神奈川の水利用と総合運用のしくみ

掲載日:2018年4月13日

水利用

本県における上水道、工業用水道等の水源は、県中央部を流れる相模川と県西部を流れる酒匂川の両河川にその多くを依存しています。

相模川においては、相模川河水統制事業によって昭和22年に築造された相模ダム(相模湖)、相模川総合開発共同事業によって昭和40年に築造された城山ダム(津久井湖)及び昭和47年に相模川高度利用事業によって増強された寒川取水施設(寒川取水堰(せき))は、上水道、工業用水道、発電、治水及び畑地かんがいなどに有効な水利用形態を生み出し、本県の産業発展の一翼を担い、安定した県民生活に重要な位置を占めてきました。

酒匂川においても昭和46年から酒匂川総合開発事業として、三保ダム(丹沢湖)の築造を行い昭和54年に完成しました。取水は神奈川県内広域水道企業団が飯泉取水施設(飯泉取水堰(ぜき))からおこない、本県の水需要に対して安定した供給がおこなえる状況になりました。

しかしながら、その後も本県の水需要は、人口の増加や生活水準の向上に伴い増加することが推測されたことなどから、相模川の支川である中津川に、建設大臣(現国土交通大臣)が直轄事業として、水道用水の供給、発電、洪水調節及び河川環境の改善を目的に宮ヶ瀬ダムの築造をおこない、平成13年3月に完成しました。

なお、宮ヶ瀬ダム本体と津久井導水路(国)が平成10年度に完成し、平成11年4月より宮ヶ瀬ダムの一部運用に伴う既設ダム群との総合運用を開始し、平成13年4月からは宮ヶ瀬ダムの全面運用に伴う本格的な総合運用を開始し、相模取水施設(相模大堰(ぜき))のほか既存の寒川取水施設(寒川取水堰(せき))等も暫定的に使用して宮ヶ瀬ダム開発水を取水しています。

相模川水系事業別配分水量

(単位:立方メートル)

 

河水統制

総合開発

高度利用1

合計

用途別 毎秒 日量 毎秒 日量 毎秒 日量 毎秒 日量
上水 10.34

894,000

10.52 909,000

1.00

86,400 21.86 1,889,400
工水 2.15 186,000 4.48 387,000 - - 6.63 573,000
合計 12.49 1,080,000 15.00 1,296,000 1.00 86,400 28.49 2,462,400

本表は、毎秒、日量とも最大の数値を示しています。

宮ヶ瀬ダムと相模ダム・城山ダムとの総合運用

宮ヶ瀬ダム開発水量は毎秒15.05立方メートル(日量130万立方メートル)で、相模ダム・城山ダムの既設ダム群との運用によって生み出されます。

総合運用の目的

相模川本川にある相模ダム及び城山ダムは集水面積が大きく流入量が多い割に貯水容量が小さいのに対し、宮ヶ瀬ダムは集水面積が小さく流入量が少ない割に貯水容量が大きいという特性があります。総合運用とは、宮ヶ瀬ダムと相模・城山ダムを道志導水路、津久井導水路の二つの導水路で連絡し、これらのダムの特性を活かした運用を行うことで水資源の有効活用を図るものです。

運用にあたっては、環境保全や湖面利用に配慮し、常時満水位と最低水位の間に中間制限水位(容量)を便宜的に設け、各貯水池の水位に応じて運用方法を決定し、それぞれのダム管理者が協同しておこなっています。

総合運用のしくみ

ダムの諸元

項目 相模ダム 城山ダム 宮ヶ瀬ダム
堤高 58.4メートル 75.0メートル 156.0メートル
堤頂長 196.0メートル 260.0メートル 約400メートル
集水面積 1,016.0平方キロメートル 1,201.3平方キロメートル 213.9平方キロメートル
湛水面積 3.26平方キロメートル 2.47平方キロメートル 4.6平方キロメートル
有効貯水容量 48,200,000立方メートル 51,200,000立法メートル 183,000,000立法メートル

宮ヶ瀬ダムの集水面積は、直接の101.4平方キロメートルと間接の112.5平方キロメートルを足したものです。

本文ここまで
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