体育・保健体育学習指導案(単元計画・時案)作成支援ツール

掲載日:2018年3月28日

小・中・高等学校の先生方の体育・保健体育科の学習指導案を作成する際の支援ツールです。

単元計画(単元全体の計画)と時案(1単位時間の計画)のフォーマット、作成する手順、用語等を知ることができます。

※使用しているフォーマットは、常に開発されるべきもので、基準ではなくあくまで体育センターが示す参考例です。(指導と評価の計画は簡易フォーマットとなっています)

フォーマットのダウンロード

はじめにフォーマットをダウンロードしてください。

単元計画の前提<フォーマット1>単元計画<フォーマット2>
時案<フォーマット3>(ワード:73KB) 時案<フォーマット3>(PDF:300KB)

フォーマットに関するご質問は、体育センター研修指導班にお問い合わせください。

 

参考資料

必要に応じて、参照してください。

高等学校保健体育学習評価ハンドブック<平成19年度版>
※理論は、小・中学校の先生方も参考にしてください。
 

単元計画・時案作成の手順と解説

単元計画作成の前提を検討する

単元計画を作成する前提となる部分にについて、検討する際にご使用ください。(フォーマット1)

単元の領域、種目を設定する単元とは?単元計画とは?

教材観を持つ教材観とは?

児童生徒の実態を把握する児童生徒の実態を把握する方法とは?

学習内容の系統を整理する学習内容の系統の整理とは?
(扱う単元の学習内容を特定する)

学習指導の工夫を検討する
(1)ルール・場の工夫ルール・場の工夫とは?
(2)学習資料の工夫学習資料の工夫とは?

(単元計画作成へ)

 

単元計画を作成する

フォーマット1の前提をもとに、単元全体の計画を立案します。(フォーマット2)

作成したい単元を確認する。単元とは?単元計画とは?

内容のまとまりごとの目標・評価規準を確認する。
内容のまとまりごとの目標・評価規準とは?
・・・国立教育政策研究所の資料(小・中)(高)参照

単元の目標を設定する。単元目標とは?

単元の評価規準を設定する単元の評価規準とは?

学習活動における具体の評価規準を設定する
学習活動における具体の評価規準とは?

学習場面における具体の学びの姿を設定する
学習場面における具体の学びの姿とは? 

努力を要すると判断される生徒の手だてを検討する
努力を要すると判断される生徒の手だてとは?

学習の大まかな道すじを図式化する(推奨)学習の道すじとは?

指導と評価の計画を設定する指導と評価の計画とは?

(1)学習活動を設定する

(2)具体の評価規準を見取る場面を設定する見取る場面とは?

(3)具体の評価規準を見取る方法を設定する見取る方法とは?

(時案作成へ)

 

時案を作成する

単元計画(指導と評価の計画)をもとに、1単位時間の計画を立案します。

本時の設定(本時/総時間数) 

本時の学習のねらいを設定する本時の学習のねらいとは?

学習内容と活動を設定する学習内容とは?

教師の指導・支援を設定する
(1)児童生徒の学習活動に合わせて、教師が行う指導・支援を検討する 教師の指導・支援とは?
(2)思考を促すための発問、予想される答えを検討する(推奨)発問とは?
つまずいている児童生徒の手だてを検討する(推奨)手だてとは?

本時に見取る、評価規準を当てはめる。

 

単元計画の見直し・改善

単元計画の見直し、改善の視点とは?

 

用語の解説

Q単元とは?

手順と解説に戻る

学習内容を断片的にではなく、有機的なひとまとまりとして組織したものを単元といいます。

校種

小学校

中学校

高等学校

教科

体育

保健体育

保健体育

科目

-

-

-

体育

保健

分野

-

体育

保健

-

-

内容のまとまり(領域)

Eボール運動
G保健「病気の予防」
E球技
F武道等
(1)心身の機能の発達と心の健康等 E球技
F武道等
(1)現代社会と健康等

単元

5年サッカー
6年ソフトボール
6年病気の起こり方(保健)
1年サッカー
2年バレーボール
3年柔道等
ア身体の機能の発達
イ生殖にかかわる機能の成熟等
1年サッカー
2年バレーボール
3年柔道等
ア健康の考え方
イ健康の保持増進と疾病の予防等

Q単元計画とは?

