平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査 神奈川県公立小・中学校の調査結果(速報版)について

掲載日:2019年7月31日
2019年07月31日
記者発表資料

平成31年4月18日に実施された全国学力・学習状況調査の神奈川県の結果(速報版)をまとめました。なお、調査結果の詳細版については、県教育委員会で分析した後、10月中旬頃に公表します。

1 調査の概要

〇小学校は第6学年、中学校は第3学年が対象

〇次の3種類の調査を実施
・教科に関する調査(小学校:国語、算数 中学校:国語、数学、英語)
 *昨年度までは、「主として『知識』に関する問題」と「主として『活用』に関する問題」を分けて調査していましたが、今回から一体的に問われることになりました。
 *中学校英語は今回初めての実施です。3年に1回実施の予定です。
・学校質問紙調査
 各学校を対象とした、指導法に関する取組等に関する質問(小学校64項目、中学校80項目)
・児童生徒質問紙調査
 調査学年の児童生徒を対象とした、学習意欲や学習方法、生活等に関する質問
 (小学校58項目、中学校69項目)

〇参加規模は次のとおり
参加校数 小学校調査 863校(小学校853校、特別支援学校小学部8校、義務教育学校(前期)2校)
中学校調査 419校(中学校408校、特別支援学校 中学部7校、中等教育学校(前期)2校、義務教育学校(後期)2校)
参加人数 小学校調査 約7万3千人、中学校調査 約6万2千人
<参考>県域(政令指定都市(横浜市、川崎市、相模原市)を除いた地域)
参加校数 小学校調査 332校(小学校328校、特別支援学校小学部4校)
中学校調査 179校(中学校174校、特別支援学校中学部3校、中等教育学校(前期)2校)
参加人数 小学校調査 約2万6千人、中学校調査 約2万4千人

2 教科に関する調査結果の概要

(1)平均正答数・平均正答率
*県及び県域の平均正答数は、国から小数第1位を四捨五入した整数値で提供された。
*中学校英語の調査結果は、「話すこと」を除いた「聞くこと」「読むこと」「書くこと」の集計値。

令和元年全国学状速報版

本県の公立小・中学校の平均正答数・平均正答率は、全教科とも、全国公立学校の平均値と大きな差は見られなかった。

(2)全国公立学校の平均正答率より5ポイント以上上回った設問(全県)
 *[ ]は問題番号、( )は全国との差を示す。
【小学校】
・該当なし
【中学校】
<英語> 
・「一般動詞の1人称複数過去時制の肯定文を正確に書くことができる」[9(2)②]
 神奈川県37.7% 全国28.9%(+8.8)
・「与えられた情報に基づいて、一般動詞の3人称単数現在時制の否定文を正確に書くことができる」[9(3)③]
 神奈川県43.4% 全国37.4%(+6.0)
・「文の中で適切に接続詞を用いることができる」[9(1)②]
 神奈川県63.2%  全国58.2%(+5.0)
・「与えられた情報に基づいて、3人称単数現在時制の肯定文を正確に書くことができる」[9(3)②]
 神奈川県37.9%  全国32.9%(+5.0)

(3)全国公立学校の平均正答率より5ポイント以上下回った設問(全県)
 
*[ ]は問題番号、( )は全国との差を示す。
【小学校】
<国語>
・「学年別漢字配当表に示されている漢字を文の中で正しく使う」(3問中1問)[1四(1)ア]
 神奈川県34.3%  全国41.9%(ー7.6)
・「話し手の意図を捉えながら聞き、自分の考えをまとめる」[3三]
 神奈川県61.4%  全国68.2%(ー6.8)

【中学校】
<数学>
・「aとbが正の整数のとき、四則計算の結果が正の整数になるとは限らないものを選ぶ」[1]
 神奈川県57.0% 全国62.2%(ー5.2)

3 学校質問紙調査での特徴的な項目
(肯定的な回答をした学校の割合で比較)

