教育内容

掲載日:2018年3月9日

教育理念 | 教育目標 | カリキュラム | 医療現場との連携(ユニフィケーション)システム

教育理念

神奈川県立平塚看護大学校は、ナイチンゲール看護思想を基盤とし、相手の立場にたちあたたかなこころのこもった看護を大切にする教育を実践します。
経験をとおし、ありのままの自分を受け入れ、豊かな人間性を養い、人々との相互関係の中で成長しあって、質の高い看護が実践できる看護師を育成します。
さらに、保健・医療・福祉における幅広い視点から社会における看護の役割を考え、時代のニーズに即した看護実践能力が身につく教育を目指します。

ナイチンゲール像写真

ナイチンゲール像(新館正面玄関左側)

フローレンス・ナイチンゲール<1820年生まれ、1910年没>

近代看護の祖といわれる英国の女性。

左の立像はランプを手にクリミア戦争で傷ついた兵士を夜間見回った姿を象徴している。ナイチンゲールの従軍により、現地の英国陸軍病院の兵士の死亡率は激減した。1860年に執筆した「看護覚え書」は150年を経過した今でも多くの看護師に読み継がれている。
1992年(平成2年)から5月12日の誕生日を含む1週間を「看護の日」及び「看護週間」として、国民の看護に対する理解や関心を高めるための行事が全国で行なわれている。

教育目標

本校は以下の教育目標をかかげています。

  1. 人と関わる経験をとおして、自己理解・他者理解をしていくことで、深く人間を理解し、豊かな人間関係能力を養う。
  2. 生命の尊厳と倫理観に基づく人間愛を基盤として、こころのふれあう看護実践能力を養う。
  3. 対象の生活の自立と生活の質の向上が図れるように、生活を整える看護実践能力を養う。
  4. 保健・医療・福祉における看護の役割を理解し、多職種と連携・協働し、地域・在宅においても看護実践を推進できる能力を養う。
  5. 専門職業人としての倫理観をもち、自ら学び行動することで、広い視野を持ち、看護であることないことを探求し続ける能力を養う。

カリキュラム

 

カリキュラムマップ

カリキュラムマップ [PDFファイル/1.52MB]

平塚看護大学校のカリキュラムの特色

教育理念に基づき、1.ナイチンゲール看護思想、2.確かな人間関係能力、3.時代のニーズに即した看護実践能力を教育の特色とし、4年間かけてジェネラリストとして自律した看護師の養成を目指します。

(1)ナイチンゲール看護思想を基盤とした教育を実践します

フローレンス・ナイチンゲールは、その著書である「看護覚え書」の中で、看護には医学とは異なる独自の働きがあると看護の専門性を示し、時代が変わっても、国や場所が異なっても、そこに人の生活がある限り決して変わらない「看護の原理」を提唱しています。

本校は、日本が遭遇している少子超高齢社会の激動の中で、この看護の原理を学ぶことが、看護の発展に繋がると考えました。“看護であるものと看護でないものを見分ける眼”を養い、今後さらに看護師の役割期待がされる中で、ナイチンゲール看護思想に示される専門職業人としての人間観を養い、看護実践の基礎力がしっかり身につく自律型看護教育を目指します。

(2)確かな人間関係能力を養います

看護を実践するためには、フローレンス・ナイチンゲールは、「三重の関心」があると提唱しています。1つめは、科学的根拠と豊かな創造性に基づくケアを実践するための「事例に関する理性的な関心」、2つめは、対象となる人々をかけがえのない一人の人として慈しみ相手の立場にたったあたたかなこころとこころが通い合うなかで生まれるケアのための「(もっとも強い)こころのこもった関心」、3つめは、生命力の消耗を最小にし持てる力を最大限に発揮できるよう生活に働きかけるための「技術的(実践的)な関心」です。これらが融合されたところに質の高い看護実践能力が養われると考えています。

「(もっとも強い)こころのこもった関心」を養うために、人間関係論の宿泊体験授業、論理学、教育学、ナラティブ等の授業をとおし、<立場を換えて、感じ考え行動できる力><聴く力><受けとめ考える力><表現する力><論理的に思考する力>等を養い、人との関わりの経験をとおして自己理解・他者理解を深めながら確かな人間関係能力を養う教育を目指します。

(3)時代のニーズに即した看護実践能力を養います

少子超高齢社会や医療提供体制の変化等に伴い、看護師の役割拡大はさらに期待されています。人の生活を整える看護実践能力を養い、病院のみならず地域・在宅も視野に入れた教育を目指します。
具体的には、修業年限の延伸により、標準的な教育内容にとらわれない教育課程とし、学内にスキルラボを整備し、より臨床に近い状況でのシミュレーション教育を繰り返し行い、着実に科学的根拠となる知識・技術が身につく学習を積み重ねます。

さらに、論理学・教育学・ナラティブを段階的に学習し、内省から自ら気づく授業や論理的思考力が身に付く授業をとおして、看護実践能力が向上する教育を目指します。

教育課程の概念図

教育課程概念図
この概念図は学生が成長する学びの姿を、成長を支える栄養豊かな土壌、その土壌から水と栄養をたっぷりと蓄え、しっかりと根をはり大輪のなでしこの花を咲かせる「なでしこの花の姿」で表現しました。

成長を支える土壌は、本校独自の7つの領域である、「人間を理解する領域」「関係を深める領域」「看護実践のための知を身につける領域」「看護実践のための技を身につける領域」「看護を創造し探究する領域」「連携・協働・推進を学ぶ領域」「専門職業人としての倫理観を深める領域」です。これらの7つの領域が栄養となり、豊かな土壌を耕し、さらに、人との関わりの経験をとおして、芽吹き、双葉から蕾、そして大輪のなでしこの花を咲かせます。

これらの学習により、“看護であるものと看護でないものを見分ける眼”を持ち、自分自身の看護観を育みながら、ジェネラリストとして自律した看護師に成長していきます。 

医療現場との連携(ユニフィケーション)システム

毎年教員が実習病院で看護実践を行ない実践能力と教育力を高め、臨場感ある授業を行っています。また、学校の看護技術演習に臨床実習指導者の参加を得て、リアリティある指導をしていただいています。このように学校と施設が連携を図り、充実した学習環境を提供しています。

ユニフィケーション概念図

また、技術演習は、ひとり一人の習熟度に応じて、少人数制でていねいな技術指導を行っています。
患者さんに安全で安楽な援助を行う技術をしっかり身につけられます。

  • シーツ交換・清拭(体を拭く)・洗髪・足浴など、基礎的な看護技術も繰り返し演習。
  • シュミレーター・モデル人形やビデオを活用した、わかりやすい指導。

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