砂防事業について|工務部 河川砂防第二課

掲載日:2019年1月28日

砂防事業について

土石流砂防事業は、台風や豪雨時などに発生する土石流などの土砂の流出に伴う災害を未然に防止し、渓流の下流域にお住いの人々やその家屋、道路などの公共施設などを守るために、砂防堰堤や護岸などの砂防施設の整備を行うものです。
管内には、土石流が発生するおそれがある渓流(土石流危険渓流う)が153渓流ありますが、現在までに酒匂川水系等4水系で89渓流183箇所を砂防指定地として指定し、砂防事業を行っています。(直近の指定に係る告示日は平成28年10月19日)
また、災害に対する安全性を高めるばかりでなく、生態系や景観などに配慮した砂防施設の整備も進めています。

 

砂防堰堤について

稲郷えん堤:松田町寄(昭和3年完成)砂防堰堤は、主に山間部などの上流域から、雨や渓流の多量の水とともに土砂等が一気に流下する土石流を受け止めるなど、下流域で土石流による被害が生じることがないよう設置するものです。
砂防堰堤は、これまでは主に不透過型(左写真「稲郷堰堤」:中津川 松田町寄 昭和3年完成)の堰堤が造られてきました。不透過型は、山間部から流出してきた土砂により堰堤の上流側が堆積(満砂)した状態となりますが、堆積(満砂)した状態においても、渓流の勾配が堆積する前の勾配よりも緩く階段状になったことで、土石流の勢いを減じ捕捉することや、山脚が固定され、渓岸や山裾の安定が図られていることなどの効果を発揮しています。
近年においては、山間部から海岸までの安定した土砂の供給や生態系の保全など「渓流の連続性」を考慮し、主に透過型(スリット型)形式の砂防堰堤を設置しています。

透過型(スリット型)砂防堰堤

透過型砂防堰堤は、土石流の発生時など大規模な出水時には土砂等で開口部(スリット部)が閉塞し、下流に被害を及ぼす土砂等を捕捉するとともに、平常時には開口部から安定した土砂を流下させる機能を持っています。また、水生生物などの生息空間の遮断も防ぐことができます。

長坂沢上流堰堤:鋼製格子型スリット

長坂沢上流えん堤長坂沢(山北町向原)
堤長35.0m、堤高12.5m
平成18年完成

 

岳山堰堤(笹子屋沢2号堰堤):鋼製I型スリット

岳山えん堤(笹子屋沢2号えん堤)笹子屋沢(山北町向原)
堤長59.8m、堤高13.0m
平成20年完成

 

片倉堰堤:鋼製J型スリット

片倉堰堤(施工前)片倉堰堤(完成)
尺里川(山北町向原)
堤長63.0m、堤高7.5m
平成28年完成
昭和60年に完成した砂防施設(床固)を透過型砂防堰堤に改良しました

大杉平堰堤:鋼製J型スリット

大杉平堰堤
太刀洗川(南足柄市塚原)
堤長113.8m、堤高14.5m
平成29年完成
堰堤の下流の両岸には、現地で発生した巨石を利用した護岸を整備しました

砂防指定地内における行為申請許可について

砂防指定地内において、工作物の新築、立木の伐採、掘削等行う場合は県知事の許可が必要となります。
詳しくは、県西土木事務所許認可指導課まで

県西土木事務所管内の土砂災害危険箇所について

管内の土砂災害の危険箇所(土石流危険渓流・急傾斜地崩壊危険箇所)について知りたい方は、

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