平成23年度 黒岩知事との“対話の広場”(地域版)相模原会場 実施結果

掲載日:2018年3月15日

“対話の広場”(地域版)とは

“対話の広場”(地域版)は、知事が県内各会場で県民の皆さんと意見交換をする場です。

今年度は「マグネット地域」をテーマに、県内7会場で開催しました。黒岩知事と県民の皆さんとの意見交換の様子です

集会の概要

黒岩知事との"対話の広場"地域版(相模原会場)
日時 平成23年10月21日(金曜日)18時30から20時30分
会場 サン・エールさがみはらホール
テーマ マグネット相模原-地域の魅力をみんなで考えよう!-
内容

1知事のあいさつ

2事例発表

(1)藤野観光協会事務局長 落合幸一さん
(2)湘南デザイン(株)最高経営責任者 松岡康彦さん

3意見交換

4知事によるまとめ

参加者数 203名

知事のあいさつ 

はじめに

神奈川県知事の黒岩祐治です。知事に就任して約半年となりました。

「黒岩知事との“対話の広場”(地域版)」の開催は、今日が1回目です。

実は、これまでも2回ほど対話の広場を開催しましたが、こちらは「黒岩知事との“対話の広場”Live神奈川」と言いまして、県庁で実施しました。「Live神奈川」は、インターネットで生中継をして、ツイッターでも意見を頂きながらやっていくもので、テーマは毎回違います。過去2回は「自殺」と「いじめ」をテーマに行いました。

 対話の広場地域版について

今回の「黒岩知事との“対話の広場”(地域版)」は、県内7箇所で開催します。

「いのち輝くマグネット神奈川」の実現のためには、それぞれの地域がマグネットの力を持つことが大事です。魅力的な地域になるためどうすればいいのか、地域の実状を踏まえて話をしていこうと思っています。

この集会は、私が一方的にお話をするものではありません。対話の広場ですから、どんどん意見を出してください。

 エネルギー政策について

今日はせっかくなので、エネルギー政策について、若干説明させていただきます。

知事選に立候補したのは3月下旬でしたが、決断をしてから立候補まで1週間しかありませんでした。

その時に、まず考えたのがエネルギー政策でした。私は、4年ほど前から「太陽経済の会」で研究していましたので、政策にはその成果を盛り込みました。

 (1)震災直後の神奈川の状況

福島第一原子力発電所で大変な事故が起こり、計画停電が行われました。そういう中で始まった選挙戦の当初、私は大変な危機感を持ちました。箱根や鎌倉へ行っても人がいないのです。この状態が続けば、箱根の温泉はつぶれてしまい、神奈川の経済が一気に崩壊してしまうかもしれない。電力不足は産業崩壊につながるという危機感を覚えました。

そこで、原子力発電の電気がなくても、太陽光発電でなら急場をしのげると考え、これを一気に普及させたいと思いました。そして、太陽経済の会のメンバーとともに、政策を作り上げ、選挙戦に臨んだわけです。

選挙戦では、「4年間で200万戸分の太陽光発電設備を付ける」と言い、さらに「夏の冷房需要に間に合わせるため、まず5万戸から15万戸分を付けたい」と言いました。「たくさん付ける」と言ってもなかなかメッセージは伝わらないので、「200万戸分」という数字を出しました。

その後、自然エネルギーは太陽光発電だけではなく、風力発電や小水力発電などもあるということも学びましたが、とにかくこの神奈川からエネルギー革命を起こすのだという思いで訴えました。

選挙戦当時は、太陽光発電と言っても、ソーラーパネルを持ち歩かなければ皆さんにご理解いただけなかったのですが、今ではテレビや新聞で毎日のように取り上げられるようになりました。エネルギー革命に火がついたと思います。

(2)「かながわスマートエネルギー構想」

そんな中、だんだん世の中も動いてきました。私は「4年間」ということをずっと掲げていましたが、菅前総理が、1000万戸の太陽光発電パネルを付けるということを国際公約とし、2020年や2030年までという中長期的なエネルギー政策を論じました。 

そこで、神奈川県も2020年という形で政策を提示する必要があるだろうと考えました。

私には、原子力発電に代わるエネルギーを早く創らなければいけないという思いが強くありました。そして、エネルギーを創るということについて言えば、この夏に皆さんに頑張っていただいた「省エネ」もエネルギーを創ることと同じなのではないかと考えました。

それから「蓄エネ」です。太陽光発電は、太陽が照っている昼間しか電気を創れません。しかし、仮に電気をためることができて、夜に使うことができれば、夜、発電したのと同じことになります。

そこで、新しいエネルギー政策では、「原子力発電に過度に依存しない」「環境に配慮する」「地産地消を推進する」という三つの原則の下、「創エネ」「省エネ」「蓄エネ」の三つの取組みを提示しました。これが、「かながわスマートエネルギー構想」です。

