更新日:2024年11月25日

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中央農業高等学校

神奈川県立中央農業高等学校の活動内容を紹介するページです。

豚肉販売を通しての地域貢献活動【神奈川県立中央農業高等学校】

1 学校紹介

 本校は、創立120年をまもなく迎える歴史と伝統のある県内唯一の農業単独高校です。生徒数は約560人であり、園芸科学科・農業総合科・畜産科学科の3学科が設置され15クラスの生徒が、「農業」についてそれぞれの視点から学びを深めています。8月にも本校の取組について紹介していますので、こちらもぜひご覧ください。

【8月掲載記事】
高校生による酪農の魅力発信【神奈川県立中央農業高等学校】

2 養豚部の取組「豚肉販売会」について

 畜産科学科では、乳牛・和牛・ブタ・トリ・ヤギ・ヒツジ・アヒル・実験動物など、合計して約680頭羽数の家畜や動物を飼育しています。

ブタを抱える生徒たち

 前回紹介させていただきました通り、本校には「農業クラブ専門研究部」という農業高校ならではの部活動が存在します。この研究部は科の枠を超えて生徒自身が興味のある分野に所属し、様々な活動を通して専門的な内容を学ぶことができます。
 今回紹介する「養豚専門研究部」には、園芸科学科や農業総合科の生徒も所属しており、新入生を含めて18人で繁殖豚や肥育豚の管理を中心に活動しています。
 養豚専門研究部では日々の飼養(しよう)管理に携わるだけでなく、地域の方に向けた生産物のPR活動をこれまで続けてきました。この活動の1つとして「豚肉販売会」への参加があり、新型コロナウイルス感染症の発生以前までは地元海老名市内のみでの活動を中心としていましたが、令和6年1月からはその活動地域を拡大する機会に恵まれ、相模原市内において自らが育て上げた「ちゅのとん」を消費者の方々へ届ける取組を行ってきました。
※「ちゅのとん(ちゅの豚)」・・・本校の生徒たちが自ら育て、命名したオリジナルのブランド豚

販売会の様子""""

 参加した当初は、本校の知名度も低く消費者の方々への商品説明もたどたどしかった様子が見られましたが、回を重ねることで生徒たちに自信がつき、自分たちの飼育から販売までの管理の様子や商品としての豚肉のアピールポイントなど、それぞれが自身の想いを上手に説明できるようになりました。
 時には厳しいご意見を頂戴することもあります。その意見を真摯に受け止めながら、実際に店頭に立ち、親身に対応する生徒たちの姿を見ると、消費者の方々との交流を通じて生産に向き合う日々の意識がより高まってきているように感じます。

3 おわりに

 本校では、幅広い地域の方々へ向けたこの「豚肉販売会」の活動を今後も継続し、生徒たち自ら畜産業という職業の存在意義や地域社会との関わりについて意識を高め、他の専門研究部と一緒に農業や畜産に対する理解をより多くの方々に広めていきたいと考えています。

 

問合せ先

神奈川県立中央農業高等学校
電話:046-231-5202
(掲載内容は掲載日現在のものです。最新の情報は各県立学校のホームページでご確認ください。)

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