幼稚園実践事例「生きもの」

掲載日:2018年3月13日

幼稚園篇 【生きもの】

メダカの誕生・動植物の飼育観察・栽培

幼稚園篇 実践事例 【生きもの】

タイトル

実施日

学年

教科等

参加人数

概要

詳細

別紙

「うさぎさん、お腹すいていないかな?」 6月18日 年少 教育 19人 ウサギが初めてやってきた日、幼児たちは走って小屋に行き、嬉しくて大きな声をあげ、追いかけてさわる等、様々な姿が見られました。ウサギは大きい声を出したり追いかけたりするとびっくりしてしまうことを伝え、教師が静かに座ってウサギとかかわると、同じように座り、幼児たちも静かに様子を見て、優しくなで、思い思いに感じたことを言いました。
小さな生き物に触れたり、世話をしたりするなどの体験を通し、生きているものへの温かな感情や、命を大切にする気持ちを育てています。
 
「うさぎのベリーちゃん」   年長 いのち 23人
(1学級)
ゆり組の大事な一員のうさぎのベリーちゃん。夏の暑さで体調を崩し、病院に通っています。いつもは教師と一緒に子どもたちがゲージを掃除したり、抱っこをしたり撫でたりできるのですが、最近はお休み中。元気のないベリーちゃんを気にかけてゲージの周りに集まり「ベリーちゃん、治った?」「また注射するの?」「早く元気になってね。」と声をかける姿もあり、小さな動物をかわいがったり気にかけたりする気持ちが育っていることを感じます。  
おばあちゃんうさぎのバニラちゃんも暑そうだ! 6月17日 年長   (約30人) ぐったりしているうさぎの様子から感じ取った気持ちと、自分の感じる暑さとが重なり、どうしたらうさぎが気持ちよく過ごせるかをクラスで考えた実践 資料[PDFファイル/23KB]
蚕をとおして 5月20日
6月下旬
5歳児   16人 5月20日(月曜日)、年長組に蚕のたまごが届きました。毎日成長を楽しみにし、登園してくると「今日はどれくらい大きくなったかな?」と蚕をのぞいたり、「桑の葉にたくさん穴があいているよ!蚕が食べたんだ。」と園庭にある桑の木に駆けて行く子どもの姿がありました。
6月4日(木曜日)、最初は虫眼鏡で見ていた蚕も約2センチメートルの大きさになり、年長として責任を持って世話をしてほしい、そんな思いから一人ずつ箱に分け“自分の蚕”として育て始めました。大きくなった蚕は桑の葉をたくさん食べるようになり、登園途中、桑の葉を探して持ってきたり、箱の掃除をしながら数を数えたりする姿が見られました。
ある日、「ぼくの蚕が1匹いない。」というAくん。探してみると、桑の葉の陰に死んでしまい小さくなった蚕をみつけました。悲しそうな表情をしながら「濡れた葉っぱを食べたのかな?」と原因を考えるAくん。
Aくんの姿から、帰りの会で蚕について話し合いました。「桑の葉をあげないと死んじゃうんだよ。」「桑の葉をたくさんあげると蚕が大きくなるんだよ!」「濡れた葉っぱをあげると病気になるんだよ。だから、濡れているときは雑巾とかで拭くんだよね。」など、子どもたちから、蚕を思う気持ちをたくさん聞くことができました。
週末には家庭に持ち帰りお世話をしました。月曜日になると「朝、家の周りを散歩して桑の葉を探したんだよ。」とか「蚕は蛾になるんだよね。お母さんと図書館に行って蚕の本を見たんだ。」とお父さんやお母さんと触れ合った時間を楽しそうに話してくれました。また、「蚕って苦手。」と言っていたお母さんも、子どもと共に蚕を育てることで「この桑の葉を使ってください。」と園に沢山の桑の葉を持ってきてくださったり、「繭を作る姿が面白くてずっと見入ってしまいました。」とニコニコ話してくださいました。子どもたちが経験したことや会話を『かいこ通信』として保護者にも知らせ、子どもたちが感じたことや学んだことを伝えていきました。
小さな生き物にも命ってあるんだよね。
子どもが描いた蚕の絵[PDFファイル/314KB]
おたまじゃくしをそだてよう 4月16日
6月中旬
3,4,5歳児   9人