「かながわスマートエネルギー構想」では、2020年度に「創エネ」「省エネ」「蓄エネ」を合わせて、2009年度の県内の消費電力量の20パーセント以上にしていこうという目標を掲げました。「省エネ」で4パーセント程度を見込み、「創エネ」と「蓄エネ」を合わせて16パーセント分ということです。実は、今年の夏に皆さんに取り組んでいただいた省エネが、だいたい4パーセント分くらいでした。

「創エネ」というのは、再生可能エネルギー等で、主流は太陽光発電、それから小水力発電、風力発電、バイオマス発電などもあります。地域に合った新しいエネルギーを創り、20パーセントを目指すという目標にしました。

政府は「2030年に21パーセントにする」と言っているので、それに比べれば10年前倒しの20パーセントですから高いハードルです。しかし、何とか実現し、原子力発電に依存し過ぎないエネルギー体系を一気につくっていきたいと考えています。

就任して半年ですが、エネルギーの世界は大きく変わってきており、毎日のように新しい技術が報告されています。半年前の技術や情報のベースが根本的に変わってきているので、新しいエネルギー政策を提示することになったわけです。ご理解いただけないところは、きちんと説明しようと思っています。

今日は地域のマグネットについての対話の広場なので、エネルギー政策については非常に簡単な説明とさせていただきましたが、この「かながわスマートエネルギー構想」だけの対話の広場を3回ほど実施しますので、こちらにも是非お越しください。

なお、「かながわスマートエネルギー構想」についてご意見があれば、お手元の質問用紙にご記入ください。時間の中で、できる限りお答えしてまいります。

マグネットとは

それでは、マグネット神奈川、マグネット相模原について話をしていきたいと思います。

「マグネット」とは何かということですが、もともとは「マグネット病院」という言葉がありました。看護師不足が社会問題になっており、どの病院も看護師を確保するために四苦八苦していましたが、特別な募集を行わなくとも、優秀な看護師が自ら志望して集まってくる病院がありました。磁石のように引きつける力、働きたくなる、そういう魅力を持った病院を、「マグネット病院」と呼んでいました。この言葉を応用したのです。

地域が元気になるということは、この国にとって大事なことだと思います。神奈川が引きつける力を持つということだけでなく、それぞれの地域がマグネットの力を持つ。行ってみたい、住んでみたいと思われるような地域を実現していくことが大事だと思っています。

では、どうすればマグネット地域になるのか。そのためには、地元の皆さんが自分たちで考えて、「自分たちのまちのマグネットはこれだ」と、その気にならなければ駄目だと思います。県が補助金を出したって、マグネットの力なんか出てきません。地域の人が、「こんな魅力的なまちにするのだ」と、盛り上がったらそこにすごい力が生まれます。そのような地域をたくさん見てきています。

私がよく例に出す熊本県の山奥にある黒川温泉は、ものすごく辺ぴな所にあります。このままでは黒川温泉がつぶれてしまうという大変な危機感を持った時から、地域の人たちが、一致団結しました。そして、自分たちのまちらしい温泉街に変えていったのです。その結果、マグネットの力を発揮して辺ぴな所なのに人々がわざわざ出掛けて行き、いつも予約が取りにくいというマグネット温泉になったのです。

開催地域のマグネットについて

相模原はリニア中央新幹線の駅設置の話があり、皆さん、楽しみにしていらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、駅ができれば相模原が元気になるのか、よく考えてみてください。私はいろいろな新幹線の駅を見て回りましたが、駅ができてまちはマグネットの力を持つのかというと逆のことが多いのです。

駅ができると、人が力の強い地域に吸い取られてしまうのです。相模原の皆さんが、簡単に行けるからと東京や大阪へ行ってしまい、相模原のまちは、商業も何も一気に崩壊する、ということもないわけではないのです。

しかし、駅をつくるというのは一つのチャンスですので、全国から相模原に行きたくなる、そして降りたくなるという駅にしてください。そのような駅になれるかどうか、この地域がどれだけのマグネットの力を持っているかによって決まります。

それでは皆さん、相模原のマグネットは何でしょうか。今日は、まず、地域のお二人の方に事例発表をしていただきます。それをお聞きいただき、相模原にはこのような可能性があるのだから、こういうふうにしたらもっとよいのではないかということを、どんどんぶつけてください。

マグネット相模原をどのようにしていくか、今日はゴール目指して頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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事例発表

落合幸一さん(藤野観光協会事務局長)

事例発表者落合さんの画像です

 

藤野エリアは、神奈川県の北部にあり、山梨県と東京都に隣接しています。中央高速道路や国道20号、鉄道は中央本線が通っています。近い将来、さがみ縦貫道路が完成すれば、横浜、川崎、東京ともつながり、まさに大都市と隣接した地域になります。また、県と市が豊かでおいしい水の供給地として、平成9年に水源の森林地区に指定しています。

