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更新日:2023年12月11日
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河川の改修について
「酒匂川」は、静岡県御殿場市の富士山東麓に源を発し、神奈川県小田原市を貫流して相模湾へ注ぐ流域面積約582k平方メートル、幹川流路延長約42kmの二級河川です。
起点から県境に至るまでの上流域(静岡県域)では「鮎沢川」と呼ばれ、県境を越えて中・下流域(神奈川県域)では「酒匂川」と呼ばれています。
酒匂川・鮎沢川には、馬伏川、須川、野沢川、河内川、川音川、狩川等の30の支川があります。
水利用としては、古くから農業用水として活用されており、酒匂堰等を通じて下流部や流域を越えて水田に供給されている。なお、支川の河内川上流には神奈川県管理の三保ダムがあり、洪水調節とともに水道用水の確保と発電が行われています。
河川環境としては、中・下流域の河道では、広く礫河原が存在し、礫河原を好むカワラナデシコ等が生育しており、魚類は、上流域にはイワナ、ヤマメ等、中・下流域にはアユ、オイカワ等、汽水域にはハゼ類等、多様な種が生息しています。なお、酒匂川にはアユが遡上し、富士道橋上流から河口付近までの区間が産卵場となっています。
鳥類は、礫河原を好むコアジサシ、シロチドリ、イカルチドリ、イソシギが確認されており、河口部を中心に鳥類生息地として重要な区間であり、小田原市域の河道内の大部分が、神奈川県の酒匂川鳥獣保護区(希少鳥獣生息地)に指定されています。
現在進められている改修工事は、1/100確率年の降雨で発生する洪水を安全に流下させるものですが、工事全体を完成させるにはまだまだ時間が必要です。川の特性や過去の被害状況、堤防や護岸の状況及び周辺の土地利用などを総合的に判断して効果の高い改修を実施しています。
堤防に護岸を設置することで、洪水時により、堤防が削られることを防ぎます。
箇所:南足柄市斑目地先
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