子どもたちと小学校に行った時におたまじゃくしを見つけた。そして幼稚園で飼う準備をしてから後日小学校にもらいに行った。幼稚園に戻ると、さっそくおたまじゃくしは何を食べるのか子どもたちと一緒に調べ、パンやご飯粒を食べることを知った。次の日、子どもが家から食パンや空き容器にご飯粒を入れてエサをもってきた。そして、おたまじゃくしの飼い方について子どもたちと話し合いをし、エサをたくさんあげすぎると水がにごってしまいおたまじゃくしが死んでしまうことや、水が濁ったら水槽を掃除することも必要であることがわかり、子どもたちも進んで世話をするようになった。

こどもたちは、朝登園すると真っ先におたまじゃくしを見に行き、エサを食べる様子やおたまじゃくしに足が出たりしっぽが短くなったりする様子に気づき、興味をもって見ていた。そして、おたまじゃくしとカエルでは顔が変わっていることに気付き友だちに知らせたり、手足がはえてしっぽが残っているカエルを水槽から出して、ジャンプする様子を見て楽しむ姿があった。そして、教師はカエルがどのようなところで生活をしているのか絵本を通して伝えていった。

ある日、水槽を見ているとカエルが自分で外に出ようとしていた。その日の朝の会で、カエルが外に出たがっていることや、水の中だけでは生きていけないことを伝えると、子どもが倉庫から木の板と園庭にあった木の棒を持ってきて、友だちと一緒にどうすればカエルが自分で外に出られるか考え、カエルがつたって下りられるように木の板を立て掛けた。しばらく見ていると、カエルが木の棒をつたって水槽の外に出ていき、子どもたちは「カエル踏まないように気をつけて」と声を掛け合ったり、「カエルさんばいばーい」「またあそびにきてねー」と自分たちで大切に育ててきたカエルを見送った。

後日、園外保育で小学校に行った時、おたまじゃくしをもらった池に大きなカエルがいた。子どもたちはそれを見ながら「おおきくなったらあのカエルみたいになるのかな」と楽しそうに話をしていた。子どもたちは、おたまじゃくしを飼ってカエルになるまで育てる経験をしたことで、生き物に興味を持ち、命を大事にしようとする気持ちが芽生えたのだと思う。これからも飼育物や生き物などを通して命の大切さを感じていってほしい。

 
生き物を育てよう 6・7月 年少   4名 虫や小動物など生き物にも命があることに気付き、3歳児なりにその命を大切に扱おうとする気持ちを育てていこう。
カブトムシ・おたまじゃくしを育ててみよう!
資料[PDFファイル/52KB]
小さな生き物 6から7月 全学年 日常の生活の中で 全園児
おおよそ110名
年長組の部屋。おたまじゃくしがカエルに成長し始めた。成長の過程を観察したので、カエルを田んぼに戻そうとしたところ、「逃がしたくない!飼いたい!」と子どもたちの発言があった。「このまま飼育箱に入れておくだけでは死んでしまう。どうする?」という担任の言葉を受けて、「逃がしてあげよう」と「飼い方を調べてみよう」という意見に分かれた。結局、飼いたい子どもを中心に、図鑑や生き物の絵本から飼い方を見つけ、飼育箱の中の環境をさらに整える方向に決まった。年少の部屋では、おたまじゃくしが鷲づかみにされて捨てられたり、年中の部屋では、カブトムシが角をちぎられて死んでしまったりすることが起きているので、その都度、職員と子どもたちで話し合うことにしている。  
カニを飼おう 6月17日 年長5歳児 環境 18人 メダカの池にカニを見つけた男児。池にカニがいるとメダカが食べられてしまうことを知り、学級の話題として取り上げた結果、カニを飼うことになりました。図鑑で餌を調べる子、毎日水を換える子、それぞれに“大切に世話をする”という姿がみられました。
しかし数日後、カニは死んでしまいました。子どもたちは悲しみ、動かなくなったカニをじっと見て、お墓を作ってあげました。子どもたちがカニを大切に飼い、また、死を身近に感じた経験を通して“生命の大切さ”を心に染みて感じてほしいと願っています。
 
