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更新日:2019年2月8日

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平成30年度 黒岩知事との“対話の広場”地域版(県央会場)実施結果

平成30年度 黒岩知事との“対話の広場”地域版(県央会場)実施結果

H30対話の広場 意見交換

概要

黒岩知事との“対話の広場”地域版(県央会場)

日 時

平成30年10月29日(月曜日)18時30分から20時00分

会 場

相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館) 多目的ホール

テーマ

子どもみらいをスマイル100歳に!

地域テーマ

エンジョイさがみ!スポーツライフ

~人生100歳時代の生涯スポーツ~

内 容

・ 知事のあいさつ

・ 事例発表

 金川 純子氏(総合型地域スポーツクラブ「やんちゃるジム」代表)

 川口 能活氏(「SC相模原」所属 現役プロサッカー選手)

・ 意見交換

・ 知事によるまとめ

※ 肩書は開催日現在のものです。

参加者数

204名

実施結果

30

知事のあいさつ

01

 こんばんは。ようこそ“対話の広場”にお越しくださいました。神奈川県知事の黒岩祐治です。この“対話の広場”は知事に就任して以来開催しており、ちょうど総参加者数が1万人を超えたところです。

 今回のテーマについて、私の方からプレゼンテーションします。今年の“対話の広場”の共通テーマは、「子どもみらいをスマイル100歳に!」です。

02

 

 知事になる時に、「いのち輝くマグネット神奈川」を作ろうと言っていました。

 「いのち輝く」のためには何が大事でしょうか。医療が充実することは大事なことですが、医療が充実するだけでは、いのちは輝きません。食も充実しなければならない、食を支える農業も、エネルギーも関連しています。環境、教育、まちづくりも連動していないといのちは輝きません。担当する行政部門が異なるため、それぞれの分野ごとに政策を作るということをしがちです。縦割り行政というものです。そうではなく、連携してやっていきましょう、とずっと言ってきました。

03

 すると、こういったものが出てきました。ご存知ですか。SDGs(Sustainable Development Goals,国連が定める持続可能な開発目標)と言います。今のままでは地球は持続可能でなくなります。持続可能にするために必要な17の開発目標があります。この中には、「すべての人に健康と福祉を」、「質の高い教育をみんなに」、「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、「海の豊かさを守ろう」、「陸の豊かさも守ろう」、「産業と技術革新の基盤をつくろう」といった項目があります。私が先ほど言っていた「いのち輝く」と同じです。

 SDGsの取組を最先端で進めていたところ、国からSDGs未来都市及び自治体SDGsモデル事業として全国で10の自治体が選ばれましたが、神奈川県は、都道府県として唯一選ばれました。神奈川県内では、横浜市と鎌倉市も選ばれ、10のうち3つが神奈川県勢です。SDGsとは例えばどんなことかと言いますと、この前、鎌倉でクジラの赤ちゃんが海岸に打ち上げられ、お腹を開けてみたら胃の中からプラスチックごみが出てきました。排出したプラスチックごみが海洋汚染につながり、クジラの赤ちゃんの命を奪いました。その感覚がSDGsです。

 「いのち輝くマグネット神奈川」や「SDGs」の取組を進めている中で、私たちは何を目指しているのでしょうか。笑いがあふれる超高齢社会を目指しましょう、と政策を進めています。その中で、子どもたちが100歳まで笑顔で過ごせる持続可能な社会を目指すのが、神奈川県の一番の目標です。

04

 

 県の政策を3つにまとめました。「健康」でスマイル100歳、「学び」でスマイル100歳、「共生」でスマイル100歳。今日のテーマは、健康でスマイル100歳。健康でスマイル100歳のためには何が必要でしょうか。今日は、「生涯スポーツ社会の実現」について議論します。神奈川県は、神奈川県スポーツ推進計画を定めました。誰もが、いつでも、どこでも、いつまでもスポーツに親しめる、そんな社会を目指していきましょうということです。

05

 ライフステージに応じたスポーツ活動を推進しています。乳幼児期から児童・青年期、成人期、円熟期までそれぞれのライフステージに応じて、スポーツとの関わり方が異なります。成人期は19~64歳です。スポーツを行う習慣が確立される時期です。私は今、64歳でスポーツを行う習慣の確立を目指す時期です。知事になったのは56歳ですが、56歳から始めたスポーツがあります。それは、朝にランニングをすることです。これまでランニングをやったことはありませんでしたが、恐る恐る始めてみました。継続して毎日走れるようになったので、マラソンにも挑戦しました。実は、昨日、横浜マラソンに出場しました。5時間を切りたいと思い、4時間59分で何とかゴールすることができました。私自身もスポーツ習慣を自分で実践しているところです。