手順と解説に戻る

単元計画は、単元レベル(各学年における領域・種目)における学習指導の「基本計画」であると同時に「机上で授業をリハーサルする」という意味を持ちます。また、評価の計画を明確にした単元計画を示すことによって、指導と評価の一体化を図ることに役立ちます。

単元計画には、「単元目標」、「単元目標を実現するための学習内容や活動」、そして「単元目標に対する実現状況を把握する評価規準と方法」が盛り込まれます。

このうち「学習内容や活動」には、学習の展開に即した「学習のねらい」や具体的な児童生徒の学習活動、教師の指導や支援、つまずいている児童生徒への手だてなどが含まれます。

また、「評価規準と方法」では、「まとまりごとの評価規準」「単元の評価規準」「学習活動における具体の評価規準」「具体の生徒の学びの姿」を明確に文章化するとともに学習展開に応じて見取る場面を設定します。

 

Q教材観とは?

手順と解説に戻る

学習する内容(技能の内容、態度の内容、学び方の内容、または関心・意欲・態度、思考・判断、運動の技能、知識・理解の内容)のとらえ方を明確にするためには、その種目の特性を明らかにする必要があります。次の視点は一般的な整理例です。

【バドミントンの特性のまとめ方(例)】

《機能的特性》

レクリエーション的に体験している者が多いので、取り組みやすく、初歩的段階では比較的簡単にラリーが続き、楽しむことができる。

その上の段階では、基本的なストロークなどの技能の習得が必要となり、多少時間がかかるが、少しの向上と個人の工夫により、作戦を立ててより高度な形でゲームを楽しむことも可能になる。

《構造的特性》

定まったコートの中央のネットをはさみ、ラケットを使って羽根(シャトル)を常にノーバウンドで、しかも全て1打で打ち合う球技に属する対人スポーツである。

他のスポーツ用具には見られない得意な形をした羽根(シャトル)は、その形状から緩急のスピードの差や独特な飛び方が生まれる。

《効果的特性》

シャトルの飛び方やそのスピードの差により、その変化に対応できる身体的能力(パワー・敏捷性・全身持久力・巧緻性など)や空間感覚の向上を図ることができる。

ゲームではより的確な状況判断、予見の能力、作戦の工夫や個人の責任及びダブルスにおけるパートナーとの協力性なども育成できる。

 

Q児童生徒の実態を把握する方法とは?

手順と解説に戻る

事前に、前単元等の評価の資料などをもとに、児童生徒のレディネスを把握することは、学習を計画する上で大切なことです。(学習開始前、学習のはじめの段階での評価)

全くデータがない場合などは、児童生徒の運動に対する意識や運動経験等(保健では興味・関心、知識等)をアンケート等により調査することも必要になります。

事前アンケート調査のポイント

【一人ひとりのとらえ方の視点】

関心・意欲・態度

思考・判断

運動の技能

知識・理解

運動の特性に触れる楽しさの体験状況
○仲間との関わり
○健康・安全への取組み状況
課題の設定状況
○練習方法・場の設定・見直し状況
運動技能の習得状況 運動の特性や学び方、運動の構造、競技方法、審判方法等の知識・理解の状況

【手がかり】

その運動が好きか、楽しいのはどんな時か
○どんなことをやりたいか
○仲間と励まし合ったり、協力し合ったりしているか
○健康・安全に留意して取組みをしているか
ねらいやめあてを持てるか
○資料を使って自分たちで練習を考えられるか
○取組みの結果を振り返って、練習等の見直しを行えるか
取り組む運動の経験があるか
○ゲームの中でどのくらい技能を発揮できるか
○技能をどれくらい身に付けているか
特性について知っているか
○学び方の方法を知っているか
○運動の構造を知っているか
○ルールを知っているか

※アンケートは、観点別(「関心・意欲・態度」、「思考・判断」、「運動の技能」、「知識・理解」)に調査すると、目標、評価規準、修正する活動等を整理しやすい。

Q学習内容の系統の整理とは?