 *[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
(1)全国公立学校の平均を上回った主な設問(全県)
【小学校】
・前年度までに、近隣等の中学校と、授業研究を行うなど、合同で研修を行った[52]
 神奈川県73.9% 全国70.6%(+8.7 )
・学校でテーマを決め、講師を招聘するなどの校内研修を行った。[23]
 神奈川県97.1% 全国94.9%(+2.2 )
・調査対象学年の児童に対して、学級生活をよりよくするために、学級会で話し合い、互いの意見のよさを生かして解決方法などを合意形成できるような指導を行った。[34]
 神奈川県96.0% 全国94.5%(+1.5 )

【中学校】
・前年度までに、近隣等の小学校と、教科の教育課程の接続や、教科に関する共通の目標設定など、教育課程に関する共通の取組を行った。[65]
 神奈川県73.5% 全国68.0%(+5.5 )
・調査対象学年の生徒に対する国語の指導として、前年度までに、目的や相手に応じて話したり聞いたりする授業を行った。[42]
 神奈川県94.2% 全国89.0%(+5.2 )
・教育課程の趣旨について、家庭や地域との共有を図る取組を行った。[69]
 神奈川県91.6% 全国86.4%(+5.2 )

(2)全国公立学校の平均を下回った主な設問(全県)
【小学校】
・調査対象学年の児童に対して、前年度までに、将来就きたい仕事や夢について考えさせる指導をした。[11]
 神奈川県68.9% 全国83.2%(ー14.3 )
・調査対象学年の児童に対する算数の指導として、前年度までに、発展的な学習の指導を行った。[46]
 神奈川県60.7% 全国72.8%(ー12.1 )
・全国学力・学習状況調査の結果を地方公共団体における独自の学力調査の結果と併せて分析し、具体的な教育指導の改善や指導計画等への反映を行っている。[20]
 神奈川県83.8% 全国95.3%(ー11.5 )

【中学校】
・調査対象学年の生徒に対して、前年度までに、家庭学習の課題の与え方について、校内の教職員で共通理解を図った。(教科共通)[73]
 神奈川県64.9% 全国87.0%(ー22.1 )
・調査対象学年の生徒に対して、前年度までに、家庭学習の取組として、学校では、生徒に家庭での学習方法等を具体例を挙げながら教えるようにした。(教科共通)[74]
 神奈川県80.0% 全国92.3%(ー12.3 )
・調査対象学年の生徒に対する国語の指導として、前年度までに、家庭学習の課題(宿題)を与えた。[75]
 神奈川県77.6% 全国89.7%(ー12.1 )

4 児童・生徒質問紙調査での特徴的な項目
(肯定的な回答をした児童・生徒の割合で比較)

 *[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
(1)全国公立学校の平均を上回った主な設問(全県)
【小学校】
・外国の人と友達になったり、外国のことについてもっと知ったりしてみたいと思う。[25]
 神奈川県70.1% 全国68.6%(+1.5)
・5年生までに受けた授業で、自分の考えを発表する機会では、自分の考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組立てなどを工夫して発表していたと思う。[36]
 神奈川県64.0% 全国62.5%(+1.5)
・算数の授業で学習したことを、普段の生活の中で活用できないか考える。[50]
 神奈川県77.8% 全国76.5%(+1.3)

【中学校】
・将来、積極的に英語を使うような生活をしたり職業に就いたりしたいと思う。[59]
 神奈川県46.8% 全国41.3%(+5.5)
・解答時間は十分だった。(英語)[69]
 神奈川県68.3% 全国63.0%(+5.3)
・1、2年生のときに受けた授業では、スピーチやプレゼンテーションなど、まとまった内容を英語で発表する活動が行われていたと思う。[63]
 神奈川県81.1% 全国77.2%(+3.9)

