リチウムイオン電池等による火災事故が発生しています
掲載日:2021年1月18日
リチウムイオン電池とは
リチウムイオン電池などの小型充電式電池は、小型・軽量で、電気を蓄える性質をもっていることから、携帯電話、スマートフォン、デジタルカメラ、モバイルバッテリー、加熱式たばこ、コードレスタイプの掃除機など、身の回りの多くの小型電気機器に使用されています。
上写真は、ガスメーター、医療機器モニター等の設備機器(産業廃棄物)に混入されていたリチウムイオン電池
産業廃棄物の処理過程で火災事故が発生しています
廃リチウムイオン電池は、家庭用電気機器に使用されている場合であっても、事業者が排出する場合は産業廃棄物(金属くず、汚泥等)に該当します。
リチウムイオン電池は、破損・変形により発熱・発火する危険性が高く、排出事業者が委託する産業廃棄物の中に廃リチウムイオン電池を混入させてしまうことで、産業廃棄物処理業者の破砕施設等で火災事故が発生しています。
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上写真は、リチウムイオン電池が原因で実際に火災が発生した破砕施設の内部から見つかったリチウムイオン電池の燃え殻
リチウムイオン電池の適正処理をお願いします
リチウムイオン電池等の小型充電式電池が使用されていても、リサイクルマーク(右図)が表示されていない製品も存在します。
処理を委託する廃棄物に廃リチウムイオン電池を含む小型充電式電池が混入していないか十分確認し、混入してる場合は、分別のうえ適正に処理をお願いします。(小型充電式電池が取り出せない場合は、その旨を委託する処理業者に事前に伝えてください。)
なお、一般社団法人JBRCは、所属会員企業が製造・販売したリチウムイオン電池を含む小型充電式電池の回収・リサイクルを行っています。
関連リンク
- 一般社団法人JBRC ホームページ
- リチウムイオン電池等の発火物が原因になる発煙・発火トラブル(公益財団法人日本容器包装リサイクル協会)
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