港北高等学校

掲載日:2018年4月2日

やがて大樹になるために―「自学力」を伸ばす教育【神奈川県立港北高等学校】

本校は、昭和44年に、横浜市港北区(現在の港北区、都筑区、緑区、青葉区)に開設された全日制普通科の高等学校です。初代校長の打ち出した「一つでもよい。自分のすぐれた能力を見出してその芽を伸ばせる学校にしてみたい。」という創立時の理念を継承しています。創立40周年を期に、自己実現に向かって自ら成長し続ける港北生の育成をめざしたアクションプラン(行動計画)を定めました。そのうちの「学力向上」に重点を置き、現在は、「自学力」(自ら学び考える力)の育成に取り組んでいます。今回は、勉強、部活動、行事をとおして、自分で考え行動しようとする港北生を紹介します。

生徒参加型の授業

3年生の「現代社会」の授業では、授業のはじめに一人の生徒が「関心のある社会問題」というテーマで発表を行っています。発表は4月から11月中旬まで毎時間続きます。生徒が選ぶ発表内容は、「SNSの危険性と問題点」、「待機児童問題」、「地球温暖化について」、「自殺について」、「バイオテロについて」、「オリンピック開催の問題点」、「消費税の増税について」、「国会議員定数削減について」など様々です。発表は約5分で、発表後に先生が解説を加えたり、生徒が意見交換をしたりしています。生徒の感想の一部を紹介すると、「みんなの発表でいろいろなことを知ることができて楽しい。そのおかげで、ニュースで何を言っているのか分かるようになったし、以前より関心が持てるようになった。」、「みんながそれぞれ違うテーマを違う観点で発表しているので、聞いていて面白い。」、「発表のおかげで最近のニュースにも目を向けるようになった。」などです。本校では、一方的な知識伝達型の受動的学習だけではなく、アクティブラーニング(能動的学習)型授業も行うことにより、「自学力」を育成する学習支援を行っています。

「現代社会」の授業で生徒が教壇に立ち発表をしている様子
「現代社会」の授業の様子

 

 

 

部活動

本校バスケットボール部は、平成26年度は、男子22名、女子16名で、県大会上位進出をめざして日々活動しています。ここで重要視しているのが「自主練習」の時間です。全員で行うチーム練習は、ポジションや体格で区別することなく、全員が同じ練習を行っていますが、それぞれが抱える課題や弱点は異なります。これを克服するために、朝の時間やチーム練習の最後などを利用して、それぞれが自分で考えて取り組むのが「自主練習」の時間です。この時間は、一人で黙々と反復練習する部員もいれば、何人かのグループで話し合いながら練習する部員もいるなど、体育館の限られたスペースの中で様々な練習が行われています。課題や弱点を克服するために、さらにチームプレイを向上させるために、自分で考えて実践する「自主練習」にどう取り組むかが、その先の上達に直結していると考えています。

バスケットボール部の生徒がドリブルでディフェンスを抜こうとしている様子
バスケットボール部の活動の様子

文化祭「思港祭(しこうさい)」における3年生のステージ発表

3年生にとって3年間の学校行事の締めくくりは「思港祭(しこうさい)」と呼ばれる文化祭です。3年生は体育館でステージ発表を行うのが本校の伝統です。各クラスの演劇やミュージカルなど生徒自身が考えた企画が思港祭の二日間、体育館をにぎわします。狙うのは最も優れた催し物を行った団体に贈られる「港北大賞」です。
準備は1学期から行われます。企画から本番まで、歌やダンスの練習の他に、舞台背景などの大道具の制作もあり、やるべきことが非常に多いことに生徒たちは気付きます。本番が近づくにつれて、放課後の少ない時間を利用して舞台練習を繰り返しながら本番を迎えます。このようにして作り上げた舞台には、困難を乗り越えたからこそ得られる満足感があります。最後にクラス全体でまとまったという一体感は何ものにもかえがたいです。限られた時間の中でできることを、生徒同士で作り上げていく学校行事もまた「自学力」の育成の場です。

文化祭で舞台に立ち発表を行う生徒の様子
思港祭の様子

本校の校歌には「やがて大樹になるために」という一節があります。本校では生徒が学校生活で学んだことを基礎にして、将来大きく羽ばたいてほしいと願い、日々教育活動を行っています。現在本校は、本校舎の耐震工事(一部建て替え)を行っています。平成27年4月から新校舎の使用が始まり、あらためて新しい一歩を踏み出します。

 

お問い合わせ先

神奈川県立港北高等学校
電話:045-541-6251
 

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