神奈川県公園等審査会審議結果(第62回)

掲載日:2018年7月3日

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

神奈川県公園等審査会

開催日時

平成29年11月13日(月曜日)午後2時30分から午後4時30分

開催場所

神奈川自治会館3階305号室

出席者【会長・副会長等】

阿部伸太委員、飯島健太郎委員、池邊このみ委員、浦田啓充委員、片岡喜久江委員、橘高靖子委員(「高」は、はしごだか)、高梨雅明委員(会長、「高」は、はしごだか)【会長】、田島裕美委員(「島」は、こざとへんに「鳥」)、田中誠一委員、持田文男委員

次回開催予定日

平成30年3月

所属名、担当者名

都市公園課、担当者名 伊藤

掲載形式

  • 議事録

審議(会議)経過

「『神奈川県立都市公園の整備・管理の基本方針」の点検について」事務局から説明。
<事務局>
本日は、「『県立都市公園の整備・管理の基本方針』の点検」についてご審議していただきますが、本日の審議結果を整理いたしまして、今年度もう一回、3月に第2回目の公園等審査会の開催を考えています。そちらの段階で、素案という形でご審議いただく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
<委員>
ありがとうございました。もう一回、この会を今年度開くということでございますので、本日は忌憚のない意見をお願いします。

現在の整備・管理の基本方針に沿って、どういった点を見直すかということについて、説明を受けた訳でございます。それに拘らず、委員の皆様はご質問・ご意見等ございましたら、ご発言をお願いします。
<委員>
24ページで、指定管理者の収入が多くあり、指定管理費に反映されていると書いてはありますが、どのくらい公園を充実させるインセンティブがこれによって上手く回っているのか、回っていないのかというところを、定量的でなくて良いので、どのようになっているのか伺います。
<事務局>
指定料と全体とのバランスという意味合いでしょうか。
<委員>
指定管理料が指定管理者の収入として入って、公園の管理が充実するように上手く回れば、指定管理の目的が達成できているということだと思いますが、そのように上手く回っているのですか。課題があるのかないのかを伺います。
<事務局>
収入については、指定管理費の中に反映されますが、民間が入ってくる話であるため、こちらで積算した額でその指定した額以上に指定管理者が工夫すれば、その額については、指定管理者の収入財源となります。
<委員>
それは、実際には、予定した額以上の収入があるのでしょうか。
<事務局>
一概には言えず、公園毎にばらつきがあります。数字が手元にありませんが、感覚的には県の積算より指定管理者は収入をあげています。
<委員>
それが公園の管理・充実にそれなりに上手く回っているという理解でいいですか。
<事務局>
はい。
<委員>
ちなみに、これは法制度上からいくと、利用料金制と、設置管理というものも含めてですか。
<事務局>
設置管理によるものも含めたものでございます。
<委員>
今の質問に関連して、別の切り口からお伺いします。自主事業で、収益があがった場合、委託料の減額につながる可能性もあるということですか。

今、サービス水準やプログラムの充実など、そのような点では説明いただいたのですが、実際に委託料を減らすことに貢献できているのかどうか。その辺については、いかがでしょうか。具体的な数字は無くて結構です。
<事務局>
指定管理者の業務の中には、利用促進事業と自主事業と2つありまして、利用促進事業は県の積算、このようなことをやって欲しいということでやってもらうため、それについてはあまり収入はないですが、次の指定管理者の募集の時に、今までの実績を踏まえ、新たに積算していきます。そして、制度的に、収入が多ければ次の募集の時にはそれを前提に、指定管理料を県の方で考えていきます。そのため、積算の時には委託料には反映しています。
<委員>
単純な話で言うと、あまり変わってはいないということですか。
<事務局>
実際には公園の管理・運営を行っていますので、指定管理者が行うイベントはあまり大きく変化がなく、それほど委託料は変わらないと思います。ただ、指定管理に入っていることで、自主事業ができるため、自主事業分が変わってくるという効果があると思います。
<委員>
今のご質問の主旨は、自主事業で儲けた部分を、次回は割り引いて指定管理料に参入するのか。そういう主旨ですか。事業者の自己努力ということで、色々なことをやっていただく提案があれば評価していくということですか。
<事務局>
例えば、自主事業をやって、管理者として利用促進事業に組み入れようということであれば、指定管理料に入りますが、基本的には自主事業は指定管理者の財源ということです。
<委員>
分かりました。それをどの程度見るかによって、指定管理料の契約も変わってくる可能性もあるということですね。
<委員>
実は、辻堂海浜公園の隣に住んでいるのですが、住み始めたころはほとんど事業がなく、警備の人や、地域の人が少しいるだけでした。ですが、最近は休みごとに色々なイベントがあり、公園にどんどん人が増えてきて、にぎやかになってきたと感じます。