手順と解説に戻る

(1)体育について

単元(各学年・種目領域)で学習する内容を考えますが、教科の一貫性を考慮し、発達段階に応じて特定していく必要があります。その際、当該校種だけでなく、前後の校種でどんな学習をするのか、確認する必要があります。「体育学習における技能の系統に関する研究」に技能の系統の整理例がありますので、参考にしてください。

平成19年度研究報告書「体育学習における技能の系統に関する研究」

(2)保健について

学習指導要領における保健の内容構成は、指導の一貫性を考慮し、これらは、発達段階を踏まえ、系統的に学習できるように、小・中・高等学校の内容及び他教科の内容との重複を避けて整理されています。「保健学習の指導上の課題に関する研究」に内容の整理例がありますので、参考にしてください。

平成18年度研究報告書「保健学習の指導上の課題に関する研究」

 

Qルール・場の工夫とは?

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学習意欲を高め、活動を活発にしたり、個人の実情に合わせて効果的に知識や技能の定着を図ったりするためには、場やルールに工夫を加えて、効果的な授業づくりをしていくことが大切です。

【工夫例】

課題が明らかになる条件(ルール)の設定

音楽を使いリラックスした雰囲気づくり

種目に取り組みやすくするための用具の導入など

 

Q学習資料の工夫とは?

手順と解説に戻る

学習資料には、個人で利用するもの、グループで利用するもの、ノート形式や、毎回配付するカード形式などが考えられます。課題解決型の学習展開を進めていく上で、これらの資料は児童生徒の思考・判断を促すとともに、教師もその記入状況を評価し、その結果を指導・支援に生かすことができます。

記入させる教師の意図を明確にすること、児童生徒にその意図が理解できるようにすること、内容の精選をし、ゲームや練習の時間等が十分取れるようにすることなどが大切です。

【工夫例】

単元の目標や、本時の学習のねらいや活動の流れなどがわかるようにする。(学習ノート等)

課題を発見したり、チーム(個人)の変容に気付いたり、解決方法はどうであったか等を振り返ったりしながら学習が進められるようにする。(振り返りカード等)

試合の状況を分析したり、振り返ったりできるもの(ゲーム分析カード等)

現在の技能の段階がわかるような工夫をする。(技能段階表等)

 

Q内容のまとまりごとの目標・評価規準とは?

手順と解説に戻る

内容のまとまりごとの目標とは、各領域・種目において3年間(各校種)で身に付けさせたい力、すなわち学習指導要領に示されている領域レベル(保健では大項目)の目標のことです。この目標を見取る規準が、内容のまとまりごとの評価規準です。この設定については国立教育政策研究所の「評価規準の作成、評価方法の工夫改善のための参考資料」(小・中) (高)を参考にします。

 

Q単元目標とは?

手順と解説に戻る

単元目標とは、内容のまとまりごとの目標を実現するため、各学年段階で行う単元レベルで目標を設定したものです。内容のまとまりごとの評価規準と、学習内容の系統的整理をもとに、単元目標を設定します。

※単元目標の整理の仕方

単元目標は、中・高等学校では「関心・意欲・態度」「思考・判断」「運動の技能」「知識・理解」の4観点(体ほぐしの運動、「保健」、「高:体育理論(中:体育に関する知識)」は「運動の技能」を抜いた3観点)、小学校では、「関心・意欲・態度」「思考・判断」「運動の技能」の3観点(体ほぐしの運動は「運動の技能」を抜いた2観点、「保健」は「運動の技能」の代わりに「知識・理解」を入れた3観点)で整理します。(目標を評価規準と同様の観点で整理した方が、評価規準に落とし込みやすいので、はじめは評価規準と同様の観点での整理をお勧めします。)

また、運動領域であれば、学習指導要領で示されている「技能の内容」「態度の内容」「学び方の内容」の3観点で整理する方法もあります。
・・・高等学校保健体育学習評価ハンドブックP25参照

 

Q単元の評価規準とは?

