平成30年度 青少年の健全育成を進める県民大会開催結果

掲載日:2018年8月9日
青少年を取り巻く状況は、少子化の進行や情報化の進展、地域コミュニティの希薄化等により家庭や地域における青少年をはぐくむ力が低下している。こうした状況の中で居場所がなく、あるいは孤立感を抱え、社会とのつながりを失った青少年に課題が集中している。青少年の健全育成のため、家庭・学校のみならず、地域で青少年を見守り、支えることを考える場として開催した。

 

1 日時  平成30年7月7日(土曜日)13時から16時15分

2 場所  相模原市杜のホールはしもと(相模原市緑区橋本3-28-1 ミウィ橋本7・8階)

3 主催  かながわ青少年社会環境健全化推進会議、神奈川県子ども・青少年みらい本部、相模原市

4 テーマ 社会全体で青少年をはぐくむ環境づくり(ネット社会を生きる子どもたちとどう向き合うか)

5 参加者 412人

6 プログラム(司会:県立上溝高等学校 在校生3名)

オープニング 

県立弥栄高等学校 吹奏楽部
30opening

開会の言葉

かながわ青少年社会環境健全化推進会議会長 市丸 克己

あいさつ

神奈川県副知事 首藤 健治
相模原市副市長 梅沢 道雄

基調講演

テーマ「ネット社会を生きる子どもたちとどう向き合うか」

講師 石川 結貴氏(ジャーナリスト)
koshi
 

家族・教育問題、青少年のインターネット利用、児童虐待などをテーマに取材をされており、その豊富な取材実績と現場感覚をもとに多数の話題作を発表されている石川結貴氏を講師に迎え、「ネット社会を生きる子どもたちとどう向き合うか」をテーマに講演が行われた。

(基調講演の概要)

ネット・スマホの急速な普及に伴い、子どもを取り巻く生活環境は大きく変わっており、SNSを通じて見知らぬ人と交流したり、ゲームや動画視聴に長時間費やしたり、不確かな情報を拡散してしまったりしている実態が紹介され、そこにはやめられない「仕組み」があることが述べられた。
ネットの利用にあたっては、不特定多数の人と交流できるアプリに潜む危険性や、深刻化するSNSいじめ、自画撮りなどの写真投稿を通じての危険性について、具体的な事例を交えて紹介があった。
このような危険性が潜んでいる中で、講師が取材する子どもたちの多くが、孤独を感じ、自己肯定感が低くなっており、貧困、虐待、親の無関心、地域からの孤立などの問題を抱える子どもも増えてきているとのことだった。その一方で、身近な大人が受け止め切れていない現実があると述べられた。
子どもたちの実態、そして心情を理解し、真に彼らを支えるために、子ども自身にネットの問題について考えさせ、役割と責任を与え、失敗を認めるとともに、大人自身の言葉で自分の人生について語ってほしいと地域での実例を交えながらまとめられた。

パネルディスカッション

テーマ「ネット社会で大人にできること」

コーディネーター
石川 結貴氏(ジャーナリスト)

パネリスト
塩浦 健吾氏(県立上鶴間高等学校長)
齊藤 一城氏(相模原市青少年指導員連絡協議会) 

青少年パネリスト
光明学園相模原高等学校 在校生2名

30pd

【パネルディスカッションの概要】
パネルディスカッションは講演講師の石川 結貴氏がコーディネーターを務め、「ネット社会で大人にできること」をテーマに議論が行われた。 

(パネリストの発言)
青少年パネリスト
ネット社会について次のとおり発言があった。

ネットではいろいろなことができて便利であるが、反面、全てがネットまかせになってしまう面がある。
ネットでのトラブルなどに対して、自分の意見を否定せずに最後まで聞いてくれて、一緒に真剣に考えてくれる人は信頼できる。
大人と子どもが一緒になってインターネットの使い方を考えていければと思う。
私たちはネット上に人間関係の解決を求めがちだが、現実社会の中で居場所が見つかるように、大人にはそのヒントをもらいたいし、その思いを支えてほしい。

塩浦 健吾氏
高校ではほとんどの生徒がスマートフォンを所有しており、それに伴うトラブルも増加している。ネット上でのやりとりでのトラブルは書いた後で後悔しても、それ自体は残っているので、後々まで尾を引く場合がある。また、ルールを守らないことによりスマホを一時預かろうとするが、生徒とトラブルになることも多い。
今後もネット社会は更に進展していくので、明確なルールを定めることが大事。子どもたちに正しい道筋を示してあげるのが大人の責任であり、子どもたちの話をきちんと聞くことを意識しながら、学校でもしっかり教育していきたい。

齊藤 一城氏
今の子どもたちは、人付き合いが苦手な面があるので、地域での活動の際には、子どもたち自身が企画し、共同で作業し完成させるようにして、お互いにコミュニケーションを取れるようにしている。
ネット社会は便利で、情報収集がすぐできるが、それですぐに何か身につくということはない。努力して得たものや人と人とのつながりの大切さを伝えられるように今後も活動していきたい。

(最後に)
コーディネーター 石川 結貴氏

大人が綺麗事で説教をしたとしても、それだけでは子どもたちには通じない。子どもと大人がお互い知恵や力を出し合って新しい社会を築いていくことが、双方にとって最終的にはいい形なのではないかと思います。

閉会の言葉

かながわ青少年社会環境健全化推進会議会長 市丸 克己

本日の講演やパネルディスカッションを聴いて、青少年の健全育成に携わる私たちが、ネット社会の中で何ができるのかを考える良い機会であったと思います。来年度は茅ヶ崎市で開催する予定なのでどうぞよろしくお願いします。

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa