神奈川県スポーツ推進審議会の審議結果(第11回)

掲載日:2018年4月24日

審議結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

第11回神奈川県スポーツ推進審議会

開催日時

平成28年8月1日月曜日10時00分から12時00分

開催場所

波止場会館大会議室

出席者【会長・副会長等】

小早川ゆり【会長】、小野力【副会長】、大川敏彰、莊司徳行、田中徳一郎、田中暢子、戸井田愛子、中村なおみ、中村礼子、野田ひろみ、柳下剛

次回開催予定日

平成28年11月頃

所属名、担当者名

所属名、担当者名 スポーツ局スポーツ課鈴木、磯貝

掲載形式

  • 議事録

議事概要とした理由

審議経過

事務局
(傍聴人なし、会議進行を会長に引渡し)
小早川会長
ただいまより第11回神奈川県スポーツ推進審議会を開会します。
本日の委員の出席状況について、事務局から報告をお願いします。
(会議成立を確認)
次に、副会長であった高橋委員が退任されたため、副会長を選任したいと思います。
どなたか御推薦、あるいは自薦がございましたら、お願いしたいと存じます。
特にいらっしゃらなければ、私の方から推薦させていただいてよろしいでしょうか。
委員の皆様に御異議がなければ、高橋委員の後任として就任された、小野力委員に副会長をお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。
(異議なし)
ありがとうございます。
それでは、副会長は小野委員にお願いしたいと思います。
それでは、お手元の次第に従いまして議事を進めさせていただきます。
事務局
報告事項 説明
小早川会長
スポーツ局事務事業の概要について、御説明いただきました。
御質問、御意見等ございましたらお願いします。
特にないようでしたら、協議事項に移りたいと思います。
それでは協議事項(1)について、事務局から説明をお願いします。
事務局
協議事項(1) 説明1/3
小早川会長
ただいま協議事項(1)の内容について説明がありました。
御意見ある方がいらっしゃいましたらお願いします。
柳下委員
神奈川県らしい条例を制定していくという方向性は理解しますし、十分大切なことだろうと思いますが、キーワードとなる「未病」という言葉の扱いはどのように捉えているのかということをお聞きしたい。
未病という言葉を黒岩知事が掲げており、本県の独自性という点では、よい部分でもあるかもしれませんが、県民に幅広く、長く、条例に親しみ、認知をしてもらう中で、この未病の改善、未病というものをどの程度、打ち出したいと思っているのでしょうか。
率直に言うと、未病という言葉は、本県らしいと言えば本県らしいかもしれませんが、わかりづらいと言えばわかりづらい。
条例の中に未病という言葉を盛り込むのがふさわしいのかについては、もう少し違う言い回し、わかりやすい表現にすることもできるのではないかとも思います。
また、端的に言うと、黒岩知事はこういう方向性を示していますが、知事はずっと知事であり続ける訳ではないので、未病という取組みの方向転換が起きたときに、この言葉を見直す機会が来るのかということも含め、この未病というキーワードをどのように考えているのか、お聞かせいただけますか。
浦邊スポーツ課長
未病の概念は一般的に健康と病気の間であり、知事がよくお話しされるのは、未病は健康か病気という2色で分けるのではなく、その間の状態を指す、ということです。
ただ条例に盛り込む場合は、非常に難しい概念ですので、今回皆様方にお示しした、たたき台の案では、スポーツの定義の中に「未病の改善」としまして、そこにカッコ書きで、「病気の発症や加齢に伴う心身の機能低下を、生活習慣の改善によってできる限り健康な状態に近づけることをいう」と説明しております。
この定義づけも含めて、審議会等で、まさに御議論いただきたいと思っているところですが、私どもの案としましては、心身の状態をより健康に近づけていくことを、未病の改善と捉えさせていただいたところです。
病気か健康かという二極化の考え方ではなく、神奈川の特色として、健康と病気の間もあるという概念を打ち出していければどうかと、いうことで出させていただいたところです。
ここはまさに御議論いただければというところですので、委員の皆様方の御意見を是非いただければと思っております。
柳下委員
先ほども言いましたが、本県らしいものを作ろうとする点では理解もできますし、この未病の改善、未病という言葉が一つのキーワードで入ることについては、非常に今の神奈川らしいという条例になるということは理解できます。
