横須賀明光高等学校

掲載日:2018年4月2日

新たな海外姉妹校交流協定を締結【神奈川県立横須賀明光高等学校】

学校紹介

本校は、平成20年4月に国際科と福祉科からなる集合型専門高校として開校しました。すべての生徒に国際的な視野と福祉の心、優れたコミュニケーション能力を育むことを目標とし、その一環として姉妹校交流を行っています。平成28年度からグローバル教育研究推進校に指定されています。県立高校改革実施計画いち期により、平成32年度には新校に生まれ変わります。

貴重な異文化体験

平成29年12月21日から23日まで、2泊3日の旅程で生徒4名と校長を含む教職員3名とは台湾を訪れました。目的は、新北市の丹鳳(ダンフォン)高級中学との姉妹校協定の締結です。4名の生徒は、海外経験が豊富な人もいれば海外旅行初体験の人、一方では英語に自信がある人もいれば苦手とする人、さらには社交的な人もいれば引っ込み思案な人もいるといったように様々な側面を持っています。今回の代表派遣生徒は国際科2名と福祉科2名です。これから続いていく姉妹校交流の、記念すべき始まりの瞬間の体験者となるべく、そして今後の交流に向け、伝播者となる4人の小さな外交官たちと引率教職員3名は機上の人となりました。

およそ3時間のフライトを経て、飛行機は無事に松山機場(空港)に着陸しました。沖縄より南にある台湾は亜熱帯気候と熱帯気候に属します。生徒たちは「日本は真冬なのに冷房効き過ぎ!」「あぁ、空港もアジアっぽい匂いがするね」「ねぇ先生、お腹すいた」などと口にしながらバスに乗り込み、台北市内北部にある「故宮博物院」に向かいました。古代中国史に少しでも興味を抱く人なら文字どおり垂涎必至の、清朝が持っていた美術品などが、存在感を放って鎮座していました。

故宮博物院前の写真

故宮博物院前にて

続いての目的地は「九份(キュウフン)」。博物館から高速道路を含めて約1時間。この町は、有名な映画作品の舞台となったという説もある、人気の観光スポットです。時間は夜の7時。ここで晩御飯にしようということで、生徒たちは「美味しそうなお店に飛び込んでは台湾料理を試し」を繰り返します。料理の中には珍しい食感のものもあり、これも貴重な異文化体験でした。

それにしても、生徒たちの着眼点の鋭さ・ユニークさには驚かされました。室内はどこもかしこも冷房が効いていること、バイク利用者の圧倒的な多さの割にはクラクションの音がほとんど聞こえないこと、車は右車線・左ハンドルであることなど、大人が特に気にも留めず素通りしていた事柄を、素早く適切に伝えてくれます。このような姿を見ると、10代のうちに新しいことに触れることが大切だと強く実感せずにはいられません。

新たな姉妹校協定の締結へ

神奈川県と台湾・新北市は平成28年10月に「高校生の相互交流推進に関する協定」を締結しました。これを受けてグローバル教育研究推進校である私たちの学校では、同じアジアの高校生同士が、これまで学習してきた英語を介してコミュニケーションを取り、お互いの言語や文化への理解を深めることを期待して、平成29年度入学生から台湾への海外研修旅行を計画し、さらに新北市に新たな姉妹校を求めることにしました。

一夜明けた12月22日。午前中は前日に引き続き、来年度の研修旅行で訪れる際の下見を行いました。日本統治時代のことをパネルで展示するなど歴史情緒あふれる「総統府」、台湾随一のパワースポットと呼ばれる「龍山寺」を見学して、いざ丹鳳高級中学へ。

丹鳳高級中学に到着すると、まず充実した施設に驚き、調印式場にテレビ局のカメラが来ていることに驚き、その後に参加した体育館で開かれていたSingingCompetition(全校歌唱大会)での全校生徒の礼儀正しさに驚きました。さらに何より精いっぱい心を込めて私たちをもてなしてくれる人々の温かさに驚き、かつ嬉しく思いました。

調印の式典は挨拶に始まり、本校の選択授業「中国語から学ぶ中国文化」の講師の先生に指導を受けて準備していた生徒による中国語でのスピーチ、そして、記念品とペナントの交換、両校校長による調印が行われました。

姉妹校協定を調印した吉岡校長と曾校長の写真

姉妹校協定を調印した吉岡校長と曾校長

4人の生徒たちは、それらの一瞬一瞬を細大漏らさず記憶に残しておこうという真剣な表情。今後、定期的にお互いの国を行き来する姉妹校交流の、最初の瞬間に立ち会えたことは、4人の生徒の心に強い印象を与えたようです。式典の前と後とで、まるで顔つきが違います。

調印式を間近で見届けた生徒たちは、そのまま丹鳳高級中学の生徒の自宅にホームステイをさせてもらいます。引率教職員と生徒たちはここで一旦お別れ。翌日のお昼過ぎに空港で待ち合わせる予定です。「じゃ、明日までしっかり!」と声をかけた時の生徒たちの表情は忘れられません。今回が初の海外体験の生徒はもちろん、頻繁に海外に出かけている生徒でさえ、不安げな眼差しを向けてきました。1日の経験がどれだけ生徒たちを成長させてくれるか、楽しみです。

丹鳳高級中学のホストファミリー生徒と横須賀明光高校の生徒の写真

丹鳳高級中学のホストファミリー生徒と横須賀明光高校の生徒

グローバル社会に生きる、地球市民として

今回の訪問最終日である12月23日。お昼過ぎに生徒たちと空港で再会しました。1日会わないだけでしたが、随分と顔つきが大人びたように見えるのは、きっと気のせいではないはずです。フライトまでの空き時間、「想像以上のおもてなしを受け、驚きと感謝でいっぱいです」と、ホームステイの経験をたっぷり語ってくれました。その中で、1人の生徒が言った言葉「海外ってさ、結構、近いんだね」「結局、同じ高校生だし」が印象的でした。

科学技術が進歩し、各国・各地域のインフラが整備されるにつれて、地球上のお互いの距離感は短くなります。ですから、「日本国内も海外も同じように感じます。今日出発したら、明日には着いているのだから」という感覚は、グローバル社会に生きるこれからの若者にとっては自然なものでしょう。また、「同じ高校生だからきっと分かり合える」という感覚も、地球市民だからこそ生まれてくる感覚だと思います。
瞳をキラキラ輝かせて思い出話を語ってくれる生徒たちを見て、こうした国際交流活動が生徒たちの視野を何倍にも広げてくれ、素敵な大人になる手助けをしてくれると確信しました。

代表派遣生徒団長の国際科2年次の生徒は「今回、横須賀明光高校の代表として参加し、こんなにめったにない経験をできたことをとても光栄に思います。丹鳳高級中学での生活や台湾の文化にふれ、さらに国際的な視野を広げることができました。横須賀明光高校の生徒たちだけでなく全国の人たちにも伝えていければいいなと思います」と感想を語っていました。また、平成30年の秋に研修旅行で再び台湾を訪問することになる1年次生の2人は、今後の2校のさらなる交流推進に向けて決意を新たにしたようでした。

平成30年4月には、丹鳳高級中学の生徒が本校へ来校する予定です。

帰途に就く台湾の松山空港にて

帰途に就く台湾の松山空港にて

お問い合わせ先

神奈川県立横須賀明光高等学校
電話:046-834-5671

本文ここまで
県の重点施策
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • 未病の改善
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • ラグビーワールドカップ2019