第2回七沢リハビリテーション病院脳血管センター移譲先選定委員会 会議結果

掲載日:2017年2月28日

1 議題1:提案書類に対しての意見交換

各委員が、法人から提出された事業計画書を事前に仮採点した結果について発表し、意見交換を行った。主な意見は次のとおり。

法人全体としては十分な経営力がありそうだが、病院1つを取得することによって相当な影響があると考えられる。

具体的な安全管理体制の確認をしたい。

看護体制をどのようにするのか、他県の看護学校の卒業生をどのくらい送り込める見通しなのか伺いたい。

実習指導の体制が整っているのか確認をしたい。

地域住民との意見交換会を定期的に行うのか確認したい。

医療従事者の確保について確認したい。

地域医療連携について、地域の医療機関との連携、地域の患者の受入れなどについて確認したい。また、外来患者の確保手段について確認したい。

2 議題2:応募者によるプレゼンテーション

法人が、事業計画書の記載事項(応募者の概要、実績、提案内容等)のうち、アピールしたい点をパワーポイントで説明した。提案概要は添付資料のとおり。

移譲先法人の提案概要[PDFファイル/1.14MB]

3 議題3:応募者との質疑応答

質疑応答の概要は次のとおり。

移譲先としての適性について

Q 監査体制は具体的にどのような体制を取っているのか。また、医療安全管理室のような独立した室を設けるのか。

A 監査体制については、法人内に「法令遵守委員会」を設けており、その中に専門の職員を配置している。その職員が全国の施設をまわって、法令遵守関係や安全関係のチェックを行っている。また、医療安全管理室については、専任として設けたいと考えている。

病院機能について

Q 看護体制について、どのような交代制を考えているのか。

A 基本的には2交代と考えているが、人事については今後具体的に検討する。

Q 交通の便が悪い病院だが、外来患者の確保についてはどのように考えているのか。

A これまでの脳血管疾患の専門病院と比べて、取り扱う疾患の範囲を広げることで、急性期病院からの転院や地元の方の受診などによって確保できると考えている。

Q 県央地区の病院との連携を、どのように構築していこうと考えているのか。

A あらゆる機会を通してご要望をお伺いし、病院の運営などに反映させていきたい。

Q 医師会との協力体制についてはどのようにお考えか。

A 医師会の方々と密接に連携を取り、良い関係を築きたいと考えている。また、例えば病院の医療機器を使用していただくなどといったことも考えていきたい。

組織・財務について

Q 実習生を積極的に受け入れるということだが、実習指導者の研修はどのような計画で行うのか。

A 神奈川県に看護実習指導講習の体制があるので、そこへ参加する形を考えている。

Q 県外に自前の教育施設があるが、看護師は特に地元志向が強いと聞く。そのあたりもふまえ、どのように数を確保するのか。

A 専門病院であることから、経験上、勧誘すれば来ていただけると考えている。また、看護師の採用は、自前の施設からだけではなく、応募があれば地元採用を含めてやっていく。

Q 全国的なネットワークによるスケールメリットを押し出しているが、これは、マネジメントの部分で統一運営することにより、費用を削減するということか。

A 例えば、葵会には清掃営繕チームがあり、病院ごとに委託するのではなく、その職員が色々な病院で働くことによって経費を節減している。

Q 薬品は地域性があるが、これも全国的に購入することで経費節減になるのか。

A 地域差もあるが、業者との交渉に関しては、その1つの薬品に限って交渉するのではなく、全体の中で経費節減ができるよう努力している。

Q 移譲決定後に、外来患者の確保や看護体制がうまくまわらなければ、グループ全体に相当負荷がかかると思われるが、どのようにお考えか。

A 人材確保については、例えば海外の看護師資格を持った人材も受け入れており、日本人の看護師が刺激を受けて、相乗効果で一生懸命やるといった現象も起きている。そうしたことも含めて取り組んでいき、良い方向に進めていきたいと考えている。

その他、独自の提案について

Q 地域住民との懇談会という表現があったが、定期的に住民の方の評価の視点を入れていくような仕組みはお考えなのか。

A 地域住民の方のご意見が一番大切と考えているので、それを聞く仕組みは十分に作っていく。

Q 現在使用されていない施設の維持管理についてお聞きしたい。

A 人が勝手に立ち入ったりしないように、きちんと管理する。また、医師会や地域住民などとの意見交換を行い、使用不能な建物と判断した場合には、取り壊して屋外でのリハビリを行うための場所にするようなことも有り得る。

4 議題4:移譲先候補者の選定

本日の会議の内容を踏まえ、選定委員会として評価点をつけたところ、次のとおりの結果となった。

七沢リハビリテーション病院脳血管センター移譲先選定に係る採点表
 評価基準:5点満点
優れている:5点、やや優れている:4点、ふつう:3点、やや劣る:2点、劣る:1点
大項目 小項目 評価の視点 配点 採点
移譲先としての適性 法人の理念、病院の運営実績、応募の理由、医療安全等に対する取組み 県立病院の移譲先としてふさわしい理念等を有しているか。
病院運営の経験・実績が十分にあり、法人及び運営している病院の経営状況は良好であるか。
応募の理由、将来の展望は適切か。
医療安全(医療事故防止、院内感染防止等)、防災対策、患者の権利保護(人権、外国人患者対応、個人情報管理、インフォームド・コンセント等)等に係る取組みや研修について、どのような計画があるか。
5×1 5 4
病院機能 診療機能 回復期の病院(脳血管疾患に関する病床を100床以上整備)としての必要な診療科を設定し、それに見合う人員配置が計画されているか。 5×3 20 9
地域医療連携 地域の患者の受入れや、地域の医療機関との連携について、どのように考えているか。 5×1 3
組織・財務 医療従事者の確保 提案内容を実現するための、将来にわたる安定的な医師、看護師等の人員確保策が示されているか。
看護実習生等の受入れに関する考え方は適切か。
5×4 30 12
収支計画 将来にわたって安定的に医療の提供ができる、適切・良好な収支計画であるか。 5×2 6
譲渡価格 土地・建物の譲渡価格   5×6 30 6
その他 行政の施策への協力や要望等への対応等 県及び厚木市の各種施策へ協力することについて、どのような計画があるか。
地域の住民の要望等に対して、どのような対応を行うか。
七沢病院もえぎ寮の貸出し、外周道路の使用許可及び七沢病院近隣の街路灯の維持管理について、どのような対応を行うか。
5×1 5 4
独自の提案   医療内容や患者サービス等をより充実したものとするための、独自の提案があるか。 5×2 10 8
合計 100 52

選定委員会として、当該法人を移譲先候補者に選定し、選定結果を知事に報告することとした。

以上

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