「つばめのお父さん、お母さん」 6月中旬 3歳 教育要領
「健康」の領域
10人 毎年幼稚園にきているツバメが今年も巣を作り始めました。雛が生まれると、親鳥が餌を運んできます。子どもたちはツバメの親鳥に親しみをもち、自分のお父さんやお母さんの姿と重ねてツバメの子育てを応援しているように感じられました。
毎年やってくるツバメに親しみやいたわりの気持ちを持ったり、雛の成長を楽しみにしたり、自分と重ね合わせたりすることを通して、幼児が“いのち”を感じる大切な機会としています。
 
蚕のお泊まり 6月17日 年中 環境 約15人 5月下旬より、クラスで蚕を飼い始める。教師が中心となって、桑の葉をやったり、掃除をしたりして世話をしていた。6月中旬、蚕が育てやすい大きさまで育ったので、土日の休みに家に持ち帰って世話をしてみたい子を募る。保護者との相談の末、2名希望する。翌週の月曜日、持ち帰って世話をした2名に『蚕インタビュー』をし、感想や気づいたことをみんなの前で発表してもらう。「かわいかった!」「上向いたり、横向いたりして桑の葉を食べていた!」「掃除したのに、すぐうんちしちゃった!」「皮を脱いでるところが見れた!」など、自分の言葉で伝えることができ、それを聞いた他の子どもたちも、驚いたり笑ったりしながら聞き、気づきを共有できた。その次の土日には、さらに2名が希望し、蚕のお泊まり・蚕インタビューが、クラス全体の生き物に対する興味・関心を深めていった。  
アゲハチョウの羽化 6月3日 年長 環境 約20人 5月中旬より年長のクラスでアゲハチョウの幼虫を飼育していた。
朝からさなぎの色がいつもと違うことに気がついた子どもたち。「もうすぐでてくるね」と楽しみにしていたその日の昼頃、アゲハチョウが羽化した。ゆっくりと羽を動かして飛ぼうとしている姿に「がんばれ、がんばれ」と誰ともなく応援の言葉がでてくる。飼育ケースのふたを開けると、元気に飛び立っていくアゲハチョウ。子どもたちは歓声をあげてその姿を見送った。「どうして逃がしちゃうの?」「飼いたい。」という声もあがったが、「命がけで羽化したアゲハは自由に飛んで遊びたいと思うよ」と答えると、納得してアゲハチョウを見送った。
 
