有馬高等学校

掲載日:2018年12月25日

有馬高校の「服のチカラ」プロジェクトにおける取組【神奈川県立有馬高等学校】

1 学校紹介

 本校は、平成20年度に神奈川県内公立高校で初めてユネスコスクールとして認定されました。海外からの高校生や教育使節団を受け入れるなど、国際交流活動にも力を入れています。平成24年度からは、英語コースの生徒を中心に、ユネスコの提唱するESD(持続可能な開発のための教育活動)の一環として「服のチカラ」プロジェクトに取り組んでいます。
ユネスコ憲章に示されたユネスコの理念を実現するため、平和や国際的な連携を実践する学校。)

2 活動概要・経緯

 この活動は、(株)ファーストリテイリング[ブランド名「ユニクロ」]が社会貢献活動として行っているプロジェクトです。主に、日本の子どもたちが着なくなった子ども服を集めて、世界の子どもたちに送るという活動を行っています。世界の貧しい地域においては、「衣服を一着しか持っていない」「服を着ないで暮らしている」子どもたちがたくさんいます。そのため、病気や寒さを防げずにいます。このような子どもたちのために、使われなくなった子ども服を回収・選別し、サイズや気候に合ったものを必要としている国や地域に送ろうという企画です。

 本校でも、この社会貢献活動に共感し、平成24年度からユネスコスクールとして活動に参加することとしました。当初は文化祭や全校集会などで呼びかけ、回収を行っていましたが、高校生の場合はすでに子ども服を処分しているケースが多く、あまり集まりませんでした。
 そこで、平成28年度までは英語コースの生徒を中心に、活動に取り組んでいましたが、英語コースの廃止に伴い、平成29年度にユネスコ委員会を立ち上げ、今では総合的な学習の時間のプログラムの一つとして活動に取り組んでいます。以前は一部の生徒しか関わることができませんでしたが、ユネスコ委員会を立ち上げたことにより、学校全体としてこの活動に取り組むことができるようになりました。
 また、この活動の輪を地域に広げていきたいと考え、近隣の小学校と連携して取り組むことにしました。

3 「服のチカラ」プロジェクトの取組について

arima1 本校では、「服のチカラ」プロジェクトを1学年の総合的な学習の時間のプログラムとして取り組んでいます。毎年7月頃にユニクロの社員が講師として来校し、出張授業を行います。「服にはどのようなチカラがあるのか」「回収した服はどのように役に立てられているのか」などを写真やパワーポイントを見ながら学び、生徒が自分たちでもできる社会貢献活動であるということに気付く内容となっており、本校生徒を対象とした、服の回収の呼びかけも行っています。

 

arima2 その後、近隣の小学校との連携に向けてユネスコ委員会の生徒を中心に、準備をします。小学校との連携として、具体的には「朝会で全児童に協力を呼びかけるプレゼン」と「回収ボックスの設置」、「登校時の挨拶・呼びかけ運動」などを3つの小学校で行います。プレゼンに向けては自分たちで原稿を作成し、昼休みの時間を利用して、どのように発表したら多くの小学生に興味を持ってもらえるかをお互いに考えます。例えば、生徒が一方的に話すのではなく、実際に小学生に質問をしたりしました。
 また、小学校の児童会の児童と事前に打ち合わせを行い、挨拶運動の計画や発表の手伝いなどをお願いします。今年度は11月の下旬に近隣の小学校の朝会の時間を利用して、発表を行いました。

 

<1年間の活動の流れ>

4月 ホームページをとおして「服のチカラ」プロジェクトに申し込み
7月 ユニクロによる出張授業
10月 ユネスコ委員会を招集・具体的な日程、服を集める方法の確認

11月上旬

近隣小学校との打ち合わせ
11月上旬 発表に向けて原稿作成・発表練習
11月下旬 近隣小学校での発表・服の回収・送付・振り返り

 

<生徒の声>

  • 服を着るのは簡単で当たり前のことだと思っていたが、服を着られない人にとっては服はとても貴重なものだと改めて思いました。自分のいらなくなった服を捨てるのではなく寄付したりすることが大事だと思いました。
  • 小学生との挨拶運動後、挨拶をする回数が増えたと思います。また、これから自分が世界の子どもたちに対して、何ができるか調べるようになりました。積極的にボランティア活動を行っている大学もあるので、このようなプロジェクトに参加して少しでも世界に貢献したいと思いました。

 

 この活動を通して、段ボール約10箱分の洋服が集まりました。参加した生徒は、自分たちが行った活動に達成感を持っていました。また、「服のチカラ」プロジェクトに参加する前と後では生徒のボランティア活動に対する考え方が変化したと思います。
 今後もユネスコスクールとしてこのような活動に積極的に取り組んでいきたいと思います。

 

お問い合わせ先

神奈川県立有馬高等学校

電話:046-238-1333

本文ここまで
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