またこのようにカッコ書きで付け加えていただいているということも十分理解できましたので、こちらはまた各委員の皆様の御意見もいただき、どのように捉えていくのかについても協議を進めていければと思っております。
田中徳一郎委員
柳下委員からありました未病の取扱について、関連して意見を申し上げます。
この未病という言葉は、現職の黒岩祐治神奈川県知事が、トップダウンという表現が適切かどうかわかりませんが、御自身で強く発信をされて、現在県の施策に盛り込まれています。
一方で、昨日も東京都知事選がありましたけれども、仮に現職の知事と相対する方が知事になった場合、前職の知事が用いられた未病という言葉や施策を、果たしてどこまで活用していくのかという疑念は、残らざるを得ません。
この点は今柳下委員が指摘をされましたが、条例の制定というものは議会で提案があって、プロセスが進められていくのでしょうが、条例が制定されれば、これは県民共有のある種の財産になると思っています。
それならば、未病という言葉をどこまで強く盛り込んでいくのか。言葉を載せる載せないといったこともあると思います。
例えば、このたたき台案にある、未病の改善のカッコ書きの部分を、「病気の発症や加齢に伴う心身の機能低下防止、生活習慣の改善」とすれば、あえて未病の改善と謳わなくても既に意味は通じるのです。
ですから、この辺りのバランスをどのように取るかだと思いますが、この未病という言葉に対しては様々な捉え方が県民の皆様にあると思います。
そのことは是非、所管のスポーツ局の皆様に御認識をいただいて、この後条例の制定に向けて進めていただきたいという言葉を添えさせていただきます。
戸井田委員
15条程度を想定しているということですが、この中に、障害者のスポーツに対しての条文は盛り込まれることになりますか。
浦邊スポーツ課長
基本的施策関係の中で、「生涯を通じて体力や年齢、運動機能等に応じて楽しめるスポーツ活動の推進」の中に障害者スポーツの推進という項目を入れています。
今回の条例については、基本的にスポーツ基本法に定められていることについて屋上屋を架すようなことはやめようと考えていますが、子どものスポーツや障害者スポーツは重要だという認識で条文に盛り込んでいくことを考えております。
戸井田委員
他県のスポーツ推進条例の中では障害者について盛り込んでいますから、ぜひよろしくお願いします。
田中暢子委員
「スポーツ活動を支え拡げる環境づくりの推進」とありますが、その中に「環境の整備」とあります。
この点で是非気を付けていただきたいことは、環境というとどうしてもハード面だけしか捉えられないことが多いということです。
私は、環境というのは社会資源全てを含むと思っておりまして、神奈川県らしさを出すのであれば、例えば、システムづくりや指導者育成のモデルなども含む、「よい環境の創造」などとして、「整備」というハード面だけ直せばよいようなイメージにならないよう考えていただきたいと思います。
2点目は、「スポーツ活動を支え拡げる環境づくりの推進」の中に、「ボランティア」を明確に打ち出してもよいのではないかと思います。
2012年のロンドンオリンピックのレビューなどを見ますと、アクティブサーベイという言葉があり、人々がどう活動的に動いていたかという中で、ボランティア活動が非常に重視されていました。
ボランティアの活動は、先ほどの御説明にもありましたが、多くの国際大会がある中で、県民の皆様が、自発的に、楽しく、よい意味でのボランティア活動を拡げていく、それが障害の有無を越えた大会の推進などにつながると思いますので、戸井田委員と視点が異なるかもしれませんが、やはりここには大切なキーワードはきちんと載せていった方がよいと思います。
小早川会長
それでは続きまして、次の説明をお願いいたします。
事務局
協議事項(1) 説明2/3
小早川会長
ただ今の説明は、総則に続き基本的施策の9までになります。
内容を御確認いただきまして、御意見のある方がいらっしゃいましたらお願いいたします。
中村礼子委員
高齢者について、高齢者という言葉は入っていませんが、これは例えばかながわパラスポーツに含まれているのか、もしくは個別に言葉を入れた方がよいのかなど思いますが、この点については、どうお考えでしょうか。
浦邊スポーツ課長
スポーツ基本法の規定を踏まえて条例を検討する中で、高齢者で最も根幹にあるのは、生涯スポーツの考え方であり、生涯を通じてスポーツを楽しむということを全面的に打ち出している点です。
そういう面では、例えばかながわパラスポーツの推進も、全体として子どもから高齢者まで入った施策ということになります。
確かに委員御指摘のように、高齢者という言葉を設けた規定はございません。
生涯スポーツという中で、高齢者はその中で全般的に包含されている、スポーツ基本法の中に含まれているということで考えております。