 乳幼児期を対象に、親子ふれあい体操教室を県内各地で開催しています。

 また、神奈川県では10月を「県民スポーツ月間」と定め、「かながわスポーツフェスティバルin綾瀬」を開催しました。パラスポーツの推進もしており、ボッチャ体験などもやっています。

06

 来年は、ラグビーワールドカップがあり、その翌年は東京オリンピック・パラリンピック大会、そしてその次の年に神奈川県内で「ねんりんピック」の開催が予定されています。ねんりんピックは、高齢者向けのスポーツ大会で、広く健康の保持増進、社会参加等を図る目的で開催されます。様々な世代の方が、スポーツに親しんでいただき、健康でみんなが笑顔で過ごせるような神奈川県を作りたいという思いで、今日は皆さんと一緒に考えていきたいと思います。お2人のゲストの方にプレゼンテーションをしていただき、その後、皆さんと対話していきたいと思います。

 

事例発表

司会

 はじめに、総合型地域スポーツクラブ「やんちゃるジム」代表の金川純子様をご紹介します。金川純子様は、子どもの成長に合わせた運動プログラムを親子一緒に楽しく取り組むことを目的として、平成12年に総合型地域スポーツクラブ「やんちゃるジム」を設立されました。以降、代表者として、幼児や小学生向けに、体力づくり、動作体験、体操など、1つの種目に特化しないプログラムを実施するほか、運動以外にも地元のラグビークラブのエスコートキッズ体験や、アスリートの練習風景見学など、様々な体験機会を提供していらっしゃいます。それでは金川様、よろしくお願いいたします。

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金川 純子氏(総合型地域スポーツクラブ「やんちゃるジム」代表)

 こんばんは。総合型地域スポーツクラブを運営しています、金川純子です。

 私は、中高一貫校で体育の教員をしながら地域でスポーツクラブを運営しています。専門は器械体操ですが、現在は、ママさんバレーにも所属し、活動しています。

 「やんちゃるジム」について説明します。2000年に設立し、会員は800人。活動日は土曜日で、午前と午後1時間ずつ、2クラスあります。水曜日は、隣の小学校の体育館でも活動しています。会費は200円ですが、創立当初から一度も値上げをしていません。種目数は無限です。やりたいと思えば、いくらでも種目数を増やすことができます。活動形態は、「親コーチングシステム」といい、子ども1人に親がコーチになれるようなシステムになっています。

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 日本で運動ができる環境を考えてみると、公園や広場、スポーツクラブ、地域クラブ、そして学校などがあります。公園では、ボールを使ってはいけないなど、制約が多く、自由に遊ぶことができません。また、公園に遊びに行っても、公園で遊んでいる子どもが少ないです。一方、スポーツクラブに入れると月謝が高いです。1人に対して複数のスポーツ、習い事をさせようとすると家計を圧迫するようになり、気軽に取り組めません。少年野球などでは、親の役割が重たいなど、取り組むのに大きな壁がありました。

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 また、スポーツクラブには進級テストがあり、目標達成に向けて努力できるお子さんもいますが、子どものプレッシャーになってしまうこともあります。このプレッシャーは、「いやだよね~」という気持ちを子どもに残してしまう場合があります。「やんちゃるジム」では、この「いやだよね~」というのを解消していきたいと考えました。昔の子どもは、真っ暗になるまで友だちと遊び、体の使い方を遊びの中で学習していたと思います。遊びたいときに遊び、思い切りやりたいことができる環境が、今はほとんどありません。

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 やんちゃるジムでは4本の柱を中心に活動しています。1本目は、「格好いい」こと。子どもは、「格好いいもの」を見るとまねをしたくなります。私たちはいろいろなスペシャリストをスポーツクラブに呼んでいます。世界で活躍するダブルダッチの選手、ちびっこ卓球の県代表選手、一輪車のギネス記録保持者、ハンドボールチーム、バレーボールチーム、エイサー、フラダンス、少林寺拳法、様々な種目のスペシャリストに来てもらっています。少し敷居が高かったのですが、陸上のアジア大会銅メダリストに来てもらい、子どもたちの目の前でグラウンドを走ってもらいました。黒岩知事は気づいたでしょうか。昨日、私たち「やんちゃるジム」は、横浜マラソンの給水所でボランティアをしながらランナーを応援していました。子どもたちは、ランナーを見て、黒岩知事を見て、「格好いい」、「僕たちは、来年、給水のボランティアではなくて走りたい」と言っていました。ランニングシューズをその日のうちに買いに行った子もいました。このように、「格好いい」は、「やってみたい」の原動力になります。だから、私たちは、「格好いい」ものをなるべく見せるようにしています。