整備もされているので、孫たちも公園を使わせてたくさん遊ばせていて、いい公共施設だなと思っています。
<委員>
お褒めの評価だけでなく、ご指導もあればお願いします。
<委員>
隣に住み始めたころは、何もしないで、何をしているのか、もったいない公園だなと思っていました。しかし、今は公園の中で色々な動きがあり、先程管理の話もありましたが、どこかのグループや近所の商店仲間も入って、公園内でイベント等、色々と利用できることを多く行っており、多くの人が遊びに行っているため、もう完成していると感じます。
<委員>
子ども会の近くに県立都市公園は無いのですが、バスでわざわざ公園に遊びにいくということもやっています。その中で、楽しめるところ、体験できるところ等、色々な施設があると、その公園で一日楽しめると思います。何も無い公園だと、ただ歩くだけでは小さい子ども達はつまらないと思います。花等があっても、子どもには対象にならないです。そのため、楽しめるところがあり、老若男女誰でも一年中、そこの公園に行けば何かがある、理想になるのかもしれませんが、そのような公園にしてもらいたいと思います。

また、宿泊できる施設があると思いますが、数も少なくなっています。バーベキューができる場所等も、子ども会として、とても有益であります。色々なことが体験できる公園が近くにあって欲しいと思います。家の近くにも多々、公園がありますが、そのような公園に、バーベキュー会場をここに作ってほしいという内容の要望書の提出も行っています。また、小さな幼稚園生がいる時には、遊ぶ遊具や雨が防げるようなところも欲しいと思います。公園として、色々な環境が整っていることが理想的だと思いました。新しい公園は新しいものを入れつつ設備されるので良いのですが、老朽化しているところもあります。予算はどうなるか、危ないから使用禁止にすることもあるかもしれませんが、そのよう点を踏まえながら整備をお願いしたいと思います。地域の公園もまた色々と皆さんのところとは違うかもしれませんが、身近にある公園も整備の程をお願いしたいと思っております。
<事務局>
県立都市公園は郊外に広い面積もありますので、非日常を体験していただくよう、そのようなことを念頭において整備に努めていきたいと思います。
<委員>
委員の意見の中で、リニューアルする時に、より利用者の快適性や利便性を高めるような方策を講じて欲しいという主旨の話がありました。特に子どもたちに喜ばれる遊具について言うと、少し危険だと遊具が撤去されることもありますが、その辺は県の方はどのように考えていますか。
<事務局>
日常点検をし、老朽化して危険なものはやむを得ず使用禁止にしてしまうこともあります。遊具については、子ども達も楽しみにしているので、早く修繕して使えるようにしていきたいと思っています。
<事務局>
補足的に申し上げますと、今まで使ってきた遊具等が、最近の時代のニーズから見て機能的にニーズがないと思われるものがあれば、その一体の再整備の検討もしたいと思っています。その検討の際には、スライドでもご説明しましたとおり、いわゆるPark-PFIというもので、収益機能の導入も可能かどうかも合わせて考えていきたいと思います。その一方で、事故がないように長寿命化計画に基づいて、点検と早めの維持管理の2つの方向性も合わせて取り組んでいるという状況です。
<委員>
今、話がありましたように、子どもの場合には、例えばこの木は、何という名前の木なのか等が分かるようにすることも必要だと思います。ただ、それだけで1日の時間を潰すことはできないので、やはり遊具の見直し、昔のような何点セットのジャングルジムや滑り台が単品で置かれているものではなく、今はユニット化されて、子どもたちが楽しんで遊んでいます。この間、横浜のズーラシア動物園に行きましたが、子どもたちは動物をひと通り見た後は、遊具が置かれている周辺に集まって遊んでいました。それから、私は孫がアメリカにいまして、孫をロサンゼルス動物園というところに連れて行くこともあるのですが、やはり、動物を見て、その後は遊具で遊ぶという流れが同じです。子どもたちにとっては滑り台で遊んだり、遊具の中を駆け巡ったりしているのです。例えば、落ちた時の安全性を考えると、昔はコンクリートみたいなものしかなかったと思いますが、今は色々、材料がどんどん開発されて、クッション性の良いものもあります。あるいは木材のチップのような細かく刻んだものを敷いてある。そのような危険性が少しでも削減されるということがあって、昔のような形でなく、公園が変化していると感じます。
もう1つ、ここにバリアフリーという言葉が出てきました。バリアフリーはもう死語に近く、ユニバーサルデザインが当たり前の時代になってきていると思います。実際にユニバーサルデザインを考える際、障がいをがある人たち全員に、どのような機能の人にも対応し、改善されていくことが、すごく大きな課題だと思うのですが、動物園でも公園でも、障がい者もそうですし、何十キロという、連れて歩く方が大変だろうというような肥満に近いおじいちゃん、おばあちゃんも一緒に来ている光景も見られます。そのような意味では、考え方が、アメリカは障がい者の基本が守られているということでそのようになっていると思うのですが、施設が全て日本のレベルから高いかというとそこまで差はないと思っています。それは、使う側の考え方によって差が出ていると思うので、公園毎に、県立の公園は市街地の中にある保土ケ谷公園や、七沢の方にある公園とか、谷戸にある公園とか違いがあると思います。その公園毎でそのようなことを、どこまで掴めるかということを含め、検討をしていただきたいと思います。
<委員>
利用する人の行動特性を上手く掴んだうえで、誰もが楽しめるような環境をどのように整えていくか、それもそれぞれの公園の特性にあった取り組みをしなくてはいけないということだと思います。私も1度、オランダのアムステルダムに行った時、動物園を入ったところに遊具がありました。猿山の横に遊具がありまして、色々聞いてみると、遠足できた時の集合場所として利用されているようです。そのため、色々な使い方を念頭に置いた工夫というのが、今ご指摘のように非常に重要なのかなと私も同感です。また、バリアフリー化という概念が古いという意見でございますが、その辺はいかがですか。
<委員>
今までの議論にあまり参加していないのですが、今回の法改正を全体的に踏まえた新しい施策体系としては、やや古い記載がいくつか見受けられます。例えば、生態系や生物多様性も、もう配慮ではなく、国交省そのものが取り組みを進めているので、環境省を睨みながら配慮するという時代ではありません。災害対応も、いわゆる避難地などのそのような話だけでなく、公園があることで絆が生まれたり、見守りが生まれたり、もっと色んな、ソフトということも資料に書いてありますが、もっと多様な公園の使い方でそのようなものが生み出せます。また、視点5のところの効率的で効果的なサービスというところも、指定管理者制度もこれだけ運用されてきており、第3次くらいになって、使いこなすという話になってくると、どちらかというとサービスという話でもなく、より効果的という金額を小さくして、民間にしたらより良いサービスになったという次元ではなく、公園の多機能性や多様性をいかに新しい民間が入ったことで引き出せるかということなのです。よく話題になっている公園で、沼津の泊まれる公園、私も事業者選定に携わらせていただいたのですが、泊まることは今まででは無理だった、あの施設は今まで教育委員会の持っていた施設を、新たに公園の方に移管して、なおかつ、泊まることも出来るようにしました。そのようなことでは、民間活力の導入というのも、10年前くらいであったら導入でも良いのですが、やはり民間活力をどんどん推進して、神奈川は色々な民間活力の導入の仕方があるようにしてほしいと思います。せっかく横浜もあり、多様な資産がいっぱいあるのに、そのような点が見えてこないと思います。