ただし、子どものスポーツ活動をなぜ入れたかと申しますと、スポーツ基本法は青少年という言い方をしています。
青少年というと、小学生から18歳位のイメージになりますが、本県としては、6歳までの期間は神経系の発達に大事な時期であることから、青少年ではなく、子どもという言い方で乳幼児も含めた概念として入れるべきではないかと考え、案の中に盛り込んでおります。
高齢者を盛り込む件についても、この機会を踏まえて、皆様方の御意見をいただいた上で、改めて検討させていただきたいと思います。
中村なおみ委員
スポーツの定義について、「個人又は集団で行われる運動競技その他の身体活動」という定義が何を含んでいるのか、そもそもスポーツとは何なのかということが、共通で理解していなければ、話が進んでいかないと思っておりました。
御説明を聞くと、ルールのある競技、つまり近代スポーツとして成立したスポーツという競技種目というのが前段で入る、という理解をしてよいのかなと。
それから、その他の身体活動には、体操、水泳などが入っていましたが、ダンスというのは聞こえてこなかったことと、ピラティスとかボディワークというような自らの体とどのように向かい合うかといったような領域についても、例示が特にありませんでしたが、これらも含めたものなのかということをお聞かせいただければと思います。
浦邊スポーツ課長
スポーツの定義は委員の皆様方も御存知のとおり様々な定義があります。
スポーツ基本法の制定について議論する際も、スポーツ振興法に基づくスポーツよりも広く捉えようという議論があり、あえてスポーツ基本法の中では定義規定を設けなかったのではないかと承知しておりますが、条例のたたき台案の中では、心身の健全な発達、健康及び体力の保持増進のために行われる、運動競技の他にその他の身体活動を広く捉えようというものであります。
今の御質問のように、ヨガやピラティスなどについても、御本人が心身の健全な発達、健康及び体力の保持増進のために行うということであれば、この条例の中ではスポーツとして広く取り扱うというのが趣旨でございます。
水泳ももちろんスポーツですが、例えば市民プールなどで楽しみのために泳いでいるものについても、健康のために泳いでいるということであればスポーツですし、歩行についても、健康のために大股歩きや、早歩き、一定程度の距離を歩くなどであればスポーツとして捉えようという趣旨で今回の案には入れております。
田中暢子委員
今の中村なおみ委員の御質問はごもっともだと思って伺っておりましたが、スポーツを健康のためにするという、そもそものその推進事業自体が違うのではないかというのが、中村委員の御指摘だと思います。
スポーツは本来内在的な、内的な価値の下や楽しさの下に行うものであって、それが健康や仲間作り、競技に繋がったりするものであり、健康のためにしなければならないというスポーツ政策そのものに、私は疑問を感じています。
中村なおみ委員
田中委員に言っていただいた言葉がそのとおりで、学校の授業の中では、運動から離れている子どもたちに、体つくり運動という領域の中で、体と心をほぐすという運動も、こんなに心地よいものはないのだということを伝えていかなければやらないくらいになっており、高度化したスポーツは子どもや多くの人から距離が開いてしまった近代スポーツの在りようだという指摘がされています。
競い合う価値の方が強く書かれている印象ですが、仲間と協働すること、共にいて、同じ息遣いで一緒に動くということによって味わうスポーツの価値もありますので、もっとそういったことが書かれているとよいなという思いです。
浦邊スポーツ課長
貴重な御意見として承らせていただきます。
今回のたたき台案では、スポーツ基本法の前文に「スポーツは」という部分があり、そこをそのまま引用している部分があります。
御指摘の部分については強調すべき、しっかりと捉えるべきという御意見として検討させていただきます。
莊司委員
スポーツ推進計画の策定についてですが、具体的な内容がどういったものなのかなということをお聞きしたい。
また、県の責務で、スポーツの推進に関する施策を総合的に策定し実施するとありますが、これはスポーツ推進計画に則って、連携を図ってスポーツの推進施策をやっていくということで、市町村等との連携ということになってくると思いますが、この部分を具体的に示していかないと、県民にとって、非常に大雑把な捉え方になってしまうと思うのです。
市町村への周知をどのような形で行っていくか、またその市町村での独自のスポーツ施策や計画との相関関係を調整した上でやるのか、それとも県が施策を市町村にも展開させる形で持っていくのか、そのあたりが見えてこないのですが、いかがですか。
浦邊スポーツ課長
