小田原東高等学校

掲載日:2019年8月26日

”高校生ショップ城湯屋(じょうとうや)”の取組
【神奈川県立小田原東高等学校】

1 はじめに

1odawarahigasi 本校は、県立高校改革実施計画(I期)により全日制総合ビジネス科と全日制普通科とを併置する新校として平成29年4月に開校しました。1年次は全員共通の科目を学びます。総合ビジネス科では変化の激しいビジネス社会で活躍できるスペシャリストを養成しています。2年次以降は2系(会計ビジネス系・情報ビジネス系)に分かれ、専門性の高い内容を学びます。普通科ではグローバル社会で活躍できるリーダーの育成を行っています。2年次以降は文系・理系に分かれます。進学を重視したカリキュラムに加え、商業科目も含めた幅広い科目を学べます。
 今回は、本校の前身である小田原総合ビジネス高校から特色ある教育活動として続けてきた「高校生ショップ城湯屋(以下「城湯屋」)」の取組について紹介します。

2 平成最後のビッグイベント(オープニングイベント)

2odawarahigasi 平成31年4月27日、今年も「城湯屋」恒例のオープニングイベントを開催しました。第3期目(銀座通り商店街での開始より通算16期目)を迎える「城湯屋」が、吹奏楽部の華やかな演奏の中、テープカットとともに開業しました。当日はあいにくの雨でしたが、地元企業や地域の方々、卒業生をはじめPTAや部活動生徒など多くのお客様が店内へ訪れ、多くの商品を買って下さいました。

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 店舗経営部の生徒は、この日のために春休み中から準備をしてきました。どうしたらお客様に満足してもらえるかを考え、仕入れ商品の検討、ポスターやPOPの作成、店舗のレイアウトなどに一生懸命取り組んでいました。イベント当日は、予想外の大入りに生徒たちは多少興奮気味でしたが、戸惑う1年生へ2、3年生が接客の仕方をしっかりと教えるなど、部員同士で協力する場面も見られました。

 

3 経緯

 「城湯屋」は、県教育委員会の「かながわキャリア教育実践推進プラン」がスタートする前年の平成16年4月、小田原城東高校の商業科が小田原銀座商店街の空き店舗を利用して取組を始めたのが最初です。当時は、吉田島農林高校、小田原城北工業高校を合わせた専門高校3校で連携し、それぞれの学校が特色を生かした経営を行っていました。当時の店舗名は「チャレンジショップGESTORE(ジェストーレ)おだわら」でしたが、平成26年4月、小田原銀座商店街から学校敷地内へ移転し、「チャレンジショップ城湯屋」と名称を変更し、新たに営業を開始しました。「城湯屋」という店舗名は、本校の前身である小田原総合ビジネス高校時代に小田原城東高校の「城」の字と湯河原高校の「湯」の字を取って命名しました。なお、本校開校時に「チャレンジショップ城湯屋」から「高校生ショップ城湯屋」へと一部名称を変更し、現在に至っています。

平成20年度からすべての県立高校において、学校ごとに指導計画を作成し、それに基づくキャリア教育を展開することを目標とするため、県教育委員会が策定した。)

4 生徒が主体となって経営する「城湯屋」

 「城湯屋」の運営は「ショップ委員会」と「店舗経営部」が受け持ちます。ショップ委員会は、「ビジネス基礎」の販売実習をはじめ複数の部門の仕事を受け持ちます。「店舗経営部」は、企画の段階から仕入・販売・商品管理・在庫管理等をすべて自分たちで考えて活動を行っています。部員は「ショップ委員会」の同じ部門に所属する教員と相互に連絡を取り合って仕事を進めていきます。対面販売でのコミュニケーション能力の育成を重視しているため、インターネットによる販売はあえて行っていません。営業時間は平日午後16時10分から午後17時30分まで、土曜・イベント時は午前10時から午後16時までです。

5 販売商品紹介

4odawarahigasi 「城湯屋」では北は北海道から南は鹿児島まで全国の専門高校で生産しているジャムや缶詰等を仕入れ、販売しています。仕入れ商品については、できるだけ長期間保存が可能で、手ごろな価格であることを基準に選定し仕入れています。最後に、これまでに開発した商品の中で代表的なオリジナル商品を紹介します。

 

「ビジネスバーガー」
5odawaragugasi これは3年前に生徒が、小田原と言えば「鯵」というイメージをもとにして考案され、アジフライを丸ごと一匹レタスとサンドしたバーガーです。駅弁で有名な東華軒との協力によって商品化しました。イベント時に限定販売され、よく売れる定番の商品です。

「ビジネスドーナツ」
 地元のパン屋(クラムアンドクラスト)との協力により開発しました。見かけはカレーパンのように見えますが、中にレモンクリームが入っています。片浦レモンのレモン汁が隠し味になっています。

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「ビジネスラスク」
 「日持ちするお菓子を作ろう。」という生徒の意見から生み出された商品です。神奈川ブランド「湘南ゴールド」をマーマレードにしてラスクに絡めています。酸味の効いた甘酸っぱい味が特徴です。

6 今後の展望

 今年度は、総合ビジネス科と普通科のクラス数が各学年3クラスずつとなります。城湯屋からビジネスマナーやビジネス教育を積極的に発信していくことがますます重要になってきます。商業科目での販売実習としての位置づけを基本に、普通科の生徒にも店舗経営部などの活動を通して活躍できる機会を確保したいと考えています。

 

お問い合わせ先

神奈川県立小田原東高等学校

電話:0465-34-2847

(掲載内容は掲載日現在のものです。最新の情報は各県立学校のホームページでご確認ください。)

 

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