手順と解説に戻る

単元目標をもとに単元の評価規準を設定します。内容のまとまりごとの評価規準を、各学年でどこまで求めるかで、単元の評価規準が決まります。

留意点としては、目標に対する実現状況を見るために、具体的な行動を表現することが大切です。
・・・高等学校保健体育学習評価ハンドブックP26参照

観点別に評価規準を示す際のポイントは次の通りです。

「(運動への・健康・安全への)関心・意欲・態度」

関心・意欲・態度の観点の特徴

一般的に変化しやすく、安定した能力になりにくいので日々の観察の積み重ねが必要です。

具体的な内容

興味・関心・学習意欲・学習への取り組み姿勢・態度(協調性、公正、責任感、積極性、安全など)

評価規準の表記例(○○しようとする)・・・体育(○○しようとしている)・・・保健

楽しさを味わおうとする○○協力しようとする

健康・安全に注意しようとする○○課題について調べようとしている

発言・発表しようとしている○○記録しようとしている など

 

「(運動についての・健康・安全についての)思考・判断」

思考・判断の観点の特徴

課題解決的な学習を行う中で培われていきます。習慣化すると定着し、比較的安定した能力となります。疑問を持てるような学習過程や教材の提示の仕方、発問の仕方を工夫することが必要です。

具体的な内容

学習状況の把握、課題の発見と設定、課題解決への計画性・方法の工夫、学び方の習得と実践、自己評価や相互評価での判断力

評価規準の表記例(○○している)

見付けている ○○選んでいる ○○まとめている ○○比べている ○○整理している など

「運動の技能」

技能の観点の特徴

一度習得すると安定した能力として定着します。種目によっては、単元の後期に最も高い能力を発揮します。

具体的な内容

合理的な運動技能の習得、運動の補助やゲームの時の動き、体力を高める運動の体得と実践

評価規準の表記例(○○できる)

することができる○○動作ができる○○高めたりすることができるなど

「(運動についての・健康・安全についての)知識・理解」

知識・理解の観点の特徴

生徒が自ら体験して実感を持って学ぶことにより、学習や生活に生きて働きます。

具体的な内容

運動の特性の理解、運動技能の知識や理解、健康の保持増進の知識、安全に関する知識、運動のルール、ゲームの進め方

評価規準の表記例(○○している)

言っている ○○書き出している ○○具体例を挙げている ○○説明している など

 

Q学習活動における具体の評価規準とは?

手順と解説に戻る

学習活動に合わせて実際に見取る評価規準を設定します。いわゆる「おおむね満足できると判断される状況(B)」が評価規準になります。単元の評価規準を、さらに具体化、細分化し、学習活動の場面に位置付けられるようにします。

学習活動における具体の評価規準は、単元目標の実現状況を学習活動に合わせて多面的に見取るように設定し、「単元目標―単元の評価規準―学習活動―具体の評価規準」の一貫性を図ります。

 

※具体の評価規準作成上の基本原則

タテ(縦)の整理(教科・領域→単元→具体例の一貫性を図ります)

  • 内容のまとまりごとの評価規準で使用した用語は避け、より具体的に表現します。

    (例公正な態度をとろうとする→勝敗や結果を受け止めようとする[関心・意欲・態度])

  • 文末は、観点で特徴的な姿や学習行動を表現する動詞(キーワード)とします。

    (例課題を見付けている[思考・判断]等)

    ※上記2項目で、縦を配慮して作成します。

 ヨコ(横)の整理(観点間の表現の重複や紛らわしい表現を避ける)

  • 混乱を避けるため、観点間で同じ表現や似た表現を使用しません。

    (例課題を見付けようとする[関心・意欲・態度]と課題を見付けている[思考・判断]…前者では使用しません)

 高さの整理(同じ軸で質の高まりを表現する)

  • 多面的に評価するため、「おおむね満足できると判断される」状況(B)を複数の視点から設定し、それぞれに「十分満足できる」及び「努力を要する」状況と判断できる学習活動(方法的側面)の例を学習形態・内容等との関わりで予測し、明らかにしておきます。

    (例「技能」パス、レシーブの動作ができる(B)→タイミングよく、パス、レシーブの動作ができる(A)、タイミングが悪く、パス、レシーブの動作ができないときがある(C)。

 

具体の評価規準の「3文節の構造」

基本的には、学習内容、探求行動(方法的側面)、観点に特徴的な動詞の3つの部分に分けて表現します。(体育の場合、多くは「2探求行動(方法的側面)」と「3観点に特徴的な動詞」で表現されています)
各学校で作成する評価規準については、学習内容、学習形態・方法、児童生徒の実態等に応じて工夫してください。

<具体の評価規準>

について、

したり、
○○したりして、

している
(思判・知理)

学習内容
学習指導要領・解説から

探求行動
(方法的側面)
学習形態、方法等の関わりから具体的に

観点に特徴的な動詞
観点ごとのキーワードで

 

Q学習場面における具体の学びの姿とは?

