希望ケ丘高等学校

掲載日:2018年4月2日

岩手県立大槌高等学校吹奏楽部の生徒との交流を通じた被災地支援の取組み【神奈川県立希望ケ丘高等学校】

本校は「自学自習」「自立自制」「和衷協同」を教育目標とし、勉学に部活動に生き生きと取り組む「文武両道」の高等学校です。

そうだ!大槌高校と合同演奏会を開こう!

本校では、毎年近隣の横浜市立希望ケ丘小学校や南希望が丘中学校とともに、演奏会「ホープフルコンサート」を行っています。
平成23年3月11日に東日本を襲った東日本大震災では、沿岸部を中心に津波による甚大な被害が発生しました。このことをきっかけに本校吹奏楽部の部員たちは「自分たちにできることはないか」と考え、このコンサートに岩手県立大槌高等学校吹奏楽部をゲストに迎えることにしました。そして、平成23年12月、希望ケ丘高校周辺の地元商店街の方々をはじめとする様々な方々の援助のもと、大槌高校吹奏楽部を招き、チャリティーコンサートを行いました。

 継続的な支援をしていきたい!

  チャリティーコンサートの後、本校吹奏楽部の部員たちは、大槌町で音楽ホール「槌音(つちおと)」を作ることを目標とした「槌音プロジェクト」という活動があることを知りました。これは伝統芸能の虎舞や音楽コンサートが催せる場所、人々が集まれる場所を作ることで、元気を発信する場所、避難生活で離ればなれになった方々がまた集まれる場所を創出しようという取組みです。そこで、本校(K)、神奈川県立湘南高等学校(S)、神奈川県立川和高等学校(K)3校の吹奏楽部が準備していた合同演奏会「KSKコンサート」を「槌音プロジェクト」を支援するチャリティーコンサートとして開催することとし、平成24年度より開催しています。

復興を風化させないために -もう一度大槌高校と演奏したい!-

平成26年も、大槌高校吹奏楽部を再び招き、本校で開催する「ホープフルコンサート」と県立音楽堂で開催する「KSKコンサート」に出演していただくこととなり、秋からその準備に、部員一丸となって取り組みました。
平成26年12月24日夕方、大槌高校吹奏楽部の皆さんが、宿泊先となる横浜市こども自然公園青少年野外活動センターに到着しました。本校吹奏楽部の部員が出迎え、夕食やクリスマスケーキを囲みながら交流会を行いました。

夕食やクリスマスケーキを囲んで交流をしている様子
交流会の様子

 

 











「ホープフルコンサート」は翌12月25日に開演しました。本校合唱部・PTA合唱サークル「Chor Wunsch」、南希望が丘中学校吹奏楽部、本校吹奏楽部、希望ケ丘小学校ハーモニークラブの順に発表が行われた後、大槌高校吹奏楽部の演奏となりました。現役部員のほか、3年前の部長である臺隆裕(だいたかひろ)さんも参加。少人数にも関わらず、体育館全体に力強く響き渡るハーモニーはとてもすばらしいものでした。

大槌高校吹奏楽部が演奏している様子
大槌高校吹奏楽部の演奏













ここで、東京吹奏楽団指揮者の岩村力先生が登場し、4校の吹奏楽部で「アルメニアン・ダンス」を演奏しました。岩村先生の力強い指揮の下、総勢100人を超える人数でのエネルギッシュな演奏が体育館一杯に広がっていました。次に、NHK交響楽団トロンボーン奏者吉川武典先生が登場し「A Song For Japan  for Wind Band」を一緒に演奏しました。吉川先生の表情豊かなトロンボーンソロと、それに寄り添う吹奏楽が見事に合わさり、復興へのエールを奏でることができました。

4校合同で「アルメニアン・ダンス」を演奏している様子
4校合同で「アルメニアン・ダンス」を演奏

プログラムの最後に、希望ケ丘小学校ハーモニークラブと本校合唱部、PTA合唱サークル、そして観客席の方々も一緒に、「翼をください -バンドと合唱のための-」を合唱・合奏しました。また、アンコールは大槌町の蓬莱島がモデルとなった「ひょっこりひょうたん島」を希望ケ丘小学校の児童が考えた振り付けに合わせて演奏するなど、中身の濃いコンサートにすることができました。

希望ケ丘小学校、本校合唱部、PTAコーラスで客席を囲んでの合唱風景の様子
希望ケ丘小学校、本校合唱部、PTAコーラスで客席を囲んでの合唱風景

コンサートを終えて -思いは伝わる!-

「ホープフルコンサート」当日の観客数は650人余りで、演奏会での募金活動に多くのご協力をいただきました。皆様からお預かりした温かいお気持ちは「槌音プロジェクト」に寄付することになっています。
この後、12月26日のリハーサルの後、翌27日には県立音楽堂で湘南高校、川和高校そして大槌高校と合同で「KSKコンサート」を行いました。こちらのコンサートにも、岩村先生、吉川先生にお越しいただくとともに、湘南高校、川和高校の合唱部と一緒に、ワーグナーの歌劇ローエングリーンから「エルザの大聖堂への行列」を合唱付きで演奏するなど、いつもの「ホープフルコンサート」とは一味違ったチャリティーコンサートとすることができました。

大槌高校から感謝の気持ちを伝えるメッセージカードを掲げている様子
大槌高校ステージの1シーン













「KSKコンサート」でも、多くの方に募金活動へのご協力をいただきました。こちらも「ホープフルコンサート」同様、「槌音プロジェクト」に寄付することになっています。
大槌高校が神奈川を後にする12月28日の午前中は、本校吹奏楽部部員がいくつかのグループに分かれて、横浜市内を案内し、横浜駅でお見送りをしました。4泊5日という長いようで短い時間でしたが、涙ながらにお別れをする様子も見受けられました。

高校生にできること -震災はまだ終わっていない!-

本校吹奏楽部では、ホープフルコンサートに限らず、6月の記念祭(文化祭)や春に行う定期演奏会などの機会に募金活動を行っています。記念祭においては、あわせて三陸の物産の販売も行っており、その収益についても募金しているところです。
「物を介しての支援だけでなく、顔の見える交流をして、震災はまだ終わっていないということを多くの人に知ってもらいたい」という思いのもと、今後も大槌高校との交流を通じて、「槌音プロジェクト」への支援を続けていきたいと思います。



お問い合わせ先

神奈川県立希望ケ丘高等学校
電話:045-391-0061
 

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