑草の刈り取りをしましょう
殺虫剤や蚊取り線香を活用しましょう

(4)神奈川県の取り組み

神奈川県では、県内の公園において蚊媒介感染症対策の一環として蚊の生息調査(6月から10月)を実施しています。蚊の成虫について、公園内に生息するヒトスジシマカと他の種類を特定し、季節的な推移を把握し、感染症対応に生かしていくものです。

神奈川県ホームページhttp://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f531184/

(参考ホームページ)

蚊媒介感染症専門医療機関一覧(一般社団法人日本感染症学会)
http://www.kansensho.or.jp/mosquito/medical_list.html
蚊媒介感染症に関する特定感染症予防指針(厚生労働省)
www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000131650.pdf
蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第4版)(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/sa/zika/6950-zika-medical-g4.html
感染症法に基づく医師の届出について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html

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