更新日:2024年4月22日

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番神水湧水

番神水湧水は、座間公園の南側の段丘下にある祠(ほこら)「番教堂」の裏手から湧き出す湧水で、現在は防火用水や街並みを潤す水として利用されています。

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番神水湧水

番神水

座間公園の南側の段丘下にある祠(ほこら)「番教堂」の裏手から湧き出す湧水で、現在は防火用水や街並みを潤す水として利用されています。この湧水は日蓮上人がお経を唱えながら地面を杖(つえ)でついたところ、こんこんと湧き水が噴き出したといわれ、昔から住民の大切な生活用水として、水道が引かれた昭和31年ごろまで利用されていました。

 

【住所】座間市入谷西2-14
【TEL】座間市生涯学習課文化財担当
046-252-8431

 

番神水湧水の位置


番神水とは

日蓮聖人御勧請三十番善神縁起より
文永8年(1271年)9月12日、鎌倉幕府は、日蓮聖人を捕らえ片瀬流の口の刑場にて斬首しようとしました。
その時、「江ノ島の方より満月のような光ものが飛び来たって首斬り役人の目がくらみ、畏れおののき倒れ」(日蓮聖人の手紙より)という事態が起こり、
首を刎ねようとした刀匠鈴木弥太郎貞勝公が鍛えた太刀「蛇胴丸」が突如として砕け散りました。
これが「龍ノ口法難」(たつのくちほうなん)と呼び習わされているものです。

難を逃れた日蓮聖人は、佐渡守護代本間重連公の依知の館へ向かう途中、座間地域を通過するに際し、鈴木弥太郎貞勝公は自邸に聖人のご休息を願い教化を仰ぎ、帰依を誓い「円教房」の名を賜ります。
刀匠であった円教房が「此の地の水は刀を鍛えるのに適しておりません。聖人のお力で、よき水を授かりましたなら」と懇願すると、聖人は傍らの石に「法華経」を唱え地を掘り起こしたところ、にわかに清水が湧き出したのです。
その湧き水は「番神水」として尊ばれ、流れは今なお絶える事がありません。
地元の方々は番神様を親しみ崇敬し、今も大切に守っておられます。

番神様とは、三十の神々が毎日交替で降臨し、人々を守っていることを意味し、降りられている神様のこととなります。

鈴鹿・長宿のまちなみ

鈴鹿・長宿散策の一角にある番神水

座間市の中でも最も古い住居地域の一つである鈴鹿・長宿区域は、市内でも歴史のある社寺が集中して建ち並び、清廉な湧水に恵まれていることから、古くから人の居住がありました。

水の流れに癒され「古の時代」に想いを寄せながら、ゆっくりと散策できるオススメ・コースとなっております。

鈴鹿・長宿散策マップ

番神水公園と番神堂

番神水湧水は、鈴鹿・長宿の散策エリアの一角にあり、円教寺の近くに位置しています。

円教寺外観
円教寺正門の様子

番神水湧水

円教寺の裏手に回ると、このような道標が目に入ります。

番神水湧水

その道標の反対側に「番神水公園」があります。ベンチに座って「せせらぎの音」に耳を傾けていると、とても心が落ち着くように感じます。

番神堂
番神水公園公園の奥へ進むと「番神堂」が見えてきます。

円教寺裏手から鈴鹿・長宿の散策へ

番神堂
円教寺裏の道標のところに戻り、鈴鹿明神社へと向かう散策コースへ進みましょう。
鎌倉時代から続く歴史のまちなみをゆっくりと散策するコースは、とてもリラックスできる散策コースとなっております。

 

 

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