しかし、現在、幾つか課題を抱えています。

一つは住民の高齢化であり、65歳以上の人が25パーセントを占めています。また、交通の便が良いため若年労働者の流出を生み、従来の林業、農業が衰退しています。このままでは将来、回復できなくなってしまうのではないかと感じています。

この地域は地域おこし活動が活発で、47グループが努力していますが、効果が上がっていないのは、ネットワークの核機能がないということだと考えています。

そこで、どうすれば藤野エリアが栄えていくか、地域おこし産業の方向性を定めました。

方向性の1番目としては、大都市に隣接しているメリットを最大限に活用し、都市住民との交流を事業のベースにすること。

2番目として、水源地を汚されてはいけませんので、エコロジー産業を地域産業の基盤とすること。

3番目として、最近では、自然や里山生活が若者に好まれており、かなりの移住者がおります。そういった若者と地域住民が協力し、徐々に若手人材を呼びよせ産業発展の原動力にしていくこと。

4番目として、事業収入を自然活用から求め、収益源となる自然を大事にするという認識を育て、自然の活用から得られた収益は再度自然に投資し、自然を保全、継続する「自然を持続可能にする投資サイクル」を構築することです。 

こういった地域で、目指すところはドイツの保養地です。ドイツの保養地は、人と自然を大事にするという考えの下、自然に恵まれた美しいところにあります。旅館で一番お金がかかるのは食事代ですが、自炊型のペンションもあるので、安く長期滞在できます。また、保養地には、日光に当たりながら話ができるような、ゆったりとした空間があります。

ドイツでは、保養はもちろん医療・福祉においても森林が活用されています。さらに医師の指導の下、健康保険制度や休暇制度を利用して、自分に適した保養休暇が取れます。日本には人間ドックという病気の早期発見の制度がありますが、ドイツでは、病気になる前に心身をリフレッシュして健康を維持するという考え方をします。日本政府も検討しているとのことですが、藤野エリアで実現できればと思っています。

藤野エリアの保養地構想の3本柱として、グリーンツーリズム・森林セラピー事業、アート事業、体験事業があります。

アート事業については、今年は「藤野ふるさと芸術村」構想が25周年に当たりますので、これをさらに事業として活用します。

体験事業では、自然体験と工芸アート事業を進めていきたいです。そのためのリーダーも、30名ほど養成しています。

そして、外部からお客を呼び、地域主導型のサービスを行う「着地型観光」を根付かせるために、地元が運営する「ふじの交流の里協議会」を設立しました。これは、町の中に存在する文化施設や商店などが個々に事業を行うのではなく、「観光まちづくりプラットフォーム」としてまとまって行う事業体です。協議会では、様々なニーズに応えることによってリピーターのお客をつくることや送迎のネットワーク体制をつくることも考えています。

また、藤野エリアを八つの区域に分け、それぞれの整備、開発を行っています。

北部地区では、「にほんの里100選」に選ばれた佐野川茶畑の事業として、茶摘みと手打ちうどんづくりの体験を実施しています。

中央部では、藤野駅から歩いていけるハイキングコースの整備を地元のボランティアが行っており、南部地区では温泉を中心とした公園づくりを大学生のボランティアとやっております。さらに芸術村に常設ギャラリーやレストラン、貸サイクルステーションもできています。

また、藤野に越してきた若者が、石油に依存しない社会を目指す活動を行っており、ソーラー発電、地域通貨や環境問題の研究、エコ生活の住まいである長屋暮らし等を実践しています。

駅から遠い南部の篠原地区では、廃校を利用して体験教室等の地域おこしを行っています。

このようにいろいろと皆さん努力していますが、我々としては、やはり、人口の減少を食い止め、若者に帰ってきてもらいたい。また、水源地として維持できる環境をつくっていきたい。そのために、エコ産業を活性化させ、収益を得ることを考えています。また、町の中でも交通の便が悪く、一人一台自家用車を必要とするような地域で、どうすれば利便性をアップできるかということを考えていきたいと思っています。

そして、21世紀型観光と言われる、安く長期滞在できる地域づくりを目指しています。

観光協議会の運営を助成金、交付金に頼っていては限界があり、スピード感がありません。そこで、将来は経済的に自立した事業体制をつくり、観光ビジネス、送迎ネットワーク、地産物の販売を一箇所で運営したいと考えています。

現在、協議会では、体験教室、ハイキングの催し、大手旅行会社とタイアップした相模川での観光も実施しています。今後、ゆず製品の開発や農場前の直売店、セラピー事業等も手がけていきたいと思っています。こういった構想で、藤野エリアは活動を始めたところです。

 松岡康彦さん(湘南デザイン株式会社 最高経営責任者)

事例発表者松岡さんの画像です

 

相模原には1,000社を超える工業の会社があります。ユニークな会社が多く、その中の300社ほどが常に情報交換をしています。今日は、少し私の会社の説明をさせていただき、その後、相模原の良さについて話をします。