計画の内容ですが、前の推進計画が、前年度である27年度までの計画ですので、今策定の作業を進めているところでございます。
これまではスポーツ基本法での努力義務規定に基づいた計画となっています。
今後仮に条例ができた場合は、条例に義務規定として計画を必ず定め、なおかつ公表していくというのが新たなポイントになっています。
内容につきましては、この後の議題にもありますので、そちらで御説明させていただければと思います。
また、実際の内容については、まず、この計画を市町村はもちろん、パブリック・コメントなどにより県民の方々にも御意見をいただいた上で策定させていただき、それを基にして施策を推進していくというような考え方でおります。
さらに、これら施策は市町村と連携して進めていきますが、国と違い、それぞれの地方公共団体が独立している中で、県がやっているからこうしなさいというような規定を盛り込むことは困難です。
基本的には県がまず、県の施策をお示しする中で、市町村の御意見もいただきながら、すり合わせをした上で計画を策定し、一方で市町村も県の計画を見据えつつ、市町村独自のスポーツの施策を展開していくというような内容になってくると考えております。
莊司委員
条例の中に盛り込む問題ではないのですが、市町村に、施策を展開するときには、予算的な裏付けがあると非常に、協力的になるというのは実際に体験しています。
そういった面も考慮した上の計画なのでしょうか。
浦邊スポーツ課長
この計画はあくまでも神奈川県の行う計画であって、市町村の施策についてまでは盛り込むことは考えておりません。
柳下委員
身体活動とは何を指すのかとか、スポーツの定義などは、わかりやすく、誰が読んでもわかるような、もう少しいい表現ができると、神奈川県はこういうところまでを含んで取り組んでいるということが、わかれば非常に良いと感じました。
それと反して、アスリートという言葉が出ていません。
この条例を作るにあたり、高齢者や障害者など、それぞれの観点がいろいろとある中で、競技力向上というのがアスリートの育成などを指すということは理解できますが、これを読むと、個人的には、柔らかい表現だなという感じがします。
もう少し県として力を入れ、本格的にこういうことをやるということが必要で、具体的に言えば、横須賀市ではナショナルトレーニングセンターの誘致等、一生懸命動いているところもあるわけです。
アスリートをしっかりと支えていく、育成をしていくという点では少し弱い内容ではないかと考えます。
また、スポーツ医科学の活用推進とありますが、スポーツ医科学とは、本県の場合、日体大や、東海大など、非常に長けている大学の取組みを指しているのか、県が独自にスポーツ医科学を示していくのか、この辺は何を言おうとしているのか、伺いたいと思います。
浦邊スポーツ課長
アスリート育成につきましては、スポーツ基本法では、国の役割として優秀なスポーツ選手の育成ということを掲げておりまして、地方公共団体の役割としては特に規定はありません。
そのため、神奈川県独自としてしっかりと、県のスポーツ選手を育成していくということを定めていきたいというものであります。
思いとしては、国体などではなく、国際的なスポーツ競技会で優秀な成績を収めることができるようという表現は、かなり踏み込んだ内容であると考えています。
さらに、スポーツ医科学につきましては、活用の推進という表現になっています。
医科学は柳下委員から御指摘がありましたように、本県は様々な大学の研究機関があり、また、横浜市でもスポーツ医科学センターがあり、研究機関が豊富です。
そういった中で、みずから研究をするだけではなく、研究の成果も含め活用推進していくという視点で、スポーツ医科学を活用し、スポーツ選手を育成していく環境を整えていく、という趣旨になっています。
○小早川会長
それでは、色々と御質問が出ましたけれども、引き続いて後の説明をお願いいたします。
事務局
協議事項(1) 説明3/3
小早川会長
ただいまの御説明は、参考資料の基本的施策の10以降になります。
内容を御確認いただきまして、御意見のある方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。
野田委員
地域におけるスポーツ活動ということで、総合型地域スポーツクラブを組み入れてくださいましてありがとうございます。
ただ、スポーツ活動の充実や推進などの部分で、指導者というものに対しての定義があまり出ていない印象があります。
有資格者であるのか、それとも一般の方々の何か技能等を持っている方なのか、定義が入っていないのですがいかがですか。
浦邊スポーツ課長
