相模ダム
掲載日:2018年4月13日
相模ダム(相模川河水統制事業)
沿革
相模川河水統制事業は、京浜工業地帯(横浜市、川崎市等)を中心とする工業生産の増強や人口増加に伴う水道用水、工業用水及び電力需要の増大、さらに食糧増産のための開田開発用水の確保等を目的として昭和13年に県議会で可決され、昭和15年にスタートしました。
相模ダムは、昭和22年に完成し、神奈川県で最初の大規模な人造湖・相模湖を形成、その貯水容量を利用し、相模発電所を経由して下流の沼本ダムから水道用水などを安定的に供給し、相模川の水を多目的に利用しています。
現在では、湛水開始から長い年月が経過しているため、ダムの宿命とも言える堆砂が進み、これを取り除くための事業(相模貯水池大規模建設改良事業)を継続的におこなっています。
諸元
型式 | 重力式コンクリートダム |
堤高 | 58.4メートル |
堤頂長 | 196.0メートル |
湛水面積 | 3.26平方キロメートル |
総貯水容量 | 63,200,000立方メートル |
有効貯水容量 | 発電43,200,000立方メートル |
水道48,200,000立方メートル | |
利用水深 | 発電19メートル |
水道22メートル | |
常時満水位 | 標高167.0メートル |
完成年月 | 昭和22年6月 |
相模ダム標準断面図(単位:メートル)
相模ダム容量配分
ダムの流木チップの配布について
神奈川県企業庁では、台風などの大雨により貯水池に流れ込んだ流木を有効に活用するため、流木やチップ化した流木を無料で配布しています。
相模湖における配布状況については、次の事務所にお問い合わせください。
相模川水系ダム管理事務所相模ダム管理所 電話:042-684-3521