私どもは、デジタル家電から車のコンセプトカーまで、一つだけ造る仕事をさせていただいています。業務内容はデザイン、設計、試作そして金型製作で、広告代理店が行うマーケティングは行いません。デザインから量産まで、自動車をはじめ工業製品の開発に携わるすべての過程に力を注いでいます。

皆さんがディーラーで買う車や、家電量販店などで買うようなものを一つだけ造るのですが、ちゃんと動くのです。ほとんど黒子の世界であり、皆さんには分からない職業だと思います。

車というのは、トヨタさん、日産さん、ホンダさんなどがお造りになるというのが皆さんのお考えだと思います。ところが、車一台、ご発注をいただけるのです。そうしたら、デザインからやらせていただきます。

デザイナーがラフスケッチをつくり、ゼブラチェックを経て設計に入ります。設計もゼロからバーチャルで行いますが、重さ、フレーム、タイヤを設計し、最後に色を着けて、大体のレイアウト設計が完了です。そして、データに基づいて実際の物づくりに入ります。素材には、鉄、FRP、カーボンなどを使用しています。

出来上がった車の中には、上海モーターショーに出した車もあります。すべてお客さんからのオーダーで、私どもがお客さんのスペックの要求にデザインを乗せて設計し、出荷するものです。

一昨年には、上海万博のパビリオンで車を動かしたいというオーダーがあり、しかも、電気自動車で造ってくださいとのことでした。絵だけをお客様から頂き、それで設計し、実際に造って上海万博で走らせました。おかげさまで、6箇月間、故障することなくしっかり動くことができました。

ここからは、相模原には良い人がたくさんいるので、少し鍛えると最高の熱血社員になるという話をします。

私は、27歳で二代目として親父から会社を継ぎました。自分の判断で、できることをやってきて、それを社員にどんどん伝えてきました。

工業人の経営者のリーダーシップとは何かというと、銀行さんからお金を持ってこられるかということ、お客様とよく話ができるかということです。

こういうことを一生懸命言い続けることで、何となく良い社員が育つのではないか、社員のやる気を引き出しているのではないかと思っています。

また、企業人で一番大事なことは、良い金鉱脈を見つけることです。ただし、良い金鉱脈は時代により変化します。

ご承知の通り、移動手段は馬から馬車になり、蒸気機関車、電車・自動車となりました。今は自動車から電気自動車に変わるところです。エネルギーも炭から石炭、石油、原子力になり、今は原子力から自然エネルギーに変わっているわけです。こうした変化に乗らない限り置いていかれるのです。そうならないために頑張るわけです。

相模原には九つの工業団地があり、良い人がいます。学校もたくさんあります。32の銀行の支店があり、金利の激戦区と言われ、安い金利でお金を借りられます。また、商工会議所の工学部会が非常に良い役割を果たしており、加山相模原市長の工業政策もしっかりとしています。京王相模原線、JR横浜線そして国道16号、国道129号により都心、近隣都市へのアクセスが容易です。今後、さがみ縦貫道路ができることによって、さらに良くなると思います。

相模原には良い経営者と、充実した人材、物、金があるということを知事に分かっていただき、これからも何回も足を運んでいただくと非常にありがたいと思っています。

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 意見交換

<知事発言>

私から質問させていただきたいが、落合さんは、どのような経歴で、どうして観光についてこのような発想をされるようになったのか。

<事例発表者発言(落合氏)>

私はもともとサラリーマンで、ドイツには8年間駐在していた。旅行が大好きで、どこへ行っても旅行をしていた。東京に住んでいたが、藤野の環境が気に入り引っ越してきた。2年前から観光の事務局の仕事をしている。以前の仕事とは違う分野だが、根底は同じだと思う。皆さんに何を気に入ってもらえるか、地域資源の活用を考えてやっている。

 <知事発言>

松岡さん、車を1台だけ造るというと、エンジンとかも全部なのか。

<事例発表者発言(松岡氏)>

全部である。実際に時速200キロメートル以上出して走れる。価格は1台で約1億円。

<知事発言>

皆さんにお聞きしたいが、落合さんの藤野地区での活動や、松岡さんの会社を知っていた人はいるか。あまり知られていないと思う。今日、皆さんは、地元にこれだけのパワーがあるということを知ったのだから、ここから何か始まるのではないかと思う。

事例発表のお二人の話を受けて、会場の皆さん、ご意見をどうぞ。

 <参加者発言1(相模原市・男性)>

相模原市に住んでいても、藤野エリアをほとんど知らず、温泉や森林、一次産業というイメージが強い。田舎暮らしがはやっているようだが、相模原でも長屋のようなモデルを作って一時的に貸して、畑を耕す等ができたらいいと思う。