(2)全国公立学校の平均を下回った主な設問(全県)
【小学校】
・解答時間は十分だった。(国語)[57]
 神奈川県67.5% 全国74.2%(ー6.7)
・今住んでいる地域の行事に参加している。[23]
 神奈川県62.2% 全国68.0%(ー5.8)
・昼休みや放課後、学校が休みの日に、本(教科書や参考書、漫画や雑誌は除く)を読んだり、借りたりするために、学校図書館・学校図書室や地域の図書館に週に1回以上行く。[20]
 神奈川県11.6%  全国17.2%(ー5.6)

【中学校】
・今住んでいる地域の行事に参加している。[23]
 神奈川県42.9% 全国50.6%(ー7.7)
・学級活動における学級での話合いを生かして、今、自分が努力すべきことを決めて取り組んでいると思う。[36]
 神奈川県59.2% 全国65.6%(ー6.4)
・1、2年生のときに受けた道徳の授業では、自分の考えを深めたり、学級やグループで話し合ったりする活動に取り組んでいたと思う。[39]
 神奈川県70.3% 全国76.6%(ー6.3)

<参考>県域(政令指定都市を除く)

2ー(2)全国公立学校の平均正答率より5ポイント以上上回った設問(県域)
 
*[ ]は問題番号、( )は全国との差を示す。
【小学校】
・該当なし
【中学校】
<英語>
・「一般動詞の1人称複数過去時制の肯定文を正確に書くことができる」[9(2)②]
 県域34.3% 全国28.9%(+5.4)

2ー(3)全国公立学校の平均正答率より5ポイント以上下回った設問(県域)
 
*[ ]は問題番号、( )は全国との差を示す。
【小学校】
<国語>
・「話しての意図を捉えながら聞き、自分の考えをまとめる」[3三]
 県域55.1% 全国68.2%(ー13.1) 
・「学年別漢字配当表に示されている漢字を文の中で正しく使う」(3問中2問)
 [1四(1)ア] 県域28.9% 全国41.9%(ー13.0)
 [1四(1)ウ] 県域25.5% 全国35.6%(ー10.1)
・「文と文との意味のつながりを考えながら、接続語を使って内容を分けて書く」[1四(2)]
 県域38.3% 全国47.8%(ー9.5)
・「ことわざの意味を理解して、自分の表現に用いる」[3四]
 県域64.2% 全国73.0%(ー8.8)
・「目的に応じて、質問を工夫する」[3二]
 県域60.8% 全国67.4%(ー6.6)
・「目的に応じて、文章の内容を的確に押さえ、自分の考えを明確にしながら読む」[2一(2)]
 県域70.1% 全国75.9%(ー5.8)
・「目的に応じて、本や文章全体を概観して効果的に読む」[2二]
 県域82.8% 全国88.5%(ー5.7)
・「情報を相手に分かりやすく伝えるための記述の仕方の工夫を捉える」[1二]
 県域58.1% 全国63.4%(ー5.3)
・「話し手の意図を捉えながら聞き、話の展開に沿って、自分の理解を確認するための質問をする」
[3一]
 県域76.2% 全国81.3%(ー5.1)
<算数>
・「加法と乗法の混合した整数と少数の計算をすることができる」[2(4)]
 県域51.8% 全国60.1%(ー8.3)

【中学校】
・該当なし

3 学校質問紙調査での特徴的な項目(肯定的な回答をした学校の割合で比較)
 
*[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
(1)全国公立学校の平均を上回った主な設問(県域)
【小学校】
・学校でテーマを決め、講師を招聘するなどの校内研修を行った。[23]
 県域97.3% 全国94.9%(+2.4 )
・調査対象学年の児童は、授業中の私語が少なく、落ち着いていると思う。[9]
 県域89.5% 全国87.7%(+1.8 )
・調査対象学年の児童に対して、前年度までに、学習規律(私語をしない、話をしている人の方を向いて聞く、聞き手に向かって話をする、授業開始のチャイムを守るなど)の維持を徹底した。[13]
 県域98.5% 全国96.9%(+1.6 )

