更新日:2024年6月25日

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神奈川工業高等学校

神奈川県立神奈川工業高等学校の活動内容を紹介するページです。

新たなインターネット社会Web3.0についての体験的研究【神奈川県立神奈川工業高等学校】

1 はじめに

 本校は、神奈川県で最初に設立された工業高校であり、今年で創立113年目を迎えました。教育目標に「来たる国際社会や超スマート社会で活躍できる次世代テクノロジストの育成」を掲げ、各種高大連携・企業連携や知的財産教育といった様々な取組にチャレンジしています。
 令和4年度にはSTEAM教育研究推進校の指定を受けました。その他、日本IBMと連携し、未来のIT人材育成に向けた「かながわP-TECH」などの取組も行っています。

校舎外観

2 取組の背景

 「Web3.0」とは、ブロックチェーン技術によって実現される分散型インターネットのことです。仮想通貨のビットコインなどもこの技術を利用しています。これにより特定の企業や管理者に依存せず、データや情報を分散化し、個人で管理できるようになります。現在、経済力・競争力の低下が課題である日本にとって、今後の新たな価値の創造やイノベーションをリードする人材の育成は国家プロジェクトとなっています。

3 取組の概要

 本取組では、高校生が企業との連携を通してWeb3.0におけるサービスや技術を自ら体験し、ブロックチェーン技術がもたらす新たなデジタル社会の創造性や社会的インパクト、またその影響や課題について研究を行います。

体験内容(計画中を含む)

  • 日本ブロックチェーン協会理事によるオンライン講演会(令和6年5月13日実施済み)
  • AIを活用したアプリケーションの開発
  • 生成AIを用いた学校紹介動画の制作
  • NFT(※1)作成
  • 仮想通貨の購入体験
  • デジタルファブリケーション(※2)を用いた製作 など

(※1)NFT:偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータのこと
(※2)デジタルファブリケーション:デジタルデータをもとに創造物を制作する技術のこと

講演会の様子

講演会の様子

講演会後の生徒の感想

「今まで用語だけを知っている状態でしたが、今回分かりやすく細かい説明で内容理解がとても捗りました。難しく抵抗がある内容だと思っていましたが、最後には面白いと感じられるようになりました。ブロックチェーンに関してもっと造詣深くなりたいと思いました。」

4 おわりに

 本校では、本研究を通して生徒自身に大きな変化の中にいることを認識させ、実社会の課題に対する解決策を考える能力を養うとともに、新しいアプリケーションやサービスの創出に結び付けたいと考えています。また、生徒の将来の選択肢が増えるような、未来を見据えたグローバルなキャリアパスが形成されることや、情報の信頼性やプライバシーといったデジタル世界の重要な概念を理解し、適切に活用できる力が身に付くことに期待をしています。

 

問合せ先

神奈川県立神奈川工業高等学校
電話:045-491-9461
(掲載内容は掲載日現在のものです。最新の情報は各県立学校のホームページでご確認ください。)

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