<事例発表者発言(落合氏)>

長屋暮らしの住人が今、この会場に来ている。

自然の中でエコ生活をしたいという気持ちが根底にある。四軒長屋と言っても、江戸時代のものとは違い、建築士が現代風にいろいろ考えた住み心地のよいものである。

例えば、応接間や風呂は1軒に一つ必要ないわけで、自然の中でいろいろと工夫し、エコを考えた生活は大変魅力があると感じている。

理想は、自分で畑を作るといった自給自足の生活。自分の親切をお金に替えて、また次に親切で返してもらうという地域通貨の考えも、そのようなところからきている。

<知事発言>

その長屋に住んでいる方に話を伺いたい。

<参加者発言2(相模原市・女性)>

藤野に引っ越して2年半になる。4世帯で長屋を造り、住み始めて半年である。発端は、環境になるべく負荷をかけない暮らし方をしたいということであり、地産地消の家づくりを心がけた。藤野の木材を使い、壁は竹小舞を編み、土壁を塗った。4軒の長屋を造るのに職人も含め延べ300人から500人ほどが手をかけ出来上がったものだ。リビングルームやお風呂は共有し、昔の長屋の分かち合いを生かしながら、現代に必要なプライベートは守るという考え方でやっている。自然の中なので住み心地も良い。近所の人とは、アパートやマンションとはまた違った連帯感がある。

<参加者発言3(相模原市在勤・女性)>

私も個人的には賛成である。将来、村づくりを目指しており、環境カウンセラー、環境計量士の立場で環境を見ているが、生き物全体がなるべく負荷をかけずに調和していくには、地産地消が大事だと思う。

地域の密接なつながりは、高齢者や小さい子どもたちにとって良いと思う。例えば、長屋に一緒に住むことで高齢者も小さい子どもに触れることができ、老化防止や脳の活性化にもなる。育児に悩む若者たちにも、大人の意見や考えを聞く良いきっかけとなると思う。

<参加者発言4(相模原市・男性)>

長屋暮らしの話は非常に面白いと思うが、会社勤めの人間からすると敷居の高さを感じてしまう。

例えば、ウイークリーマンションのように、1週間だけの利用などは考えていないのか。

<事例発表者発言(落合氏)>

まだそのようなことは考えていない。今の四軒長屋には、そこから仕事に行ったり、そこで仕事をしたりというような人が住んでいる。将来は空家古民家を宿泊所にし、その近くの畑を借りて、自分で作ったもので生活するといったことも考えられる。不便さがあるが、面白い体験だと思う。

<知事発言>

落合さんは、先ほどドイツの例を紹介されたが、自然の中で安く長期滞在ができるような保養地を目指しているということか。

<事例発表者発言(落合氏)>

藤野は都会から近いため、山梨県、長野県などへの通過点となっている傾向がある。地域のためには、そこに泊まってもらうことが一番メリットがあり、事業として成り立ちやすい。自炊型で、安く長期滞在して、自然の中で遊んでもらうような事業を展開していきたい。

<参加者発言5(相模原市・男性)>

藤野は観光開発を熱心にやっているようだが、同じ相模原市緑区でも藤野へ行くのに大変時間がかかる。八王子の方が近いので、そちらへ行ってしまう。以前、道路の計画があったと思うが、津久井湖辺りに道を通す等できないものか、知事にも伺いたい。

<知事発言>

道路を造ってほしいという陳情はたくさん受けており、本来なら全部お応えしたいが財政が非常に厳しい中で、選択と集中をせざるを得ない。

その際、マグネットの力がどれだけあるかということを判断基準にしている。いのち輝く事業か、マグネットの力が出る事業かということを見ようと思っている。

先ほど黒川温泉の話をしたが、黒川温泉はいまだにすごく不便だ。ところが、空港から2時間半ほどの山の中でもみんな出掛ける。それだけの魅力があるということだ。

実は、すぐに行けると旅の楽しさがなくなってしまうということもあり、なかなかたどり着かないことも含めて魅力になったりもする。新幹線ですぐ行ける温泉は駄目になってしまうことも多い。便利というのは逆に怖いとも思う。

道路の件は別に考えるが、それよりももっと地域が魅力的になるということが大事だと思う。

<参加者発言6(相模原市・男性)>

藤野は、自然が魅力である。この自然を壊さず、残したまま発展させるまちづくりが良いのではないだろうか。

<事例発表者発言(落合氏)>

藤野はやはり自然が財産なので、開発すべきではないと思う。昔、別荘地として開発したらどうかという話があったが、住民の多くは、自然を残し、これを生かした産業をやっていきたいとのことであった。

藤野には温泉も山も川もある。実現は難しいと思っていたが、遊覧船で相模川の新緑や紅葉を見ることも可能になった。

道路については、さがみ縦貫道路ができれば、かなり便利になると思う。いろいろ制限はあるが、自然を生かした事業を起こし、皆さんに楽しんでいただきたいと思っている。

<参加者発言7(相模原市・女性)>

相模原のマグネットは、やはり自然が豊かというところと、放射能が少ないところである。福島の子どもたちを、自然が豊かな藤野で受け入れられないのか。また、相模原には使われていない廃校がたくさんあるので、それを利用したらどうか。 

