更新日:2025年4月2日

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ナラ枯れ対策

ナラ枯れ被害の特徴や対策について詳しく説明します。

 ナラ枯れとは

ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシ(以下、カシナガ)が媒介する「ナラ菌」によって、コナラやシイ・カシ類などの樹木が枯れる伝染病です。

ナラ枯れ遠景

ナラ枯れ上空写真

ナラ枯れ全景

ナラ枯れの特徴

  • 7月~9月に葉が紅葉し枯れる
  • 幹の根本に大量のフラス(木くずと虫の排泄物が混じった粉状のもの)が発生する
  • 大径木に被害が多い
  • 幹に直径1.5mm~2.0mmの多くの孔がある

穿入孔

フラス

ナラ枯れを見つけたら

  • ナラ枯れと思われる木を見つけたら管理者へご連絡をお願いします。
  • 道路や電線、人家など倒れたら危険な場所にある枯れた木は、管理者(所有者)が適切な処理をお願いします。

駆除対策

  • 枯れた木は伐倒し、幹の部分を焼却やくん蒸、チップに破砕します。
    ナラ枯れ被害材も広葉樹材として有効活用することができます。広葉樹材の受け入れについてはこちら(PDF:175KB)
  • 根株は、くん蒸処理します。
  • 伐根くん蒸処理方法についてはこちら(PDF:556KB)

根株燻蒸状況

薬剤散布状況

予防対策・拡散防止対策

  • 保護したい健全な木は、枯れないように、予防薬を注入するほか、粘着シートを巻いてカシナガの穿入を防止します。
  • 枯れなかった被害木は、拡散防止を目的として、粘着シートを巻いて、カシナガを捕殺します。
  • 粘着シート設置マニュアルはこちら(PDF:278KB)

薬剤注入

粘着シート設置状況

参考リンク

 ナラ枯れQ&A

Q:被害にあう木は?

A:コナラ、クヌギ、スダジイ、マテバシイ等ドングリの木です。

Q:被害にあうと枯れてしまうの?

A:すべての木が枯れるわけではありません。被害を受けても生き残った木は、抵抗性を持ち続けます。

Q:なぜ、被害が増えているの?

A:薪や炭などに使われていた林が放置され、木が大きくなったのが要因の一つと言われています。

Q:被害はいつまで続くの?

A:被害が落ち着くまでには、5~10年くらいかかります。

 カエンタケに注意してください!

  • ナラ枯れが発生した場所ではカエンタケが多く発生することが確認されています。
  • カエンタケは、猛毒性のキノコで触れるだけで皮膚が炎症を起こし、ただれてしまいます。絶対に触らないでください!誤って食べてしまうと命の危険があります。
  • 「カエンタケ注意」のチラシはこちら(PDF:381KB)

カエンタケの特徴

色:オレンジ色~赤色
大きさ:数センチ~20数センチ
形:細長い円柱状または棒状で、炎の形のように群生または単生
発生時期:夏~秋
発生場所:コナラなどナラ類の地際、伐り株などに発生

カエンタケ

 

 

 


 山の豆知識~職員が教えるナラ枯れのハナシ~

※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。

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関連資料

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