西湘高等学校

掲載日:2018年4月2日

生徒が考える防災訓練の取組みについて【神奈川県立西湘高等学校】

本校は、小田原市にある普通科の県立高等学校です。神縄・国府津―松田断層帯、酒匂川、箱根山に近いという立地条件からも防災教育に重点を置いて活動しており、文部科学省から「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」、県教育委員会から県立高校教育力向上推進事業Ver.IIの「防災教育」の研究推進校の指定をそれぞれ受けています。
自由選択科目として「SSH防災」を開講して、外部講師による講演など、より専門的な学習を進めています。平成26年度は「SSH防災」の受講生の有志で「防災訓練企画隊」を結成しました。防災訓練をとおして全生徒の防災意識の向上を図ることを目的として、2年生2名と1年生9名の計11名で活動し、防災訓練を企画しました。

防災訓練企画隊の打合せの様子
防災訓練企画隊の活動の様子

 

生徒が考える防災訓練の取組み

8月には平成26年度第1回目の防災訓練が実施されましたが、これは従来どおりの教員主導の訓練でした。
これまでの防災訓練は、ともすると形式的で受け身になりがちで、身が入らないと感じた生徒たちは、自分自身で、より緊張感を高めた防災訓練を計画することとしました。
また、第1回目の防災訓練実施後のアンケートに、「事前に防災ハンドブックを配付してほしい」との意見があったことから、「西湘高校 防災ハンドブック」を作成しました。作成にあたっては、防災訓練企画隊がどの災害についての情報を掲載するのか検討し、また、レイアウト、印刷、製本すべてを生徒が行い、約4ヶ月かけて完成させました。教員・生徒に配付したところ、非常に良い評価を得ることができました。

生徒がさくせいした防災ハンドブック
防災ハンドブック

次に、防災訓練企画隊は第2回防災訓練を企画し、平成27年1月21日の5時限に実施しました。訓練は、「震度7の地震が発生し、それに伴い津波及び職員室から火災が発生した」という想定で行われました。今回の防災訓練は1回目の訓練とは異なり、事前に予告することなく「抜き打ち」で行うとともに、渡り廊下や階段には通行禁止の立看板を設置して通行できなくする等、実際の災害発生時により近付けるため工夫をしました。 
突然開始された防災訓練は、いつもの決まった避難経路が通行できないなど、その場での判断が求められましたが、全校生徒は冷静に緊張感をもって訓練に参加してくれました。

「この先渡り廊下崩落の危険」と記載された通行禁止の立看板
通行禁止の立看板

防災訓練の反省と今後

机の下にもぐって身を守る練習の様子
シェイクアウト

今回の防災訓練を終え、参加した生徒からは「渡り廊下を通行止めにしてあったので、臨場感があった」「防災訓練の回数を増やしてほしい」「登校後すぐの時間など予想外のタイミングに実施してほしい」のような感想が聞かれました。
また、防災訓練企画隊としての反省も踏まえ、平成27年度の防災訓練がさらに効果的なものとなるよう改善策を考え生徒から学校に提案する生徒主体のスタイルを継続し、新しい防災訓練の在り方を全県に発信していきたいと考えています。
防災訓練企画隊では、「平成26年度防災訓練企画隊活動報告書」を作成し、平成27年度の活動に向け、準備を進めています。
本校では、防災訓練企画隊の活動を核として、生徒全員がより主体的・積極的に防災に取り組み、防災意識を高める学校づくりを進めていきたいと思います。

 

 

お問い合わせ先

神奈川県立西湘高等学校
電話:0465-47-2171
 

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