「あいさつ運動」における教育委員会の取組み
あいさつはコミュニケーションの基本であり、あいさつを通して児童・生徒の公共心や社会性を醸成していくことは、たいへん重要です。神奈川県教育委員会では、「かながわ教育ビジョン」に掲げる「心ふれあう3つの運動」の一つに「あいさつ運動」を位置付け、積極的に取り組んでいます。
子どもの教育はあいさつから
地域の安全・安心もあいさつから
コミュニケーションもあいさつから
元気なあいさつで明るい地域社会をつくろう!
各県立学校における取組み
児童・生徒の自主的なあいさつへの取組みを支援し、各学校での特色を生かした活動を通して、より地域に根ざした運動を展開しております。
今までの具体的な取組み事例
- 生徒会役員が中心となり、登校時間帯に校門であいさつ運動を実施
- 近隣の小・中学校へ出向き、校門や通学路でのあいさつ運動やディスカッションを実施
- 地域住民ボランティア、保護者などと連携し、清掃活動や交通安全運動と併せてあいさつ運動を実施
- 学校独自にあいさつ運動の横断幕、ポスターなどを作成し掲示
- 市町村教育委員会と連携して、朝の通勤・通学時間帯に駅であいさつ運動を実施
令和元年度の主な取組み
令和2年2月21日
県立伊勢原養護学校では、生徒が中心となって、あいさつ運動を行っています。
高等部3年の生徒が中心となり、手作りのたすきと旗を用意し、ほぼ毎日昇降口に立ってあいさつをしています。中心となった3年生の生徒は「あいさつを返してもらえると嬉しいし、大変なこともあったが楽しい。1、2年生にたすきをつないでいきたい」と話していました。
また、率先してあいさつをする3年生の姿を見て、1、2年生もその活動に参加し、受け継いでいきたいと話しているそうです。3年生が作ったたすきは、新しい世代に受け継がれていくでしょう。
令和2年1月7日
県立相模向陽館高等学校では、教員が中心となって、あいさつ運動を行っています。
相模向陽館高校は、午前部・午後部の2つの部がある昼間定時制高校です。14時に始まったこの日のあいさつ運動では、午後部に登校する生徒と午前部が終わり下校する生徒が行き交うこの学校ならではの光景がみられました。正門前では、生徒たちがお互いにあいさつをする声や、教員と「おはようございます」「さようなら」と交わす声が賑やかに響いていました。