国営公園とは、国が整備・管理を行う都市公園のことです。国家レベルで優れた文化的資産の保存・活用を図るために設置された公園、国家的な記念事業として設置された公園(国営昭和記念公園など)や、広域的な見地から設置された公園(国営ひたち海浜公園など)があります。(→「国営公園一覧」)
国営公園の定義と分類
公 園 |
営造物公園 | 国の営造物公園 | 国民公園 (皇居外苑、新宿御苑など) |
環境省設置法 |
都市公園(国営公園) | 都市公園法 | |||
地方公共団体の営造物公園 | 都市公園(県立公園など) | |||
その他の公園 (特定地区公園など) |
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地域制公園(国立公園、国定公園、県立自然公園など) | 自然公園法 |
イ号公園とロ号公園
「都市公園法」第2条第1項第2号
区分 | 定義 |
イ号公園 (広域的な見地から 設置する公園) |
一の都府県の範囲を超えるような広域の見地から設置する公園(11箇所) |
広域的な災害救援活動の拠点となる公園(1箇所) | |
ロ号公園 (国家的な記念事業等として設置する公園) |
国家的な記念事業として設置する公園(3箇所) |
我が国固有の優れた文化的資産の保存及び活用を図るため、設置する公園(2箇所) |
国営公園、国立公園、国定公園の違い
国営公園 (都市公園) |
公園を構成する土地、物件について所有権等権原を取得して、国が整備する都市公園。広場や運動施設、遊戯施設などの公園施設を整備し、利用度の高い公園。 |
国立公園 (自然公園) |
一定の区域を土地の権原に関係なく、公園として地域指定し、土地利用の制限や一定の行為の制限等によって、優れた自然景観を保全するもの。日本の風景を代表する優れた自然の風景地で指定、管理主体とも国。 |
国定公園 (自然公園) |
国立公園と同様の公園。国立公園に準ずる優れた自然の風景地で指定は国が行うが、管理主体は都道府県。 |