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A・B・Cの3段階、または、A○・A・B・C・C△の5段階で整理します。評定が5段階であるため、5段階で整理すると、評価の精度としては高まるというメリットがあります。

Q努力を要すると判断された児童生徒の手だてとは?

手順と解説に戻る

つまずいている児童生徒(C、C△と判断される生徒)を「おおむね満足できる状況」まで引き上げるための手だてを、児童生徒の実態や教材の特性を考え、あらかじめ想定しておきます。手だてとしては、まず何につまずいているのか、原因は何なのかを把握し、具体的な例示や示範、思考を促す発問、授業の雰囲気づくり、教材・教具の工夫等を行うとともに、個別指導や集団への働きかけ等を行います。

 

Q学習の道すじとは?

手順と解説に戻る

(1)体育

基本的には次のように単元をいくつかの段階に分け、児童生徒が単元目標を実現するための順序性を持った学習の道すじを工夫することが大切です。

 

児童生徒の個性を生かすためには、一人ひとりの運動に対する興味・関心・意欲、運動経験、運動技能の習得状況、学習の進度などに配慮しながら全ての生徒が一定期間の単元のなかで、運動の楽しさや喜びを共通に味わい、理解を深めたり、技能を高めたりできるように学習を組み立てることが大切です。つまり、生徒が、単元をとおして運動の特性に十分触れながら、次の時間への学習意欲を高めることができるよう学習過程を工夫することが大切です。

【学習過程の工夫の例】

ねらいを大きなステージで分けた例(ステージ型)

ねらいを授業の前半と後半でわけ、繰り返した例(スパイラル型)

ねらいを授業の前半と後半でわけ、繰り返した例(スパイラル型)

前半と後半で構造を変化させた例

(2)保健

配当時間と学習内容を照らし合わせ、単元のおおまかな計画を立てます。

【高等学校:現代社会と健康の例】

時間

1から3

4から7

8から11

12から14

単元

健康の保持増進と疾病の予防

小単元

生活習慣病と日常の生活行動

喫煙、飲酒と健康

医薬品の正しい使用、薬物乱用と健康

感染症とその予防

教科書〔例〕

生活習慣病とライフスタイル
・食事と健康
・運動・休養と健康

喫煙と健康
・飲酒と健康
・青少年の喫煙、飲酒行動とその要因
・喫煙、飲酒対策

医薬品と健康
・薬物乱用と健康
・薬物乱用の防止

感染症の異変とその予防対策
・エイズなどの性感染症の予防

Q指導と評価の計画とは?

手順と解説に戻る

単元目標を実現するための、単元全体の指導の流れ(学習のねらいと活動)と評価(指導の流れに合わせて見取る具体の評価規準と方法等)を示した計画表です。指導と評価の一体化を図る全体計画となります。

学習のねらい(学習内容)と活動、活動に合わせた学習活動における具体の評価規準、評価方法等を、時系列で示すことになります。(下図「フォーマットの例」参照)

 

Q具体の評価規準を見取る場面とは?

手順と解説に戻る

指導と評価の計画の中で、学習活動に合わせて、具体の評価規準を見取る場面を設定します。この作業の時に、評価規準と、学習活動が合っているか確認し、場合によっては修正を加えましょう。

(体育センターフォーマットでは、具体の評価規準に番号を振り、活動に合わせて番号を当てはめる形式にしています。)(下図「フォーマットの例」参照)

 

Q具体の評価規準を見取る方法とは?

手順と解説に戻る

授業中の生徒の行動を観察で評価するのか、また学習ノート等の記述内容で評価するのか等を設定します。(下図「フォーマットの例」参照)

Q本時の学習のねらいとは?

手順と解説に戻る

単元目標を実現するために、本時の学習で何をねらうのか(学習の方向性を示す)のが本時のねらいです。学習のねらいは、その時間の学習内容、その時間に見取る具体の評価規準とリンクしています。

 

Q学習内容とは?

