更新日:2024年5月27日

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横須賀工業高等学校

神奈川県立横須賀工業高等学校の活動内容を紹介するページです。

グリーンボランティア部【神奈川県立横須賀工業高等学校】

1 グリーンボランティア部のご紹介

 本校の部活動である、グリーンボランティア部(以下、GV部)は、平成29年度から活動しています。現在の部員は3年生5人・2年生2人・1年生3人で、月・水・金・土曜日の週4日活動しています。主な活動は校内緑化です。本校同窓会(秋桜会)の名前にもなっているコスモス・チューリップなどの花壇の生育や校庭の芝生化に力を入れており、令和3年度には本校の校庭(12000平方メートル)の芝生化に成功し、神奈川県教育委員会から表彰されました。
 夏のシーズンでは、植物の生育や地域へのボランティア活動をし、オフシーズンの冬には、企業や地域の方を招いて芝生教室を開催しています。

本校校庭芝生の様子

2 SDGsを心掛けた、芝生化活動

 GV部では、環境にやさしいSGDsに特化した活動に取り組んでいます。

2-1 県・団体との協力

 神奈川県教育局とJリーグ「横浜・F・マリノス」様のコラボレーションにより練習場から出たコア(芝生の赤ちゃん)を提供していただき、本校をはじめ神奈川県内の校庭・園庭芝生化に活用しています。提供いただいたコアを使用して、コアポット苗や撒芝法など、従来の方式と比べて簡素化及び工期縮小化することに成功しました。この方式は神奈川県造園業協会様と協議し、“新神奈川方式”として策定しました。
いただいたコアコアポット苗作業の様子成長したコアポット苗

 また神奈川県内の土木事務所様より田越川(逗子葉山)の浚渫土(しゅんせつど:海底や河川の底を掘削することにより発生する、土砂や堆積泥(へどろ)など)を提供いただき、コア苗づくりで使用しています。この浚渫土は塩分やゴミなどが混ざったままなので、校内で天日干しやふるいがけなどの精製作業を行ってから使用します。浚渫土には、多くの栄養が含まれているため、コアポット苗の成長を促進してくれます。
浚渫土のふるい作業浚渫土の天日干し

2-2 地域に向けた活動

 芝生化は校内だけではなく、近隣の小学校・公園などでも行っています。
 芝生は放置しているだけでは、維持管理ができません。GV部では、定期的に芝生のメンテナンスや維持管理方法などの教室も開き、使用者全員で管理できるよう指導も行っています。
 オフシーズンには、芝生が冬眠期間になってしまいます。この期間を活用すべく、地域や企業の方を招いた「芝生教室」を行っており、令和5年度は4回開催しました。参加いただいたのは、Jリーグのサッカー場の手入れやロボット芝刈り機を取り扱う会社の社長など、芝生に係るトップレベルの方々で、生徒の芝生に対する知識も向上しました。
 このように、沢山の方々との交流を通じて行うGV部の活動は、芝生に係る企業様のご協力のもと成り立っています。

芝刈り機の説明を受ける様子乗用芝刈り機の試乗体験

3 おわりに

 植物に触れることのできるGV部では、生徒の目的づくり、生徒のモチベーション・やる気を伸ばすことができます。
 今後も多くの地域、企業の方々との関わりを大切にし、他では体験・経験することのできないことを生徒中心で活動していきます。

 

問合せ先

神奈川県立横須賀工業高等学校
電話:046-851-2122
(掲載内容は掲載日現在のものです。最新の情報は各県立学校のホームページでご確認ください。)

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