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 次は、「技術分解」です。運動は、数学で言えば、因数分解ぐらい難しいものです。逆上がりにしろ、跳び箱にしろ、縄跳びにしろ。それを私たちは、足し算や引き算のように簡単なことに置き換えて練習を進めるようにしています。縄跳びはすぐに縄を持たずに新聞で作った棒を持たせます。手首の遠心力がうまく縄に伝わる感覚をまず教えます。逆上がりもまずは、ぶらさがる力を身に着けさせる練習をします。写真では、物干し竿で逆上がりの練習をしています。棒を下において、足がひっかかる感覚を身に着け、足がひっかかると逆上がりができる、と分解したものを見せ、成功体験を積み重ねていき、もっとやりたいにつながるように順序立てています。

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 3つ目は、「選べる」です。スポーツクラブに入ると、サッカーチームならサッカーだけ、バレーボールチームならバレーボールだけと、何か1種目しかできません。私は、どの種目にも通じる運動神経を身に着けてほしいと思い、いろいろな種目ができるようにしました。そして、「やらない」という選択肢も作り、やりたいときにスポーツに取り組めるように工夫しました。そうすると、得意なものが増えます。

 最後は、親子活動です。やんちゃるジムが発展してきたのは、1人の指導者の力ではなく、親子活動なので、子どもと一緒に参加する親が、昔やっていた部活動の種目を教えています。バスケットボールをやっていたお父さん・お母さん、テニスをやっていたお父さん・お母さん、体操競技をやっていたお父さん・お母さん。指導者に月謝を払うのではなく、親子活動で親が先生になるので、たくさんの種目を低価格で教えることができます。運動・スポーツを通じた成功体験を何度も繰り返し、子どもの心の中に「楽しかった」、「もっとこれをやりたい」という気持ちが芽生えれば、人生の中でスポーツをする機会が増えると思います。これからも地域で活動していきたいと思っています。

司会

 続いて、「SC相模原」所属、現役プロサッカー選手、川口能活様をご紹介します。

 川口能活様は、国内外のクラブチームでゴールキーパーとして活躍し、平成28年からはJ3「SC相模原」に所属されています。

 川口様は、日本代表選手として、1998年ワールドカップフランス大会、2002年ワールドカップ日韓大会、2006年ワールドカップドイツ大会、2010年ワールドカップ南アフリカ大会の4大会連続で、FIFAワールドカップ日本代表のメンバーに選出されていらっしゃいます。

 本日は、事前に県民の方々から川口様への質問をいただいておりますので、川口様には、質問に回答するかたちで事例発表をしていただきます。それでは川口様、よろしくお願いいたします。

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川口 能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 こんばんは。ご紹介にあずかりました元日本代表、現在日本のプロサッカーリーグの3番目のリーグ、J3のSC相模原でプレーしています。本日は、サッカーの話を中心に県民の方々からいくつか質問をいただきましたので、その質問に答えたいと思っています。よろしくお願いいたします。

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 最初の質問です。「サッカーを始めたきっかけと時期を教えてください。」40代女性からの質問です。サッカーを始めたきっかけは、2つあります。1つ目は、兄の勧めです。2つ目は、「キャプテン翼」という有名なマンガがあり、その影響を受けました。僕と同じ年代の世界的に有名なサッカープレーヤーであるジダン選手やイニエスタ選手も「キャプテン翼」の影響を受けたと聞いています。

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 次の質問です。「子どもの頃、親や指導者にかけられた言葉で、一番うれしかった言葉や、やる気が出た言葉はなんですか。」という40代男性からの質問です。サッカーを通じて、素晴らしい指導者、先生方に出会いました。言葉が体に染みついていて、具体的に何を言われたか、正直覚えていません。実体験ですが、小学校5年生のときに、当時住んでいた家が火事で全焼しました。家族全員、非常に落ち込みました。ショックでなかなか立ち直れませんでした。しかし、父と母は落ち込む姿を子どもたちには見せず、家族のため、子どもたちのために働き続けました。火事になってから1か月後、家族会議を開きました。父がテーブルの上に新しい家の絵を描きました。その絵を見せて「1年後にこの絵に描いた家を建てる」と宣言し、実際に1年後に家を建てたのです。その時に、目標を立て、行動に移す、そして実現することを、父が家族に示してくれました。このとき、逆境に立ち向かう、努力を続ける姿勢を学びました。

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 次の質問です。「プロサッカー選手になりたいと思ったのは、いつ頃からですか。」という質問です。当時は、Jリーグ・プロサッカーリーグはありませんでした。ただ、好きなサッカーを続けたいという気持ちは、日に日に増していきました。高校2年生のときにアンダー19の日本代表に選ばれ、アジアの大会を経験しました。準決勝で韓国にあと一歩というところで敗れました。敗れましたが、アジア大会を経験し自信をつけました。その経験を無駄にせず、より高いところでプレーしたいと思い、どこまでいけるかわからないが、プロサッカー選手を目指そうという強い気持ちが芽生えました。

