厚木西高等学校

掲載日:2018年4月2日

厚木西高等学校におけるSPPの取組み【神奈川県立厚木西高等学校】

 SPP(サイエンス・パートナーシップ・プログラム)とは、独立行政法人科学技術振興機構(JST)が主体として行っている事業で、本校では近隣企業、大学の協力のもとに、平成22年度より取り組んできました。

NTT先端技術総合研究所で学ぶ

平成26年6月24日に1年生278名が、NTT先端技術総合研究所を訪問し、情報通信機器を利用する時の注意点や人の五感の錯覚について、また、研究開発の体験談、技術者・研究者としての心得などのお話を伺いました。高校で学んでいる内容が現在の仕事にとても重要であることもわかり、大変有意義なお話でした。また、錯覚の図柄が印刷されたコースターが全員にプレゼントされ、多くの生徒が錯覚の世界に魅了されていました。
錯覚についてさらに深く知りたい生徒を対象に、引き続きNTTと東京工芸大学工学部の協力を得て、実験・実習を中心とした講座が実施され、1年生17名が参加しました。
講座初日の7月22日は、NTTの環境問題への取組みについて、施設見学を交えて説明していただきました。廃液を浄化させ処理する設備や太陽光発電システムなど、そのスケールの大きさに圧倒されました。また、錯覚をはじめとしたいくつかの実演を見学しました。例えば、未来の電話「t-Room」では、別の場所にいる人があたかも同じ場所で対話をしているように感じる、とても不思議な体験をしました。また「貫通通信」では、公衆電話で話している相手の言葉が体を突き抜けていくような感覚がありました。

錯覚模様のコースターを手にとり興味深そうに見る生徒達の様子の写真
錯覚模様のコースター(NTT先端技術総合研究所)

未来の電話t-Roomを使い交信している様子の写真
未来の電話t-Room(NTT先端技術総合研究所)

 

 

 

 

東京工芸大学で学ぶ ―色について楽しみながら学ぶ―

8月4日から6日には東京工芸大学工学部メディア画像学科の東吉彦先生に「色について楽しみながら学ぼう」と題して、色の性質など実習を交えた丁寧でわかりやすい講義をしていただきました。
講座二日目は、なぜ色が見えるのかというお話から始まり、色あい(色相)、色の明るさ(明度)、色の鮮やかさ(彩度)などのマンセル表色系について学びました。膨張色と収縮色の話では、碁石が白の方が小さく作られているなど興味深い話ばかりでした。

色の効果について学んでいる様子の写真
色の効果について知ろう

色の心理的イメージに基づく作品を制作し発表している様子の写真
色の心理的イメージに基づく作品制作・発表

講座三日目は、背景色の違いで色が変わることや、色の心理的イメージなどの色対比についての講座でした。赤色はリンゴや血を連想して目立つ色、興奮する色としてイメージされますが、緑は木々の色や新芽を連想し、若い、新しい、安心、安全をイメージするなど、色には印象があることを改めて確認しました。色の心理的イメージに基づく作品の制作もしました。さらに、「色によって食欲は変わるか」ということで色が料理に与える影響についても確認しました。
講座四日目は、講座二日目の色相・明度・彩度を数値化して色を表すXYZ表色系について学びました。実際に生徒一人ひとりの肌の色を測定器を用いて数値化してみました。肌で反射された光の色を数値化すると、色白の生徒の方が明度の値は大きく出ました。

色の心理的イメージを学ぶ様子の写真
色の心理的イメージを学ぶ

自分の肌の色を測定している様子の写真
色を測定してみよう

再びNTT先端技術総合研究所で学ぶ

講座五日目として8月22日に再びNTTに伺いました。生徒には、今までの勉強をもとに錯視を作成するという事前課題を出していました。各自が作成した錯視の作品を発表して講師の方から講評をいただきました。錯視とは「あるパターンに対して物理的な状態だけでは説明できない特定のパターンが見えること」と教えていただき、脳科学の一端を知ることができました。錯覚の見え方を様々な状態で測定してデータ化する学問(心理物理学)の存在も知ることができました。
今後は、実験や調査についての考察を重ねていき、11月14日に本校の30周年記念行事内で代表生徒による発表を予定しています。また、参加した生徒全員がお互いに発表し合う校内発表を平成27年1月に予定しています。

 

 

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神奈川県立厚木西高等学校
電話:046-248-7461
 

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