<知事発言>

そういうことも可能性としてあると思う。

先ほど落合さんが、病気になる前に心身をリフレッシュするという話をされた。

私はずっと「医食農同源」と言ってきた。神奈川の最大の問題の一つに、高齢化の進み方が早いことがある。今の医療の在り方のままで行ったらどうなるか。

高齢者を標準モデルとした医療というのはなく、高齢者も若い人と同じように人間ドックで体を調べるので、病気がたくさん見つかる。それを全部退治しようとするのは西洋医学の発想である。一つ一つの病気にそれぞれ薬を使い、副作用を抑えるためにさらに薬を使うこともある。高齢化が進めば、どれだけ医療費が膨らむだろうか。

大事なことは、病気にならない元気な高齢者を増やすということである。東洋医学にはそのような考え方があり、その一番の鍵を握るのは「医食同源」の「食」である。食の在り方、暮らし方によって、病気にならない高齢者を増やしていくことが、私が一番やりたいことである。病気になる前に心身をリフレッシュする。このような考えは、マグネットの力になると思う。皆さんは、どうお考えだろうか。

<参加者発言8(相模原市・男性)>

10数年前から津久井在来大豆を育てていて、ようやく世間に認知されるようになってきた。学校でも子どもたちと一緒に大豆栽培から味噌づくりまでやっており、相模原市内の実践校は6校になった。県内でも100校ほどになったが、まだまだ各学校で十分取り組めるような状況にはなっていないので、さらに充実できないかと思っている。今後は、学校の子どもたちの食のことを考え、バランスの取れた命を育む食事ということを目指していこうと思っている。

いろいろ考えたが、やはり最終的には知事のようなトップの方が一声掛けていただいて、取り組みやすいような状況をつくっていただければありがたい。

<知事発言>

私も先日、津久井在来大豆をいただいたがおいしかった。

私が言っている「いのち輝く」の大きな要素は食である。私が食の話を始めたら、皆さんが話す時間がなくなってしまう。

今日は皆さんの話を聞くために来たので、私の食に関する話はこれくらいにしておいて、次の話題に移りたい。

<参加者発言9(相模原市・女性)>

知事は、「いのち輝く」と言われているが、本当に命の危険にさらされているのが福島の子どもだと思う。相模原市には廃校があり、受け入れる体制がある。知事は、この件についてどのように思っているのかお聞きしたい。

 <知事発言>

神奈川県でも、避難所は閉鎖したが被災地の方々の受け入れをしている。今後、どのように支えていくか大きな課題である。今日の話は持ち帰り検討したい。

 ※ 神奈川県教育委員会が福島県等被災県において廃校利用の希望等が、この時点ではないことを確認し、発言者あて回答した。

さて、事例発表者のもう一人の松岡さんは産業の話だった。相模原は工業としての潜在力もあると思うが、そのあたりについてご意見のある方は。

<参加者発言10(相模原市・男性)>

電気自動車が台頭してきて、車の産業構造が変わってきていると思う。電気自動車はガソリン車と車の構造が根本的に異なり、エンジン周りが全部要らず、バッテリーとモーターがあれば走ることができる。エンジンが要らなくなると、今ある相模原の自動車関係の会社は相当なくなると思う。そうすると、相模原も変わらざるを得ず、どうしても悲観的な話になりがちだが、時代の変化をチャンスに変えていこうという話には感銘を受けた。

こういった変化について、松岡さんはどのように考えているのかお聞きしたい。

 <事例発表者発言(松岡氏)>

変化がある時が自分の会社が生き残れる時で、変化がないと生き残れないと思っている。一番始めになくなるのがガソリンスタンドだと思う。燃費が倍に上がるだけで、ガソリンスタンドは半分要らないわけである。自動車修理屋さんは今、一生懸命勉強されている。エンジン、ラジエーター、ギアボックスがなくなり、モーター、モーター制御、電池が出てくるわけである。車の形もだいぶ変わるだろう。

ただし、いろいろな変化があっても、人が移動する限り、セキュリティという観点からも車はなくならない。

また、2030年に世界の車販売量が1億台になり、半分の5000万台がEVカー又はEVカー関連になると思う。現在は年間約50万台だが、たった20年の間で100倍のマーケットが待っていると考えれば、バラ色の人生が歩めるのではないかと思っている。

<知事発言>

今のお二人のやり取りは重要だと思う。革命的な動きが進めば、今までのやり方では多くの会社が駄目になる。皆さんにそういう認識があるのかということ。そこをうまく乗り越えていかないと、駄目になってしまう。

