舞岡高等学校

掲載日:2021年10月25日

高校に竹やぶ?竹で学校と地域を盛り上げよう!~マイタケプロジェクト~&ラジオパーソナリティーになろう!~ラジオプロジェクト~【神奈川県立舞岡高等学校】

1 学校紹介

 横浜市戸塚区にある本校は昭和51年に開校し、創立46年目を迎えました。舞岡公園など豊かな自然に囲まれた静かな環境に位置しています。平成31年度から令和3年度までの3年間、本校は県の指定を受け、「『総合的な探究の時間』に係る研究(SDGsをテーマとした展開に係る研究)」の研究指定校として取り組んでいます。その取組を通じて、生徒の課題を発見し解決する力や情報を収集、整理、分析して発表する力、他の人と協働する力などを伸ばしています。
 さらに、平成16年に校内に設置された保土ケ谷養護学校舞岡分教室との交流や、近隣の小学校や地域の方々と連携した様々な活動により共生意識の醸成を図り、「自分で考え、他者と協働し、社会に貢献できる人」の育成を目指しています。
 今回は、コロナ禍でも地域とのつながりを絶やさないことを目指して取り組んでいる2つのプロジェクトを紹介します。

2 「Maioka Project」の取組

 本校では「総合的な探究の時間」を「Maioka Project」と名付け、すべての学校教育の柱に位置付けています。「マイタケプロジェクト」・「ラジオプロジェクト」はこの「Maioka Project」の一環として行われる、地域と学校が連携した新たな教育活動の取組です。

2-1 マイタケプロジェクトについて

 マイタケプロジェクトは、本校敷地の約3分の1を占める竹林の利活用を目指したプロジェクトです。竹は生育が早く、放置すると竹林が荒れてしまううえに土の保水力が低下してしまいます。
 従来は技能員や教職員が竹やタケノコの間引きをしていましたが、竹やタケノコを生徒の学びに活用し、地域と学校がつながるきっかけができないかと模索した結果、本プロジェクトがはじまりました。
 4月にはタケノコ掘りを実施しました。園芸部・科学部・有志生徒・保土ケ谷養護学校舞岡分教室の生徒が参加し、のべ100名以上の生徒・教職員がタケノコ掘りを行いました。掘ったタケノコは地域の商店会である戸塚宿ほのぼの商和会と連携し、各店舗で特別メニューとして活用していただきました。
 参加した生徒からは、「初めてタケノコを採った!」「普段行くお店で自分たちが採ったタケノコが使われていて嬉しかった」との声が聞かれました。

舞岡高校_タケノコ掘り、牛肉とタケノコの炒め画像

 7月には戸塚宿ほのぼの商和会・戸塚旭町通商店会と連携した七夕イベントを実施し、約30本の笹が戸塚西口を彩りました。七夕飾りの作成には本校生徒のほか横浜市立戸塚小学校・横浜市立南戸塚小学校の児童も参加し、地域・小学校・高校が連携したイベントとなりました。
 11月には竹灯籠を戸塚西口に飾るイベントを計画しています。

舞岡高校_竹灯籠画像

2-2 ラジオプロジェクトについて

 ラジオプロジェクトは、戸塚のコミュニティラジオ局「エフエム戸塚」と連携したプロジェクトです。平日朝の番組「おはよう!咲くらじお」内の10分間のコーナーを、企画・制作し、月に2回ほど放送しています。
 参加生徒は1年~3年の有志約10人です。エフエム戸塚のパーソナリティーの方からラジオ番組の企画方法や話し方のレクチャーを受けたのち、実際に番組を制作します。緊急事態宣言中もオンラインミーティングを行って、活動を継続しました。

3 コロナ禍での地域連携

 コロナ禍での活動制限は、本校の地域連携活動にも大きく影響を及ぼしました。自治会・小学校・中学校と連携した植樹整備活動、企業への訪問学習など多くの活動が延期や中止となりました。同様の悩みは地域も抱えており、従来型の交流ができないとの声が多く聞かれました。

 そこで本校では、コロナ禍でも地域連携できる新たな形を模索しようと進めました。

 意識した点は次の2つです。

  1. 空間・時間ではなく、モノを共有する地域連携
  2. オンラインを活用した地域連携

3-1 空間・時間ではなく、モノを共有する地域連携

 コロナ禍では、空間・時間を共有することが大きく制限されました。訪問して共通の時間を過ごすことや、共通体験をすることが非常に難しい状況です。そこで本校では、空間・時間が離れていてもモノを通じた体験や思いの共有を目指しました。
 マイタケプロジェクトでは、生徒がタケノコを掘り地域商店会が活用することで、タケノコというモノを通した交流を行いました。また七夕の際には、生徒・商店会が日時を分けて本校の竹を切り、生徒・地域の小学生がそれぞれ飾りを作り、完成した笹・七夕飾りを商店会が飾るという、1つのモノを作り上げる交流が実現しました。

3-2 オンラインを活用した地域連携

 コロナ禍で本校もオンライン化が急速に進みました。
 ラジオプロジェクトでは、緊急事態宣言中もオンライン会議サービス「zoom」を活用して、エフエム戸塚・生徒・教職員の打合せを重ねました。企画から収録、放送までを一貫してオンラインで行い、新たな地域連携の形を作ることができました。

4 地域連携とキャリア育成

 本校では社会的・職業的に自立した人間の育成を目指し、「進学先の向こうにある社会」への意識啓発を促すキャリア教育を行っています。地域連携を積極的に行い、生徒が学校外の人々と関わりを持つ機会を学校が提供することは、生徒がより身近に社会を感じることにつながります。
 本校は引き続き地域連携を積極的に行い、社会的・職業的に自立した人間の育成を目指すとともに、共生意識の醸成を図ってまいります。

 

問合せ

神奈川県立舞岡高等学校
電話:045-823-8761
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