手順と解説に戻る

単元目標を実現するため、本時の学習のねらいを、そのねらいに即した学習内容(教える内容)を明確にします。学習内容の整理の仕方として、「名称」や「方法」などが考えられます。

 【体育の学習内容例】(バドミントン)

  • 「スマッシュを打つためには、ホームポジションからシャトルの落下点に素早く移動し、右足、右肘、右肩を後方に引き、上体を右にひねって構え、真上よりやや前でシャトルを捉え、ラケットが下向きになるくらい手首を倒して振りぬくこと。」
  • 「スマッシュを決めるためには、ただ単に力任せに打つのではなく、相手の構え方、ラケットの位置などを確かめてから、相手のミスしやすい場所をねらって打つこと。」など

 【保健の学習内容例】(感染症とその予防)

  • 「エイズ、結核、腸管出血性大腸菌感染症や薬剤耐性菌問題など、近年、感染症の新たな問題が起こっていること。その予防には、社会的な対策とともに個人の適切な行動が必要であること。

Q教師の指導・支援とは?

手順と解説に戻る

ねらいを達成するための学習活動、学習内容に即した学習活動を考えます。合わせて教師がどのように指導・支援をすれば、学習内容の定着が図れるかを考えます。また、つまずいている児童生徒の手だても検討しましょう。

 

Q発問とは?

手順と解説に戻る

子どもたちの思考力・判断力を高めるためには、授業の中で思考を促し、判断させる場面を設定する必要があります。思考を促す手だてとして、教師の発問は重要です。具体的には、教師の言葉で発問したり、学習カード等に発問を示し、書かせたりすることが考えられます。また、発問した後の間をとること(思考を促す)も大切になります。

また、単元目標、学習のねらい(思考・判断の内容)に応じて、学習の中で何を考えさせたいのか、明確にして発問しないと、思考が迷走して望ましい方向性へ思考を導けなくなることがあります。計画段階で、発問に対する予想される回答と、導けないときの手だてをあらかじめ想定しておくとよいでしょう。

 

Qつまずいている児童生徒の手だてとは?

手順と解説に戻る

努力を要すると判断された児童生徒の手だてとは?

 

Q単元計画の見直し・改善の視点とは?

手順と解説に戻る

単元計画の見直し、改善については、次のような視点が考えられます。

 (視点1)学習指導要領の趣旨やねらいを踏まえた授業展開となっているか

  • 学習指導要領には、全ての子ども達に教えることを保障すべき内容が示されており、これらを指導計画にきちんと位置付ける必要があります。また、現行学習指導要領では、自ら学び、自ら考える力の育成や基礎・基本の確実な定着を図ることなどが目指されています。このような学習指導要領の趣旨やねらいを実現できる授業展開を考えます。

 (視点2)目標、学習のねらいが明確化になっているか

  • 子ども達にどんな力を身に付けさせたいのかを目標という形で具体化するとともに、学校目標や各教科の目標、授業レベルの目標が一貫している必要があります。それぞれの目標を見取る規準が「評価規準」ですから、必然的に「評価規準」も一貫します。

 (視点3)目標を実現するための学習活動及び評価規準(目標に準拠した評価)になっているか

  • 目標を実現するための効果的な学習活動と、つまずいている児童生徒の手だて(指導・支援)を工夫します。また、これらの学習活動が評価規準とリンクし、その評価規準は児童生徒の目標に対する実現状況を把握できるものでなければなりません。

 (視点4)観点別に学習状況の評価を行っているか

  • 学習では、技術や知識の習得だけでなく、関心・意欲を高めたり、思考力・判断力を高めたりすることが求められています。したがって評価も4観点(関心・意欲・態度、思考・判断、運動の技能、知識・理解)で学習状況を評価します。

 (視点5)系統的な学習内容を設定しているか

  • 児童生徒に教える内容(学習内容)は、各校種の3年間の中で計画的、系統的に設定する必要があります。また、高等学校であれば、小・中学校で何を学んできたか、中学校であれば小学校で何を学んできたか、高等学校でどんな学習が用意されているのかを理解した上で設定する必要があります。

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本文ここまで
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