地域スポーツクラブの場合、実際に運動種目を指導するインストラクターなどのほかに、経営等、運営面に携わる方もいらっしゃいますので、案の中では幅広くスポーツ活動を担う人材の育成という言い方をしています。
色々な立場の方がいらっしゃいますし、いわゆる指導者だけではなく、色々な方々が担っていらっしゃいますので、そのように表現させていただきました。
スポーツを担う人材というのは、運営側にあたる方も含めてもっと幅広に考えていこうと考えています。
戸井田委員
障害者スポーツの推進の中の言葉ですが、山口県の条例とほとんど同じような感じですが、神奈川県としての言葉が何かほしいと思います。
山口県では「施策を講ずるものとする」、が「講ずるように努める」とはなっているけれど、山口県のスポーツ推進条例の条文と似ているので、神奈川県はもう少し神奈川県としての言葉を考えてほしいと思います。
他の良い言葉もあるかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
浦邊スポーツ課長
文言につきましては、他県の条例も参考にさせていただいておりますが、今の御意見を踏まえて、検討させていただきます。
小早川会長
それでは次に移りたいと思います。
協議事項(2)、新たなスポーツ推進計画について説明をお願いいたします。
事務局
協議事項(2) 説明1/5
小早川会長
ただいまの御説明は、協議事項資料2(1)の1ページから5ページでございます。
内容について御確認いただき、補足等御意見ある方がいらっしゃいましたらお願いします。
それでは続いて説明をお願いいたします。
事務局
協議事項(2) 説明2/5
小早川会長
ただいまの御説明は、6ページから22ページでございます。
内容について御確認いただき、補足等御意見ある方がいらっしゃいましたらお願いします。
柳下委員
基本的な論点がずれてしまうかもしれませんけれど、19ページにある県民のスポーツ実施率が伸び悩んでいるとか、もろもろ課題がございました。
新たなスポーツ推進計画でスポーツ局がたたき台を示していくわけですが、先ほど、議論をさせていただいた条例もしかりなのですが、このような課題を数字で挙げていただくと、果たして条例や推進計画を作っても、今現にスポーツをやる人、興味のある人だけが関心があるだけで、実際にこれだけ課題を挙げられるのであれば、そもそも学校教育の体育との関わりというのは、これによって何が変わるのか。
若い世代や、高校生女子の実施率が低い等について、県として総合的に考えるのであれば、学校体育との関係、果たして学校体育は何が変わっていくのでしょうか。
田中参事監
学校体育につきましては、国の学習指導要領を中心に取り組んでいるところですが、当然、本県特有の学校教育における課題もございますので、それらについての取組みはしていかなくてはいけないと考えております。
今年度教育委員会から離れまして、知事部局に移りましたが、当然教育委員会と連携を密にしなくてはならないということで、庁内の連携組織もここで立ち上げるところです。
教育委員会と連携しながら、条例・計画を一緒に検討し、お互いが同じ目標を持って取り組んでいくとともに、特に、子どもの体力が弱いといった部分は、重点的にこれからも取り組んでいかなくてはいけないので、教育委員会を通じて学校に下ろしていくというような取組みをしていきたいと思っています。
柳下委員
全くその通りです。
課題を見出だすことが大切なことだということはわかっていますが、そもそもこういう資料を作って終わりになってしまうようであれば、課題がどのように改善できるのか、人生100歳時代と謳っていますが、ここまで100歳と謳うのであれば、県民誰もが親しみが持てる推進計画や条例にならなければいけないと思います。
けれど、このようにデータ分析をしていくと、明らかに学校教育も含め、小中高合わせて、どこかでしっかりした見直しというのが必要で、スポーツ局と教育局の連携というのは、無視できないと思います。
あくまで一つの意見ですが、これだけしっかりしたものを示していただくのであれば、そもそも立ち返って学校教育を、確かに国の管轄とか指導要領とかいうものもあると思いますが、本県ならではの連携を深め、もう一度検討をしっかりとお願いをしておきたいと思います。
小早川会長
この計画全体の数値目標についての5年後の指標が示されておりますが、この点について御意見御質問があればお願いしたいのですがいかがでしょうか。
特になければ、それでは引き続き御説明をお願いいたします。
事務局
協議事項(2) 説明3/5
小早川会長
協議事項資料2(2)の1から3の概要についての説明でした。
このことについて御意見等ありましたらお願いいたします。
それでは引き続いて説明をお願いいたします。
事務局
協議事項(2) 説明4/5
小早川会長
視点1 誰もが生涯を通じて楽しめるスポーツ活動の推進について説明がありました。
このことについて、御意見等ありますでしょうか。
田中暢子委員
障害者スポーツの推進のところにも関連する話かもしれませんが、先程今年度非常に予算が増えたという話があり、こういった傾向がおそらく、東京2020大会までは続いていくと思います。
子どもの二極化の問題も出ていましたが、考えていかなくてはいけない背景として、お金がないということも大きな問題ではないかと思っています。
スポーツというのは、やはりどうしてもお金がかかる部分もあります。
少し極端な例かもしれませんが、イギリスは2008年のオリンピック代表チームのメンバーの4割以上は富裕層の学校出身者だったというデータが出ています。
特に乳幼児をプールに連れていくとか、子どもたちが遊びをする際に、お金がなくて連れていけないということは笹川スポーツ財団の調査報告でも出ているので、例えば、この日はプールを無料で使用できるといったことをキャンペーン的にやってみるとか、それこそ県が先ほどからずっとおっしゃっている未病の問題ではありませんが、運動する習慣もお金がかからずにできるというキャンペーンをやってみるとか、イベントをただ運営するだけではないようなことがあっても、面白いのではないのかなと思いました。
スポーツをすることにお金がかかるということや二極化の問題等の背景も頭に置いて、このスポーツ推進の考え方をまとめていった方がよいかなと思っています。
浦邊スポーツ課長
大変参考になります。
計画の中で、また今後作りこみをしていく中で意見を踏まえた上で、検討してまいります。
○莊司委員
確認ですが、スポーツ局の所管事業と、他局の所管事業、これはスポーツ推進計画、それから条例等の制定となると、一元化されるのですか。
浦邊スポーツ課長
基本的には、今回一元化されたことによって、教育委員会で行っている学校体育以外は、スポーツ局に一元化されています。
施策も多くはスポーツ局で行っていきますが、県全体の計画ですので、教育委員会で行う学校体育も、この中に盛り込んでいくことになります。
莊司委員
資料に健康体力づくり推進事業でラジオ体操が挙げられていますが、これは今まで教育委員会の所管でしたが、スポーツ局へ移管されるのですか。
浦邊スポーツ課長
ラジオ体操については、「子どもキラキラ☆プロジェクト」として、特に夏休み中の子どもの運動習慣、または生活習慣を確立するということで、ラジオ体操を取り組んでいますので、当面、教育委員会で取り組んでいくという予定になっています。
莊司委員
いずれは、統一され、スポーツ局の所管になってくるのでしょうか。
浦邊スポーツ課長
ラジオ体操については、取組みの状況に応じて、子どもというより地域主体で進めていくべきだということが強くなれば、スポーツ局の所管になるかと思いますが、現時点では、長期休業期間中の子どもの運動習慣ということにまず目をつけたというところがありますので、その期間だけでなくて、全体としてという機運になれば、今後はスポーツ局に所管が移る可能性はあります。
莊司委員
ラジオ体操の実施傾向の調査が教育委員会から来ておりまして、非常に難しいところがあり、子どもが、夏休みの期間に継続してラジオ体操をやるかどうかということなんですが、我々サイドは大人が実施しているのはある程度承知していても、子どもの実施を把握しているところはなかなかなく、子ども会や、県青少年健全育成会、PTAの会合など、いろんなところで行っているわけです。
ですから、こういうことこそを一元化し、トータルで見ていく方向になれば、小さい子から、ラジオ体操で指導できたり、一緒にやっていけるのではないかという考えがありますので、質問をさせていただきました。
小早川会長
よくわかります。
私も神奈川県の3033運動というのは、本当に浸透しているかなと思ったら、認知率は一割に満たない現状です。
小学校、中学校、高校、全ての学校で、子どもたちから浸透していくと広まっていく気がしますが、まだ徹底されていません。
また、日本体育大学の階段に階段のぼりの啓発ステッカーが貼ってあるのですが、学生に聞いても知らない状況があり、どうしたら浸透できるのかなと思っています。
子どもたちは毎日学校に行きますから、学校の中で徹底されれば、運動することがいろいろわかってくるのかなと思います。
田中参事監
学校体育とスポーツ局の連携については、より強くしていきたいと思います。
今お話しましたラジオ体操につきましては、まさに、どちらがやるのかという事業になってしまっています。
もともと、ラジオ体操を復活させようと考えたのは教育委員会で、今その流れで教育委員会がやっていますけれど、おっしゃるように地域でラジオ体操をやるということになると、高齢者まで幅広くやっているので、私どもスポーツ局の事業になってくるのかなと思います。
どちらの担当の事業なのかという議論はもうやめて、連携してやっていまいりたいと思います。
小早川会長
皆さんが真剣に協力して取り組まれると、一元化はすごくよくなってくると思います。
よろしくお願いいたします。
野田委員
部活動について、小学生のお母さんたちの話を聞いていると、部活動を選択させるのに、もともとスポーツ少年団等に入っていた子はものすごく頑張るけれど、スポーツが嫌いではなく、何かやりたいが、そこまでバリバリやりたくない子どもたちの選択する部活動がないという話を最近聞きます。
そうなると、二極化した時にその子たちがどこに行くのかというと、やらないという方向に走ってしまいます。
学校教育の方と連携を図るということなので、部活動のあり方はとても今大きな問題になっていると思いますが、その部活動の種目に関しても、また、検討していただければと思います。
田中参事監
部活動指導の難しさだと思います。
どこに目標を置いてやるのか、それぞれの指向を持つ子どもたちに、満足できるような部活動の運営をしていくのか、それともどちらか一方に絞っていくのか、それは部活動を指導している教員の資質にも依ってくると思いますし、非常に難しい問題だと思います。
小野副会長
今、部活動の指導は文部科学省で、教員の手当を増加させていこうという動きがありますが、実際先生方に余裕がないので、もっと見識を深めることができるように、教員定数全体を上げなくてはいけないのではないかという話を、全国高等学校体育連盟会長の際にしていたところです。
お金をあげればいいということではなく、あるいは外部指導者を導入すればよいのではなくて、教員そのものが、生徒指導や教科指導など、学校教育全体の中で部活を見ているので、部活だけ単に取り上げていくのではないという話をしているので、今回のスポーツ局は教育委員会を離れてきたところですが、教育委員会と連携をとっていただきたいと思います。
また、スポーツ局は知事部局に来たので、企業ともっと連携し、3033を学校に広めることももちろんですが、企業にもっと広めていただいて、実際に30代、40代が運動しないのであれば、その辺のところの話もしてもらえばいいと思います。
田中参事監
先程田中暢子委員からいただいた、お金がなければというところも、企業の協力も得てやっていかなくてはいけない部分だと思っています。
部活動に関して言えば、今高校生でもガツガツやりたくはないが体を動かしたいという要望や、高校生の女子の体力が弱いといったこともあり、ヨガクラブなどを作って、健康志向の女子たちに向けた取組みも試行的にやっております。
なかなか評判がよいようですが、やはり、ガチガチとした勝負ではなく、体をただ動かしたいという志向にも沿うことができる部活動に取り組んでいます。
小早川会長
それでは続きまして、説明をお願いします。
事務局
協議事項(2) 説明5/5
小早川会長
視点2、視点3同時に説明していただきました。
このことについて何か御意見がありますでしょうか。
もう最後になりますので、計画全体に関して、感じられること、盛り込まれなくてはならないことなどありましたら、一緒にお願いいたします。
柳下委員
オリンピック・パラリンピックは国際的スポーツイベントですから、それはもう重要ですが、私はねんりんピックのことに、どの程度腰を据えて、しっかり本県の取組みを示すかも大切だと思います。
そのうちの一つとして、例えばねんりんピックが本県で開催される際に、それをテレビ神奈川で放映するなど、そういうところまで踏み込んで考えているのかとか、そういうことで本当にスポーツの普及や、広く県民に知ってもらう一つの祭典だと思います。
だから、大きな国際的な大会は誰もが関心を持ってくれるけれど、そうではないねんりんピックを本県が開催するということを、これも大変重要なポイントだということで受けとめていただきながら、取組みを進めていただきたいと思います。
そのうちの一つとして、テレビ放映とかテレビ神奈川さんに、いろいろ働きかけて、放送できるとか、そういうことまで含んで検討いただければと思います。
小早川会長
2021年のことで、少し先になりますが、もう皆今東京オリンピック・パラリンピックのことばかり考えていると思いますので、2021年に関しては、本当にどのように神奈川県が取り組むかということはとても大事なことなので、参考にしていただければと思います。
中村なおみ委員
最初にそもそもスポーツとはというか、概念規定とか定義とか、御質問したことと関わってきますが、やはり競うというところに偏ってしまうことを大変懸念します。
私は体育学部の教員なので、オリンピックとかパラリンピックがどれだけすばらしく、価値があるかということを分かったつもりで申し上げますが、そこに偏らずに、やはりどこまでスポーツが含まれるのかということをアピールしなければ、スポーツを推進しようとしても、苦手だったり、嫌だなと思っている人はまず、引いてしまいます。
ですから、スポーツは幅広くここまでを含むということを、より多くの方に伝えていくことが必要であり、やはりそこをきちんと伝えなければいけないのかなということを、ずっと感じました。
また、最後にレガシーがキーフレーズのように使われていますが、このレガシーとは一体何なのか。
競技に多くのお金や時間をかけ、多くの人に伝わって感動は呼ぶけれど、自分は運動とは距離があり、関係ないなと思わせるという負のレガシーを残してはいけない考えています。
予算面でもスポーツ局ということで、御苦労されているとは思いますが、オリンピック・パラリンピックが終われば、予算が減らされてしまうかと思いますので、その先に、レガシーを残すならば、何か本当に残るものをしっかり見える形にしていく必要があると考えております。
スポーツの価値は競技だけではないということを強く感じております。
小早川会長
中村なおみ委員の話は本当に基本的なところですが、とても大事なことで、やはり、嫌いな子どもにどうやって取り組ませるかとか、そういうところをもっと御提案されたらいいのではないかなと思います。
やはり皆さん知らないところがあるので、もっと具体的に学校で取り組む時には、どうしたらいいのかとか、提案をどんどんされると、よろしいのではないかなと思います。
戸井田委員
障害者スポーツのことがいろいろ出てきていますが、高齢の障害者でも本当に重度化されて、なかなか動けない、でもスポーツをやりたいという意欲ある人たちがたくさんいます。
その人達がスポーツをする場所にどうやっていくのか。
一人暮らしをしている方などはなかなか行けません。
私の地域では公民館を借りて、月1回、一人暮らしの御高齢の方と障害者と一緒に、3B体操を一緒にさせていただいて、その中で1ヶ月に1度会うことによって、お互い気心が知れて、今まで家に閉じこもっていた高齢者の方が、元気にそういうところに出てくることもあります。
けれど、障害者、高齢者の借りられる体育館がなく、地方になってしまうと、行けない。
地域の中だけで障害者のスポーツ推進とされても、そのような運動機能の衰えとかいろいろな人に、どういうふうにしたらいいかという配慮はどこで考えていただけるのでしょうか。
例えば市町村にこういう場所を貸していただけますかと言っても、トイレの問題などもあり、障害者に対して場所的な配慮というのがなく、なかなか実現ができない現状がありますので、そういうことも考えていただきながら、これは県の計画ですが、県から市町村にも、こういうことを伝えていただきたいと思います。
障害者は、障害福祉課が所管だと思っていましたが、この前、戸井田さんは年齢からいって高齢福祉課ですと言われました。では高齢福祉課が高齢の障害者に何をしているかと、冊子をもらってきたら、全部健常な高齢者ができるようなことばかりでした。
高齢福祉の方でもこういうスポーツ関係に対してもできるようなことを配慮していただきたいと思います。
やっと障害者がスポーツできるところまでこぎつけたのですが、それをもう少し深く理解して考えていただきたいと思っています。
地域の障害者の方たちにスポーツを勧めながら、一緒にスポーツを楽しんでいただきたいと思います。
そしてどの障害者についても、知的、精神、身体、視力、聴覚障害者に対して、それぞれどういうサポートが必要なのか、スポーツの中で皆様にも勉強していただきたいと、それだけは言わせていただきたいと思っております。
障害者を理解して一緒にやっていただきたいと思いますので、お願いいたします。
小早川会長
たくさんの貴重な御意見をいただきました。
御協議いただいたことに対して感謝申し上げます。
事務局は委員の御意見を十分参考にしていただき、次回以降の協議内容を整理していただければと思います。
これで会議を終了させていただきます。
御協力本当にありがとうございました。

会議資料

報告事項資料1 平成28年度スポーツ局事務事業の概要[PDFファイル/1.13MB]
協議事項資料1 スポーツ推進のための条例について[PDFファイル/283KB]
協議事項資料2(1) 新たなスポーツ推進計画について[PDFファイル/3.33MB]
協議事項資料2(2) 新たなスポーツ推進計画について[PDFファイル/2.11MB]

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本文ここまで
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