<参加者発言11(相模原市・男性)>

相模原市の人口は、昼は少なく、夜に多い。それだけ外に働きに出ている人が多いということだと思う。

労働集約型の会社は、特に海外にどんどん出ていく。松岡さんの話は、知識集約のエンジニアリングで成り立っている会社が、相模原ではマグネットになり得るというメッセージだと理解した。

今後、どのような形で相模原発のエンジニアリングを広めていこうとしているのか。また、エンジニアリングの根幹となるのは知的財産関係だと思う。試作品を中心とした会社だと、開発の過程で出てきた知的財産関係は、発注元に帰属してしまうものなのか、お聞きしたい。

 <事例発表者発言(松岡氏)>

今日、会場に来て初めて知事が言う「マグネット」には、光り輝いているところに集まるという意味が込められていることがわかった。

地域の人材という点では、相模原の工業人は自慢できる。困ったことがあっても、ほとんどのことが相模原で解決できる技術力がある。

知的財産については、私どもは特許を20ほど持っているが、役に立っていない。年間維持費だけで300万円ほどかかっており、特許は私どもには必要ないと思っている。知的財産は、自分たちが持っていても、すぐに古くなってしまうので、私どもは開発費や委託研究費を頂き、知的財産はお客様に差し上げている。それによってお客様が量産してもうけていただければよいと思っている。中小企業に知的財産戦略は要らないのではとも思っている。

 <参加者発言12(相模原市・男性)>

以前、私はデザイン開発だけで社員が200名ほどいる自動車関係の会社にいた。試作に興味を持っているが、この分野はどんどん廃れていると思う。

相模原は優れた技術を持っており、ものづくりについては素晴らしいと思うが、表に出てこないのが残念であり、特に試作に関して人が育たないと思っている。

松岡さんは、そういった人の育成や試作部門を残していくことを、どのように考えているのか、お聞きしたい。

 <事例発表者発言(松岡氏)>

基本は、世界と戦える人を育てることだと思っている。

 <参加者発言13(相模原市・男性)>

松岡さんが話された湘南デザインの経営方針の中で、一番の課題に資金繰りということがあった。日本の中小企業の社長はそれが大きな仕事だと聞いている。県として、そういったことで悩んでいる企業への支援プランがあればお聞きしたい。

 <知事発言>

円高という厳しい状況や環境の変化もあり、難しい面もあるが、本当にお困りの時には、何とかしなければいけないと思っている。東日本大震災により被害を受けた会社もあり、そういうところへの支援もその都度考えている。

しかし、基本的には自ら立つという気概が必要だと思う。先ほど、松岡さんから良いお話を伺った。一社で世界に一台しかない車を丸ごと造ってしまう会社がある。「こういう車を造りたい」と絵を描いたら全部造ってくれる、これはすごいパワーだ。

地域にとって重要なのは、相模原にはそういった力があるということをみんなが知っているか、メッセージが飛んでいるかということだ。私が言っているマグネットは、メッセージとして飛ばさなければ意味がない。例えば、新しいタイプの観光や食などいろいろある、あそこに行ってみたい、住んでみたいと思い、わざわざやって来るためには、外から見えなければ駄目である。

そのためには何をしなければいけないかということだが、まず、地元の人が自分たちのまちのパワーを知らなければ、発信できるわけがない。そして、それをどんな形でアピールするかということなのだ。

会場の皆さん、こうしたら相模原の魅力が増すというようなアイデアはありますか。

 <参加者発言14(相模原市・女性)>

私はドライブが大好きで、道の駅へ行くことが多い。道の駅には、その地域の食べ物や情報がたくさんあるが、相模原に道の駅はないようだ。道の駅があれば、利用する人たちが相模原はこんな所だと思えるのではないか。

<知事発言>

道の駅も良いのだが、発信する力というのは、要するに「そそる」ということ。行きたいと思う地域になる潜在力はこの言葉にある。これをどう相模原ブランドにしていくか。

磁力というのは、擦り合わせることで発生する。マグネットの力も、このすり合わせがとても大事。全然違った産業分野の人同士が擦り合わせて、変化の激しい時代に何をつくっていくかである。

今日の事例発表のお二人はジャンルが全然違うが、擦り合わせることにより、どんなまちになっていくか。そういうことも、十分考えられるだろう。

落合さん、例えば、松岡さんが上海万博で走らせたようなソーラーパネルを付けた車が走る保養地というのはいかがか。

 <事例発表者発言(落合氏)>

CO2を一番出すのは車だと思う。観光地こそ、ソーラーカー、エコカーが走ることは大歓迎。早くそういう世の中になればいいと思う。

 <知事発言>

ソーラータウンのようなアイデアは出てきている。しかし、環境配慮型や医食農同源型の保養地開発といった話はまだ聞いていない。これができれば、リニア中央新幹線の駅ができたら、わざわざ降りたくなる。引きつける、そそられるマグネット相模原の起爆剤になってくれるのではないか。