ちいさなお友達 7月12日 年長   22人 クラスで、カニ、メダカ、ザリガニ、カメを飼育している。毎週、当番の園児が水を替えたり、餌をあげたりしている。ある日、当番の子が慌てた様子で呼びに来た。「ザリガニが死んじゃった。」と言ってきた。様子を見に行くと、ザリガニが脱皮をしていた。「死んでいないよ。ザリガニが大きくなるために古い洋服を脱いだんだよ。脱皮って言うんだよ。」と伝えると、園児たちは安心した様子だった。その後、何度か脱皮をしているが、「先生、また脱皮しているよ。」と世話をしながら、園児たちはザリガニの成長を楽しみにしている。  
まだかな☆ 7月11日 4歳児 総合活動 22人 幼稚園にあるミカンの木で見つけたアゲハの幼虫。
「あげはちゃん」と名前を付けて毎日呼びかけ、成長していく様子をみんなで観察していました。
「大きくなったね」「あっ!茶色になってる」と変化していくのを不思議そうに見ていた子ども達。
ある朝、虫かごの中に、大きな黒いアゲハチョウを発見して大喜びしました。
「ちょうちょうになった☆」 
写真[PDFファイル/274KB]
「まだ咲いているよ」  9月3日 年少 自由活動時 約8人位 5月下旬に、子ども達と種まきをしたあさがおがきれいに咲きました。咲き終えたあさがおを使って、数人の幼児と色水遊びをし、きれいな色が出ました。その様子を見て「私もやりたい」と言って仲間に入ってきた幼児もあさがおの花を摘み始めました。きれいに咲いている花を摘もうとしていたので、「まだ、きれいに咲いてるよ。摘んでもいいのかな」と声をかけると「だめだよ。枯れた花びらを取るんだよ」と言う幼児もいました。「どうして咲いている花は摘まないのか」と子ども達になげかけたところ、「きれいに咲いている花は、今、咲いたばかりなんだよ」という声が聞かれました。花にも命があることに、気づくのはまだ難しいようですが、子ども達なりに咲いている花を大事にしようとうする気持ちをもつことができました。また、花が咲いた後、種ができ、子ども達と種取りをしました。子ども達から「どうして種を取るのか」と聞かれました。できた種を来年植えると、またあさがおの花が咲くことを伝えると、「また、咲くの?種ってすごいね。」という声が聞かれ、生命がつながっていることに、子どもたちなりに気づくことができました。  
さようならかぶとむし 6月18日   年少組 一斉活動 53名 年少組のクラスで飼っていたかぶとむしが、先日死んでしまいました。動かなくなってしまったかぶとむしを見て 「ゼリーを食べ過ぎて死んじゃったのかな?」「あたためれば、また動くかも・・・」等、子ども達の様々な想いを聞くことができました。みんなで、園舎の裏にお墓をつくって埋めてあげると、誰からともなく手をあわせ「がんばったね」「ありがとう」「またね」・・・・と優しい言葉のシャワーに胸があつくなりました。まだ、深い意味を知ることは、難しいと思いますが、このように、昆虫の飼育から、いのちの大切さを考える第一歩を経験することができました。   
赤ちゃんはじめまして 11月29日 年中 生き物 23名 地域の方からいただいた、アメリカザリガニ。100匹ほどいたので、希望する家庭に持ち帰って大切に育ててもらうことになりました。年中A児が、「家のザリガニがたまごをうんだよ。赤ちゃんも生まれてきたよ。」と話しました。保護者がザリガニを幼稚園に持ってきてくれ、クラス全員で飼うことになりました。母親ザリガニのおなかに必死になってくっついている、小さな赤ちゃんザリガニを、登園した子どもたちが毎朝教師や友達と一緒に観察しています。水替えやえさやり等世話を通して、小さなザリガニの大きな成長を感じています。図鑑を見ながら、ザリガニの生態について興味を持ち親しみを持っています。  
どうして桜の木にヘチマが? 9月2日 年長   約30人 ヘチマの栽培を通し、植物の生長の過程の面白さや、地域の方とのふれあいから植物を栽培する楽しさを感じた実践 資料[PDFファイル/471KB]
みんなみんな
生きているんだ
友だちなんだ
6から12月 年長   4人 カメを協力して飼育することで、友だちとの絆を深め、生き物と共に生きていることの嬉しさを感じられる子どもたちに育てていきたいと考えている。 資料[PDFファイル/86KB]
うさぎも生きている 4月8日
11月18日
4歳児   10人 幼稚園では、うさぎを飼っています。子どもたちはかわいいうさぎたちが大好きです。時々うさぎ小屋からうさぎを出して、子どもたちが触れあいを楽しめるスペースを作っています。初めて動物に触る子、家で犬や猫を飼っている子など様々ですが、かわいらしいうさぎに子どもたちの気持ちもなんとなく和まされるようです。入園したばかりでまだ友だちができていない子も、うさぎと一緒にいるととても良い表情を見せていました。しかし、ぬいぐるみのようにも思っているようで、追いかけまわしたり、耳をつかんだりと乱暴な触れあい方をしている子も中には見られます。子どもたちには日々、うさぎとの触れあい方や、うさぎもみんなと一緒で生きているんだよ、ということを伝えていました。
そんなある日のことでした。ある子がうさぎを抱きながら、何かをじっと感じていました。
「どうしたの?」と声をかけると、「先生、うさぎって温かいね。なんかドキドキしてるよ。」「そうだね、みんなの体も温かいね。ドキドキしているのは心臓の音だよ。うさぎもみんなと同じだね、生きてるんだね。」と伝え、帰りの会でクラスの子たちにもその話をしました。子どもたちは興味津々の様子で話を聞き、「あたしも(抱っこした時)温かかったよ。」などと話し、関心を持っている様子でした。それの後、うさぎを抱きながら「先生、うさぎ生きてるよ!」「ほんとだ、ドキドキしてる。」などという声が聞かれるようになり、少しずつ生きていること、命について興味を持ち始めている姿が見られるようになりました。“生き物同士、うさぎだって追いかけまわされたり、痛いことをされたりするのはみんなと同じで嫌なことだよ”ということも伝え、うさぎを通して命の大切さが伝わるよう、日々子どもたちと過ごしました。
二学期には「うさぎをだっこする時はお尻に手を当てるといいんだよ」「ほらキャベツを食べてるよ」などふれあい方にも変化が見られ、うさぎの名前を呼び楽しげにふれあう姿がよく見られるようになりました。うさぎの赤ちゃんも生まれ賑やかになってきたところ、気温の変化にうさぎが対応できず、次々と死んでしまいました。温かいぬくもりとは正反対の死んで横たわるうさぎの姿も目の当たりにし、悲しみも知りました。
生と死という経験をうさぎを通して体験する事が出来ました。様々な思いを抱いた後は、それぞれの子どもがうさぎに対する接し方も変わってきたように思います。家から野菜くずやパンなどを持ってきては親子でうさぎにふれあい「今日はみんな元気だね」とうさぎを気遣う様子も見られるようになってきました。園だけではなく、家庭とも連携し命の大切さを味わっています。
写真[PDFファイル/686KB]
カメの冬眠 11月22日 年長 環境 19人 年長組になってから交代で世話しているカメ。11月に入り、餌がたくさん残るようになった。当番の幼児が「最近カメが餌をあんまり食べなくなった。」と言い、「弱っているのかな、死んじゃうの?」と心配していました。そういった中で「冬眠するんだよ。」という幼児がいました。教師が以前読んだカメの図鑑をもう一度読み、冬眠について知らせると、「ぼくたちも寒いと動きたくなくなるよね。」等と言いながら、枯葉を集めて冬眠の準備をしました。「目が覚める時には春なんだね。」「春になったら、私たちは小学生だね。」と、自分たちの生活と重ね合わせていました。  
ザリガニにあげよう! 6月28日 年長   5人 ザリガニをクラスで飼い始めた。より興味をもてるように、図鑑を用意しておいた。子どもたちも、何を食べるのかと疑問をもち、「ご飯食べるんだね!」「パンも。」「給食のあげるといいんじゃない?」と図鑑を見ながら友だち同士で話をしていた。家から、「これ、ザリガニにあげるんだ!」とパンをもってくる子どももいた。
図鑑の中にミミズも食べるということが描いてあり、「そうなんだ。」「いたらつかまえようね。」と話をしていた。
28日、さつま芋を植えている畑に水やりに行ったときにミミズを見つけ、「見つけた!」の声に、数人が集まる。つかまえた子が、部屋までは「持っていけない。」と言うと、「おれ、持ってく!」と友だちから預かり、部屋へ持っていき、ザリガニが入っている飼育ケースへ。食べるかどうか、じっと見ていたがなかなか食べず、「食べないねえ。」
自分たちが給食を食べ終わった後、再度見て、ミミズがいなくなっていることに気づき、「食べてる!」と喜ぶ姿があった。
“何を食べるのかな?”“ザリガニのために探そう!”という気持ちをもった子どもたち。関心をもつことで、世話をしようという気持ちになり、“命の大切さ”につながっていくのではないかと思う。
 