【中学校】
・調査対象学年の生徒は、熱意を持って勉強していると思う。[8]
 県域95.0% 全国89.3%(+5.7 )
・調査対象学年の生徒に対する国語の指導として、前年度までに、目的や相手に応じて話したり聞いたりする授業を行った。[42]
 県域94.4% 全国89.0%(+5.4 )
・教育課程の趣旨について、家庭や地域との共有を図る取組を行っている。[69]
 県域91.6% 全国86.4%(+5.2 )

(2)全国公立学校の平均を下回った主な設問(県域)
【小学校】
・全国学力・学習状況調査の結果を地方公共団体における独自の学力調査の結果と併せて分析し、具体的な教育指導の改善や指導計画等への反映を行っている。[20]
 県域71.4% 全国95.3%(ー23.9 )
・調査対象学年の児童に対する算数の指導として、前年度までに、発展的な学習の指導を行った。[46]
 県域57.8% 全国72.8%(ー15.0 )
・地域学校協働本部やコミュニティ・スクールなどの仕組みを生かして、保護者や地域の人との協働による活動を行った。[57]
 県域64.8% 全国79.2%(ー14.4 )

【中学校】
・平成30年度の全国学力・学習状況調査の分析結果について、近隣等の小学校と成果や課題を共有した。[67]
 県域44.1% 全国60.0%(ー15.9 )
・調査対象学年の生徒に対して、前年度までに、家庭学習の課題の与え方について、校内の教職員で共通理解を図った。(教科共通)[73]
 県域74.8% 全国87.0%(ー12.2 )
・全国学力・学習状況調査の結果を地方公共団体における独自の学力調査の結果と併せて分析し、具体的な教育指導の改善や指導計画等への反映を行っている。[20]
 県域81.6% 全国93.7%(ー12.1 )

4 児童・生徒質問紙調査での特徴的な項目(肯定的な回答をした児童・生徒の割合で比較)
 
*[ ]は質問番号、( )は全国との差を示す。
(1)全国公立学校の平均を上回った主な設問(県域)
【小学校】
・学校の授業時間以外に、普段(月曜日から金曜日)、1日当たり1時間以上、読書をする。(教科書や参考書、漫画や雑誌は除く)[19]
 県域19.2% 全国18.3%(+0.9)

【中学校】
・1、2年生のときに受けた授業で、自分の考えを発表する機会では、自分の考えがうまく伝わるよう、資料や文章、話の組立てなどを工夫して発表していたと思う。[38]
 県域59.2% 全国55.8%(+3.4)
・1、2年生のときに受けた授業では、スピーチやプレゼンテーションなど、まとまった内容を英語で発表する活動が行われていたと思う。[63]
 県域80.5% 全国77.2%(+3.3)
・あなたは将来、積極的に英語を使うような生活をしたり職業に就いたりしたいと思う。[59]
 県域43.8% 全国41.3%(+2.5)
・解答時間は十分だった。(英語)[69]
 県域65.5% 全国63.0%(+2.5)

(2)全国公立学校の平均より下回った主な設問(県域)
【小学校】
・解答時間は十分だった。(国語)[57]
 県域59.0% 全国74.2%(ー15.2)
・学校の授業時間以外に、普段(月曜日から金曜日)、1日当たり1時間以上、勉強をする。(学習塾で勉強している時間や家庭教師に教わっている時間も含む)[18]
 県域58.0% 全国66.1%(ー8.1)
・今住んでいる地域の行事に参加している。[23]
 県域60.1% 全国68.0%(ー7.9)

【中学校】
・今住んでいる地域の行事に参加している。[23]
 県域43.7% 全国50.6%(ー6.9)
・学級活動における学級での話合いを生かして、今、自分が努力すべきことを決めて取り組んでいると思う。[36]
 県域59.1% 全国65.6%(ー6.5)
・数学の授業で学習したことは、将来、社会に出たときに役に立つと思う。[52]
 県域70.2% 全国76.2%(ー6.0)

問合せ先

神奈川県教育委員会教育局支援部子ども教育支援課

課長 宮村
電話 045-210-8212

教育指導グループ 本間

電話 045-210-8217