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 次の質問です。「プロサッカー選手になるために最も大切なことは何ですか。」10代女性からの質問です。サッカー選手になるために最も大切なことは、サッカーが好きという気持ちと結果を残すことだと思います。重要な試合で結果を残さなければ、上を目指せませんし、自分がプレーを続けることもできません。ですから、重要な試合に向けて、しっかりと準備をすること、日々の練習の積み重ねが大事だと思います。

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 最後の質問です。「サッカーを長く続けるためにアドバイスをお願いします。」10代女性からの質問です。サッカーを長く続けるためには、サッカーが好きという気持ちと、自己管理が大事です。体調だけでなく心の管理も大事です。サッカーを続ける上で、楽しいことばかりではなく、苦しいこと、辛いこともあります。また、サッカー選手という職業にプライドを持つこと。プレッシャーを感じることなく、サッカーをプレーできる瞬間を楽しむこと。これが長く続けるための秘訣だと思います。僕の話は以上です。ありがとうございました。

意見交換

知事

 お二人の話を聞いていただいて、ここから皆さんと議論を始めます。金川さんのおっしゃっていることに「なるほど」と思いながらお話を伺っていました。「格好いい」というところから「技術分解」、「選べる」、「親子活動」など。このような発想には何か参考にされた教えなどがありますか。

金川純子氏(総合型地域スポーツクラブ「やんちゃるジム」代表)

 全くオリジナルです。子育ての中で、困っていたことから発想しました。

知事

 最初は「格好いい」というところをみんなに見てもらう、その発想はどこから出てきましたか。

金川純子氏(総合型地域スポーツクラブ「やんちゃるジム」代表)

 私が、小さい頃に、横浜文化体育館でバレーボールの川合俊一選手を見ました。そのとき、人間じゃないくらい高く飛んでいて「あれぐらい飛びたい。」と思った私の実体験から発想しました。見た瞬間に、やりたくなった自分がいました。

知事

 見たことで、やりたくなったという人は、結構多いと思います。いろいろなスポーツクラブがありますが、一番先にみんなで見に行こうというのはないかもしれません。

 川口さんの話を聞いていると、その「格好いい」は、まさに、「キャプテン翼」だったのですね。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 そうですね。「キャプテン翼」の非現実的な動きを見て、「これをまねしたいな。」と。「格好いいな」という憧れがサッカーを始めるきっかけになりました。

知事

 漫画の影響というのもありますね。昔で言えば、「巨人の星」の影響でみんなが野球を始めたり、「サインはV」とか、「アタックナンバーワン」の影響でみんながバレーボールを始めたり、刺激されますね。川口選手は、生の格好いいスポーツ選手を見て刺激されたことはなかったですか。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 最初のきっかけは「キャプテン翼」でした。その後に、当時の日本リーグ(Jリーグの前身)や日本代表の試合、高校のサッカー選手権、そういったものを見て、更に憧れは強くなりました。

知事

 日本代表で、ワールドカップに4回も出場しているプロサッカー選手はなかなかいません。すごいですね。始めた頃からサッカーは上手でしたか。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 最初は、上手くなかったです。リフティングも1回しかできませんでした。

知事

 それは何歳くらいの時の話ですか。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 小学校3年生からサッカーを始めたのですが、それまではサッカーをやっていませんでした。サッカーを始める前は、他のスポーツを学校の授業等でやっていて、割と上手くできていました。でも、サッカーだけは練習しても急激に上達はしませんでした。サッカーが上手くできることに憧れていましたが、思っていた以上に難しかったです。

知事

 難しかったら辞めてしまう人もいますが、難しいからこそやりたいという気持ちになりましたか。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 性格が負けず嫌いでした。上手くできないことが悔しく、その悔しさから、このままでは終われないという気持ちが積み重なりました。今もその気持ちがあります。

知事

 プロのスポーツ選手はみんな負けず嫌いの気がありそうです。金川さん、トップアスリートの世界とみんながスポーツをやる社会をどうつなげていきますか。どういったところに課題がありますか。

金川純子氏(総合型地域スポーツクラブ「やんちゃるジム」代表)

 元々スポーツが好きな人は、そのままずっと続けていくと思います。しかし、スポーツが苦手な人も結構多いと思います。私も体操をずっとやっていましたが、レベルが上に行くにしたがって、競技人口が減っていきました。スポーツをする人の裾野を広げていくことがトップアスリートの育成につながると思っています。私の担当は裾野広げであるとも思っています。

知事

 1つの競技に限らず、裾野を広げていく、これがトップアスリートの世界にもつながってくるということですね。素晴らしいですね。それでは、ここから皆さんと対話を始めます。ここから先のシナリオはありません。1時間弱ですが、しっかり皆さんと議論して行きたいです。