<参加者発言15(相模原市内の高校生・男性)>

一高校生として考えていることを話したい。確かに、相模原には良いところはたくさんある。

ただ、マグネットの力を出すということを考える際に、一番大切なことは情報だと思う。今は、主体的に情報を受け取るという世の中の流れになりつつあるが、まだまだ自分が意識しないといけない部分が多く、それができない人もたくさんいる。

もっと大多数の人が意識して、「相模原はもっとできるのではないか」と思うためには、まず受動的なきっかけが必要だと思う。自分のいる場所のいいところを、もっと大多数の人が感じ、動くことが大きな力となるので、地域にとって大切だと思う。

 <知事発言>

私はあまり賛成できない。受動的に「何とかして」と言えばそれで本当に良くなるのか。松岡さんは湘南デザインの2代目として、お父さんがやっていたビジネスと全然違うことをやっている。やはり、能動的にならないと無理だと思う。

<参加者発言15(相模原市内の高校生・男性)>

情報を受け取るのは、あくまでもきっかけとしてである。やはり、自分たちの居る場所のことを実際に知らない人はたくさんいると思う。当然、自分から動く時は能動的でないといけないが、情報を知ることについては受動的であることの方が多いと思う。

まず、自分が知ってからこそ動こうという気になるのではないか。是非そのきっかけをつくっていただきたい。

 <知事発言>

行政としてのきっかけづくりは、まさにこの対話の広場がそうである。

皆さんはここに受動的に来たわけではなく、自分から能動的に来たわけである。若い人には受動的という言葉をあまり使ってほしくない。「俺がやるのだ」と言って、一人で変えていくぐらいの勢いがほしいと思う。

 <参加者発言15(相模原市内の高校生・男性)>

そのようなことは、必ずしも全員ができるわけでない。また、自分一人でできることも限られていると思う。

 <知事発言>

全員のことは考えず、あなたが自分でやることを考えればいい。自分一人でできることを徹底的にやればいい。それがこの時代を変えていくのではないか。

<参加者発言16(相模原市・男性)>

高校生がこれだけ勇気を持って震えながら発言している。

知事はまず、彼の発言に対して、よくぞ言ったとほめてあげるべきではないか。知事の言うことは正しいが、高校生の言っていることも正しい。知るきっかけがないから、みんな相模原のことを知らないのだ。

 <知事発言>

そのきっかけとして、この対話の広場をやっている。

 <参加者発言16(相模原市・男性)>

高校生の発言を、大人の意見でねじ伏せている。知事が、一人の高校生を元気づけられなくて、どうして神奈川県民を元気づけられるのか。

 <知事発言>

ねじ伏せたと思わせる発言があったのは申し訳なかった。

私は、若い人に「俺がやってやるのだ」という気持ちを持ってほしいと思っただけである。この会場にわざわざ来てくれて、発言もしてくれたのは、素晴らしいことだと思う。押し付けたように受け止めたら本当に申し訳ない。心からお詫びする。

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知事によるまとめ

いろいろと議論してきましたが、私自身が勉強になりました。やはり、相模原にこれだけの潜在力があるということを、具体的に感じることができました。これをどのように本当のマグネットの力、そしてメッセージ力にしていくかは、相模原市も県もこれから懸命に考えていきたいと思います。お互い刺激し合い、自由なアイデアを出しながら、新しい目標を作ってマグネット相模原を目指していこうと思います。

最後に、エネルギー政策について、質問を幾つか頂いていますので、時間のある限りお答えします。

「ソーラーパネルを200万戸分付けるという公約を白紙にするとニュースで聞いたが、公約違反の信頼回復をどのように行うのか」という質問を頂きました。私は公約を撤回したとは思っていませんし、「撤回した」と一回も言ったことはありません。このままでは神奈川が駄目になると思って、「4年間で200万戸分」と言ったが、その時に議論が成熟していなかったことは認めます。それで、知事になって、国が中長期ビジョンを出したので、神奈川県もそれに合わせた政策を打ち出すべきだろうと考え、新たに「かながわスマートエネルギー構想」を出したということです。私は「バージョンアップ」と言いましたが、これも高い目標です。皆さんとお約束したことを守るために全力を尽くしてまいりますので、結果で判断してください。

次に、「一戸建てでないとソーラーパネルは付けられないのか。」という質問です。 これについては「屋根貸し」というものを考えています。「マイパネル構想」というのですが、公共の建物の上にソーラーパネルを設置し、集合住宅の方はそこにあるパネルを買い、売電収入が少しずつ入ってくるという仕組みをつくりたいと思っています。

さらに、ソーラーパネルを設置する際、今は国の補助金がありますが、国の補助金がなくなっても、市民ファンドという形で一般の方から投資を募って、それを使って普及させていくことも考えています。

まだほかにたくさんご質問を頂いていますが、これについてはホームページを通じてお答えいたします。

今日は、ご参加いただき誠にありがとうございました。

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