神奈川県地方独立行政法人評価委員会 審議結果(平成24年度第3回)

掲載日:2018年3月16日

審議結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

神奈川県地方独立行政法人評価委員会

開催日時

平成24年8月7日(火曜日)13時30分から15時30分

開催場所

日本大通7ビル500会議室

出席者【委員長・副委員長等】

石田晴美、大住莊四郎【委員長】、大道久【副委員長】、菊岡正和、平澤敏子、山原吉陽

次回開催予定日

平成24年8月21日(火曜日)

所属名、担当者名

行政改革課 団体調整グループ 能戸、長谷川

掲載形式

  • 議事録

議事概要とした理由

-

審議経過

<審議概要>

  1. 議題1 平成23年度業務実績の評価結果(案)の検討
    平成23年度業務実績の評価結果(案)について、小項目に対する委員会評価及びコメント、大項目評価の審議を行った。
  2. 議題2 平成23年度財務諸表に対する意見の検討
    平成23年度財務諸表に対する意見について審議を行った。

<質疑概要>

1. 平成23年度業務実績の評価結果(案)について

小項目評価の検討について(資料1)

委員

小項目評価の検討は昨年度と同様に行い、評価コメントについては、事実誤認がない場合は各委員からのコメント(案)に基づき記載することとする。

【小項目7】

委員

現場の努力、県民の立場から見ても評価すべき取組であるならば、委員会評価はSとして然るべきである。
緩和ケアチームを組織的に位置付け、週1回の定例カンファランスを行うなど積極的に取り組んでおり、S評価で良いのではないか。
先駆的に小児科で緩和ケアに取り組んでいることは素晴らしい。まさに県の病院たるが所以であり、外れることなくS評価である。
今年度はさらに、セラピードッグによる取組を行っていることがテレビ等でも取り上げられている。S評価に値する取組を積極的に取り組んでいただきたい。
取組内容で見るとS評価で良いと思うが、Sに値する取組であることが明確に判断できるよう年度計画の立て方について検討していただきたい。

法人

年度計画を立てた昨年度の時点では取組を始めたばかりであり、S評価を意識した計画の立て方や事業の組み方になっていないが、こども医療センターでは非常に先進的な取組として懸命に進めてきた。

委員

自己評価の段階でメリハリをつけるなど戦略的に評価の枠組みを使い、県民の方にPRしていくと有意義であると思う。他の公立病院に比べても評価できる先進的な取組については、前向きに自己評価をSとしていただきたい。

法人

評価には、計画的な事業の達成度による評価と日本の医療における先駆的な取組としての評価と二つ考え方があり、法人としては事業の達成度という視点で自己評価を行った。先駆的な取組という視点で評価いただけることはありがたい。

委員

全委員のコンセンサスが得られたので、委員会の評価点数はSとする。

小項目8

法人

「感染制御室を設置する」という中期計画を達成したため、この項目は平成24年度年度計画にはないが、この委員会コメントで指摘の点については、小項目33「感染症対策の強化」という項目に反映していきたい。
感染制御室を設置したことにより、アウトカムの目標をどうするかという指摘と受け止めている。難しいが検討したい。

小項目9

所管局

指摘の点は県の医療施策の問題である。こども医療センターとしては一生懸命取り組んでおり、コメントの記載については検討いただければと思う。

委員

病院としてはもう努力できる部分はないのか。

法人

こども医療センターとして、他の医療機関との転院、戻し搬送などにより受入れ先の開拓に努めてはいるが、単独の医療機関では無理である。
母子周産期の基幹病院は県内にいくつもあり、県行政として進めていくということが県内のNICUの確保に繋がる。

委員

県の施策についてコメントをするのは評価委員会の権能を超える。法人に対するコメントとして、「県内の医療機関との一層の連携を進めていくことが望まれる」と修正することとする。

【小項目11】

法人

復職支援プログラムの受講者数の目標値化については、現状の職員配置と受講要望とを踏まえて検討したい。

【小項目13】

委員

外来初診患者数という目標値を達成していないため自己評価はBであるが、もう少し幅の広い目標に着目した方が良いのではないか。非常に難しい医療を担当している部門でもあり、A評価でも良いのではないか。
初診患者とは言っても全くの初診なのか、時間があいた再来患者なのか定義が難しい。もう少し他の評価の視点を検討しても良いと思う。