参加者1(男性・神奈川総合産業高校生徒)

 金川さんに質問があります。子どものスポーツも大事ですが、僕の実体験からすると中学生時代が一番もどかしい思いをします。身体はできあがってきたが、心は小学生のままで、公園で遊びたくても、「君たちは、身体が大きいから公園でボールを使うのはやめなさい。」と公園にいる親子連れから注意を受け、もどかしい思いをしました。中学生が外でスポーツをするには、どうすればいいでしょうか。

金川純子氏(総合型地域スポーツクラブ「やんちゃるジム」代表)

 人間の脳細胞が発達する期間というのは、運動が上手くこなせるようになるための期間と一致するそうです。脳細胞が発達するのは、8歳ぐらいまでと言われています。「やんちゃるジム」では、その期間にいろいろな動作を習得し、いろいろなスポーツに対応できるようにしています。中学生は、筋力がついてきて、精神的にも成長している年代です。学校の部活動が中学生がスポーツをする場だと思っていますが、今の学校には、部活動問題もあります。中学・高校時代に思いっきり運動ができるようにするためには、海外に学ぶような社会体育が日本で発達し、身近なところでいつでもスポーツができる環境整備が必要です。スポーツクラブに入会するとなると月謝の問題があるので、日本全体の仕組みが変わらないといけないと思います。

知事

 地域でもできますが、中学生だと学校の部活動が中心のようです。川口さんは、学校の部活動でサッカーをしていましたか。それとも、地域のクラブでサッカーをしていましたか。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 僕は学校の部活動です。

知事

 学校の部活動と地域のクラブチームとでは、どのように違うと思いますか。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 学校の部活動出身者の選手よりも地域のクラブチーム出身の選手の方が自由な発想でプレーしている選手が多い印象があり、そういうものに対する憧れはありました。

知事

 学校の部活動は、体育会系の閉ざされた世界と話題になっています。地域のクラブだと、辞めたければいつでも辞められます。

参加者2(相模原市・男性)

 相模原市でスポーツ推進委員をしています。地域の剣道クラブの指導もしています。今、そこで大きな問題を抱えています。部活動の話が先ほどありました。私どもが指導している小学生が進学する中学校に剣道部がありません。剣道部がないということは、中体連にも出られません。私たちが剣道を覚えたときは中体連も高体連もあり、そこで強くなりましたし、夢を追いかけていました。予算の問題や学校の問題で部活動を増やすことができません。子どもたちが今後どうしたら良いか悩んでいます。市の教育委員会の問題か県の教育委員会の問題かわかりませんが、部活動だけでも違う中学校でできるような仕組みや方法はないのでしょうか。そういう問題があることを知っていただき、知事にもご検討いただきたいです。

知事

 地域のクラブ活動は、中体連や高体連に入っていないから、大会に出られないということですね。この問題について教えてくれる人はいますか。

参加者3(女性)

 小さい頃から水泳を習っていました。高校まで続けましたが、進学先の中学校には、水泳部がなく、大会にどうやって出ようということがありました。その時は、教頭先生が引率してくれて大会には出ました。中体連の登録とかはわかりませんが、水泳部がなくても大会には出られました。

知事

 中体連や高体連に入ってなくても大会に出られるのですか。

参加者3(女性)

 登録は必要だと思いますが、部活動がなくても出場はできました。詳しい回答はできませんが。

知事

 県のスポーツの担当がいますので、話を聞いてみましょう。

スポーツ局副局長

 中体連・高体連は教育委員会の所管ですが、承知している範囲でお話しすると、水泳のようにスイミングクラブで活動しているが、部活動がないので中体連や高体連の大会に出られないという場合は、学校の配慮で1人でも部活動を作って、大会には顧問の先生が引率して出場するケースもあります。まずは、学校に相談していただいて。ただ、剣道のように団体戦がある場合には難しいので、中体連ではどうか分からないが、高校の場合は、高校野球やラグビーなどの団体競技で合同チームを作って出場している場合もあります。教育委員会においても、なるべく広い形で参加できるように考えているところですので、今回お話をいただいたことを教育委員会にもお伝えしておきます。

知事

 1人でもスポーツをやっている人は、大会に出られるように。あきらめてしまうのではなく、知っておくことが大事です。高校野球でも、神奈川県は規模が大きく、合同チームも含め、186チーム、191校が出場しています。

参加者4(男性・上鶴間高校生徒)

 川口選手に聞きます。高校時代にサッカーをする上で、心がけていたことがあれば教えてください。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 高校時代は、ある程度身体の無理が利くと思います。僕は高校時代、朝から晩まで練習していました。時間の許す範囲で、とにかく練習してほしいです。練習した分、サッカーが上達します。

参加者5(男性・高校生)