ヤモリのために 4月15日から 年長   5人 年長になって、園で見つけたヤモリを飼い始めた。
15日に図鑑を用意し、以前から様子を気にして見ていた子どもたちと一緒に見ながらどうやって飼うのか考えていった。T「ミミズを食べるみたいだね。」子「探したい!」その後園庭に出ると、ミミズ探しを始めた。プランターの下や、木の陰、石の下など、ミミズがいそうな場所を考えて探したがなかなか見つからない…。子「プランターの土の中にはこの前いたよ。」と何も植えていないプランターをひっくり返すが、見つからなかった。しかし、子「あっちも探してみよう。」と長い時間探した。ミミズが見つかると、子「食べるかなあ。」と言いながら嬉しそうにする姿も見られた。また、子「お家とお水の入れ物は明日入れようね。」と明日へ思いを繋げていた。
16日、「これがいいんじゃない。」と水入れ用にゼリーのカップを持ってくる。Tも加わり、大きさ・家の素材などを一緒に考えていく中で、水入れはヤクルト容器を切ったものにする。家は、トイレットペーパーの芯→大きい石→植木鉢の割れたものを入れた。子どもなりに考えたり、周りの友だちに思いを伝えながら考えていった。
19日は金曜日で、次の日がお休みだった。A「いっぱいミミズを探さないと、お休みだから死んじゃうよ。」B「そうだね、いっぱい見つけよう。」と話をしながらミミズを探していく。
“食べものがないとヤモリが死んでしまう”ということを考え、友だちと一緒にミミズを探す子どもたちだった。
 