法人

外来初診患者数の減少は再初診数が減ったことによるものであり、その理由は外来の通院が続くようになったと考えている。
外来初診患者数を目標値に置いた理由は、地域でどのくらい貢献しているかを測るという趣旨であるが、紹介率などより適した指標について検討している。

委員

指標は取組状況をより客観的に正確に把握できるものにすることが大事である。試行錯誤することはやむを得ないが、あまり恣意的に変えてはならない。
自己評価をBとした根拠を患者数の問題だけとするのではなく、ニーズに十分に対応しており指標が下がったのは治療の効果であるなどと言えるのであれば、そういう説明をしていただいた上で、指標としては不十分であっても自己評価をAとしても良い。十分に役割を発揮できなかったということであれば、B評価でも仕方ないということになる。

法人

ニーズがどれくらいかを把握するのが難しく、あくまでも数値に基づき自己評価を行った。

委員

委員会評価はBとし、コメント(案)のとおりとする。

【小項目22】

法人

廉価購入は大事であると思うが、医療機器の購入価格は入札で決まるものであり、診療材料についても診療報酬の改定が影響するため、目標設定は難しい。

委員

入札の基準はいくら以上か。

法人

160万円以上のため、医療機器は基本的には入札となる。

委員

県民の方に馴染みのない機器を取り扱っているため疑問を感じられることのないように、金額の目標設定が難しいのであればより安く購入するための議論をたゆまず続けていただきたい。
数値目標を置きづらい場合は、廉価購入するためのプロセスの設計という目標の作り方がある。
法人内部で機種選定委員会を組織し、入札にかけていると思う。県費での購入が多いと思われるので、適正な手続きをとっていることを明確にするよう記載する必要がある。
年度計画に目標に関する記述がない。十分取り組んでいる購入手続きや、より良い機器をより安く購入するというプロセスについて記述があっても良い。

法人

機種選定会議に諮り、複数メーカーの医療機器から一番安い物を買うという県と同様の入札制度で購入している。
この項目は価格の問題というより、これまで県立病院が抱えてきた古い医療機器を予算の中で計画的に更新し、良い医療を展開できるようにしていくかがねらいであるため、目的の立て方を改めていきたい。

委員

委員会のコメントは、「医療機器整備の推進にあたっての具体的な目標のあり方について検討を要する」という内容に修正する。

【小項目34】

法人

足柄上病院は災害医療拠点病院になっているが、その他の病院は専門病院のため災害拠点病院としての機能を持っておらず、指摘のように取組を広げることはできない。
災害時の薬品調達については、県が体制を整えている。
災害時の備蓄購入ルートについては、県内の自治体病院間で相互融通するという協定を結んでいるためすでに確保はできている。

委員

このコメント(案)は削除することとする。

【小項目36】

委員

他の地方独立行政法人では、新たな入院患者数を母数として、入院患者数のうちどのくらいにクリティカルパスが適用されているのかという分かりやすい指標を示している。
目標値を掲げることによってより良い方向に動いていくよう法人の状況を反映した数値目標を検討していただきたい。

法人

クリティカルパスの目的は分かりやすい医療を提供するということと、ばらつきのない標準的な医療を提供するということである。その意味を踏まえ、示し方を工夫したい。

委員

適用率を数値目標として置くのか、情報開示のための一つの指標にするのかということも含めて検討していただきたい。

【小項目41】

委員

待ち時間が60分以内というのは評価できるという意見もあるが、予約診療でこれだけの待ち時間があるのは患者にとっては負担があると思う。前年度との比較では全病院が一律に下がっているわけではなく、法人全体として短縮するという強い意思を持って真剣に取り組んでいただきたい。
足柄上病院は、前年度90分であった待ち時間実績を60分に短縮しており、かなりの努力をしていると思いA評価意見を述べたが、病院側に立ち過ぎたかもしれないため意見を訂正する。

法人

医療に携わるものにとって待ち時間の問題は非常に悩ましく、短縮目標を掲げることは困難である。今、医療機関においては、待ち時間の負担感をどう減らすかということに努力している。