 川口選手に質問です。私もサッカーをしていて、ポジションは、川口選手と同じゴールキーパーです。サッカーを始めたきっかけは、川口選手がアジア大会でゴールを止めたのを見たことです。100歳までスポーツをやりたいと思っていますが、100歳まで続けるには原動力がないとできないと思います。川口選手はどんな原動力でサッカーを続けていますか。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 原動力は「負けず嫌い」です。自分の中で、「まだまだやれる」と思っています。他人と比べるのではなく自分との戦いです。周りからしたら、以前と比べてパフォーマンスは落ちているのかもしれません。でも、自分の中で今できるベストを尽くせばまだまだ通用する、そういう気持ちが原動力になっています。あとは、サッカーが好き、プレーすることが好きという気持ちです。この2つが原動力です。

知事

 金川さん、100歳まで運動を続けるには、どんなことが原動力だと思いますか。

金川純子氏(総合型地域スポーツクラブ「やんちゃるジム」代表)

 私は、ママさんバレーをしています。今は、バレーボールが一番楽しいです。飛び込んでいき、ボールを拾えた瞬間に「もっとできる」という気持ちになります。自分の思っている以上の力が出せると、「まだこんなことができる」という瞬間があり、楽しいです。

知事

 私もマラソンは56歳から始めました。それまで走ったことはありませんでした。キャスターをしていたときは、生活リズムが乱れていました。知事になって、通勤時間もほとんどなくなり、規則正しい生活になりました。最初は恐る恐るでしたが、朝に走るようになりました。朝走ることが習慣になると、朝起きた瞬間に、身体が走ろうとします。横浜の海の側を走ると爽快なのです。昨日は、横浜マラソンに出場しました。フルマラソンで5時間を切るのは難しいと思っていましたが、1分前になんとかゴールできました。達成感がありました。今日は足が痛いけど、また走ろうという気持ちになります。スポーツというと、特に中学高校時代は勝つことがスポーツの目的になります。でも、この歳になると勝たなきゃいけない、とは思っていません。スポーツができればいい、楽しめればいいという発想になります。楽しいからこそ続けられます。川口さんが言ったように、好きだから続けるという感覚が大事だと思います。

参加者6(横浜市・男性)

 私は、青少年指導員を10年やり、自治会長を3年ほどやっています。趣味でスポーツをしていますが、地域の行事に参加すると、課題があります。今日来ている3名の方にお願いがあります。地域での年間行事は限られていて、その内容も毎年ほとんど同じです。夏の子どもレクリエーション、10月の運動会、そして新春のレクリエーション。大きく3回が固定で決まっています。その内容を工夫してみる、行事の回数を増やそうと考えても、青少年指導員やスポーツ推進委員の方と共同で行事を運営していくのですが、役員の多くは自分たちの人生の先輩であるため、なかなか意見を取り入れてもらえません。青少年指導員やスポーツ推進委員は、自治会任せですが、行政の方に指導してもらい、いろいろな方に役員を担っていただけるような工夫をしていただきたいです。

知事

 どういう時に意見が取り入れられないのですか。

参加者6(横浜市・男性)

 次年度の事業計画などを話し合うときなどです。

知事

 既に決まってしまっていることを具体的にどう変えたいのですか。

参加者6(横浜市・男性)

 夏休みの子どものレクリエーションのときの競技を恒例のものではなく、新しい種目を取り入れることなどです。提案はするが、道具や場所を借りられるところが既に決まっており、なかなか難しいのです。

知事

 「やんちゃるジム」はそのあたりは自由ですね。

金川純子氏(総合型地域スポーツクラブ「やんちゃるジム」代表)

 なんでも取り組みます。少し、話はずれるかもしれませんが、私たちは、おっくうにならない程度にいろいろなことをやっています。活動は事前の準備や片付けに時間をかけないようにし、1時間活動したらすぐに帰れるようにしています。生活に運動を取り入れてわざわざ何かをやっている感じを作りません。自治会の運動会などは、皆さん一生懸命やっていると思いますが、朝から晩まで関わらなければならず、大変です。

知事

 行政に何を期待されていますか。

参加者6(横浜市・男性)

 委嘱される青少年指導員、スポーツ推進委員、他の消費生活推進委員などの任命や依頼です。

知事

 県としてできることがあれば、すぐにやりたいと思うのですが、行政がやると統一的に基準を決めてやりがちです。むしろ、「やんちゃるジム」のように地域で自分たちのやりたいようにやったほうが実現性は高いと思います。

参加者6(横浜市・男性)

 いろいろな係を誰かが担わなければ自治会として機能せず、各家庭を回って役員を引き受けていただけるようにお願いすると、理由をつけて断る方が多いのです。

知事

 現実は厳しいのかもしれないですね。我々としては、皆さんが地域の力で、やりたいようにやれる環境づくりのお手伝いくらいしかできないかもしれません。

参加者7(男性・上鶴間高校生徒)

 川口選手に聞きます。スタメンから落ちたり、自分のプレーが上手くいかないとき、メンタル面をどのように整えていますか。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 試合に出られるときと出られないときとでは、練習に取り組むときの気持ちに温度差があります。僕も日本代表あるいは所属チームで試合に出られなくなることがあります。それでも、チームの力になれることはあります。サッカーが好きで、プレーが楽しくて、それでサッカーを始めた、その気持ちを忘れないことです。練習を積み重ねていけば、必ずまたチャンスが訪れます。ずっと出られないということはありません。どんなことがあっても好きなサッカーをプレーすることが楽しいということを忘れずに、また新しい風が吹くので、努力を続けてほしいと思います。

知事

 今の話は、プロのスポーツ選手であっても、皆さん経験していることなのでしょう。ずっと絶好調の選手はいません。私もメンタル面をどのように整えているのか、疑問に思っていました。サッカーの競技場でも、ミスして負けるとサポーターから大ブーイングを受けてしまいます。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 ブーイングを受けると、相当落ち込みます。試合で負けたり、ブーイングを受けたら、落ち込むのは仕方ありませんが、いかに早く気持ちを切り替えるかが大事です。サッカーで自信を失ったら、サッカーでしか取り戻せません。このままでは終われないという、負けん気というか粘り強さです。

参加者8(男性・厚木北高校生徒)

 川口選手に質問です。サッカー部に所属しており、プロを目指しています。これから厳しい世界に入っていきます。プロの世界で勝ち抜いていくために重要なことを教えてください。

川口能活氏(「SC相模原」所属現役プロサッカー選手)

 プロになりたいという夢に向かって希望もあると思いますが、不安もあると思います。チャレンジすることは、自分の財産になるので、チャレンジを恐れないことが重要です。

参加者9(相模原市・男性)

 知事に要望があります。冒頭でプレゼンしていただいたライフステージに応じたスポーツについて、働き盛りの人は、仕事がメインでスポーツをするのは、仕事が休みの土日が中心になります。この土日にスポーツをしたいと思っても、できる場所がありません。市の施設を予約しようとしても抽選で外れてしまい、使えないことが多く、コートやグラウンドを使ってスポーツができる機会が少ないです。働き方改革の話もありましたが、平日でも自由にスポーツができる時間が取れるといいです。行政も働き方改革に取り組んでいるので、神奈川県内の企業にも働きかける施策を考えていらっしゃるのかどうか、ということをお聞きしたいです。

知事

 働き方改革は、重要な課題です。最近は、働き方も自由になってきています。県庁でも働き方改革は「待ったなし」の感覚です。私自身は、働き方改革からは、最も縁遠いマスコミの世界にいました。電通の社員の自殺が大きなきっかけになりました。それからは真剣に働き方を変えなければいけないと、自由な働き方が採用されています。県でも残業は、ほとんどするなと、今は言われています。具体的に残業時間を削ろうと、働き方そのものを変えることや、有給休暇を全部取得することなどを進めています。私がサラリーマンの時代には考えられないことです。時間に余裕ができると、土日だけでなく、平日、仕事がある日でもスポーツができるようになります。勤務時間をずらすこともできます。夕方からスポーツジムに行きたければ、朝早くから働くこともできます。在宅勤務も進めています。スポーツをすることは、すごく大事だと思います。スポーツをする場所については、地域で話し合っていただければ、施設を開放していくようになってきています。学校も校庭や体育館を開放するようになってきています。昔、池田小学校事件がありました。部外者が学校に侵入し、子どもたちを殺しました。それ以来、学校に部外者が入ってこないように管理するようになりました。せっかく地域にスペースがあるのだから、有効活用しましょうという取組を今、教育委員会とともに進めています。

参加者9(相模原市・男性)

 地域で使いやすいのは、小学校や中学校の体育館、グラウンドです。池田小学校の例のように、学校が閉鎖的になっており、なかなか使えません。県から市にも、地域との交流のため、開放するよう働きかけてほしいです。

知事

 学校側は管理が必要です。児童の安全を守るため、不審者が入ってこないようにする必要があります。地域の人がきちんと管理しますからと、支えてくださると、施設を活用することができます。県としては、地域の方が「資源」として活用する代わりに管理も行うなど、学校側と話し合いをしていただき、学校を地域に開放できるようにしようと考えています。

参加者10(女性・相模原高校生徒)

 私は、軽音楽部に入っており、音楽がやりたいことであり、好きなことです。スポーツにかけられる時間は、勉強をする時間もあるため、ほとんどありません。どういう時間にスポーツをしたら良いでしょうか。