園外保育にて 12月4日 3,4,5歳児   9名 園周辺を散策の途中、橋の上で魚釣りをしている人たちがいた。子どもたちが「こんにちは。」と声をかけると、おじさんたちが釣った魚を見せてくれた。バケツの中の魚を見て「ちいさいね。」「かわいい。」「死んでいるのがいるよ。」と言う子や「これなんていう魚?」と尋ねる子もいた。教師が「わかさぎだよ。てんぷらにすると美味しいんだよ。」と答えると「そうなんだ。」「それ食べたことあるよ。」と言う子もいた。また少し歩いていくと、砂の上に少し大きな魚が横たわっていた。それを子どもたちが見つけて、魚を囲んで見た。子どもたちが「死んでいるのかな?」と心配そうに見ていると魚のえらやしっぽが動き始めた。それを見て子どもたちは「わぁ、動いた!」「生きてる!」と驚いていた。「なんでこんなところにいるのかな?」「水の中じゃないから死んじゃうよね。」「お水の中に戻してあげようか。」「でも、もしかしたら、おじさんが水をくみにいっているのかもしれないね。」「そうか、でもお水がないと死んじゃうよね。」と心配そうな子どもの姿が見られた。「でもおじさんの魚かもしれないから、そのままそっとしておこうね。」とその場から離れた。帰りに「あの魚どうしたかな。」と子どもたちは気にしていたが、魚はその場にはもういなかった。「いなくなっちゃったね。」と話をしながら歩いていると、ちょうど魚が釣れた瞬間に出くわした。それを見て「わぁ、すごい!」と子どもたちが駆け寄ると、おばさんが「ほら、みてごらん。」と釣れた魚を子どもたちに見せてくれた。釣れた魚は日の光をあびキラキラと光っていた。そして、元気よく動いている魚を子どもたちは目をキラキラさせながら見ていた。「触ってみる?」とおばさんが声をかけてくれた。すると子どもたちはそっと指でなで「ぬるぬるしてるよ。」と魚の感触を味わっていた。幼稚園のすぐそばで自然の中にいる魚にふれ、命にふれた良い経験だった。   
「鳥さん来るかなあ」 11月25日 5歳児 総合活動 25人 親子行事の日、園庭の桜の木に小さなコゲラが一生懸命穴をあけているのを見つけました。「鳥さんがんばれ」と、親子みんなでその姿を見守りました。
翌日、家にあった巣箱を抱えて登園してきたA君。すぐにコゲラのいた木に巣箱を取り付けました。友達と図鑑で調べ、虫やお米を食べるということがわかりました。そして「これ、鳥さんの分」とお弁当のご飯や豆を道具を使って、巣箱の中に入れてあげました。「鳥さんまだかな」「僕のあげたご飯食べたかな」と巣箱を見上げては、小さなお客さんを心待ちにしているA君と子ども達です。 
資料[PDFファイル/251KB]
「生き物、大好き」 7月11日 年中 環境 11名 入園当初から虫などの身近な生き物に興味津々な4歳児。初めは虫を見つけることを楽しんでいましたが、「触ってみたいな」と興味が移り「今度は捕まえてみるぞ」と虫かごを持って虫探検に出かけるようになりました。ある日、自分達で捕まえたかまきりが虫かごの中で死んでしまっていることに気が付きました。「どうして死んでしまったのかな?」と教師が投げかけると「お腹が空いていたのかもしれない」と口々に答える子ども達。「ごめんね」とかまきりに声をかけ、「虫のいのち」に触れる体験でした。この日、新たに虫探検から戻ってくると「かまきりは何を食べるのかなぁ?」と教師に問いかけ、飼育環境や餌などを初めて図鑑で調べました。大事に育てようという気持ちが芽生えたのです。遊びを通して「いのちを大切さ」を感じている子ども達です。  

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本文ここまで
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