また、今回の改正の中では、医療や保育、産業連携というところで農地のことが出てきていませんでしたが、神奈川県は様々な農の部分があると思います。先程、南池袋公園をカフェレストランとして紹介されていましたが、農園から持ってくる、ファームトゥザパークということが肝になっています。池袋で新鮮な野菜の料理が食べられる部分があるので、そのような意味では神奈川県は色んな農的な資産がありますので、そこと連携して、あの県立公園に行くと普通のバーベキューではなく、おいしい野菜を使ったバーベキューができる、そのような神奈川らしい産業連携もあると思います。また、今回の改正の中では、今まで公園に来なかった人、例えば、今まで公園は遊ぶ人や自然が好きな人、緑が好きな人が来るところが公園だったと思うのですが、そうではなく、そのようなものが好きではなくても楽しそうであるから行きたいと思うような、新たなユーザーの開拓が重要です。フリーマーケットやヨガも1つの事例だと思いますが、SNSでインスタ映え、そのような言葉を使いますが、綺麗な画像が載っていたから行ってみようと思う人をつくることも重要です。ひたち海浜公園もネモフィラとコキアがなければ人が来ない、そのような世界だと思います。皆さんご存知だと思いますが、あの2つのインスタの画像で何十万人という人の集客ができている訳です。そうだとすれば、この神奈川県はこんなに美しい公園がたくさんあるにも関わらず、美しいところや、感動するところ、そのような五感が触発され、結果、県民の心と体が豊かで健康になるというだけではなく、豊かで幸せになるというその辺ももっと言っていただきたいと思います。さらに、最後の方に多様な連携ということで、県民と企業とNPOの連携というところもありましたが、これも様々な中間支援の管理のやり方が出てきているので、どちらかといえば新たな仕組みをこの中から生み出す、多様な連携の仕組みを創出するというより、提供する、どの程度、自由度を許容してNPOや民間が持っている新たな知恵を実現させるのかが、行政の役目だと思いますので、そのようなスタンスで入れていただければと思います。ユニバーサルデザインは当然のことであると思っています。
<事務局>
ユニバーサルデザインについては、我々としましても悩んでいるところではありますが、ハード的に、既に県立都市公園ではほとんど全ての公園で障がい者の方が利用できるような体制を整えています。例えば湘南海岸公園ではビーチに行ける車いすや、辻堂海浜公園ではプールに入れる車いすを用意するなど、色々な工夫をしています。それが広報的に皆さんに知られていないということが課題だと思っています。また、委員からお話がありましたが、ひたち海浜公園は県の担当も見に行きましたが、感動を与えるという意味ですばらしい公園であると思っています。どのようなアピール点、ここにいけばこれがきれいである、藤の花がきれいであるといった公園もあると思いますので、そのようなものを参考にしながらやっていきたいと思っております。
<委員>
例えば、6ページで赤く表現しているところで課題が整理され、29ページでは施策体制の点検が書いてあり、これらを見ると、議論の全体像が見えると思います。おそらく、これらを見れば必要な事項は体系的に描かれているとは思います。しかし神奈川県立公園としてどのように特色を述べるのか、あるいはこれだけ広域に27公園があるため、やはり一律ではない点が重要かと思います。自然に近いエリアか市街地が近いエリアかなどその場所毎、公園毎に議論すべき重点項目があり、自然地域の週末行楽として具備すべきサービスから海岸付近特有の防災であるとか、そのようなところで個別の議論を深めないといけない対象地もあれば、住宅地に近いところでは日常の健康利用の促進を図るような議論が重要かと思います。よって基本方針の全体像の図はこのような感じでいいと思いますが、さらに27公園毎に重点要素整理が必要と思います。さらに県としてどこまで発信していくのかということもありますが、もう少し具体のイメージや例に落とし込んで表現しないと見えてこないというところもあると思います。例えば、健康増進という言葉から高齢者の寝たきり予防など色々イメージは出てくるのですが、公園施設を使って具体的にどのように実現していくのかという意味で、既に行っていればそのプログラムを記載したり、そうした県立公園の活用による具体な県民の健康実現目標像を加えることも、必要であると思います。あるいは、もう少し考えると、2030年以降の時代を想定しながら、今から対策すべきという風に表現していただいていますが、例えば、気候が変わっていくことにより、疾病の種類も変わってきます。一般に健康を病気を治す医療行為を考えてしまうことが多い中で、神奈川県が言っているような、未病や予防医学の重要性は成人からだけではなく子育ての段階から始まっており、丈夫な身体づくり、抵抗力を高めるためには、自然豊かな屋外で遊ばせることの意義は論を待ちません。そのようなことを、どこをどのように表現することで、公園を利用してもらうのかの具体の提案があんまりないような気がします。そこは神奈川発で具体的に指示しないといけないということもあると思います。例えば、健康増進は高齢者対応という意味では認知症とリハビリ問題が一番大きな問題で、それをどの段階、どの世代で、どれくらい予防するためのライフスタイルの一部として積極的にプログラムに参加できるようにするのかを県立公園で取り組んでいくのか、そのようなことも大切です。
<委員>
どちらかというと、行政というのは、アヒルの水かきで、世の中を支えるために一生懸命やっているのですが、なかなかアピールできない、アピールできないことを確実にやることが行政の役割の1つかもしれません。もう少し、神奈川県の県立公園の中では、全国に先駆けて、特色を生かした取り組みをすべきであろうと、そのような力強い応援発言だと理解してよいでしょうか。
<委員>
是非神奈川県の県立都市公園としての特色ある発信を検討することも有効ではないかという提案です。
<委員>
先生方がおっしゃったことと、全く同意見なのですが、少し方向が違うところから見ると、例えば、20頁のところで、県立都市公園は平成18年から21公園が指定管理者制度を導入しています。さらに、現状では27公園の内、25公園が指定管理をしていますが、全部を画一に行っても何の意味もないと思います。先程から話が出ているとおり、県立都市公園というのは、広域的な都市公園と、いわゆる本当の都市公園、山林を生かした公園等、様々な目的があると思います。そのようなものを、使えるような指定管理者に管理をお願いし、その中で、指定管理者制度の導入の効果というところで、自主事業や利用促進事業がありましたが、これも成果の1つだと思います。しかし、1つ1つの都市公園がその地域に合った特色を出すような、指定管理者に創意と知恵を出していただくのが良いと思います。今話を聞いていると、27が全部同じようにしなければいけないように思える。私はそうではないと思います。例えば、海辺の地域は海辺の地域としての良さがあるし、山林は山林の良さ、都市部は都市部の良さがあり、その特色を出すことによって、神奈川県らしい都市公園になると思います。その目的に沿った公園で、県民の方々が利用し、地域の方々が目的に沿って利用していけばいいと思います。
<事務局>
大変貴重なご意見で、おっしゃるとおりです。私共も、27公園が画一的に維持管理できるものではないと思っています。そのようなこともありますが、経費がどこまで実現できるのかという点もございます。私共も公園毎にコンセプトがあり、家族で楽しめる公園等、公園毎のコンセプトを大事にした指定管理の募集をしています。
<委員>
1つ質問していいですか。公園を管理・運営するにあたり、地域の人が入っての運営をしているのでしょうか。そのような委員会があるのでしょうか。
<事務局>
全ての公園という訳ではないのですが、例を挙げますと、茅ケ崎里山公園があります。こちらは里山の風景や農業体験などを中心に取り組んで、そこは地元の団体やNPOと、田んぼや野菜を作ったりすることを子ども達に体験させるということを、指定管理者と連携して公園を運営しています。そのように地元の方と連携しています。

また、新しい都市公園法の中では、協議会も作れるということで、これからの時代は地元の方の公園を活用していこうという力をお借りしながら、やっていきたいと思っています。
<委員>
地域と一体となって、公園を盛り上げていく、それはすごく良い事だと思います。地域の物産を販売する等、ニーズに応えて、自分達だけだと自分の中だけなので、地域のニーズを入れて運営・経営していくということはとても良いことであり、子どもたちにとってもそうだと思います。地域の皆さんが防災などを一生懸命やっているのですが、防災に対してこの公園はどう役に立つのだろうということを一緒になって考えていき、物資はどこに保管するかはなかなか難しいけども、そのような体制はどうなっているのか等を踏まえ、公園をそのような点に対しても、活かした公園になると良いと思います。
<委員>
今の地域の話に付け加えて、この中でも公園等の賞を取ったところも、たくさんあります。県の賞を取られた公園や、津久井湖のオープンガーデンがあり、色々なものが出て来たと思います。その意味では、ポテンシャルはものすごくあるのですが、地域文化の舞台、それを育む舞台としてもっと公園が舞台だと、そのような色合いがもっと出てくる方がいいと思います。私も江ノ電や湘南、葉山が大好きなのですが、一昔前の昭和と比べると、大磯や湘南、葉山等は、ディズニーランドや今回サーフィンも上総一ノ宮の方にとられてしまった事例もあります。地域の文化は、湘南の文化もあり、葉山や城ケ島、小田原や箱根もあります。内陸では津久井、七沢の森林公園もこの前、賞も取り、保土ケ谷や横浜の方はもちろんですが、そのような意味では、それぞれの地域の皆さんの新たな地域文化を創出してそれを育てる舞台であるところを、単純に歴史があるから歴史的な公園を作るということではなく、舞台を提供し、そこでどんなアクティビティが育つのかということを、もう少し強化すると、地域それぞれの文化が公園によって育まれると思います。その辺を本当にポテンシャルあるので、もっと強化された方がいいと思います。
<委員>
先程お金の話がでましたが、無下には出来ない話だとは思いますがいかがですか。
<委員>
指定管理者の関係で、先程お金の話がでてきていたと思いますが、自主努力によって、色々な営業活動をして、収入を得られるとなるならば、次の指定管理者の募集をする時に、そのような面も考慮しながら指定管理料そのものがもう少し低くなっていいのでないかというご意見と、そうでなく、あくまでそれは指定管理料であるから別であり、収益は収益で事業者の方にということなのか、その辺もう一度確認させていただきたいと思います。
<事務局>
指定管理料を神奈川県では、必要な指定管理で利用促進を含めた施設の管理、利用を促進するためのイベントを含めた事業がありますが、そのようなものも含め、指定管理に必要な業務となっています。それに対して、利用料金収入がある公園については、その利用料金の収入分が入ってくるということで、その経費の中から引きます。先程駐車場や自動販売機もありましたが、利用料金業務でなく、自主事業の中の設置管理に含まれますが、こちらも、明らかに収入があると分かっているものは必要な業務量で算出した全体の業務の金額の中から差し引くということになっています。それぞれの利用料金や収入のお金、設置管理の収入はそれ以前の指定管理の間の実績が反映されるため、明らかに収入が多くなるものについては、ベースとなるものを差し替えるということで経費の削減につながっていることもあります。指定管理業務をやる団体の方にしてみれば、本来ならがんばった分はモチベーションの分で欲しいという声もあり、その辺は中々難しいところではありますが、今のところは、過去の実績をベースにして、次の指定管理の差し引き額を出すという様になっています。今のところは、縮減が進んでいます。ただ、指定管理者もお客さんがたくさん来れば、駐車場に停める方もいらっしゃいますし、利用料金が必要な施設を使ってもらえば、その期間の中で、採算を含めた額より多く収入をあげれば、その期間の間は指定管理の収入になるため、だんだん均衡がとれてくると思います。今のところは実績からすると、努力した程引かれるというところもありますが、縮減は進んでいます。
<委員>
全体として、27の県立公園が出来ているという中で、県立公園と、日頃の市町村の地域の都市公園とは規模がだいぶ違うことが出来ると思いますが、先程、県立都市公園を公園毎に特色を持たせながら整備していきたいと、事務局の方でもありましたが、まさにそうであると思います。そこには、しっかりと特性を持たせながら、規模は20ヘクタール、30ヘクタールとそれぞれ大きな面積になりますので、一義的には大自然をもとに、県立公園というのは形成が出来ていると思います。先程の文化とか伝統とかそのようなものも考慮しながら、公園を設置し、そこから何が生まれ出るのか、そのような考え方も必要だという話もありました。そのとおりであると思います。そのため、27公園の中で、それぞれ特性を持たせていくことが、神奈川らしさである、そのような公園の作り方もあると思っています。そのような中で、小さなことですが、例えば、先程話のあった、子ども会でバスで行くこともあり、近隣の子ども会の皆さんは実際、近くの県立公園を使います。そのような子ども会のみならず、ボーイスカウトやガールスカウト、スカウトの皆さんもいます。そのような方々がフィールドを求めてとなると、やはり大きな県立公園で少しキャンプの真似事をしたいという団体さんもいます。しかし、地域の小さな公園では中々それが出来ないということで、ある一定の自然の中でとなると、県立公園になりますが、本当にそこに行ってキャンプが出来るかというと、出来るところと出来ないところがあると思います。そのような時にテント等の自分たちの備品が、近隣にそのようなところがある場合、今までは例えば、農家の方の屋敷の続きの少し山林になったようなところを借り、子どもたちと一緒にキャンプを経験したりしていました。ところが、相続が発生しました。さて、そこは無くなって、フィールドが無くなってしまいました。近くに県立公園等々あるが、そこに少し保管をしていただけないのか、そのような声も大分あります。少し話が変わりますが、スポーツ公園だと、自分たちで全て持っている、ベースやバットなど、ゲートボールの皆さんも然りです。そのようなものを、そのようなところでできれば保管をしていただければ、自分たちは体だけ行くことで、そこで自分たちでセットしてできるようになります。しかし、そのようなことが中々、叶わないことが現実です。そのため、そのようなニーズもあるということも踏まえていただきながら、色々なニーズの中でどのような形がとれるのかということもあると思いますので、意見として言っておきます。
<委員>
今の中で、この県立公園をどうするのかということは、大きな問題だと思いますが、今回の法改正で、20年間も可能ということになり、神奈川県は豊かですが、私のいる大学のある千葉県は、豊かではないため、30年民間に貸し、指定管理料は0円としているところや、市の公園の一部を横浜の都市緑化フェアの時に行ったハーネスつけて行うフィールドアドベンチャーのようなことで有料施設にし、入園料を2500円とるというところもあります。そこも、整備から全部民間に貸して良いといったところや、稲毛の海浜公園も花の美術館等、色々なものがあります。それも全部一括で、1つ結婚式場で上手くいったため、他も全部民間に貸し、指定管理料は0円とする、そのようなやり方をやることもあります。しかし、業界の人間としては20年後、30年後、廃墟となって戻ってくることも考えられ、そうなった場合、そこは都市公園とはいえないと思います。公園は公共の福祉としてもともと整備されたものであるためです。しかし、ボルダリング等の新しいスポーツがどんどん出てきており、若い人たちがそのようなものがあるなら公園に行こうと思ったりする等、社会情勢に対応することも必要だと思いますが、これは審査委員会との関係もあると思います。県として、どの辺まで指定管理に自由度を認めていくのかが大切であると思います。今の話では従来の指定管理の枠組みの議論でしかないため、今回20年となったことが、場所によっては30年、どことは言えないですが、30年から50年できるというところも、もう出始めているため、その辺を少し頭に入れて、新しい方向性を考えていただきたいと思います。
<委員>
この基本方針の役割が何なのかということにも、関わってくることだと思います。これだけ都市公園法の枠組みが増え、地方自治法の指定管理者制度も15年近くなりますが、それまでとは格段に公園のサービス水準、公園利用者の評判が良く、それをさらに発展していくためにはどうしていくかといった観点に立って、この基本方針を位置づけるのかどうかということだと思います、その一方で、防災性の向上という話があり、非常に基盤的な部分となっています。民間にご協力いただくことはいただくとし、行政として、しっかりやらないといけない基礎的な部分もあると思いますので、この基本方針の性格を一度整理していただく必要があると思います。

また、色々なご意見をいただいていく中で、11ページの広域交通網の整備があり、いくつかの公園に行くと、駐車スペースが非常に少ないです。例えば、津久井湖城山公園の根小屋地区は入るのに駐車場が狭い。せっかくの機会ですから、そのような点も十分踏まえたうえで、方向性を点検していただくということで整理していただきたいと思います。
<委員>
11ページの交通網ですが、交通網というよりこの県下全体の地図の中で、県立公園がどこにあるかというポイントが落ちています。このポイントでいつも思っているのが、神奈川県の人口がもう九百十数万という中で、横浜・川崎地区で、人口が神奈川県の半分近くいる状況です。その中に県立公園いくつありますかということです。ほんとにごくわずかです。あとは県央、県西部や三浦半島、このようなところです。そう見たときに、日頃の公園のあり方は何なのかというと、身近に公園があり、今、神奈川県の場合は週末になると、県央・県西の方に人が動いていく。そして、そこでリラックスして、月曜日から仕事をするという状況ですが、それが日々の中で享受ができようにするということになると、もう少し、人口の集中したところにあってもいいと思います。しかし、それは市町村の小さな都市公園に求めるということで解決になるかというと、そうではないと思います。やはり、自然の公園というのは大規模ですから、そのようなことを鑑みながら、もう少し特性を持たせて上手に人口の多いところに安らぎを求められるように、大事にしていくことが私は大事だと思っています。
<委員>
もう少し言うと、私は埼玉県民なのですが、明らかに埼玉県と違うのは、海を持っているということです。神奈川県らしさということを考えた時に、水辺、海との接点をどう作っていくかがすごく大事です。今、横浜・川崎エリアに潤いや安らぎという意味での県立公園をという話はありましたが、それに被せて防災的な観点で、海からのネットワークを考えた時の拠点としての海辺の県立公園というあり方があると思います。陸上交通が寸断された時に、海上を使ったネットワークというものがあるのが、神奈川県の強さだと思います。そのようなところを少し考えていただきたい。もっと言いますと、今、クルーズ船が入ってくる中で、海からの見え方も意識して、防災的な観点だけでなく、景観的な視点でも、日本緑地機構で湘南地域の海から見た美しさを語っているように、お客さんをお出迎えするアプローチを水際線の作り方も考えた県立公園の作り方もあるのかと思います。おそらく、基本方針と施策の体系の書き方はこれで良いと思いますが、その中に、このような視点が入っているかをチェックされてはいかがかと思います。
<委員>
皆様から多くの貴重なご意見をいただきました。まだまだ言い足りない部分もあると思いますが、時間の関係上、ここまでにいたします。

「神奈川県都市公園条例の一部改正について」事務局から説明。
<委員>
ありがとうございました。
それではただいま事務局から説明がありました、神奈川県都市公園条例の一部改正につきまして、ご意見、ご質問等ございましたら、ご発言をお願います。
<委員>
(1)はとりあえず大丈夫だろう。県立公園は大きいからあまり心配ないだろうと思います。(2)についてですが、今の県条例というのは、市町村の公園も含めた目標値ですか。県立公園以外も含めているという理解でいいですか。
<事務局>
県全体の都市公園の面積も含まれています。
<委員>
(2)の都市公園の面積の標準というのは、今、市街地で5平方メートル/人、全体で10平方メートル/人。これの面積を控除する、このような表現にするのは、数字が変わると毎年条例改正をしていく、そのようなところを目指しているのでしょうか。逆に市民緑地を含むという書き方ではいけないのですか。都市公園法はどうなっていますか。
<事務局>
住民一人当たり都市公園面積の標準の見直しについて、「今般、都市緑地法において、市民緑地設置管理計画の認定制度が創設されたことを踏まえ、地方公共団体が都市公園を設置する場合における、住民一人当たりの都市公園の敷地面積の標準について、都市公園と同等の機能を果たすものといえる市民緑地の一人当たり面積を控除した面積とすることとしました。」このことより標準面積5平方メートル・10平方メートルから市民緑地を控除することになっています。
<委員>
私が言ったのは控除できるということは逆に言うと、10平方メートルの中に市民緑地の面積を含むという様に逆に書いてあればいいのではないか。そのような主旨なのですが。
<事務局>
現在の市民緑地だけでいうと、10.0という数字は0.02控除できると思われます。おそらく、その市民緑地が多少増えても毎度改正する必要性はあまりないと思います。しかし、通知どおりに条例を改正しなければいけないということを、避けることができるのであれば避けたいと思います。そのため、条例の規定で同じことを含めて控除した目標にしなければいけないのかは、条例の組み方として対応しやすい骨格を選択していきたいと思います。
<委員>
市民緑地という意味合いがよくわからないので、お伺いします。
<事務局>
市民緑地制度は民間の人と貸借契約をし、無償で管理しています。県立都市公園の中でも伊勢原にある、いせはら塔の山緑地公園は大部分が市民緑地です。
<委員>
市民緑地も無償で横浜市の市街地の中に森林が残っているところを市民緑地としてが管理することだと思うのですが、中にはどんどん都市化してくる中でそのようなものを都市整備することは、20年なら20年契約しているなかで、それまでは整備できないという認識でよいでしょうか。
<委員>
要は永続性がどこまで担保できるのかということだと思います。
<事務局>
あくまで契約であるため、地主の方の要望があれば、整備するということにもなります。
<委員>
先程、市街地の中にそのような公園があってもいいのではないかという話があったと思いますが、そういったところは市民緑地として県の方で提案として投げかければもっと動いてくれますし、無償でという話では問題だと思います。うちの方にもありますが斜面で公園があって、もうどうにも開発ができないようなところなので、その延長として公園として、もちろん税金はかからないと思いますが、そのようなところで後継者もおらず、開発もできない、ちょうどいい延長線上にあるということでそれを市民緑地としているところが多々あります。開発できないから「市民緑地になっているところだから開発はできないな」という話があるが、そのような形はどうですか。
<事務局>
横浜市にも点在しているという状況です。
<委員>
もう時間もないので手短に。(1)の12%の話ですが、原則2%、特例10%という様に書いてあるのですが、問題になっているのはコンビニ等なのですが、議員の先生の中にはユニバーサルがいいのであるなら、ここにコンビニをいれる等、そのような話がどうしても出てきてしまいます。そこが公募すればいいだろという話になってしまうため、そこで特例という考え方、どのような公募なのかというところを第2段階、運用の方かわからないですが、作っていただかないと難しいと思います。例えば最近、新しい公園施設ができた公園がものすごく賑わっています。昔公園管理事務所と駐車場があってあまり使われていなかったところだったのですが、そこに新しい施設を作りました。そのような意味で少し言い違えてしまうと元々緑地があり、芝生があるようなところをあまり使う子どもがいないので変えてしまってもいいのかというと、公園そのものの機能を損なうことにもなりますので、そこの注意を是非宜しくお願いします。
<事務局>
もちろん、県もパークPFIについては積極的にやっていきます、上限を設けてはいますが、空間の保持の意識もありますので、そこのところも注意していきます。
<委員>
ありがとうございます。他にございますか。先程(2)の標準面積について、法制的な面もありますので、ご検討をお願いいたします。主旨は除くということでご了解いただき、あとは公募設置管理制度と運動施設率についてはこのようなことでよろしいですか。

ありがとうございます。皆様からご賛同いただきましたので、それを踏まえて事務局の方で整理をお願いします。

これで本日予定していました審議事項は終了とさせていただきます。なお本日の会議録は後日事務局が取りまとめて委員の皆様にご確認いただいた上で公開するようになっておりますので、よろしくお願いいたします。

以上

会議資

神奈川県公園等審査会 「神奈川県立都市公園の整備・管理の基本方針」の点検[PDFファイル/5.5MB]

神奈川県公園等審査会 神奈川県都市公園条例の一部改正の概要[PDFファイル/92KB]

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