金川純子氏(総合型地域スポーツクラブ「やんちゃるジム」代表)

 高校生に時間がないということは理解できます。私は、子育て中に体育教師として働いていましたが、情報の教員の免許も取りました。また、趣味でバレーボールもやりたかったので、料理をしながら柔軟体操をやっていました。生活の中にスポーツを取り入れるといった逆の発想をするといいと思います。腹筋しながらヴァイオリンを演奏するなど、わざわざスポーツをするのではなく、健康のために、生活に運動を取り入れるという発想をするといいと思います。

参加者11(男性・弥栄高校生徒)

 黒岩知事は高校時代、どんな高校生でしたか。また、部活動は何をしていましたか。

知事

 高校時代は、いろいろなことを同時にやっていました。水泳部に所属し、それと同時に演劇部を自分で作り、活動していました。生徒会長もやっていました。いろいろなことを同時にやるとバランスが取れました。今も、1つのことだけを集中的にやるのではなく、同時並行でいろいろな取組を進めるとバランスが取れます。

参加者12(横浜市・高校生)

 黒岩知事に質問です。以前、ニュースキャスターをされていました。私は、今、高校1年生で将来のことを考えている時期です。いつ頃その仕事に就きたいと思いましたか。

知事

 今日のテーマと大きく離れますが、せっかくなのでお答えします。高校時代からニュースキャスターという選択肢はありました。フジテレビに入社しましたが、入社当初は、営業部に配属されました。テレビ局の採用枠は、一般職、アナウンサー職、技術職の3つに分かれており、一般職で入社しました。テレビに出るとは思っていませんでしたが、報道に移り、記者をやっているときにキャスターをやらないかという話があり、ニュースキャスターへの道が開けました。

参加者13(男性・弥栄高校生徒)

 黒岩知事に要望又は質問です。サッカー部に所属し、神奈川県で1番を目指しています。神奈川県でレベルが上に行くほど、良いグラウンドの芝で試合をすることが多いです。人工芝など、グラウンドの施設の充実を図ってほしいです。

知事

 これは非常に重要なテーマです。県議会でもそのことが話題になります。皆さんの気持ちを考えるとそうしてあげたいのですが、県立学校の数が多く、財政的には厳しいです。皆さんの在学中は難しいかもしれませんが、実現できるように頑張りたいと思います。

参加者14(相模原市・女性)

 小学校6年生と2年生の母親です。長男はかわいそうなくらい運動音痴でしたが、7年前に「やんちゃるジム」と出会い、体の動かし方を知ることで人並みに運動ができるようになりました。プロの競技を見て、スポーツが好きにもなりました。その経験から、知事に2つお願いがあります。「やんちゃるジム」のように土日の時間を割いて地域の子どもたちのためにスポーツを教えている総合型地域スポーツクラブの団体があります。しかし、彼らのホームページだけでは、まだまだ周知が足りません。神奈川県知事の力で、彼らの活動を広めていただき、多くの子どもがスポーツをする機会を増やしてほしいです。

 2つ目、学校の先生は、一生懸命指導してくれていますが、年齢層に幅があり、種目によっては得手不得手があるなど、教える先生によって子どもたちの授業内容に差があります。子どもたちの運動能力の差にも影響してきます。体育専門の教師の授業を週に1回は受けられるように、学校教育の見直しをお願いしたいです。

知事

 「やんちゃるジム」は、すごいですね。運動音痴の改善ができるのですね。今日ここで発表を聞き、素晴らしいと思ったので、大いに発信したいと思います。また、体育の授業が担任の先生だけでは、不十分であるとの話がありました。神奈川県の医師会の会長から最近、基礎的運動能力が欠如している子どもが多いという話を聞きました。どういうことかというと、しゃがむことができない子どもがたくさんいるそうです。しゃがもうとすると、後ろに転んでしまうそうです。スポーツ庁の調査によると、神奈川県の小中学生の運動能力は全国平均より低いです。神奈川県には、トップアスリートも多くいますが、平均すると運動能力がすごく低いのです。そこで、神奈川県では、「子ども☆キラキラプロジェクト」を実施しています。体育専門の先生などを小学校に派遣し、指導しています。この取組により、体力テストの結果が向上したと聞いています。効果があったので、この「子ども☆キラキラプロジェクト」を更に展開していきたいと思います。

 今日は、高校生がたくさん来てくれました。ゲストの川口選手に憧れて、サッカーをしている人も多いと思います。川口さんから、どんなに辛いことがあっても、負けん気で乗り越えられると教えてもらい、勇気が出ますね。また、金川さんからは、運動が全然できなくても、きっかけがあれば好きになることができるとのお話をいただきました。地域で、流れを作り、みんなが100歳までスポーツを続けられるようにしていきたいです。今日は、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 


参加者からのご意見

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たくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございました。

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