委員

予約時間からの待ち時間が短い病院はどういう取組をされているのか研究はしているか。

法人

例えば採血について、採血した血液を検査室に早く送る、検査室で早く検査をする等の努力を重ねることにより、一定程度待ち時間が短くなったことがあるが、それでも時間短縮には限界があり、これをさらに短くすると、今後どこかに無理が生じてしまう。

委員

いわゆる大病院志向とも言われ、フリーアクセスの医療体制ではどうしても公的病院に集中し、結果それが待ち時間になる。それを短くするのは個々の医療機関の役割とは言え、構造的になかなか難しい。しかし自己評価がBということは、法人としても決して良いとは思っていないと受けとめている。
待ち時間の負担感の軽減に関しては、業務実績には記載があるが年度計画には全く記載がない。計画にあってしかるべきである。
具体的な数値目標が非現実的であるならば、「法人全体で待ち時間の短縮に関する具体的な検討を進めるとともに、待ち時間の負担を少なくするための対策についてより一層の検討を要する」とコメントする。
予約制度には工夫の余地があるため、「予約制度の運用についてさらに工夫していただきたい」という趣旨のコメントも併せて記載する。

法人

県立病院機構の病院はほとんどが紹介予約制をとっており、予約制度は以前に比べて是正が図られたが、制度を検討して努力する。

【小項目44】

委員

自己評価はAであるが、委員会評価はBではないかという意見が出ている。足柄上病院の産科医師の確保については問題である。

法人

法人としても足柄上病院の産科医師が不足していることは大きな問題だと思っている。この問題については、小項目5で自己評価としてCとしている。
地方独立行政法人への移行により医師や看護師の増員に一番力を入れており、小項目44に掲げている計画に対しては成果を上げている。

委員

コメント(案)は残し、委員会評価はAとする。

【小項目46】

委員

コメディカル職種の要員が多くなる傾向であれば、配置転換等により厳密に見ていくのも必要であると思うが、法人として厳しい人員で推移しているのであれば、このコメントは参考として削除して構わない。

法人

コメディカル職種については、経営状況と費用対効果を考えその都度見直しをしていくものであり、長期的な人数目標を立てることにより経営の足を引っ張ってはならない。
業務に応じて必要数ということで管理をしており、その中で適正な運用をしていきたい。

【小項目47】

法人

年休の取得日数や休暇の状況を実績として示すことはできるが、休暇の取得目標を立てるのは難しいと考えている。

委員

目標は難しいと思うが、実績は整理して数字で示していただいた方が良い。
数値には目標値とするものと参考として示すものがあり、これについては参考までに示すという整理で考えてはどうか。

【小項目54】

法人

薬品も入札で購入しており、値引率の目標値を設定することは難しい。

委員

薬品の値引率はもう少し上げる努力が必要ではないか。ジェネリックの割合をどう増やしていくかもある。
専門的な医療のため薬品も特殊であり、目標値を設定するのは難しいかもしれないが、値引率をもう少し下げられる余地があるのであれば、薬品のさらなる値引について検討されたいという点のみ記載する。

法人

法人全体で年間70億円ほど薬品を購入するため、薬品の値引率の影響は大きい。少しでも下げていきたいという思いはある。

【小項目60】

法人

コメディカル職員のアウトソーシングについては、指揮命令系統の問題があるほか、費用低減に本当につながるのかなど検討課題は多い。

委員

給与比率を下げる努力をどのようにするかが重要であり、考えていただきたい。
コメント(案)にある「アウトソーシングに関する記載を削除し、給与比率の低減等の向上に向けた取組が必要である」とコメントする。

大項目評価(案)について(資料2)

委員

3つの大項目に対する評価は、それぞれの小項目評価の積み上げにより、「財務内容の改善及び効率化に関する事項」のみB評価とし、その他2項目はA評価とする。

会議資料

次第[PDFファイル/23KB]
資料1 平成23年度業務実績 小項目評価検討資料[PDFファイル/239KB]
資料2 平成23年度業務実績 大項目評価検討資料[PDFファイル/34KB]

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本文ここまで
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